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マサ21のブログ一覧

2021年04月16日 イイね!

ハナカマキリを買った

ハナカマキリを買った2018年4月1日に楽天市場でハナカマキリ(ランカマキリ)のペアを
4,240円で買った時の記録。

B品という事で、これでも安かったのだ。
B品というのは、どこかに傷があり、手足などの一部が欠けたものらしい。


既にカマキリの飼育には実績があったので、憧れのハナカマキリを飼う事にした。
もちろん、ハナカマキリは日本にはいない。繁殖出来ればと思うけど、他のカマキリと同様に庭に放す事は出来るだろうか?

発売元はcharmで、これまで餌用のコオロギなどをよく買っていた。
届いたハナカマキリはこんな状態で送られてきた。
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盆栽の鉢穴をふさぐ為に使ってる網を「とまり木」のようにしてプラケースに入れてあり、よく考えられてると思った。

そして、届いた時は全身がほぼ真っ白だった。
また、食欲は旺盛だった。
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B品として心配したが、右のカマの先にある「ふ節」の先の爪が黒かった。
それだけ。これなら、脱皮で回復する可能性もあると期待したのだが、しかし、これがやはり後に問題となって....

一方、オスは大変小さい。
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日本にいる普通のカマキリは、オス、メスの違いはある程度、大きくならないとわからない。
いや、私には羽の揃った成虫にならないと判別出来ない。
だから、ハナカマキリのペアでの販売が、なぜオスメスの区別が付くのだろうと思ったのだが、実物は一目瞭然で、サイズの差が大きかった。

また特徴的なのは、お尻というか、腹部を上に折り曲げるように立ててる。
これは、日本にいる先に紹介したヒメカマキリなんかも、羽の揃う成虫になる前は、同様のスタイルなのだ。

ちょうど開花していた山桜の盆栽にとめてみると、
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花と保護色になって、これだと目立たない。
けど、こんな花がずっと咲いてればいいけど、これ以外の場所だと、すごく目立って、鳥に食われてしまうと思う。

ともかく、ケースの中で、餌のコオロギを次々と捕まえては食べる。
食べ過ぎではないかと心配するほど、お腹もパンパンに膨れて。
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届いて2週間もすると、食欲も落ち着き、同時に体がピンク色に染まって来た。
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昆虫で体がピンク色なんて、日本ではちょっと考えられない。
ハナカマキリとしても、「この頃が一番綺麗」だったかも。
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↑右のカマの先が黒いのがよくわかる。
お尻の先が黒いのは、拡大鏡で見てみたが、これは色素沈着のような感じに思えた。つまり異常では無いようだ。

この頃、卵から孵化してずっと育てていた日本のカマキリとの比較は以下。
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↑比べると、ずいぶんとズングリした体付き。

ハナカマキリが届いて3週目、つまり4月も20日を過ぎると、今度はコオロギをまるで食べなくなり、また心配になってきた。
そして4月25日の午後5時に脱皮が始まった。脱皮しやすいように、絶食してたのか?
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しかも、別ケースに入れてるオスも同時に脱皮。画像はピンぼけ。
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↑オスは既に脱皮完了で、羽を広げてる。

ところが、逆さまのまま、羽が広がり始めたではないか。
これでは、以前に紹介した羽が逆に広がったコカマキリみたいになるのでは。
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それで、手助け?して、正立にさせて、やっと羽が下に向いて広がり出した。
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この時に気付いたが、右のカマの先の爪が黒くなっていたのが、脱皮で回復するどころか、
左右ともにカマの「ふ節」の先の爪が無いのだ。
それで、カマ先でものに引っ掛けて、体の向きを変えたりしにくい。
人間で言えば、手の指が無いようなもの?
カマ先が尖ってるので、それで引っ掛ける事が出来ないではないが、爪のようには引っかからず、体勢を変えにくいのだ。

その結果、羽は綺麗に揃って広がらず、後ろ羽が完全に格納されず、少しはみ出した状態になってしまった。
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カマ先の爪が無いのがわかるだろうか。それと、緑色だった胸の部分とその先の羽が茶色になった。
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脱皮したメスの抜け殻は
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一方のオスは、自分で羽を広げて、
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やはり、茶色が増した色合いに。
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家に来てから一回の脱皮で、もう成虫になった。
それなら、今度は交尾させたい。
メスは出窓においた鉢植えのハイビスカスの上が定位置になったみたいで、ずっとここにいてまるで動かない。


オスを手に乗せて、メスの後ろから近づけると、もう敏感に察知して、サッと飛び乗った。
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↑このサイズの差は。正面から近づいたら、簡単に餌食になってしまいそう。

様子をうかがって、交尾をしかけるのだが、いつも右側から。
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メスの右側には後ろ羽がはみ出した状態で、これが交尾のアプローチの妨げになってしまう。
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反対側から行けばいいのに、なぜか、何度やっても右側から。

それで、メスのはみ出した後ろ羽をハサミで切ってやった。
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その後の交尾の挑戦で成功したようだ。
これを念の為、何度か繰り返した。

そして6月6日に産卵した。
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メスのハナカマキリは終日、出窓のハイビスカスの上で、カーテン越しに外を眺めていて、下の道を車が通ると、それを目で追っていた。
車の動きに合わせて、顔を動かすのだ。
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上の写真は6月9日の午後5時。これが最後の写真となってしまった。
部屋は暑いので、日中は出窓を網戸にしていた。でも、夜はひんやりとしてくるから、網戸を閉める。
しかし、古くなった家の出窓は歪んでいて、サッシのガラス窓をスライドさせると、
反対側の窓が動いて開いてしまったのだ。

翌朝になると、ハナカマキリがいない。捜し回った。
普段はずっとハイビスカスの上にいる。脱皮や産卵の時だけレースのカーテンに移動していた。
この日はそのカーテンの裏側にまで回り込んだのだろうか。
そこで偶然、開いていた窓から外へ出てしまったのだろうか。

窓の外も捜したが、姿は見えない。
前にも書いたように、こんな白い体は目立つから、鳥に狙われやすい。
食われてしまったのだろうか。
それから何日も捜した。窓の外側、家の壁も目を通した。それを毎日のように繰り返したが、もう見つからなかった。

残ったオスはケースから出して、この出窓に放してやった。
網戸にしても、窓を閉める時は気を付けて。
ところが、そのオスも行方不明に。
網戸にしてると、サッシの2枚の間に隙間があり、ここから外へ出てしまったのだろうか。
こうして、オス、メス共にいなくなってしまった。

残るは卵。孵化に期待を寄せた。
夏に向かうのに、はたしていつ孵化するのか。
ところが、夏を過ぎても、秋になっても孵化はしなかった。
卵が産み付けられたカーテンを切り取って、ケースの上にしてるネットに縫い付けておいた。
そのまま冬の間、室内に置いたけど、結局、1年経っても孵化しなかった。

今回のハナカマキリはB品という事で、右のカマの先のふ節の爪が黒くなっていて、脱皮後は左右ともカマの先の爪が無かった。
それと、動き出す時に、ピクピクと振るえがあった。この種はこういう動きをするのか、それとも神経系に何らかの障害があったのか。

つまり、このハナカマキリは国内で繁殖させたものだろうけど、元は1対のオス、メスからずっと増やして来たとしたら。その子同士の交尾、産卵、またその孫同士の交尾、産卵と続けて来たとしたら、遺伝的に何らかの支障が発生したりする事も想像出来る。

ネットで捜すと、ハナカマキリの卵から孵化した幼虫の画像も出て来る。赤と黒のツートンのアリみたいな。ヒメカマキリの孵化後の幼虫も真っ黒なアリみたいに見えるのだが。
うちの卵も孵化して欲しかったけど、残念だ。

Posted at 2021/04/24 04:18:10 | コメント(0) | トラックバック(0) | カマキリ | 趣味
2021年03月08日 イイね!

