4月21日(日)
朝まで雨。日中は晴れるが、午後から風が強くなる。気温は低い。
認知症の母は午前4時半にトイレに起きてくる。いつもより遅い。
5時半にもトイレに行き、そこでウンチした。ウォシュレットでお尻を洗い、私がトイレットペーパーを厚く取って、「コレで拭け」と言うのに、母は突っ立ったままで、なかなか拭こうとしない。
やっと拭いても、前の方だけで、「お尻を拭け」と繰り返し怒鳴るのだが、一向に拭こうとしない。
母はいつも、股間に手を突っ込んで、前から後ろの方まで拭くのだ。
どうしてもお尻を拭こうとしないので、頭をはたいた。
その後も7時、9時にトイレに出て来る。そうして、私が寝ようとすると、母の部屋の戸や、トイレの戸が開いた事を知らせるワイヤレスチャイムで起こされる。
私は外へ出て、新聞を取り入れ、盆栽に水やりをしてから、部屋へ戻って、また横になった。
その後、私も寝たしまったようで、次に母が起きて来て、チャイムの音で目覚めたのは正午過ぎだった。しまった。
寝過ぎた。なんせ夜間は全く寝てないから。
まず、暖めたスポーツドリンクを飲ませてから、母をパジャマから着替えさせ、布団を上げて、座椅子に座らせて、テレビを見させておく。
母に
朝の高血圧の薬を飲ませていない。
今から朝食の支度は遅い。
それで、コーヒー牛乳(低脂肪牛乳でコーヒーを溶く)をレンジで温めたのを持って行き、それで薬を飲ませる。
その後、バナナを持って行って食べさせるが、小型の1本が精一杯。あまり食べたがらない。
小さなカップのイチゴヨーグルトも、うるさく言って、やっと食べた。
ヤクルトのプレティオと、小さなコップにオレンジジュースを入れて、レンジで暖めて飲ませる。
これらの飲み物は、普段、朝、母が全部飲んでる。次々と飲んでしまい、足らないくらい。
今日は寒いので、母の部屋のエアコンをつけておく。
午後6時過ぎ、そろそろ夕食の支度をという時間になると、母は部屋から何度も出て来る。部屋の戸が開いたチャイムが鳴るのだ。
そのうち、トイレの戸が開いたチャイムが鳴って、慌てて降りて行く。
トイレに入ろうとする母は、既に臭い。
トイレの中では、母が自分でズボンやズボン下、パンツを下ろすが、中途半端なので、いつものように、私が膝まで下ろすと、もう
パンツの中はウンチまみれ。
軟便を派手に噴射しており、コテコテ状態だ。
お尻にも付いてる筈なので、便座に座らせるわけにもいかない。
トイレ内の手すりにつかまらせ、「動くな。じっとしておけよ」と繰り返し叫びながら、レジ袋を台所へ取りに行く。
ゴム手袋と専用のお尻拭き(ウエットティッシュ)はすぐ横の階段に置いてある。
しかし、少し目を離したすきに、母はウンチまみれのパンツを上げていた。
手すりにつかまらせた状態で、向きを変えさせ、お尻を出口の方へ向けて、
私はトイレの外から手を伸ばして、
母の尻を拭く。
トイレは間口が狭く、奥行きがあるのだが、二人が横に並ぶ事は出来ないから。
両内腿にもウンチが付いてる。肌にウンチが付くと、ウエットティッシュではなかなか取れないのだ。
専用のお尻拭きは大量に使った。拭いても拭いても、ウンチが出て来る。
やっとティッシュに付かないようになったら、向きを変えさせて、便座に座らせる。
そして、ズボンとズボン下を脱がせる。ズボン下も茶色くなっていた。オムツを通過したのか、脇から出たのか。
そして、オムツパンツも脱がせる。
そうして、便器でウンチをさせたいのだが、いくら言っても、ウンチは出ない。
パンツの中でウンチをする事が多いのに、トイレではなかなかしないのだ。
結局、トイレではウンチはせず、ウォシュレットでお尻を洗わせる。
下半身裸のまま、トイレから出させて、手を洗わせる事が多いのだが、そしていつもの部屋でパンツを履かせるのだが、今日はイヤな予感がして、つまり、軟便を垂れるかもしれないから、便座に座らせたまま、新しいオムパンツ履かせる。
脱ぐのも、履くのも、すべて私がしてる。
それから、便座にもう少し浅く座らせて、もう一度、ウォシュレットでお尻を洗う。
ちゃんと肛門に当たってるのかどうか、聞いてもわからない。一杯、奥に座らせた方がいいのか、それとも前よりの方がいいのか。今回は両方でウォシュレットを使ったわけだ。
いつも、貯水タンクが空になって、自動停止するまでウォシュレットをしても、紙で拭かせると、ウンチがベットリと付く事が多い。
今回は紙にほとんど付かなかったので、よしとする。
トイレから出て、手を洗剤で入念に洗わせる。
それから母の部屋へ誘導するが、
玄関前で既になんか臭い。もしや、床にも落としてるのでは。
探し回ると、それらしきものが! しかし、アルコールティッシュで拭いても、それは違っていた。
以前、そこで愛車のサブウーハーを乗せる板に塗料を塗って、それが落ちた跡だった。
今夜は冷えるので、サボテンなどを取り入れようと、玄関から土間に降りるところで気付いた。
母の部屋から出てすぐ横の下駄箱の上の端に、木枠に入ったメモ帳が置いてあり、すぐ隣には造花の鉢植えがある。(造花とは気づかずに買った!ランの鉢植え)
その間に
丸めたティッシュが置かれていた。しかも、間から茶色いものが見えてる。テッシュの団子は1枚にしては大きく、かなり強く押し固められたみたいな感じ。

恐る恐る、鼻を近付けて見ると、案の定、
ウンチの匂い。
厚く取ったティッシュで挟んで持ち上げると、下側はさらに多くウンチが付いていて、その下の下駄箱の上に敷いてるビニールも付いていた。
そこらをアルコールティッシュで拭きまくる。今回のウンチ汚染はトイレの中で完結してると思ったのが甘かった。
母はトイレに入る前に、大量に漏らしたのが気持ち悪いかなんかで、自分で紙で拭こうとしたのか。その紙を丸めて、どこに持って行こうかと思案?し、こんなところに押し込んだのだ。
普段、自分でティッシュを取って、鼻をかんでも、ゴミ箱に捨てるのだが。
今回は、当然のように、手にもウンチが付いていたはずだ。その手であちこち触っていたのだ。
幸い、押入れも、タンスの引き出しも、開かないようにしてるからよかった。
押入れにはつっかい棒を、引き出しはガムテープで留めてある。
そうでなきゃ、そんな中に、ウンチの付いたティッシュを入れられてるかもしれない。
またしても、夕食の支度は遅くなった。そして、その準備中にも、母はトイレへ入った。
夕食はチャーハン。生協で取った冷凍品。2食分で388円。レンジでチンするだけ。母の分は少なめにしてる。
魚肉ソーセージ1本を斜め切りにした。
いつもの汁物はカツオだしの粉末に、カツオ風味のしょうゆベースのつゆを入れて、マイタケ1袋、エノキ1/2袋、豆腐1丁300g、ほうれん草をたっぷり3/4袋くらい。
チャーハンに卵が入ってるので、汁物には入れず。
