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2020年03月15日 イイね!

スマートミラーのリアカメラは車内か車外か(改造あり)

スマートミラーのリアカメラは車内か車外か(改造あり)スマートミラーとは、
ルームミラー型のドラレコの事である。
前後を同時に録画すると共に、ルームミラーもリアカメラの映像を映し出す。
この液晶をOFFにすると、通常の鏡としても使えるようになってる。

が、その為に、液晶がONの時でも天気のいい日などは、
リアやサイドの明るい窓の外の景色が映り込む。
それで反射防止フィルムを貼りたくなる。
が、そうすると、もう鏡としての機能は無くなるし、液晶としての表示も少し曇った感じになってしまう。

私の理想としては、もう鏡としての機能は無しにして、PCモニターのように完全にノングレアな液晶画面にして、OFF時はただの黒い板状態にする。
その代わり、インカメラで車内や後方を写し出すのを、音声指示で切り替え可能にして欲しい。
メーカーに要望は出してるが、まだそんなスマートミラーは無いようだ。

スマートミラーの利点は、通常の鏡のように後席のヘッドレストや人による死角が無くて、はるかに広い視野が得られる。
また夜間は鏡では真っ暗にしか見えなくても、カメラの映像は驚くほど鮮明に後の景色を映し出す。
ドラレコとしても録画した内容をその場で確認出来る。
バックギアと連動し(専用線をバックランプに接続必要)、視野を自動的に下げてくれるし、ガイドラインも表示する。

また画面をフリックする事で、上下に視野を移動出来る。映し出してるのは横に細長いエリアなので、カメラが動くわけではないが、上下に視点をかなり動かせる。
自分に合った視野(アングル)を調整すれば、それを記憶してくれる。
フロント、リア、バック時のリアと3パターンを記憶する。

私が使ってるのは、AKEEYOの2020年モデルのX2GR。12インチの大きな画面だ。
AKEEYOは中国メーカーだが、10年ほど前からイエローハットにOEM製品を供給していて、日本向けの自社ブランドとしてドライブレコーダー等を販売するようになった。サポートもしっかりしてる。

私のX2GRの利点は、最初から反射防止フィルムが貼ってある。
私はこういうのを貼るのが大の苦手。歪んだり、気泡が入ったり、しかもすごく気にする。
最初から貼ってあるのは後にも先にもこのモデルのみ。

それと、駐車録画がタイムラプス。
通常1秒間に27なり25コマの撮影なのだが、駐車録画時は1秒間に1コマとか(設定可能)の節約、節電モードで撮影する。再生時は早送りのような映像になる。
つまり、駐車中に定点観測みたいになり、それを見てるだけでも楽しいではないか。
このタイムラプス機能は現在のAKEEYOのスマートミラーには無いんだ。(最新のファームウェアによる更新で、いくつかの機種が可能になったみたい)

このタイムラプスが無いと、常時電源を供給して、一定電圧以下になるとOFFにする駐車監視オプションを付けたとしても、衝撃を感知してからの起動、録画となる。これでは当て逃げされても後の祭り。

これ以外にも、X2GRの撮影画像には日付、時刻、速度、緯度経度が右下に表示される。
録画された映像にそれらの情報がテロップとして一緒に記録されてるのだ。
私の知る限り、X3系は日時しか無く、代わりにAKEEYOのロゴが映像に入れられていた。

このスマートミラー本体は、純正のルームミラーにベルトで取り付けるだけ。
だから本体の取り付けはいとも簡単だが、リアカメラは配線があるので、少し厄介。

そして、選択を迫られるのは
リアカメラは車内に取り付けるか、車外に取り付けるか。
製品によっては、車内専用のカメラや、取り付けステーにより両方可能なカメラもある。
X2GRのリアカメラは車外用だが、付属のステーで車内にも取り付け可能だ。

■車外カメラの利点
ともかく圧倒的に鮮明。間にガラス窓を挟むだけで、こうも映り込みが発生し、窓の汚れや小雨時の雨滴がモロに見えて見苦しいのかと思うほどの車内カメラに対して、車外のカメラ映像はとても綺麗だ。これを見ると、フロントも車外に付けたくなるくらい。
またバックカメラとして使う場合も、位置が低いので路面が近くまで見えやすい。

■車外カメラの欠点
位置が低いので、夜間は後続車のヘッドライトの直撃を受けやすい。
またカメラの取り付け位置がナンバープレートに少しでもかかると車検に通らないなど、うるさくなってるので、どうしてもナンバープレートを避けて中央から外れた所に設置する必要がある。
駐車監視の場合は、位置が低いことから、不審者が接近しても顔が映らない事がある。

車内カメラの利点、欠点は車外カメラと逆になるわけだが、
車外カメラは4ピンの細長いコネクタなのに対して、車内カメラはL字型のミニUSB端子となり、ハッチバックの蛇腹チューブなどを通しにくくなる。
ともかく、こうした作業で一番苦労するのがケーブルの配線なのだ。
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↑愛車のリアハッチへの蛇腹チューブは多くの配線でパンパン。

では、実際のリアカメラの映像を見てもらおう。
X2GRの車外カメラの映像
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車内カメラの映像(X3GRのリアカメラ)
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↑リアハッチの内張りを外していて、いろいろベタベタと見苦しい。

まるで別次元の映像。あいにく小雨が降って、その水滴がリアウィンドウに付き、それに後続車のヘッドライトが当たって反射して映ってる。
もう、こうなると、カメラの画素数が幾らとか比較する以前に、間に水滴やゴミや映り込みが発生するガラス窓一枚を挟むだけで画質がまるで違ってくる。
もちろん、もっと大雨が降って、車外カメラのレンズに水滴が付いたりすると、どのような比較映像になるのか、わからない。車外カメラのレンズには親水コーティングするといいとか聞くが、私は基本的に雨の日は愛車には乗らないので。

また上の車外、車内の両画像は同時刻(右下の時刻を見ても6秒差)なのに、空や家の明るさも違う。これは防眩性(まぶしさを防ぐ能力)に優れたX2GRのリアカメラは暗めに映る。
一方のX3GRのリアカメラは暗視性能に優れ、その代わり防眩性に劣る。