モミジ盆栽の植え替え

モミジ盆栽の植え替え私の愛車は今年で26年目だけど、このモミジは私が
子供の頃に種を撒いて発芽して45年になる。
樹高(鉢の表面から)は63cmほどある。

盆栽は限られた狭い鉢の中で根を張るので、定期的に鉢から抜いて、根を切って、用土を入れ替えなければならない。
根が充満してしまうのと、土の粒子が潰れて水通りが悪くなって、水をかけても中まで入らず、水切れを起こしてしまうのだ。このモミジは2年に1度の植え替えをしてる。

画像は植え替えた後、新葉が展開して来てからのもの。
こんなに葉が出てしまってからでは、植え替えは遅い。
落葉する雑木盆栽では、葉がまだ出ないうちに植え替えないと、根を切るとその分、水揚げが出来なくなり、葉がある状態では蒸散過多で萎れてしまうのだ。
寒いうちでもいいんだけど、通常は春先に行う。植え替え後の管理が楽だから。
植え替えた後に凍てついたりすると、用土が持ち上がってしまったりするので。
芽や根が動き出す直前がベストなのだ。

植え替えはまず、鉢から抜く作業から。
これが容易には抜けない。根が充満して張り付いてるのと、鉢がその構造上、強度を得るために、縁の部分が少しだけ中に膨らんでるから、余計に取り出しにくい。
鉢の種類によっては、もっと内縁とか袋とかの形状があり、それらは非常に抜きにくいので使わないようにしてる。
この鉢は「外縁」と呼ばれる形状なんだけど、少しだけ内側に膨らみがあるのだ。

だから、まずは鉢の周囲をカマで切り、周囲の根や土を掻き出す必要がある。
そして幹の上部を片手で持ち、もう一方は鉢を持って引き起こすようにして抜くのだが、ビクともしない。それでまた周囲を掻く。その繰り返しで、やっと抜ける。
いつもイヤになるほど手間がかかる作業だ。

毎日、欠かせない親の介護があるので、鉢から抜いたら、根をビニールで包んで、植え替え作業は翌日にする。画像は裏面。
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まず表土を掻いて、「根張り」を出して行く。
根張りは放射状に広がる富士の裾野のような形状が理想的。
交差するような根は切除して行くが、この木のように毎回それをやってると、あまり大きな手術は必要無い。
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盆栽を評価する言葉として「いい枝ぶりですね」なんてのがあるが、専門家や本当の愛好家の間で、そんな事を言う奴はまずいない。
極端な事を言うと、枝なんて、整枝でなんとでもなるのだ。
修正が困難だったり、年月がかかるのが、
「根張り」からの「立ち上がり」であったり、「幹模様」だったりする。
それらのいい木は価値が高く、高価だ。
その上で、枝葉が整ってれば、なおいい。
このモミジは、その根張りや立ち上がりは理想的で一級品だと言える。

底の根はほとんど切除するので、レーキで大胆に掻いて切る。
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底はここまで根を切る。中央部はもう幹の一部で、根も無い。
本当はもっと削ってもいいが、もう根張りも出来上がってるし、手間と時間がかかるだけだから。
助手でもおればいいが、片手で傾けながら、片手で切るのは辛いのだ。
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根を切除、整理後の正面
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同じくその裏面
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鉢の準備。
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実際には木を鉢から抜いたら、根をさばく前に鉢の準備はしておく。
鉢穴はネットで塞ぎ、確実に固定しておく。後からズレたりしたら用土が抜け落ち大変な事になる。また木を固定する為の針金も通しておく。
針金は全て着色アルミ線。

「ゴロ土」と呼ぶ、大粒の用土を薄く敷く。鉢底にはどうしても水が滞留する。
それを効率良く排水する為に、粗めの用土を底に敷く。
5mm目のフルイに残った用土。つまり、5mm以上の粒子の土だ。
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植え土を敷く。中央は高くしておく。粒子は2~5mm。
それ以下の1~2mmの粒子は「化粧土」として使うが、それ以下は捨てる。
盆栽の用土は基本的に「粒状」のものしか使わない。
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↑用土の配合は、その時の在庫状況により多少は変動する。
数年に一度、まとめて作っておくから。今回の具体的な配合割合は、
硬質赤玉土:7
桐生砂:1
日向土:1
川砂 :1
私はもう雑木盆栽しか所有してないので、上記はそれ用。
松柏類は砂の割合が多くなる。

そして、木を据える。
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中央を高く盛った用土を押し崩すように、少し回転させながら、据え付ける。
地上部の幹模様や枝付きがよく見える「正面」を見据え、同時に鉢の表面から出る根張りの高さなど、三次元的によく吟味する。
ただ、この木はもう何年も同じ事を繰り返してるので、さほど難しくはない。

位置が決まったら、針金で固定する。
1年もすれば、抜こうとしても容易には抜けないが、植え替え後は確実に固定するのが基本。
根が伸び出した時に少しでも動くと、その新根が切断されてしまうし、せっかく決めた正面がズレてしまってはまずいから。

この木も底方向にはまだ余裕(根が伸びるスペース)があるが、周囲はもうギリギリという感じ。幹の太りと共に、根張りも大きくなって、この鉢では限界に近い。かと言って、これ以上、大きな鉢にはしたくない。
現状でも水を吸うと20kg近くあり、これ以上、大きく、重くしたくない。
枝が張ってるから、手を伸ばした状態で持ち上げなくてはならず、移動が辛いから。

周囲の隙間に用土を入れて、箸ですき込む。
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中空な部分が無いように、用土を押し込んで行くというか。
この後、両側から鉢を叩いて、振動を与えて、用土を落ち着かせ、表面をハケでならす。

そして表面に刻んだ水苔を敷いておく。鉢土内を保湿し、表面の乾燥防止の為。
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↑もう暗くなってしまった。

この後、表面に赤玉土と富士砂を1:1で配合した1~2mmの「化粧土」を敷いておく。
見栄えをよくするのと、土の乾き具合がわかりやすいから。
赤玉土は水分の含み具合で色変化が大きいので、水やりのタイミングがわかりやすいのだ。
ただ、赤玉土だけでは潰れやすいので、硬質な黒い富士砂を混ぜておく。

植え替え完了後。翌日の姿。
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こうして見ると、なんかパッとしない。
それもそのハズで、左側の中間の枝が枯れてしまってる。もう何年も前に。
その位置に必要な枝なので、「通し接ぎ」で枝を再生させたいのだが、その為の新芽がまるで伸びてくれないんだ。

遠目に、ちょっと斜め横から見ると、十分に国風展クラスの盆栽に見えるのだが。
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盆栽愛好家はそうした「展示会」に自分の盆栽を出して、自慢したいもの。
その展示会の為に盆栽を買う人もいるくらい。
私はそういう○○会とかが大嫌いなので、一切かかわらない。
ただ、かつて、盆栽の手入れを仕事にしていた時代は、そうも言っておれず、展示会にお客さんの木を並べたり、あるいは町の名士とか、地元出身の議員さんの名で、私の盆栽を展示した事もあったけど。

このモミジの盆栽は種を撒いて45年と先に書いたけど、以前にもこのブログに上げた、一番古い写真は以下の1990年。
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1992年になると、面影が出て来る。
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この植え替え直後、足元の傷の対処をした。
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もう10年ほど前か、右側面の足元に「やけ」が入ってしまった。つまり、樹皮のすぐ下が枯れて、表面からはわかりにくいけど、ある日、その部分がボコボコと柔くなって、ちょうど床が腐って抜けるみたいに。
その枯れた部分を大きく切除して、生きてるところを出して、そこからの肉巻きを期待するのだが、なかなか埋まってくれない。これでも大分小さくなった。

今回も周囲を削って、新たな傷を作り、それを癒合しようとする力を借りて、この穴を埋めるように進めたい。
傷の中央は腐りが進行しないよう、エポキシで固めてある。
周囲からの肉盛りは、木自体の太りを伴うので、傷跡が段々と陥没して深くなる。そうなると、なかなか穴がふさがらないので、またエポキシなどで穴埋めをするという繰り返し。
この後、この上から「カットパスター」という粘土状の癒合剤を貼り付けておく。
その製品はこちらから。この使い方や効果は、このモミジでの私のレビューを参照して欲しい。

