2022年03月06日
検討対象としていた外車達は消え去り、残るは国産車のみとなります。
BMWが大好きで20年以上乗り続けていますが、最近の国産車の中には海外で高い評価を得ているモデルもあったり。
20年間乗り続けることを考えると、パーツ供給も手軽で安価な国産車を最後の内燃機関としても悪くないのではないでしょうか。(フッフールもあと15年位は乗れそうだし)
ベンチマークとして考えたのが、1.4Lターボのスイフトスポーツです。
セーフティー サポート非装着車で1,874,400円(税込)
この価格と性能を基準として、国産他車を比較していきました。
先ずはスイフトスポーツの試乗をしてみます。
時は2021年の9月。
その時のインプレを備忘録として記録しておきました。
スイフトスポーツⅠ型(6MT)の試乗メモ
約20分間の試乗。
試乗コースは制限速度50km/hがメインで、走行車両も少なく直線やカーブもある試乗に適したコース。
外観
・ボディーカラーは黄色。スイフトらしい。
・バックから見た時のフェンダーラインにボリューム感があり格好いい。
・リアバンパーに穴が開いていて、マフラー2本出しで格好いい。
・フロント、リア、ルーフ、サイドの各スポイラーのデザインが良い。
・ボデイーサイズは、全長4m未満だが車幅が1735mmあり3ナンバー。
・車重は970kgで軽量。
・最低地上高が120mmで、ぴっぽ(マーチ15SR-A)と一緒。
・ホイールは純正で17インチのアルミホイール。デザインはあまり好きではない。個人的にはスポーティーとは言い難い。
インテリア
・全体の質感は決して高くないが、デザインは優れている。赤いキャラクターラインも天気が曇りの時は嫌味なし。
・前席周りの収納スペースは普通。
・室内の広さは十分。
・運転席にシートリフターがあるため、着座位置を調整することが出来る。また運転席のシートレールの可動域が大きく、おてがドライビングポジションを取っても、後方にスライド出来る余裕あり。
・ステアリングはチルトもテレスコもついている。純正シートであればドライビングポジションを取ることができる。今回はテレスコを最大限引き出して最適なドラポジが取れた。
・フロントの純正シートはオリジナルのセミバケットのようなシート。着座部位は柔らかめのスポンジを使っていて硬さはない。サイドサポートはそれなりにありそう。短い時間の試乗だったが問題なく、このままでも大丈夫そう。運転席側にはシートヒーターが付いている。いざとなれば手持ちのブリッド2脚と交換することができる。
・ペダル位置は問題なし。フットレストもちゃんと機能している。
・後部座席に大人3人乗るのはきつい。
・後部座席の背もたれの角度は悪くなく、疲れそうな感じはなし。
・後部座席のヘッドクリアランスは、おてが座っても大丈夫。
・後部座席のフットスペースは十分な広さあり。
・後部の窓は、ほぼ全開にすることが出来る。
・荷室の広さはぴっぽと変わらないが、深さがあり荷物の出し入れはしづらそう。
・後部座席は6:4可倒式で使い勝手は悪くないが、元々の荷室との段差が大きくフラットな荷室とならない。
エンジンルーム
・アンダーパネルが付いていて、エンジンオイル交換、フィルター交換は外してからやる必要あり。目視出来なかったがフィルターは下についていそう。
・エンジンルームに若干の余裕があった。
・エンジンカバーなどは少しあるが、比較的剥き出し感のあるエンジン。
ドライビング
・ボディー剛性は高くカッチリしている。
・全てのペダル操作は軽めだが、国産車ではこの程度だと思う。比較的厚底の靴でも何とか操作できる感じだった。
・ステアリングの重さは軽めだが、国産車としては悪くはない。ただし、ステアリング切り始めのEPSアシストに若干の違和感があった。タイヤの接地感は高くないが、悪い部類ではない。
・フロントガラスが着座位置から遠く、ガラス範囲は狭いが視界は悪くない。
・足は硬めだが我慢できない乗り心地ではない。路面の若干の段差でコツコツという小さな突き上げ感はあるが、17インチホイールで195/45R17であることを考えると決して悪くないと思う。
・直進安定性も悪くなさそうだし、コーナリング時のステアリング操作に対する車の挙動が素直。
・エンジンはNAのように吹け上がって気持ち良い。ただし6000回転手前でリミッターが入る。トルクやパワーの出し方が素直で、ペダル操作に連動してくれるため非常に運転しやすい。スムドラは容易にできる。
・シフトフィールは悪くないが、アルトワークスほど良くはなかった。
・ストッピングパワーは不明だが、ブレーキペダルは操作しやすく速度コントロールは容易だった。パッドがローターに触れた瞬間の効きが強く残念。パッド交換で改善できる。
・アクセルペダルとブレーキペダルの配置や高さは問題なく、ヒール&トーは普通にできそう。欲を言えば、もう少しアクセルとブレーキペダルが近いとやり易いか?
総括
・悪い印象が少なく、非常に性能も高くてお買い得な車だと思う。
・運転手の操作と車の挙動がシンクロしているため、初めての運転であっても直ぐに慣れることができた。非常に完成度が高い車。
・ショートサーキットなどの全開走行でも、直ぐに慣れてしまうと思う。アルトワークス同様に、警察には要注意な車。(あっという間にスピードが出ている。)
つづく
Posted at 2022/03/06 13:11:52 | |
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最後の内燃機関 | クルマ