2月13日(水) 曇り時々晴れ。
ブログが当日に追いつかない。
その日のブログのページは「下書き」で確保するようにしてるが、なかなか書けない日が続く。
もう過去の日の事は割愛しようかと思うが、この13日の
「悲惨な出来事」は残しておかなければ。
認知症の母は午前3時半、5時頃、8時前に起きてくる。
いずれもチャイム(設定したメロディー)で気付いて、私が階下へ下りていく。
8時前にはウンチした。
私はほとんど夜中じゅう起きてる。寝ようかと横になってウトウトすると、チャイムが鳴って、起こさせる。
今日はディサービスも無いので、ゆっくりしようと、朝から寝てしまったようだ。気が付いたらもう昼前だった。
朝食は昼頃になる。
夕方6時過ぎ、夕食の支度にかかろうとする頃、母は何度も部屋から出て来ては、
室内をウロウロと徘徊する。
台所には入らないようにドアに鍵をかけてあるから、何度も洗面所(兼、風呂場への脱衣所)のドアやトイレのドアを開ける。
トイレの中を覗いては、照明も付けて、そのままにしたり、トイレのスリッパを持ち出したりするから、目が離せない。トイレのチャイムが鳴ったら、必ず見に行かないと。
そんな母がトイレに入った。私が駆け付けて、いつものように母のパンツを下ろそうとしたが、少し早く、母が先にパンツの中に右手を突っ込んだ。母はいつもこうして、パンツを内側から下げて、便座にかからないようにしょうとするのだ。
で、ついに恐れていた事が起きた。既にパンツの中にウンチをしていて、それを右手に付けてしまったのだ。それも、ウンチをワシづかみしたみたいな状態で、
手にかなりの量のウンチの塊が付いてる。
さらに、その手で服などを触ろうとするから、「どこも触るな」と怒鳴り、拭くものを用意しようと「そのままじっとしておけ」と言うが、そのシリから、左側(向かって右側)にあるトイレ内の手すりを握ってしまう。
その手すりは父が認知症になった時に、介護保険で取り付けてもらったものだ。
この手すりの下側に、一見、
カマキリの卵のようなウンチの塊がくっついてる!
さらに、母の足の間に、
大きなウンチの塊が落ちてる。それが落下する時に、便座の縁にもウンチが付いてるし、下げたズボン下にも付いてる。
そこらじゅうがウンチまみれ。これはもうテロだ。
少しでも足を動かせば、床に落ちた
ウンチの地雷を踏んでしまうし、恐怖の右手は触れるもの全てにウンチを転写する。
ともかく、拭くものやら、ゴム手袋を用意したいが、その間に母が動いて、あちこち触ってしまう。
誰か見ていてくれないと、どうにもならない。
それで、ウンチがベットリと付いた右手に、トイレットペーパーの束を握らせておいて、「どこも触るな」「動くな」と繰り返し怒鳴りながら、慌ててゴム手袋、レジ袋、お尻拭きを用意するが、戻ると、今度は自分の膝当たりを触ったのか、そこにも
ウンチの指跡が何箇所か付いてる。
ウンチが拡散する一方だ。
私はゴム手袋をして、まず母の右手にたっぷりと付いたウンチをアルコールティッシュで拭き取る。が、拭けども、拭けども付いてくる。
指の爪は前日の夜に私が切ってある。それで爪の中にはあまり入っていない。
母は立ちん坊で足が痛いようだ。しかし、座らせようにも、便座の手前の縁にもたっぷりとウンチが付いてるので、座れない。
手のウンチを拭き取るのに、どれだけかかっただろうか。それから手すりの下側のウンチの塊を拭き取る。
この間、新たなアルコールティッシュなりを取り出そうにも、私のゴム手袋が汚染されていて、他を触れない。それで、ゴム手袋を脱ぎ捨てる。こうして手袋も何回も取り替えた。
次は床に落ちたウンチ。これはもう、トイレットペーパーを厚くして、摘まみ取って、便器の中に捨てる。
後はトイレクイックルで床を拭いて、それも便器の中へ。
その次は便座。しかし、細長く奥行きのあるトイレは、母が立ってるので、その後ろに手を延ばすのが困難。母を向かって右手の手すりに掴まらせておいて、トイレクイックルで便座を拭く。これも暖房便座のせいか、既に乾きかけていて、なかなか取れない。
やっと便座が拭けたところで、母を便座に座らせて、ズボンやズボン下を脱がせ、オムツパンツも脱がせる。
そうして「ウンチしておけ」と繰り返し言って、迫るのだが、出ないようだ。パンツの中にはするくせに、便器の中には出ないのだ。
それでウォシュレットをするが、入念に、お尻を動かせて、「肛門に水が当たるようにしろ」と繰り返し言うのだが。
厚く取ったトイレットペーパーで拭かせると、ウンチがベットリと付くではないか。
後から出てくるのか、うまくシャワーの水が肛門に当たってないのか。お尻の左右と便座の関係をよく見て、中央に座るようにさせてるのだが。
この後、何度ウォシュレットを繰り返しても、
紙で拭くとウンチがベットリと付く。
便器の手前のほうにも、飛び散ったウンチの破片が散乱してるから、シャワー中にウンチが出てるのは確かだ。
それで「ウンチしておけ」と怒鳴って、シャワーを中断。
ここでウンチも出たようだ。この後のウォシュレット、紙で拭くの手順を繰り返し、立ち上がった時に、かなりの量のウンチが出てるのも確認した。
ともかく、紙に付かなくなるまで、トイレに入ってから、1時間以上かかった。
母には、トイレの中で、便座に座らせた状態でオムツパンツを履かせる。
トイレから出たら、洗剤で手を入念に洗わせる。洗う手順は逐一、私が指示する。
こうして、母を暖房が効いた部屋に入らせ、そこで新しいズボンとズボン下を履かせる。
この後、私はトイレの中の掃除。便座の縁には、接合のような段差があり、ここにウンチが付いて取れない。爪楊枝でこすり取るようにする。
ウンチが付いたズボン下などは、洗濯機にかけて、下洗いする。2回、洗剤を入れて、洗い直す。
こうして、全ての処理が終わったら、もう9時だ。これから夕食の支度。イヤになってくる。
手抜きしたかったけど、結局は、前日に買って来たサバのミリン干し。
それを焼く前に、ナス3本を輪切りにして、フライパンで蓋をして蒸し焼く。汁物のつゆの原液をかけておく。
昆布豆は袋から出すだけ。
いつもの汁物はカツオだしの粉末に、減塩味噌をたっぷり入れて味噌汁に。マイタケ1袋、エノキ1/2袋、豆腐1丁300g、ほうれん草3/4袋くらい。それがしんなりしたら溶いた卵1個でとじる。
この写真を撮ったのが23時ちょうどの日時になってる。
食べ終えて、洗い物を済ませたら、もう0時過ぎ。
母に歯磨き、トイレ、パジャマへ着替えをさせて、布団に入れたのは午前1時だった。