モミジはこの後、新芽が出て来ると、極力早く「芽摘み」をする。
葉と葉の間、つまりそれは芽と芽の間である「節間」を極力短くするため。
放置すると、軸の部分が間延びしてしまうからだ。
しかし、私のモミジは前述の「通し接ぎ」の為に芽を伸ばしたくても、もう伸びてくれない。
だから、慌てて「芽摘み」する必要はないが、代わりに大量の「花」が咲く。
これも、木の成熟化というのか、老化というのか、若くは無い証なのだ。
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この花を拡大すると、
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鑑賞用でもないし、この花はなるべく早く摘み取る。
植物は全て、花を咲かせるのにも体力を消耗する。まして花の後に実を付ければ、それだけ体力を奪われる。
実も鑑賞の対象となる「実物盆栽」(みもの)なら別だが、モミジは「葉物盆栽」(はもの)なので、花は必要無い。
私のモミジの場合は、そうして余計な体力を消耗すると、それはイコール枝枯れにつながる。

この春も、新芽が吹かずに、枯れてしまった枝が散見される。
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どうしても懐の(内部の)枝は枯れやすいのだが、幹の付け根から丸ごと枯れられると痛い。
管理が行き届かないとか、夏の水切れとかは無いのだが、樹齢から来るものなのか、つまりもう歳なのか、このモミジも山桜もそういう事が多くなって来た。

以下の黄色の丸印の部分が、もう何年も前に枯れてしまった枝で、まだこの付け根は生きてるので、なんとか「通し接ぎ」で枝を再生したいのだが。
赤の楕円で囲った枝が、かつて「通し接ぎ」をしたもの。
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「通し接ぎ」とは、伸ばした枝を幹にドリルで穴を開けて通す接ぎ木法。
癒着したら、通した反対側を切断する。
これ以外の呼び接ぎなどの接ぎ木法だと、後に元からポロっと取れてしまう事があるんだ。
その通し接ぎをしたいのだが、新芽が伸びてくれない。
それで、「取り木」をかけて、根を出させて、それを通そうかと考えてるのだが、その「取り木」自体も成功しない。枯れてしまうのだ。
モミジは根が出やすい樹種なんだが、それだけ古くなって、枝の代謝が悪いのだろうか。

ついでにその「取り木」を紹介すると、
樹皮を環状に剥皮する。
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そこに発根促進剤を塗る。
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水苔をあてがい、ビニール袋で包んで保湿する。
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樹木は樹皮のすぐ下に「師管」と呼ばれる葉で作った養分が送られてくる部分があり、そこを遮断する事で、養分が葉のある側(画像で左側)に溜まり、そこが膨らんで、やがて発根する。
樹皮と師管が切除されても、その下にある「道管」により、根からの水分などが補給されるので、枝葉が枯れる事はないのだが。

枝先を切って、土に挿す「挿し木」では発根しづらい樹種でも、取り木だと発根する例は多い。たとえば松など。
それだけ容易な発根法なんだが。

なお、モミジのこの後の手入れは、枝があまりに混み過ぎてるので、葉が完全に展開してかたくなった5月頃、一節から2枚の葉が出てるのを、片方を切り落とす「葉透かし」をする。
そうしないと、懐枝が蒸れて、枯れてしまうのだ。

Posted at 2021/04/08 21:48:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | 盆栽 | 趣味
2020年11月20日 イイね!

MiCarBa 3Dアラウンドビューの取り付け(1)

MiCarBa 3Dアラウンドビューの取り付け(1)前後左右4つのカメラの画像から、俯瞰映像を作り出すシステムだ。
2Dタイプと3Dタイプが売られてるが、これは3Dで、起動時のオープニング画面では、自車を斜め上から見た映像をぐるっと360度回って見せる。
つまり、真上から見た映像だけが2Dならば、これはいろんな視点での3D映像が作り出せるのだ。

私は最初、2Dタイプの最上級機(最新機)である本体がブラウン色の製品を買って、カメラの取り付け検討をしてる段階で、この3Dタイプの存在を知って購入した。
いずれもAmazonでの購入価格が
2Dのブラウンは13,999円
3Dのブラックは 23,100円 だった。
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↑リモコンは同じで共通して使える。

その後、ブラウンの製品は無くなり、2Dタイプはブラックとベージュの2タイプだけに。
この3Dのブラックは現時点で34,599円に値上がりしてる。
なんか少しずつ上がっていったみたいだし、楽天なんかだと最安でも4万3千円してる。
amazonでの販売はこちら

しかし、私の知る限り一年前に買ったのも、現在売られてるのもバージョンは同一。
カメラが変更されてるが、それは改悪と言っていいのでは(後述)。
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実はそれぞれの製品に名前が付いていて、安い順に
2Dブラック → 普清(普通だけど清い?)
2Dベージュ → 星光
2Dブラウン → 天光
3Dブラック → 天光
まぁ、松竹梅みたいなものか。そして、松に当たる天光には2Dタイプと3Dタイプがあるのだ。
しかし、本体にmicroSDカードスロットがあるのは3D天光だけ。
これは普通に.mp4の動画ファイルが作成されるが、
他の製品はUSBコネクタにカードリーダーを付けるか、USBメモリーでの録画となる。
ただ、そこに作られるのは.264という拡張子の再生が困難なファイルで、しかもやたら大きなサイズ。microSDカードだと32Gまでしか認識しないのに、すぐに満杯になってしまう。これではドラレコとしては使えない。

またこの3DタイプはクアッドコアのCPUで画像処理に遅延が無い。
他の2Dタイプの製品のレビューには、実際の車の動きと画像にタイムラグがあるようだが、この3Dタイプはモニターで常時表示させて走らせても、遅延は全く感じられない。

それぞれの製品のカメラの解像度の違いは感じられないが、
夜間の暗視性能に差があるようだ。
一番安い普清のカメラは暗いところではモヤモヤとしたノイズが気になる。
ベージュの星光のカメラは暗いところでも一番明るく映るが、動きがあると酷い残像が出る。
天光は2Dも3Dも同じカメラと思われ、暗いところでも上記のような問題は無く、一番バランスがいいように思われる。

だから、どうせ買うなら、3Dの天光しかないと思う。
おそらく、取り付けをショップに頼めば、本体の何倍かの料金を取られると思う。

私が最初にAmazonで買ったのは2019年11月末。前述のとおり2万3千円で、中国から1ヶ月かかって届いた。まだコロナ騒動の前の話しである。
(現在はAmazonで翌日配達)
だからこの3Dタイプのコスパは高いと思う。
正直、ドラレコでも、もう中国製品は日本製品を凌駕してると思う。
実際、この1年、私が愛車に取り付けてるのは、ほとんどが中国製品で、信頼性も十分高く、日本製のほうが故障したり、使い勝手が悪かったり、サービスの対応もよくないと感じる。

しかし、この3Dアラウンドビューシステムには、バグと思える不具合が幾つかあるようだ。
こうしたソフトウェアにはよくある事だし、Updateするための項目もあるのだが、そのデータをどこから入手するか。
日本ではMiCarBaのブランドで売ってるが、製品自体は無印商品で、完全なOEM。
アップデートや自車画像の入手方法について尋ねても、全く対応出来ない。

この3Dタイプは、車の真上から見た画像だけでは無く、前後左右からの自車画像が表示されるのだが、それが自分の愛車ならばいいんだが、赤の他人。
メニューからはメーカー別にかなり細かく車種が設定出来るけど、何も変化しない。取説にはオプションであるように書かれてる。
実際にはLexus、Volvo、Audi、BMW、Benz、VWの高級セダンやSUVの15車種から選ぶことになる。

なお、この製品は関連情報URLから。
そこの私のレビューも参考にして欲しい。

さて、取り付けはまずは難関となるドアミラーへのカメラの取り付けについて書いて行きたい。
いきなりドラミラーに穴を開けるのは怖いので、ヤフオクで同じ型の中古品を購入し、それで検討した。
そのヤフオクで買った(落札した)EKシビックのグリーンのドアミラーを分解すると。
カメラケーブルは既存の配線と同じように、割り箸を入れてる箇所に通す。
これは電動格納の為の回転シャフトの中なのだ。
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↑画像では外さなくてもいい配線をバラしてしまってる。