ただ、そんなX2GRの車外リアカメラでも、位置が低い事もあって、ヘッドライトの直撃を受けると、
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↑片側だけがハイビームというわけでは無い。たまたま右のヘッドライトが直撃。

V360Sの車内カメラだと、位置が高いこともあって。(これも上の画像とほぼ同時刻)
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V360Sはフロントが360度カメラの高級スマートミラー(1カメラなので下半分の視野になるけど)
この機種のリアカメラは防眩性に優れたX2GRと、暗視性能に優れたX3GRの中間的なバランスのいいリアカメラなのだ。

X2GRの車外カメラも少し移動して、ヘッドライトの直撃を避けると、
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このように、リアカメラは車内か車外か、また機種により良し悪しがあり、選択に困るところ。
ならば、リアカメラは車内と車外を切り替え可能にしよう。

「スマートミラーの改造」にとりかかるが、
真似をされる場合は、あくまで自己責任で。
私は電気に関して、全くのど素人なので。

X2GRのカメラケーブルは4ピンで、
太いメス側のコネクタ(4つのピンが見える側)の配列は
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細いオス側のコネクタ(4つの穴あり)から見た配列は左右が反転する。
5Vはカメラ駆動用の電流で、12Vとはバック信号の事。
コネクタ脇から出てる赤い線をバックランプなどにつないだ場合、12Vが流れる。

これらも配線も、メーカーが違えば配列も異なる可能性がある。
同じAKEEYOでも、同じ型番の製品でも、
古いカメラでは、このビデオ(映像)と12Vが、カメラ側で入れ替わってることがある。
リアカメラの映りがおかしくなって(故障して)、メーカーからその機種用のカメラを取り寄せると、映らない。その場合、カメラケーブルとセットになっていて、ケーブルも入れ替えなければ映らないのだ。

最近の製品は、たいていのメーカーで画像のような配列なのだが。
もし、ビデオ信号の配線に12Vを送り込めば、カメラは故障する可能性があるので要注意。
映像が映らなかったり、その映像信号をバック信号と誤認識して、バック用のガイドラインが表示されたら、そのカメラは配線の配列が違うので、すぐに取り外すべき。

ちなみに、スマートミラー本体側へのケーブルのL字の4極コネクタ
先端から5V、ビデオ、12V、GNDとなる。
この形状のコネクタは、昔の製品も、メーカーを問わず同じで、違うパターンは見た事が無い。

このX2GRの4ピンカメラケーブルは本体側がL字のコネクタで、リアカメラ側は太いメスコネクタなので、どちらもハッチバックの蛇腹チューブに通しにくい。
(X2GRのリアカメラからは短いケーブルとその先に細いオスコネクタが出てる)

それでよく使うVORCOOLの4ピン延長ケーブルを使って、その細い方のオスコネクタ側からハッチバック→ボディ側へと配線を引き入れた。
つまり、X2GRのカメラケーブルは車のボディの終端で止めて、そこから延長ケーブルにつなぐ。
そのほうが終端のコネクタから出てる赤いバック連動線をバックランプの+線につなぎやすいし。

カメラケーブルの配線イメージは以下。
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VORCOOL以外の4ピン延長ケーブルはどれもオスコネクタが太いのだ。
この延長ケーブルはこちらから。ここの私のレビューに他のコネクタとの比較画像がある。
ただ、6回買った最後の2023年6月のケーブルは、オスコネクタが異様に太いものになってしまっていた。

結局、X2GR側の4ピンケーブルは無加工のままにして、
VORCOOLの4ピン延長ケーブルを切ってバラしたので、
X2GRのカメラケーブル内の色分けは不明だが、
VORCOOL延長ケーブル内の4本の芯線の色分けは
赤-5V
黃-ビデオ
黒-GND
白-12V
と、なんかイメージ通り?の色分けがされてる。
つまり、カメラの4ピンは共通で、大抵はこの配列ではないのか。
中国製のいいところは、共通のパーツを多く使ってコストを下げてる。日本のように各社バラバラの規格で融通性が無いのとは違って。

一方のX3GRのリアカメラは車内専用で、その端子がミニUSBなので、ケーブルも同軸構造をしていて、外側を網線とアルミ箔で包まれてる。
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この中の配線は
赤-5V
緑-ビデオ
白-GND
裸の撚り線-ホディアース

この被覆の無い「裸の銅の撚り線」は、本体側のL字の4極コネクタには先から4番目につながっている。白の線も同じく4番目につながってるのだ。(テスターで調べると)
だから、この「裸の撚り線」も、白線と同じように4ピンケーブル側のGND(黒線)へ接続してたのだが、それだと車内のリアカメラ映像が白飛びしてしまう。画像全体がひどく白っぽくなってしまうのだ。ミラーに映る映像も録画映像も。
これはどうもインピーダンス不整合らしいが、なぜそういう事になるのかは、私にはわからない。
試行錯誤の末、「裸の撚り線」を直接ボディアースする事で正常になった。

ハッチバック側にもライセンス灯やワイパーへの電力が来ていて、それのアースと同じボルトに、この「裸の撚り線」をつなぐ必要があった。
「裸の撚り線」をどこにも接続しないと、リアカメラは映らない。

このX3GRのリアカメラケーブルはバック連動無しだったので、本体側のL字の4極コネクタの先から3番目への接続は無く、空いていた。(別売でバック連動ありのケーブルも売られていて、それをバラすと、配線がまた違ってくるかも。

当初は4ピンケーブルからのカメラを駆動する為の5Vを、車内と車外の2カメラに同時に流すと、さすがに電圧降下し、不安定になって映らなかった。
ならばと別に12V→5Vの降圧器を用意して流すも、アースのとり方が悪いのか、どうしても映像にノイズが乗ってしまう。

カメラの切り替え方法をいろいろ試行錯誤中。
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結局は単純に、エーモンの5極リレー3234を2個使うことにした。その製品はこちら
このリレー2つで、2つのカメラへ行く、5Vとビデオの2つを同時に切り替える。
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↑赤丸が2個のリレー、エーモンの3234