ついでに、ミラーを動かす為のアクチュエーターの構造を見てみると。
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中にはマブチモーター2個が入ってる。
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↑いずれもヤフオクの中古品。

そして本番の愛車のドアミラーにカメラケーブルを通す。(白い部分が前述のアクチュエーター)
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↑サイドカメラはケーブルが短く、ドアミラー内で次のケーブルのコネクタに接続しないといけない。そのメスのコネクタは太くて通らないので、反対側の細いオスのコネクタから通して行く。

その通す作業の写真が無い。
必死になってる時は写真を撮るのを忘れてしまう。助手でもいればいいんだが。
確か、結束バンドの長いのを先に通し、それに反対側からカメラケーブルの細いオスコネクタをマスキングテープで縛り付けて、引っ張り出してたと思う。

1本が通れば、もう1本、画像にある0.5sqの2芯のケーブルを先に通したカメラケーブルにマスキングテープで縛り付けて、一緒に移動させて出す。

カメラケーブルのコネクタから出てる赤い線は、ウィンカーに接続する事で、ウィンカーを出すと、その方向のカメラ画像に切り替える為のもの。
そして、もう1本の2芯のケーブルは、ドアミラーに取り付けたシーケンシャルLED(流れる光のウィンカー)の為のもの。

ドアミラーのカバーにカメラを取り付ける穴を開ける。
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↑他に傷が付かないように、厳重にマスキング。

製品には22.5mmのホールソーが付属してるが、それで穴を開けても、ゴムのグロメットは入っても、その中にカメラを入れる事は出来ない。つまり、穴が小さい。
愛車のドアミラーの底は平ら(水平)な部分が無く、かなり傾斜してる。
その傾斜のせいもあるかもしれないが、24mmのホールソーを使ってる。
後から穴の大きさを拡張するのは困難なので、やはり同型の中古品などで試したほうがいいと思う。

なお、サイドカメラは3Dの本製品と前述の2D天光(ブラウン)とでデザインが違ってる。
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2Dの製品のサイドカメラはレンズが真下に向いて、露出部分が小さく、目立たないが、
こちらの3Dのほうが、外側への視界を確保するために、こんな形になってると思われる。
この写真を見てもわかるが、カサから下の部分が2Dタイプの方が長い。これだと、おそらく愛車のドアミラーには入らないと思う。

付属のグロメット(ゴム製の台座)は2種類入っていて、傾斜面に取り付ける事も想定されてる。
以下は取り付けてる3D製品用では無く、2D製品用ではあるが。
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↑側面に溝があり、ここがドアミラーの穴にハマるようにする。
このグロメットを先に取り付けておいて、その中に後からカメラを挿入する。

カメラをセットしたら、もうギリギリ。端の方(画像で右)へ行くとスペースがあるが、下面の傾斜がより強くなるし、カメラの視界にボディも映らないといけないので、そんな端には持っていけない。
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↑ドアミラーの内部機構(黒い部分)の下にちょうどくの字に隙間があり、そこにカメラケーブルの出が来るようにすると、なんとか収まる。この位置しかないという感じ。
内側に42とマジックで書いてるのは、カバーの左端から42mmの位置に穴の中心をもって来た。

この上から、ドアミラーのカバーのもう一方を取り付けると、
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↑ほとんどカメラが見えない。
爪とネジで留まってるのだが、ただのカバーでは無くて、右側の凸部まで一体なので、脱着が厄介なんだ。

外から見ると、こんな感じ。
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↑左端に一緒に取り付けたシーケンシャルLED(流れる光のウィンカー)が見える。
ただ粘着テープで貼り付いてるだけだが、内側に配線が出ていて、ドアミラーに小さな穴を開ける必要があり、取り付けたらもう外すわけにはいかない。

また配線はドアミラーの取り付け面にある既存のコネクタの下のゴム板部分に穴を開けて通してる。
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車内側からハマる三角カバーの爪はこんな感じで、この爪の間から配線を出す。
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この三角カバーを取り付けた状態で、外から見ると、こんな感じ。
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それで下の横長の穴から配線を通す。上と画像は左右が違うが。
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ドアミラーを取り付けた状態の内側が以下。
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↑コネクタの爪(ベージュ色)で内側にひっかかるようになってる。

そして内側ではこのように配線を引き回した。
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↑これは、後日ドアミラーを外す必要が出た時に、配線に余裕を持たさせる為。
三角カバーだけ外せば、何とかなるように。

三角カバーを取り付けると、爪の間から配線が出てるのがわかる。
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↑実際には、ドアの内張りを取り付けた後に、この三角カバーを付けたほうがいい。

取り付け完了がこの状態。傾斜面への取り付けのため、カメラも少し傾いていて、後述のとおり画像も傾いてるが、補正されるので問題は無いみたい。
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ところが、後から何度もミラーを外すハメに。
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まず、コネクタがクセ物で、後から映らなくなる。最初はカメラが壊れたかと思った。
Amazonのレビューにも「カメラが映らなくなった」というクレームが多いが、
要はコネクタの接触不良。防水の為のゴムリングが入ってる関係で、コツッとした接続感が無い。映るからいいと思ってると、後から接触不良を起こす。

このコネクタは、向きを示す矢印が、中に入る細い方がほとんど見えない位に押し込まないといけない。サイドカメラだけでは無く、順に映らなくなる。
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↑この状態では駄目。画像の下側の矢印のカサが見えてる。これが見えなくなる位、力任せに押し込む必要がある。

後に、このコネクタは防水ゴムリング無しに変更されるので、
ゴムリング無しのコネクタならば無理に押し込む必要は無いと思う。
ただ、コネクタにゴムリングが無い製品は、
フロントカメラがステーと一体型から、ネジ留め式に変更されてる。
しかし、このステーのネジ穴が大きく、ネジを締め直すとすぐに抜けてしまうのだ。ネジがステーを貫通してしまうわけだ。
だから、現行の改良版?は、フロントカメラを取り付けた後に振動でステーを残して、カメラだけが外れる可能性があると思う。
そのフロントカメラについては次回に。

他にも、カメラの向きが間違っていた。
2Dタイプの製品はサイドカメラの画像に点線が表示され、それをボディに合わせるとよかった。
が、この3Dタイプにはそれが無い。ただ外向きになるようにとしか書かれていない。
それで、ウィンカーを出した時に横に表示されるカメラ画像(3D+Single ViewやSideview Settingの画像)を見て、それが取説のキャリブレーション時のカメラ画像になるようにしてしまった。

後述するキャリブレーション時に、とりわけ
マニュアル・アジャスト(手動調整)で必要となる60cmの■シートが左右に見えるような向きにする必要がある。
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↑ドアミラーは車の前方寄りにあるので、後方の■シートが遠くなり、見えにくい。
後方の■シート(段ボールで代用)が確実に見えるようなカメラの向きにする必要がある。
画像のように調整に使う市松模様シートが斜めになっていても大丈夫。
愛車のドアミラーの底面が水平では無く、カメラの取り付けが斜めになってるので、サイドカメラの画像も斜めになるんだと思う。
それでも、問題なく調整出来る。

このキャリブレーション時の画像(録画される画像でもある)は、
前述のウィンカーを出した時に右側に表示される画像と90度違うのだ。

だから、サイドカメラの仮設置をしたら、4隅の■シートを規定通りにセットしてから
「Calibration」→「Lens Correct」でカメラの向きを点検するのがいいと思う。
「Lens Correct」だと、リモコンの前後左右の△ボタンで自由にカメラを選択出来るから、その画像を見て、カメラの向きの調整が出来る。
リモコンの真ん中のボタンを押さない限り、「Lens Correct」は実行されないので、市松模様シート無しで、サイドカメラの向きを点検するだけにも使える。右上の青いボタンで元のメニューに戻る。

ただ、それだけの広い場所が自宅敷地内にあればいいんだが、愛車にはそれが無く、調整が後回しになってしまった。

取り付けた後で、カメラの向きを変えるには、
ミラーを外して、前のドアミラー内の写真にわずかに見えるカメラの底から何かを押し付けて、カメラだけを下に押し出す。グロメットは残して。
完全にカメラを抜かなくても、ある程度出すと、カメラを指で摘んで向きが変えられる。
そして、元通りに押し込む。この時、グロメットの縁が一緒に引き込まれるので、私は爪楊枝で引き出すようにした。

ミラーを外す時は、端から指を突っ込んで、力技で剥がしてる。
ミラーを取り付ける時は、まず中央の支点の凸部を凹部を押し込んでから、2つのアクチュエーターの凸部が凹部にハマるように、順に指でミラーのその部分を強く押し込んでる。
この時、アクチュエーターはガリガリと音を出してへっこむ(後退する)が気にしない。大丈夫。
またミラーをセットする前に、可動部となる凹部3箇所には予めグリースを塗布しておくといい。

「流れるウィンカー」のLEDテープをドアミラーに取り付けて、そのウィンカー線をドアミラーの中で接続してるので、ウィンカーを出すと、最初のタイトル画像のように、左右いずれかのカメラ画像に切り替わるわけだが、ハザードを出して、
同時に左右のウィンカーが点灯すると、画面が消えてしまうのだ。
これでは駄目だと、このドアミラーの中でのウィンカー線の接続を後から外した。
後に、「Control Setting」→「E-Light Control」を「Close」で回避出来る事を知るが。

それで、スマートミラーのリアカメラを切り替える時に使おうとした
リモコンでカメラを切り替える装置を改造して使う事にした。
メーカーは以下の図を公表してるが、実際に切り替わるのはビデオだけ。
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4ピン全てを切り替えるわけではないので、ピンの配列が異なるメーカーのカメラでは使えない。
しかも、DC 5Vとなってるが、実際は3.3Vである事もスマートミラーのリアカメラには使えない理由だ。
しかし、試すと、この3Dアラウンドビューカメラは、3.3Vでもカメラの切り替えが出来る。
それで、この3.3V出力だけを取り出す事にした。
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↑右側の4ピンカメラ×4入力から、3.3V出力の左下のピンだけを残して切除し、
電流の逆流入を防ぐ為のダイオードをハンダ付けして、その先にギボシをセットした。

拡大すると、黒の筒状のメスコネクタに入る手前の左側で、左下の3.3V出力のピンを残して、ニッパーで切除してる。
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これにダイオードからの線を黒いコネクタの筒の中にある4つのピンのうちの左下のピンにだけハンダ付けするのは難しいので、ハンダを流し込むような感じになり、その隙間は赤外線LEDで硬化するレジンで埋めて、透明な熱収縮チューブを被せてる。

ダイオードはエーモンからも「整流ダイオード」として配線付きのが売られてるが、私はパーツ屋で昔に買った以下のような安い複数セット品を使ってる。
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↑中央の黒い筒状のがダイオードで右側に帯状のマークが入っていて、これは
左 → 右へは電流が流れ、左 ← 右へは電流が流れない表示になってる。
大電流を流すわけでは無いので、1Aもあればいいと思う。
この写真では左側から出てる針金を、先の黒い筒の中のピンとハンダ付けし、
右側から出る針金をU字に曲げてギボシでカシメておいて、念の為さらにハンダ付けしてる。

このリモコンユニットを3Dアラウンドビューカメラのリア、及び左右のカメラから出る線に接続する。
それはドアミラーの中で無くても、本体側の近くの接続コネクタからもその線が出てるので、それに接続した。

これで、ウィンカーとは関係無く、リモコンでカメラ映像を切り替える事が出来る。
リモコンで左右、またはリアのカメラを選択して、それを解除する時は、
前のカメラか、中央のMボタンを押すといい。
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このリモコンの製品はこちら

ただ、このリモコンはあまり電波が強くないのか、助手席の下に、AVIC-VH0999の本体と、3Dアラウンドビューカメラの本体の間に置いていて、それらから出る電波障害を受けるせいか、ステアリングにセットしたリモコンでうまく操作出来る時と、一発では効かない時もある。
→後に場所を移動して、下の写真では少し上方にある土手みたいな上に乗せ、座席の下から顔を出すようにした。
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しかし、後に「Control Setting」→「E-Light Control」を「Close」にする事で、ハザードを出しても画面が消えない事を知ったので、
リモコンでも、ウィンカーでもカメラの切り替えを可能にした。
つまり、3Dアラウンドビューカメラのリア、及び左右のカメラから出る線を2又にして、一方はこのリモコンユニットに、他方はウィンカー線なり、リバース線(バックランプかシフトレバーから)を接続すればいい。

ただ、ここでも電流の逆流入を防ぐ措置が必要となる。
単純に2又線で接続するだけだと、リモコンでバックを選択すると、
リバース線側にもリモコンからの3.3V出力が流れてしまい、
スマートミラーもナビもバックギアに入れたと誤認識して画面が切り替わってしまうのだ。
だから、接続する側のリバース線にも、また念の為、ウィンカー線にもダイオードを入れておく必要がある。

愛車のドアミラーは過去に2回位、新品に交換してるかな。
だから中も年数の割には綺麗だった。

ドアミラーへのカメラの取り付けも苦労したが、
フロントカメラの取り付け位置にも悩まされる。
それは続きで。

なお、続きはPCで見た時に下へ来るように、
これより「過去の日付」で書くつもり。

この一連の作業は、他の作業と平行していた事もあり、ほぼ2020年を通して行っていた。
それをまとめて書いてるので、ブログとしての日付は意味が無く、それでもどの当たりの月日にすれば、記述と矛盾が生じないのか悩ましい。

Posted at 2021/03/26 17:23:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | 愛車 | クルマ
2020年11月19日 イイね!

MiCarBa 3Dアラウンドビューの取り付け(2)

MiCarBa 3Dアラウンドビューの取り付け(2)前の「MiCarBa 3Dアラウンドビューの取り付け(1)」の最後の方に、
「リモコンでカメラ映像の切り替え」を追加したので、それも参照して戴きたい。
こちらで書くつもりでいたけど、前後カメラから始めたいので。


最初の画像は左側がフロントカメラ、右側がリアカメラ。
フロントカメラはステーが一体型(後にネジ留め式に変更される)で、リアカメラは透明なステーがネジ留めされてる。
いずれもカメラの角度は固定で、逆さまに吊り下げて取り付ける事を前提としてる。

前回のドアミラーへのカメラの取り付けも難関だったが、
愛車の場合はまず、フロントカメラの取り付け場所が悩ましい。
以下は2D天光の製品でのフロントカメラの取り付け検討時の写真であるが。
まず、グリルに取り付けるとなると(ボンネットは完全に閉まってない)
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この位置ではバンパーが画像の半分位映ってしまい、肝心の車の直前映像が生成されない。
解説書には画面の1/3以内にボディーが映るように書かれてる。
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かと言って、これより下となると、もうバンパーの下になるので、ここだと右側にナンバープレートが映り、右側の視界が遮られる。
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↑画像の赤丸部分にはT字ステーに取り付けられたアルパインのマルチビューカメラがあり、
この位置も検討したが、「地面から40cm以上」の高さを推奨するので、低く過ぎるのだ。

フロントが切り立ったようなデザインの車なら、グリルにカメラが取り付けられるだろうが、愛車のように前にバンパーが張り出してると、グリル付近は選択肢から外さざるを得ない。

ではどうするか。
窮余の策として考えついたのは、「ナンバープレートのネジ穴に取り付けるカメラ」だった。
もちろん、他のカメラで代用するわけにはいかない。このアラウンドビューシステムのカメラは魚眼レンズで広範囲を映すように作られた専用のカメラでもある。

それで、ナンバープレートのネジ穴に取り付けるカメラのケースだけを利用して、
その中にこの3Dアラウンドビューカメラを組み込めないか。

ナンバープレートという垂直面に取り付けるカメラ(左)と
水平な下面に逆さまに貼り付けるこのカメラ(右)のレンズの向きはほぼ同じ。
だから、中身を入れ替えても問題ないはず。
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こうして「カメラ移植計画」が始まった。
幾つかのナンバープレートネジ穴取り付けのカメラを入手しては分解。
レンズ部分を出す穴の直径や、奥行きなど、合うものをようやく見つけた。