リレーの仕組みを知らない方のために、
エーモン3234の台紙の解説図をアレンジして以下の図を作った。
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↑これをカメラのビデオ線と、カメラ駆動用の+5V線の2つ用意する。

GND(マイナス)は切り替える必要は無く、
車内、車外カメラの両方と本体からの3本のGND線は接続したままにする。
12Vはカメラ側には行っておらず、バックランプなどにどこで接続するかに関わってくる。
今回のように、スマートミラー本体からのケーブルはバックランプのところで止めておき、そのコネクタから出る赤線をバックランプに接続していたら、そこから先のカメラ延長ケーブルには12V線は接続する必要が無い。

さらに、このリレーをワイヤレスリモコンで操作する。
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この製品はこちら
このリモコンやリレーへの12V供給はカメラケーブルとは別に必要で、ハッチバックならば蛇腹チューブの中を通してのACCの配線が必要となる。

肝心なのは、このリレーに通電があった時にどちらのカメラを、OFFになった時にどちらのカメラに切り替えるか。
私は、駐車監視録画の時、不審者が接近したら顔が映りやすい高い位置の車内カメラが選択されるように、
ACCがOFF時に車内カメラになるようにした。

これはリモコンがONの時に車外カメラ、OFFの時に車内カメラとなる。
このリモコンは通電があった時、以前のONかOFFかを記憶していて再現してくれる。
つまり、リモコンを一度ONにしたら、次にOFFにするまで、エンジンのON/OFFに関係無く、リアカメラの選択は維持される。

小さなリモコンをステアリングに取り付けておけば、いつでもリアカメラを切り替え出来る。
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しかもこのリモコンはかなり強力で、間に鉄板があっても電波は回り込んでよく届く。
元はエーモンから発売されていたものだが、強力過ぎて?「電波法違反」となり、回収、販売中止になったコピー品を、製造委託先の中国が売ってるのではないかな。

後に、リモコンの取り付け位置を変更した。
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↑スマートミラー本体の上。反射防止フィルムの為、鏡も欲しくなり小さなのを付けてる。

それはこのリモコンをステアリングに付けてると、緊急回避的なハンドル操作や、ホーンを鳴らす時に、このリモコンに触れてしまうからだ。
このリモコンに触れて、リアカメラを切り替えると、その瞬間、録画映像が途切れてしまう。
後述のとおり、一時的に「リアカメラが接続されてません」とメッセージが出て、切り替わりが完了するまで、2秒位だろうか、その間、録画がされてないのだ。
事故が発生するようなタイミングで、その瞬間が録画されてないのはマズイから。

ただ、この「リアカメラ切り替え装置?」もいい事ばかりで無く、問題もある。
どうしてもカメラを切り替えた瞬間、一時的に「リアカメラが接続されてません」とメッセージが出て、一瞬アラームが鳴る。
さらに、カメラが取り外されたと認識して、記憶していた表示エリア(アングル)がリセットされてしまう。
つまり、好みのアングルにカメラの視野を設定していたのが、変わってしまうので、画面をフリックして、再調整が必要となる。
これは、カメラ本体の向きを、調整しなくてもいいようにしておけば、不満は少なくなると思われる。

またリアカメラが切り替わった瞬間に、録画ファイルは前後ともに終了して、新たなファイルでの録画が始まる。
先の車外、車内のリアカメラの比較画像も、途中でリアカメラを切り替えてる。

もう一つの問題は、車外カメラを使っていて、
エンジンを切ると、その瞬間にまた「リアカメラが接続されてません」と出てしまう。
スマートミラーはバッテリーを内蔵していて、エンジンを切ってもしばらく(3~5秒)録画を続ける。
しかし、ACCがOFFになる事で、リモコン本体への電源が絶たれ、リモコンは一時的にOFFになり、リレーもOFFとなって、上記の接続例だと車内カメラに切り替わってしまうから。
(エンジンをかけた時は、スマートミラーが起動する前にリモコンやリレーに電気が流れるので問題はない)

画質の綺麗な車外カメラを常用して、エンジンOFF時に「接続されてません」とならないようにするには、
タイマーユニットを使う。
昔はいい製品があったんだけど、
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↑ハッチバックの内側に取り付けたリモコンユニット(左)とタイマーユニット(右)

この昔のエーモンのタイマーユニットは1秒、3秒、6秒、10秒、30秒、60秒が選べた。
今はエーモン2854の15秒、30秒、60秒だけだけど、その製品がどこも無くて、これのコピー品はこちら

このタイマーによりエンジンを切っても、リモコンユニットやリレーに一定時間の12V供給を続ける。
この為には、ACCの他に常時電源もハッチバックならば蛇腹チューブの中を通して配線が必要となる。

ただ、この新しいタイマーだと最短が15秒なので、駐車監視モードに入ってからカメラが切り替わる事になる。
まぁ、駐車監視モードを設定するのは、液晶画面で指示するので、その前に車内カメラに切り替えておいたほうがいいと思う。

そして、車内用のリアカメラはX3GRの優れた暗視性能は捨てがたいものの、前の画像のように、あまりに防眩性が悪いので、
V360S用のリアカメラに差し替え。
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↑左側はリア用の360度ドラレコのユピテルQ-02。右側がV360S用のリアカメラ。
360度ドラレコは前後に付けていて、機種別の違いはブログのこちらで。

形状はX3GR用と全く同じ。このV360S用のリアカメラは単体で売られていてこちら
ただ、私が買った時は1950円だったので、えらく高くなってる。

私は比較の為、X2GRとX3GRの両方を買い、X3GRはヤフオクで売った。メーカーから別売のバック連動ケーブルと新品のリアカメラを取り寄せてセットしたので、買った時より高く売れた。ちょうどモデルチェンジとコロナでどこも商品が無かったからか。
V360S用のリアカメラもメーカーに問い合わせたほうが安く買えるかもしれない。

X2GRの車外カメラは以下。ナンバープレートを避けて左に寄ってるが、少し内向きにする事で、違和感は少なくなる。(前の車外カメラの映像は、カメラを反対の右側に付けていた)
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X2GR、X3GR、V360Sのリアカメラの比較はこちらの動画の後半を参考に。

AKEEYOのV360Sはスマートミラーとしてでは無くても、360度カメラとしても、もはや日本のユピテルやコムテックの製品を完全に凌駕する性能となってる。
その比較動画はこちらから。
だから、私はAKEEYOの製品を高く評価してるのだ。

後から追加の画像で、改めて、日中のリアカメラの車外と車内の比較を。
いずれも信号待ちの停止状態で、右下の時刻を見ても7秒差。
以下が車外のリアカメラ映像。
左側に取り付けていて、少し内向きにしてるせいもあって、画像の右側の車が切れてる。
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以下が車内のリアカメラの映像。
車外カメラに比べて、視野が広いように見えるけど、傾斜したリアウィンドウの上の方に取り付けてるので、その分、車外カメラに比べて、対象から離れてるという事もあるかと。
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後に、このスマートミラー(デジタルミラー)をWOLFBOXのG900に変えると、
リアカメラ映像に乗る横縞ノイズに悩まされる事になる。
その状況と対策はこちらから。
車内のカメラケーブルをこの時の配線のまま流用していたから。
どうも、カメラケーブルが並走する別のケーブルからのノイズを拾うらしい。
リアカメラはAHDの高画質アナログ映像で伝送されてる。それは0.2sqも無い極細の線1本で10mでも100mでも送れるから。
ところが、そうしたアナログ映像はノイズに弱い。
メーカーによっては、カメラケーブルの黒い被覆の下がアルミ箔でシールドされてるものがある。そういうのを使ってれば、ノイズの影響は受けにくいと思われる。

Posted at 2021/03/15 21:16:33 | コメント(0) | トラックバック(0) | 愛車 | クルマ
2020年01月17日 イイね!

ナビのオンダッシュ化への道

ナビのオンダッシュ化への道私の愛車EKシビックはメーカーオプションのカーナビを装着していて、
唯一の1DINスペースは一番下の奥まったところにある。
元はここにカセットテープ付きのデッキ(ラジオ+アンプ)が入っていた。

1995年に新車として購入した時点では、後付ナビより格好がいいと思ったのだ。
そのナビはCD-ROMタイプで、音声案内も無く、何度もROMは最新版に更新したけど、機能的にも精度的にも実用性に乏しいものだった。

当時、後付のナビを装着しようにも、オートバックスやジェームスでは「メーカーオプションのナビ装着車はダメ」と言われたもの。
何がダメなのか、今、考えたらよくわからないが、要するに触りたくないという事だったのかと思う。

取り付けるとしても「オンダッシュナビ」しか選択肢はない。
最初の後付ナビはカロッツェリアの初のHDDのサイバーナビ、
AVIC-XH07V(2001年モデル)だった。
カセット付デッキへの配線を自分で加工して、ナビからのTVやMSV(ミュージックサーバー)の音声を車内のスピーカーから流せるようにした。

その後、AVIC-XH009(2006年モデル)DEH-P710で、
地デジもGEX-P90DTVを取り付け、
BluetoothユニットND-BT1でハンズフリー通話にスマートループ取得も可能で、
スピーカーはドアの鉄板に直接17cmのTS-C1710Aを取り付け、
サブウーファーSWE-2200もあって、特に不満は無く快適に利用してきた。

しかし、地図の更新が2014年で終了となった。
特にその年には、自宅近くのバイパス道路が開通し、交通の経路が大きく変わってしまった。
家を出たらすぐ、ナビは道の無い所を走る事になってしまったのだ。
カロッツェリアのナビの地図は、製品発売から10年で地図の更新を終了してしまうのだ。
有料なんだから、欲しい人には売ってくれればいいのに。

ナビを買い替えようにも、もうオンダッシュタイプは無い。
カロッツェリアには何度もオンダッシュの復活を要望して来たのだが。
ポータブルタイプになるとワンセグが主流だし、それに地デジをプラスすると、そのアンテナのケーブルなどがダッシュボード上を這いまくる事になる。
そもそものオンダッシュナビだって、モニターまで太いケーブルが行く。
愛車の場合は、純正ナビとエアコン吹出口のパネルの上端を加工して、そこから太いケーブルを出して、パッと見にわからないようにしていたのだが。

こうなると、2DINがあるEKシビックの後期モデルが羨ましい。
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↑当時の後期モデルのカタログより。

実は2006年の事故で、ダッシュボードを交換する事になり、その時に
「後期モデルに交換出来ないか」とディーラーに頼んだのだが、あっさりと断られてしまった。

純正ナビの画面にはエアコンの状態なども表示される。
これを外すとなると、エアコン関係まで大規模な改修が必要となりそうなのだ。
hinata.jpさんのEK9で2DIN化してる記事があるが、あれを見ただけであっさり諦めがついてしまうほど、手間がかかりそう。

ならば、インダッシュナビをオンダッシュ化出来ないか?
昔、ビートソニックから1DINユニットをそのままダッシュボード上に乗せるケースが出てたけど、如何にも取って付けた感が強くて。
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愛車のEK3のダッシュボード中央には、エアコンの吹き出しの大きな口が開いていて、ここのパネルを取り去って、中に1DINを埋め込めないかとか。
あるいは、他車の1DINパネルを持って来て、ダッシュ上にうまく乗せられないかと2種類ほど買ってもみた。周辺部はFRPなどで造形するつもりで。

そんな事を考えてるうちに、そもそも
1DIN+1DINのナビスタイルが無くなってしまった。
カロッツェリアでは2015年のAVIC-VH0999が最後のモデルとなった。
以降は2DINモデルばかりで、さらに画面が浮き出て10インチの大画面化したり。

しかし、憧れだった未来感のあるAR HUDも0999が最後となってしまった。
翌2016年モデルから、操作系も一新され、現在のスマホなどで当たり前の指2本によるピンチイン、アウトでの地図の拡大縮小や、指1本でなぞる事での地図のスクロールが出来るようになった。