そしてこの3Dアラウンドビューシステムのフロントカメラをバラして、ここまで縮小化。
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↑例によって、私の手指は荒れ放題。人に見られたくないほど。

基盤側も露出させた。
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配線は一旦外す。ナンバープレートに取り付けるカメラのオスネジの中にケーブルを通すため。
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新たに、「VORCOOLの延長ケーブル」をハンダ付け。
他の製品では、オスコネクタが太くて、ナンバープレートのネジ穴に入らない。
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↑配線の色が違うが、同じ4ピンで、その配列が変わらないようにしてる。

そしてナンバープレートネジ穴に付けるカメラのケースに収める。
この時、モニターでカメラの映像の向きを見ながら、紫外線LEDで硬化するレジンで固定する。
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↑何で充填するか思案したけど、結局、そのまま紫外線LEDで硬化するレジンで埋めてしまう。

裏蓋を付けて、元通りネジ留めし、さらにシリコンゴムシートを貼る。
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シリコンゴムシートはナンバープレートを傷付けない為と、カメラがネジと一体となって入って行くので、ナンバープレートを固定出来る締め具合と、カメラの向きが必ずしも一致しないので、この弾力でなんとか対応したい。
1mm厚のシリコンゴムシートはこちら
そのシリコンゴムシートを貼り付ける為の専用の両面接着シートはこちら
またここで利用してるナンバープレートネジ穴に付けるカメラはこちら
紫外線LEDで硬化するレジンはこちら
↑は先のノズルが細くて細かな作業には向くが、量が少ないので、こちらも使う。

これで出来上がり。
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ナンバープレートに取り付けて見ると、高さも40cm以上ある。
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実際にナンバープレートのネジ穴にカメラケーブルのオスのコネクタを通すには、
5.5mm位のドリルでネジ穴を拡大する必要がある。
(以前に6.5mmと書いてたけど、それはミス)
すると、コネクタは通っても、今度はバリのせいで、ネジが入らない事がある。
その時はM6のタップでネジ穴を修復する必要があるかも。
ネジ込んだ裏側からは、元のカメラに付属の三日月型のナットで締める。

しかし、このカメラの飛び出し感たるや。
やっぱり車検には通らないかな。
このナンバープレートのネジ穴に付けるカメラについては、日本のビートソニックなどからも車検に通るように書かれた「カメレオンミニ」のような製品があるが。
ただ、2021年4月からナンバープレートに対する法規制が厳しくなるらしいし。

しかし、このナンバープレートネジ穴カメラは後に問題が発覚する。
他の方法を思案中なので、
慌てて真似をしないで欲しい。

次にリアカメラの取り付けは以下のようにした。
左から3Dアラウンドのリアカメラ、アルパインのマルチビューカメラのリア、スマートミラーのリアカメラ。
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下から見ると。なるべく中央に寄せたいので、ナンバープレート照明ランプの上に。
暗くなる分、LEDテープで照らすようにして。
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ところが、この後のオートバックスでの車検で、
これらの「リアカメラは全て外せ」と言われてしまう。
中央のアルパインのマルチビューカメラはもう10数年前からここにある。何度も車検に通ってるではないか。ABだけでも過去に4回も通ってる。そう文句を言うと、
「前回の車検で通ったから今回も通ると言うなら、2年おきに車検をする意味が無い」などとぬかし上がる。
ABでは前回もやはり10数年前から貼ってるウィンドウの透明断熱フィルムを外せと言うし、
前々回も過去何度も通ってるHIDの黄色フォグを外せと言うし、
毎回、何かしらケチを付けやがる。

検査官によって判断が違うというのも変だし、明らかな違法、危険というものを認めないならまだしも、その日の気分、相手や車への印象で、嫌がらせをしてるのではないかとさえ思えてくる。
日本だけの車検って何なんだ。事故や故障につながる整備不良を無くす為というならわかるが、何でも杓子定規なのは国民性なのか、融通が効かず、国の縦割り行政もあって、無駄な事に労力と時間を裂いて、何でも非効率で、日本製品、車や関連製品をつまらないものにし、ますます国際競争力が低下して行くように思えて仕方ない。

実際、この1年間、愛車に取り付けた製品はほとんど中国製。コレもしかり、スマートミラーやTPMSや各種のLEDランプ類も。
日本でもこんな後付のアラウンドビューシステムを作ってみろと言いたい。

また人は「なんでオートバックスなんかで車検するんだ」と小馬鹿にするけど、
エンジンオーバーホール等、車一台買えるくらいの金を支払ってきたディーラー系のショップはカスタムバイク専門店になってしまって。
元々、愛車を1995年に新車で買ったディーラーは売る時だけ愛想がいい最悪の店だったので、2年で縁を切ってるし。
ともかくディーラー難民なもんで。ユーザー車検って選択肢もあるだろうけど、なんか面倒そうだし。
それと、ABだと自賠責保険や自動車重量税も合わせてクレジット支払いが出来て、それをリボ払いするのが今の自分には必要で。

結局、こちらが折れて、とりあえず外せるカメラは外し、ナンバープレートを避けて、両端に移動する事に。
この車検の時点で、フロントのナンバープレートのネジ穴に付けるカメラは装着してなかった。
どうせ駄目というなら、その時だけ外せばいいと開き直った。

車検後、アルパインのマルチビューカメラは中央に戻す。
バック時に真下を見るようにして、車高が低いので、マフラーなどを車止めに当てないようにするには、やはり中央にあったほうが見やすい。

そしてこの3Dアラウンドビューシステムのリアカメラも、
ナンバープレートネジ穴に付けるカメラに改造する
事にした。
フロントカメラと重複するが、リアカメラの方が多くの写真を撮ってるので、それを掲載する。
まずリアカメラの外のケースを、今回は盆栽道具の「根切り」で殻割りした。
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フロントカメラには「超音波メス」を使っていて、手が滑ってケーブルまで切断してしまったのだ。

ケースの中はゴム状の充填剤で、元のカメラのままの形だが、メスでサクサクと削れる。
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今度は元の配線のまま、一旦外して、ナンバープレート用のオスネジの中にケーブルを通して、ハンダ付けし直す。固定してる茶色の針金は盆栽整姿用の着色アルミ線。
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カメラの向きを映像で確認しながら、紫外線LEDで硬化するレジンで固定するのはフロントと同じ。
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↑なんか中が汚いのは、元のカメラの充填剤がケースの内側にこびり付いて取れないので。

今度は充填剤としてシリコンシーラントを使った。前述のレジンは熱に弱く、高温下では元の液体に戻るとかいう話しもあるので。
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↑しかし、密閉された中ではたして固まるのか?

リアのナンバープレートに取り付けた。
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裏側はナットで締めるため、手が届くようにリアハッチにも穴を開けた。
ドアミラーにカメラを取り付ける時に使ったホールソーで。
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↑1回で目的の位置に穴が開けられず、何度も余計な穴をあけて、窓が大きくなってしまった。

と、せっかくここまでで、
フロントカメラもリアカメラもナンバープレートのネジ穴に取り付けたのだが、
どうも問題があるようだ。それは後述。
だから、最後まで読まずに、慌てて真似をしないで欲しい。

「3Dアラウンドビューの取り付け」はまだ続く。

Posted at 2021/03/28 19:15:45 | コメント(0) | トラックバック(0) | 愛車 | クルマ
2020年11月18日 イイね!