が、なんかAR HUDが使えた0999のモデルが一番好きだった。
以降はスマホのナビアプリに押され、ナビそのもののの売れ行きが悪くなると共に、没個性化が進んで、どのメーカーのナビも同じように思えて来た。

自分にとっては、
AR HUDやAVIC-VH0999がナビの理想形であり、憧れであった。
いつかは手に入れたい。たとえ中古品でもいいから。

そんな中で思い付いたのは、1DIN+1DINナビの
画面だけを取り出して、ダッシュボード上に置けないか。
ヤフオクで安く売られているAVIC-VH009や099Gのジャンク品を買って分解し始めた。
液晶画面と駆動部を取り出せば、そのままダッシュボード上に置けそうだ。
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このタイプは1DINのケースから出て来て、画面が起き上がる。
この動く部分と本体とは、FFC(フレキシブル・フラット・ケーブル)で繋がってる。
AVIC-VH099Gでは、液晶の表示やバックライト、タッチパネルからの信号、及びメカの駆動の為の動力電源や信号が全て、
0.5mmピッチの60ピンFFCで伝達されていた。
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このFFCや、FFC同士をつなぐコネクタはamazonでも売られている。
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1m位の長さの60ピンFFCがあれば、画面はダッシュ上に置いて、モニター部本体は愛車の一番下の奥にある1DINスペースに置けばいい。
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そんな長いFFCは、専門店のサイトで売られていた。

ナビのもう一つの1DIN本体はこれまで通り、助手席下に置く。
こうすれば、CDなどの出し入れは、これまでのように助手席を前へスライドさせて、運転席から体を斜め後によじってしなくても、それはモニター部側にあるのだから、センターコンソールの一番下の1DINの普通に手の届く位置にCDをセットすればいい。

延長FFCでの一応の動作確認。画面の角度調整も可能に。
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ただ、AVIC-VH099Gのケース内側(亀の甲羅みたいなもの)には、なにやら横断歩道のような黒と銀色の縞々があり、対応する動く液晶側には何やら小さなトランジスタが2つある。
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これでスライドして出て来る時の移動量とか計測してるのだろうか?

完全にケースから出て来て、それを検出してから画面が起き上がるはず。
逆に格納する時は、画面が完全に水平になったのを検出してから、ケース内へ引き込みが行われるはず。
そうしたスイッチ類との関係は、画面だけを取り出してしまうとどうなるのか。

そんな不安を抱えながら、2019年8月、ついに念願の
AVIC-VH0999を入手した。
ヤフオクでの中古品。前日に6万代で落札されてたので、
こちらはケーブル類など一切の付属品無しなので、もっと安くなると思ったのだが、
「わずかな使用感はあるものの、非常に綺麗な状態」という商品説明に食い付き、
やたらと競り合ってしまい、なんと
83,501円での落札だった。

接続ケーブルやらGPSアンテナ、音声認識マイクなどは部品センターから新品を取り寄せた。
動作確認後、さっそく分解!
開けてビックリ。なんじゃこりゃあ!
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先に見ていたAVIC-VH099GのFFCとは異なり、
このAVIC-VH0999のFFCは大きく湾曲し、まるで競技場のトラックみたいに。
いったい、どこで本体と切り離して、どう接続するべきか。

「オンダッシュ化への道」は続く。

Posted at 2021/02/27 05:07:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | 愛車 | クルマ
2020年01月16日 イイね!

AVIC-VH0999のオンダッシュ化計画その1

AVIC-VH0999のオンダッシュ化計画その1これはカロッツェリア最後の1DIN+1DINのインダッシュナビ
AVIC-VH0999をオンダッシュ化した記録である。
愛車にオンダッシュナビしか装着出来ないという人は他にもいると思われる。
その参考になればと思うものの、
もし真似される場合は、あくまで自己責任で。
機器の破損や、最悪は車両の火災等になっても、当方は一切の責任は負えないからそのつもりで。
私自身、電気に関しては全くのド素人である。ただ、これまでの経験で作業してるだけ。
まして、半年以上前からの過去の試行錯誤の作業を撮影写真を元に思い出しながら書いてる。
だから、思い違いがあるかもしれない。
またこれはマニュアルでは無いので、必要なものがその都度、途中で出て来る。
一通り読んで、必要なものを揃えてから、もしやるなら実行して戴きたい。

また冬季は空気の乾燥と共に、静電気が発生しやすい。
帯電した手でむき出しの電子パーツに触れると、
高圧の静電気で破損する可能性があるので、
事前に水道の蛇口などの金属に触れて、体の静電気を逃がしておく必要がある。

さて、先にヤフオクなどで安価に入手出来るAVIC-VH099GやVH009で液晶画面+駆動部を本体と切り離し、FFC(フレキシブル・フラット・ケーブル)で接続する手法は試してみた。
本来の目的はAVIC-VH0999(2015年製)であるが、
外観がほとんど同じ、VH0099(2014年製)やVH0009(2013年製)でも、あるいはそれより古い機種でも応用はきくと思われる。

幾つかの課題があったものの、結論から言えば、タイトル写真のとおりオンダッシュナビとして使ってる。
配線すらも一見、わからない。
右側に見えてる配線は、後方に設置した5.1ch用のセンタースピーカーへのケーブルだ。
以下は参考になればと思って書く事にした。

まず、AVIC-VH0999のモニター部を開けてみて、驚いたのは、これまでのAVIC-VH009などと違って、競技場のトラックのようなFFCだった。
(ケースの上側は側面と後部のネジを外すだけで開く。古い機種よりネジが少なくなってる)
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VH099Gなどでは本体側にあったCD/DVDドライブがモニター側に来た事もあるのか。
本体側からFFCを外すために、とりあえず邪魔になるCD/DVDドライブを外してみた。
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下の赤丸部分が本体につながるFFC
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これは64ピンありそうで、そんな半端なFFCは売られてなかった。
仮にあったとしても、ここでFFCを外せば、あの競技場のトラックのような部分をどこに持って行くか。

それで、本体側からFFCを外すのでは無く、液晶側から外す事にした。
CD/DVDドライブは元に戻し、卓上の12V電源につないで、AVIC-VH0999を起動させる。
モニターが起き上がったところで、
液晶上部の3つのボタンの中央の「一時可倒ボタン」を押して、モニターを水平に倒す。
これは10秒後に戻るので、その前に電源を切ってしまう。常時電源もろとも。

液晶側でFFCは2つに分かれている。
右側の幅の狭い方は、モーターの駆動用。
前後にスライドさせたり、液晶画面を起き上がらせたりする。
まずここを外す。下の赤丸部分。
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このコネクタの外し方は、
下の写真の左右の赤丸の茶色の部分を下にスライドさせると、ロックが解除されて、FFCが抜ける。
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このコネクタへのFFCは、金メッキされた端子が上向きに入るので要注意。
このFFCの端子の向きは、液晶画面へ行くもう一方のFFCと同じ向きになってるのだ。
そしてこちらは「1mmピッチの11ピンのFFC」
実験用に用意したFFCとつなぎ替える。
ここのFFCを入れる時は金メッキ端子を上向きにして奥までキッチリ挿入し、左右の茶色の部分を上にスライドするとロックされる。
これを見てもわかるとおり、太い導線は2つの端子を使ってる。おそらくモーター駆動用の電流が流れるのだろう。

対応する1mmピッチ11ピンの接続コネクタを用意すると、FFCの延長が出来る。
こちらは金メッキ端子が下になる。
通常は端子が下側になるけど、前の液晶画面のモーター駆動用だけ異なるのだ。
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次は液晶側のFFCを外す。
その為には、まず下の赤丸の4つのネジを外して、前面の化粧パネルを外す。
小さなプラスのドライバーが必要になる。
alt

すると、下の写真のようにスイッチを操作するパーツが見える。
この透明プラのパーツがポロっと外れてしまうので、
どうやって入っていたか覚えておくか、
落ちないようにマスキングテープなどで留めておいたほうがいい。
alt

それから前の写真の黄色丸の液晶の側面にあるネジ4つを外す。
側面のネジを外すと、液晶部分が外れて下に落ちるので要注意。
そして下の写真の赤丸部分のFFCを外す。
alt

このコネクタの外し方は、後方の(写真で上方の)黒い部分を爪で水平に倒す。
基盤に書かれてるように、こちらは金メッキ端子が下になる。
alt

これは「0.5mmピッチの50ピンFFC」
こちらも元のFFCを外して、用意した実験用のFFCを接続する。金メッキ端子を下にして奥まで入れてから、後方の黒い部分を起こすとロックされる。
このFFCの脱着は結構、厄介なので、目標の長さの本番のFFCを接続したほうがいいが、ここでは実証実験として仮の長さのFFCを使ってる。
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↑中央あたりに太くなった導線は1ピンしか使っていない。
他の太い線は2ピン使ってるのに。つまり、この中央のは延長用のFFCの1本に多くの電流が流れる可能性もあるのが、ちと心配。
24時間通電して、発熱などが無い事は確認してる。

こうして2本の実験用のFFCを接続したら、液晶やパネルを元に戻し、ネジ留めしておく。
これで動作するか、テスト的に電源を入れるのだが、
起動すると、一旦、画面が引き込まれ、その後、出て起き上がる。
常時電源が切れると、出たままの状態の画面も一旦引き込まれる。
「オートフラップ」を「マニュアル」にしておくと、車のエンジンを切っても、モニターは出たままで、次にエンジンをかけてもモニターは動かない。
けど、一旦、常時電源が切られると、その「オートフラップ」も無効になるのだ。
だから、電源を入れると、
ふいに画面が動き出す可能性があるので、要注意。

下の写真のとおり、とりあえず、「20cmほどの延長FFC」で動作する事が確認出来る。
これで液晶画面+駆動部を取り出して、「1m位のFFC」に入れ換えてつなげば、オンダッシュ化が出来る。
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ただ、私はこの前に大失敗をしてしまった。
実験用にamazonで購入した0.5mmピッチ50ピンのFFCは両端の端子が裏表になっていたのだ。
1枚のリボン上のFFCの片方は上側に、他方は下側に端子が付いていた。
作業中はもう1本手が欲しいような状況で、とにかく接続する事にやっきになり、深く考えずに、
FFCを反転させてしまったのだ。
裏表に端子があるから、途中で捻って、つなげてしまった。
それで電源を入れたけど、起動しない。
アレっと思ってから「しまった!」

慌てて電源を切り、同じ側に端子があるFFCを購入し直した。
それでつなぎ直して電源を入れると、画面が表示されてやれやれ。
ところが、タッチパネルは一切機能しない。
端子の順番を違えて接続した為に、本来は信号を送り出す端子に、12V電流を送り込むような事をして、
基盤を感電死させてしまったようだ。

そっそく、修理に出すしかないし、そんな事をしたなんて言えない。
「中古品を買ったけど、タッチパネルが機能しなくなった」と。
保証期間も無いから当然有償。
サービス曰く、「基盤を取り替えたけど、それでも治らず、別の基盤も取り寄せて替えたため、遅くなりました」

FFCは同じ面に端子があるものを用意しなければならない。
決してFFCを捻ったりしてはいけない。
「1 2 3...」と番号が振ってある事もあり、元と順番を入れ違う事が無いようにしなければならない。
だから、私もその後、以下のように番号を振っている。
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↑FFCを捻らない限り、端子の順番が入れ替わることはないけど。

下の画像のように、延長用のFFCが一部、外から見えるところがあるので、ここだけ白いと目立つので、
つや消し黒のスプレー塗料でFFCの一部を塗っておいた。先にプライマーもスプレーして。
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↑実際にモニターを起こすと、見える範囲は狭くなり、緑色に見えてる横長の窓の上下幅くらい。