MiCarBa 3Dアラウンドビューの取り付け(3)

MiCarBa 3Dアラウンドビューの取り付け(3)4つのカメラの取り付け後、このようなシートを車の回りに配置して、キャリブレーションが必要となる。
この広さの場所が自宅敷地内にあればいいんだが。
我が家の両隣の家には、それが可能と思えるガレージの広いスペースがあるんだけど、私は自宅から直線距離で110mのこの場所で行うしかない。

戸建て住宅の団地への入る道路の終端で、誰の邪魔にもならないのだが。
しかも1時間ほどしかかからない。
ところが、周囲の住宅の誰かが通報したのだろう。この写真の撮影直後、
警察が来た。いわゆる職質を受けた。
まぁ、職業を聞くわけでは無く、免許証の提示と何をしてるのか尋ねられた。
自宅から歩いて1~2分の距離なので、免許証はいいかと思ってたけど、ちょっとイヤな予感がして持って行ってよかった。
結局、「問題ありません」と言われてバイクの警官は去って行ったけど。
ここでコレをするのは3回目だったかな。最初の1回目はサイドカメラの向きが違っていて不成立。
納得行くまで調整するのは、何度か必要になる。

調整シートの配置はこんな感じ。
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この市松模様シートは、カメラの発売元から購入してる。この製品はこちら
そして「マニュアル・アジャスト」で必要になるのが、以下の60cm四方の黒いシート。
私はこれを段ボール紙で作ってる。
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リモコンの中央の「OK」ボタンを押すと「メニュー」が表示され、
「Calibration」を選んで、「OK」ボタン。
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ここで、車の長さ「Length(cm)」、車の幅「Width(cm)」をリモコンのテンキーで入力。
オフセット「Offset(cm)」は「マニュアル・アジャスト」の場合は入れなくていい。
車の幅は「vehicle actual width + 20cm」と実際の幅+20cmと書かれてるが、まぁ左右のカメラの位置の間隔と思っていいのか。
この車の幅の数値によっては、なんかズングリした縦横比率のおかしな感じの車の画像になってしまうので、+20cmでいいのかどうか?
ここでの数値は後から変更は出来ない。変更しても反映されず、この画面に戻ると、前の数値になってる。
以降のキャリブレーションの前に入れておく必要がある。

次に4つのカメラごとの「Lens Correct」を行う。カメラの向きなどの補正と思える。
リモコンの前後左右の△ボタンでカメラを選び、「OK」ボタンを押すと、
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↑スマホで撮影したが、逆光で。

映っていた市松模様シートが画面に張り付いたようになる。
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この時、最初から表示されてる緑の格子と市松模様のズレが大きい場合は、もう一度、そのカメラの「Lens Correct」をやり直したほうがいい。

これを4つのカメラで行う。次の手動調整では市松模様シートは不要なので、1枚でも順に移動させれば何とかなるが。
終了したら、リモコンの右上の青いボタンで戻り、

「Panoramic Calibration」→ 自動調整
「Manual Adjust」→ 手動調整

のいずれかを選ぶ。

「自動調整」は簡単だが、四隅の■シートを黒く塗ってなかったからか、明らかに変。
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それで、もっぱら「手動調整」の「Manual Adjust」を選択する。
「手動調整」は前後左右の順で、それぞれのカメラに映る左右の■シートの4隅を順に押さえて行く。
十字カーソルと右上に拡大画像が出るので、リモコンの前後左右の△ボタンで■シートの角に合わせてから「OK」ボタンを押す。
すると押さえたポイントに小さな赤十字が表示される。
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↑逆光で手は映るし、緑の光が入るし、散々な画像。
 これはナンバープレートネジ穴に取り付けたフロントカメラの画像。

この作業を左右の■シートの4点×2を行う。
その押さえる順番が前に上げた調整シートに書かれた番号だ。
これを×4のカメラに対して計32ポイント行う。
順番を間違えたら、右上の青ボタンで戻り、最初からやり直しとなる。

ここではリアカメラも鏡像では無いので、番号が書かれた取説のページの向きを変えながら見たほうが順番を間違えないと思う。
気付かないうちに順番を間違えてると、そのカメラの画像は表示されない。
32点を終了すると、自動的に再起動する。

ちなみに、この時のmicroSDカードに録画されるドラレコ画像は以下。
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左上が左、左下が右、右上が後ろ、右下が前という変な配置の合成ファイルが2分単位で作られる。録画されるのは、補正無しのそれぞれのカメラの生画像で、4つのカメラで4つのファイルでは無く、1つの合成画像ファイルになる。
またmicroSDカードは32GBまでのSDHC規格。

ともかく、このキャリブレーションが落ち着いて出来ない。
自宅敷地では無いので、警察沙汰になる位だから焦るし、リモコンで操作しながら撮影するのは無理。
次回は別の場所で、スマホで撮影では無く、映像出力をキャプチャーするつもり。

このキャリブレーションは、
前後カメラをナンバープレートネジ穴(右側)に付けた状態で行ってる。
最初は前後の市松模様シートは車の中心にセットした。
シートの中央にマークがあり、それを車の中心に合わせたのだ。
左右の市松模様シートはドアミラーのカメラの真下に中心が来るようにした。
すると、調整完了後、俯瞰画像では右側のシートの端が自車画像の下に入ってしまうのだ。

それで、今度は前後は市松模様シートの中心がカメラの位置に来るようにした。
この状態で録画されたのが先のドラレコ画像。
つまり、市松模様シートが車に対して右寄りになってる感じ。
それで少しは改善されたが、まだ右側は自車画像の下に入る。

何度も使ってる以下の画像だが、
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↑左側の真上からの映像を見て戴きたい。
車の右側の白線が車体の下に入ってる。

ところが、実際は車から降りて見ると、白線は踏んでもいない。
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これはどうも、前後(あるいは前だけ?)のカメラは車の中心にある事を前提としてるみたい。
左右のオフセットの値を入れるような項目は無いし。
作り出した3D映像に、車の画像を合成する時、前のカメラの中心にその車の画像を乗せてるのではないかと思える。

つまり、やはり前後のカメラは車の中心にないといけない事になり、
ナンバープレートネジ穴取り付けでは中心からズレてる。
しかし、そのズレの量から見ても、右に行き過ぎな気もする。
もしかすると、カメラを中心に取り付けても、右側へ車体画像がズレるのかもしれない。そのようなレビュー(質問)もあったと思う。

さて、どうするか。もうこれ以上の事は「気にしない?」
カメラを車の中心に取り付けようにも、もう後戻り出来ない加工をしてしまってるし。
ナンバープレートネジ穴に取り付けるカメラはボツにするか?

しゃあない。予備にあってもいいかと、もう1台の3D天光のアラウンドビューカメラを購入してみると、
なんと、前にも書いたように、
コネクタのゴムリングが無くなり、フロントカメラもデザインが違っていた。
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左が新しいフロントカメラ。右は従来のフロントカメラ。
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上の画像の「旧」のフロントカメラは、前からある2D天光のカメラなのだ。
新しいフロントカメラのステーはネジ留めされていて、そのステーのネジ穴が大きいというか、ちょっとネジを締め直せば、簡単にネジがステーをスリ抜けてしまい、カメラはポロリと外れてしまう。
だから、この新しいフロントカメラは車に取り付けても、振動などでステーを残して、
カメラが外れてしまう可能性がある。

それだけでなく、新しいカメラは視野が少し狭くなってる。
フロント、リア共に。

実は、フロントカメラを車の中心に取り付けるには、
ナンバープレート下しかないという事で検討中だった。
実際に愛車の前で検討出来ればいいんだが、そのような広い場所が自宅には無いので、
室内に前述の手動調整用の60cmの■シートをテープで角だけ貼って、間隔などを再現すると。
例によって、寝たきりで介護してる母の部屋で、そのベッドの前での画像。
ナンバープレート下を想定した床からの高さ28cmでの映像は
旧タイプのカメラは以下(床に貼ったテープは写真では見えにくいので後からラインを描画した)
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新タイプのカメラは以下
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この違いはこういう感じ。新しいカメラは少しズームアップした感じになってる。
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旧タイプのカメラでは左右の赤枠の外にある縦の柱が映ってるのに、それが新タイプのカメラでは少ししか見えない。
新タイプのカメラはわずかに視野が狭くなってると言える。これは前後カメラとも同じなのだ。

そして、上の室内でのテスト画像を見ても、
ナンバープレート下のカメラでも手動調整(Manual Adjust)が可能に思える。
そんな低い位置にカメラを付けるには、手動調整用の■シートが十分に視野に入る必要から、
少しでも視野が広いほうがいい。

さらに、フロントカメラとリアカメラを逆に使う。
リアカメラはバックギアに入れた時に「鏡像」になるけど、
それはカメラ側では無く、本体側で作り出してる。
だからフロントカメラとリアカメラを入れ替えても、問題は無い。
しかも、後述のような取り付け方をするには、旧タイプのステーと一体型のほうがいい。

以上の事から、新しいタイプの3D天光のカメラは採用せずに、
前からある2D天光のカメラを使うしかない。

実は、ステーと一体型のフロントカメラが欲しくて、もっと安いバージョンの
黒の普清とベージュの星光も購入してみたが、確かにフロントカメラの外見はステー一体型でよかったのだが、やはりカメラの中身が違っていた。暗視性能で差が出る。
黒の普清のカメラは暗いと何かモヤモヤとした映像になる。
ベージュの星光のカメラは暗い場面でも一番明るく映る。ところが動くと酷く残像が出る。
だから、やはり天光のカメラが一番バランスがいいのだ。
カメラ自体に「天光」と刻印されてる。

→ 後に、このカメラ、特にリアに使ったステー一体型のフロント用のカメラは、
防眩性が悪い事が発覚してる。

つまり、夜間の後続のヘッドライトが大きく広がるのだ。

元々フロントカメラはリアカメラより下方への出っ張りが断然小さい。
さらにそのフロントカメラのステーを切除して、下の画像にある丸い凹部にハメ込むと。
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これなら車検で文句を言われまい。
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リアカメラは以下の3体制で決まり。
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↑左端からスマートミラーのリアカメラ、3Dアラウンドビューのリアカメラ、
そして新しいマルチビューカメラ。画面分割して表示出来る優れもの↓
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アルパインのはフロントカメラが擦りガラスみたいな映像になったので、前後とも入れ替え。

フロントにはリアカメラの固定ステーを別のカメラの可変ステーに入れ替えて使う。
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↑ネジ穴からケーブルの出口まで同一なので、可変ステーが移植出来た。
このステーを移植した元のドナーのカメラはこちら

つまり、フロントカメラはナンバープレート下の低い位置に設置する代わりに、
角度を可変にして、少しでも上向きに視界を確保する。

ナンバープレート下にカメラを付ける為のT字ステーはデータシステムのNS-1がアルミ製で軽くていいけど、上下に長過ぎる。縦長の取り付け穴の極力下のほうを使うにしても、ナンバープレートよりさらに下にカメラの取り付け位置が来てしまう。
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少しでもカメラが上に来るようにしたいので、2個分を用意して切断し、張り合わせて、マルチビューと2カメラ取り付け可能に。
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↑金属同士を強固に接着出来る「メタルロック」でナンバープレートと接着。
 データシステムのT字ステーはこちら。私のレビューも参考に。

これでフロントは角度調整が可能なカメラとしてナンバープレート下に取り付け
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フロントはリアと同じ画面分割可能なマルチビューカメラと2カメラに。
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この新しいカメラ配置での視界は。
左側がナンバープレート下の新しいカメラ配置。右側は以前のネジ穴取り付け。
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↑前のカメラが下側で、後ろのカメラが上側という配置は、microSDに記録される画像そのまま。
ガレージ内での車の止め位置など、厳密に同じでは無いので、優劣の比較は困難だが。
左下のナンバープレート下のフロントカメラは低い位置にもかかわらず、前方の風景に空が広く映ってるなど、前方視界がより確保されてる。つまり、上向きになってる。
その一方で、下側はボディの一部が欠けてる。これがよくないのかどうか。

下の画像はナンバープレートネジ穴取り付けでキャリブレーションした後の画像だが、
前に謎の黒い四角が出来ていて、これが上の写真の右下のようにボディがギリギリで欠けそうだからこうなるのか。もし、そうなら、新しい配置では、さらにカメラを下向きにして確実にボディが映るようにしなければならない。
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↑前回のキャリブレーション後に、カメラを移動したので、合成画像はおかしいハズだが。
前方の黒い四角はカメラを移動させる前からある。

しかし、そもそも、どうやってボディの一部かを判定してるのか。
動く部分とそうでない部分という判断なら、キャリブレーション時は止まってるから、その後の動きで後から判断してる?
でも、下に紙でボディの一部のようなものを貼り付けて、動かしてみても、それで変化するわけではない。

いずれにせよ、まだ、
新しいカメラ配置でのキャリブレーションが出来ていない。
繰り返すが、自宅でそれが出来ないから困る。家の近くのこの前の場所では、もうやりたくないし。

せっかく作ったナンバープレートネジ穴に付けるカメラだが、
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もし、ナンバープレートの真上にバンパーがあって、そこにカメラが付けられるなら、
そのバンパーを変に加工しなくても、M6の穴1つを開けるだけで、このカメラが付けられるので、利用価値があるのではないだろうか。
あくまで、車体の中心にこのカメラを付けるという前提で。

なお、振動センサーがあるが、接続していない。
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感度をボリュームで調整出来るが、振動を感知するとエンジン停止後も起動し、5分間の録画を行う。いわゆる駐車監視録画機能だ。
しかし、起動が遅いので、当て逃げされても後の祭り。感度次第では頻繁に起動して、バッテリーに負荷がかかるから、取り付けていない。

また斜め後方の死角から車が接近した時にオレンジ色に点滅するLEDが付属してる。
これはピラーの付け根当たりに取り付けてるが、あまり当てには出来ない。まぁ、オマケのようなものか。
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↑右の黒い四角はユピテルのレーザー&レーダー探知機LS700のアンテナ部

表示される車の画像は「Control Setting」でメーカーごとに車種を細かく指定出来るが、何も変化は無く、解説書にはオプションであるかのように書かれてる。
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「Display Setting」→「Model choose」では15車種ほど指定出来て、それは実際に変化するが、Audi、 BMW 、ベンツ、フォルクスワーゲン、レクサス、ボルボなどの高級セダンかSUV。
キャリブレーション時の車のサイズ入力により、SUVがコンパクトカーか軽四みたいに表示されるので、許容出来る場合もあるだろうが、ハイエースとかのワンボックスタイプとなると、違和感があると思う。
自分の愛車の画像が導入出来るなら、本体価格と同じ位のお金を支払ってもいいと思う。

バグ対策の最新バージョンが欲しい。
例えば、専用のモニターでずっと表示させたくて「Control Setting」→「Delay Display」を「Always Display」にしても、起動後はすぐに消えてしまい、一度はリモコンの電源スイッチを入れるか、バックギアに入れる必要がある。
またハザードで画面が消えてしまうのもバグではないか。
これは「Control Setting」→「E-Light Control」を「Close」にすると回避出来るが、では「Open」は何を意味するのか?
「Display Setting」→「L&R Display」でハザード時に2D画像+左右のカメラの画像を同時に表示する(製品の箱の側面に写真がある)のではないかと思うが、そうならないのもバグなのでは。

これらの問題は「System Setting」→「System Upgrade」で対処可能なはずだが、そのデータをどこから入手するのか?
これをMiCarBaに何度も問い合わせるが返事が無く、出品者としての評価を悪く書くと、「あなたの質問は難しい」と連絡が来た。
ともかく、この装置はどこで作ってるのか不明で、
技術的なサポートは全く期待出来ないのが残念だ。
なお、付属の解説書は全文が英語。

「MiCarBa 3Dアラウンドビューの取り付け」はこれで終わり。
新しいカメラ配置でキャリブレーションが完了したら、整備手帳に書くつもり。

この後、ナンバープレート下のフロントカメラの配置でのキャリブレーション結果を、
これより下、この日付より過去に書き続ける事にする。

Posted at 2021/04/02 21:29:28 | コメント(0) | トラックバック(0) | 愛車 | クルマ

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何シテル?   08/10 17:24
1995年に新車で買ったシビックEK3(VTi)のHMMに乗り続けてます。 購入時よりも奇麗な状態を維持するべく、結構、お金かけて来ました。 単に多くの手間...
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