本番用の延長FFCの購入先は
aitendo.com
このサイトのページの左下の「商品カテゴリー」に「FFC : 0.5」や「FFC : 1.0」がある。

必要なFFCは、
液晶画面用の「0.5mmピッチの50ピン」こちら
画面の角度調整用の「1.0mmピッチの11ピン」こちら

購入時は50ピンは1m(4680円)があったが、11ピンは830mm(3980円)が最長だった。
現在、確認すると、50ピンのFFCは1300mmが最長だが、11ピンは800mmが最長になってる。
HOME画面の左下のほうにある「FFC特注」で希望の長さを依頼するしかない。

FFCの長さは、ダッシュボード上に置いた液晶部分と、1DINスペースなりに置くモニター部本体との距離による。
後に解説するが、モニター部本体から引き出すFFCは11ピンのほうが20cm位短くなるので、
出来れば延長用の11ピンFFCはより長いものが欲しい。

あるいは連結(延長)コネクタを2個使って、FFCを継ぎ足す方法もある。
いずれも、電極面は同一面を表す末尾の「S」を選択の事。

またFFC同士の連結コネクタは上記サイトで「FFC : 変換基盤」の中にも50ピンはあるが、
私はamazonで購入してる。
50ピンの延長コネクタはこちら
11ピンの延長コネクタはこちら

FFCはモニター部の中の競技場のトラックのような部分はそのまま使うので、
その先の「分離する液晶画面」の側で外して、
上記の連結(延長)コネクタで、長いFFCに接続する事になる。
その長いFFCは直接、液晶画面側に接続する。

AVIC-VH0999のオンダッシュ化計画は続く。

なお、PCでこのブログを見ると、新しい日付→古い日付に表示されるので、
変則的に過去の日付にむかって記事を書いて行く事にした。
なんせ、2020年は愛車をほとんどガレージから出さず、内張りや座席を外したままで、いろんな作業を並行的にしていて、その中からAVIC-VH0999のオンダッシュ化だけを思い出しながら書いてるので、
日付は実際の作業日とは異なり、意味が無いのだ。

後に全体の作業内容は簡潔にして「整備手帳」にも書くつもり。

Posted at 2021/03/04 01:03:26 | コメント(0) | トラックバック(0) | 愛車 | クルマ
2020年01月15日 イイね!

AVIC-VH0999のオンダッシュ化計画その2

AVIC-VH0999のオンダッシュ化計画その2最初の画像はAVIC-VH0999の液晶部分を取り出して、その駆動部の中を見たところ。
2つの銀色の部分がモーターで、
左側が液晶部分をスライドして出し入れする為のもの。
右側は液晶部分を起こしたり、倒して水平にしたり、また角度を調整する為のもの。
この駆動部は修理に出した時に新品に交換してもらってる。

今回は右側の液晶部分の角度を変える機構だけが必要となる。
一度、角度を決めれば、そんなに変更するものではないが、
どうせなら、液晶部分を取り出しても、角度調整は残したいと思った。

オンダッシュ化の作業手順として、
長い延長用のFFC(フレキシブル・フラット・ケーブル)に取り替えてから、液晶部分を取り外すか、
液晶部分を取り外してから、FFCを延長用に変えるか、
悩ましいが、いずれにせよ、本体と限られた長さのFFCで繋がってるので、それを外したい。
11ピンのFFCは先に外しておけばいいが、
液晶画面裏にある50ピンのFFCのコネクタを外すのは厄介なので、外すついでに延長用のFFCをセットしておきたい。

その解説順序に悩み、本番用の延長FFCの購入先は、
後から「AVIC-VH0999のオンダッシュ化計画その1」の最後に入れておいたので、参照して欲しい。
以降は、先に延長用のFFCを取り付けたものとして解説したい。

元の液晶画面用のFFCは、裏側で以下のようになっていた。
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↑これは液晶画面裏のFFCのコネクタから抜けないようにサポートしてるパーツ。
液晶部分が起きてる状態から寝て水平になる時にFFCを引っ張るので、抜けないようにコレが必要なのだが、接着剤でFFCに貼り付いていて、剥がす事は出来ない。
他の中古のナビで剥がす事を試みたが、FFCが破れて使い物にならなくなった。

だから、下の赤丸部分は移植は出来ない。けど必要なパーツ。
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↑これは元のFFCが付いていた時の画像。

写真には撮って無かったのだが、
似た厚さのブリスターパック(商品を包むケースの透明プラ)を切り抜いて、同形状のを作成して、
「延長用のFFC」とは接着剤で付けて、液晶画面裏にネジ留めしておいた。

上の画像の元のFFCと同じように。

↑また上の黄色丸の帯状のものは、上に抜けてしまうのだが、そのまま下に差し込んでおいて。
下側(モーター等が入った駆動部)の表面に何か黒いシートが貼られていて、そこに刺さってるだけ。
動く事による摩擦で発生する静電気を逃がすものではないだろうか。

さて、本体ケースから液晶部分を取り外すには、
そのストッパーのプラ部品を外すせばいいのだが、AVIC-VH0999ではそれも写真に撮ってなかった。
以下の写真はAVIC-VH099Gのもの。
この機種ではこのネジを外し、はめ込まれてる黒のプラ部品(ストッパー)を外すと、液晶部分とその可動部を前方へ引き抜く事が出来る。
AVIC-VH0999でも同様だったはず。
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↑ここで取り外したパーツはすぐに元通りに取り付けておく事。

また取り出す前に、「AVIC-VH0999のオンダッシュ化計画その1」で書いた方法で、
液晶部分が完全に水平になった状態にしたほうが作業はしやすいかもしれない。

取り出した液晶部分の右側には以下のような検出アームがある。
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以下の画像は、上の写真のシルバー部分を外したもの。
また両脇にある黒いプラのパーツも取り外してる。(赤丸の手前側)

この飛び出したアームは液晶部分が前へ完全にせり出た事を検出するもので、
通常はバネでこの位置にあり、スイッチが入った(ONの)状態にある。
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液晶部分が前方へスライドして完全に出ると、以下のようにフレームに当たってアームが引き下げられ、スイッチが離れる(OFF)
この状態にならないと、液晶部分は起き上がらない。
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つまり、このアームが常に指で押さえたような状態にないと、液晶部分は起き上がってくれないし、確か画面も表示されないはず。どうするか。
このアームは不要なので、取り外そうとしてたら、元から折れて取れてしまった。
後に、このアームは残しておいてもよかったかもと思った。その理由は後述。
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↑似たような白いアームがすぐ下にも見えるが、これは液晶部分がスライドして完全に引き込まれた事を検出する為のもの。
下からフレームの突起が刺さり、同じようにスイッチがOFFになる。
これは今回は関係しないので、このまま放置する。

修理の技術者から聞いたが、昔の機種に比べて、可動部分の位置の検出は簡略化されていて、「ぶつけて止める」ようになってるらしい。
もちろん、今回のような改造話しは一切してない。そんな事を言おうものなら、修理もしてくれなさそうな真面目な(杓子定規な)感じの技術者だったから。

他に液晶画面が起きてるか、寝て水平になったかを検出するスイッチもある(後述)
液晶部分を前後にスライドさせる機構は不要で邪魔なので、そのギアやシャフトを外す。
私の指は親の介護もあって、頻繁に手を洗うのでガサガサ状態。指紋が無いので認証も不可だし、細かい作業がやりにくい。
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後方から出る11ピンのFFCを前方へ誘導し、
上側からの50ピンのFFCと2本重ねて出してある。

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↑シルバーの裏蓋を外した状態で11ピンFFCを上へ誘導してから蓋を戻してる。
この時、確かクッションテープでFFCの上から裏蓋に貼ったと思う。
金属パネルの縁がFFCに擦れるようでは、車の振動などで悪影響があると思えるので。

そして2本重ねたFFCの上から3cm幅の銅箔テープで挟んである。
これは長く引き回して、他のエアコン等の電装品からのノイズを受けないようにするため。
3cm幅の銅箔テープはなかなかなくて。この商品はこちら

ただし、ダッシュボードの隙間に入れる部分は銅箔テープは無く、保護用の布テープ(テサテープ)で包んでる。
さらに銅箔の上から、エーモンの2mm厚のクッションテープ1750で挟んでる。
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↑購入時、50ピンのFFCは1mがあったが、11ピンのFFCは830cmしか無く、短くなってる。
この為、50ピンのFFCは湾曲させてモニター部本体につなげる。

この銅箔テープを貼るのは苦労した。すぐにクシャクシャになったり。何度かやり直した。
私はこういうのが苦手。誰かもう一人、助手がおれば引っ張っておいて貼れるのだが。
ただ、この銅箔テープの効果は不明なので、不要かもしれない。
しかし、その上からサンドイッチするクッションテープは保護の為にあったほうがいいと思う。

ここで問題が出てきた。
液晶画面が起きた状態で使用するのだが、もし画面が水平に倒れた場合は、
FFCが大きく引き込まれるのだ。
画面が起きてる状態では
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それが画面が水平になると、
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この為、本来はこの下面に黒のプラ製のカバーがあって、その中の空洞部分をFFCがうまく動くようになっていた。

私が予定していたダッシュへの取り付け方法は、前面のエアコン吹き出しパネル(純正ナビのパネルでもある)との隙間にFFCを落とし込むつもりでいた。
画面が水平に倒れた時にFFCが引っ張られた分の余裕は作っていても、そこから画面が起き上がって来た時に、今度は
引き出されたFFCが元には戻らず、そこで折り重なってしまうのだ。
これでは、いずれ折れてダメージが発生してしまう。
だから、画面は水平に倒したくない。

また後に検証するが、ダッシュへの設置位置をかなり前に出さないと(あるいは下に何か敷いて、高くしないと)、
画面が倒れると、すぐ下の車のパネルとぶつかってしまうのだ。

つまり、設置後は絶対に水平にならないようにしたい。
ところが、この機種では、液晶の角度調整のボタンは、液晶の上部(倒れた時は手前)のパネルの3つのボタンの一番右にあり、
それは画面を倒して格納するボタンと兼ねてるのだ。
そのボタンを押せば、即、画面が水平に倒れる。
そのボタンを長押しすると「角度調整モード」に入って、画面へのタッチで角度を前後させる。
だから、誤ってそのボタンを押してしまうとヤバいのだ。

ここに来て、先に外してしまった、位置検出のアームを残しておけばよかったかと思った。
「角度調整モード」に入ってから、あのアームを押してやればいい。
あのアームを押さなければ、画面は動かない。
ただ、もしかすると、あのアームが押された状態でないと、画面が表示されない可能性もある。
その辺は確かめていない。もし、真似される方があれば、その辺を確認して戴きたい。
もし、あのアームが利用出来るなら、以下のようなスイッチは作らなくて済む。

それでどうするか? 
画面の角度調整用のモーターをON/OFFするスイッチを付ける事にした。
このページの最初のタイトル画像が、元の配線だけど、それを拡大すると、
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↑右側の液晶画面の角度を変えるモーターへの配線のうち、
右側の紫の配線を、その両端の付け根のハンダを溶かして外して、
下の赤丸のスイッチへ行って戻ってくる、太めの水色の配線に入れ換えた。
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↑黄色丸は液晶画面が起きてるか、水平に寝てるかを検出するスイッチ。

配線は、元のを途中で切って、ギボシでつないでもいいと思うけど、狭い場所なので、元から入れ換えたほうが収まりがいいから。
配線はシリコン被覆のが柔らかくて取り回しがしやすい。商品はこちら
私はよく使う20AWG(0.5sq)を使ったけど、画像のとおりここでは太く感じられ、26AWG(0.13)位でもいいと思われる。
配線は基盤の切れ目を通したりして、なるべく最短でつないだ。
配線が余って、右のギアに絡まらないようにしなければならない。
モーターの中央部分に黒いテープで配線を留めてある。

上の赤丸のスイッチは以下のようなもの。商品はこちら
このスイッチに関する説明は、そこの私のレビューを参考にして欲しい。
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外から見ると以下のような赤丸のスイッチ。
ここには元から四角い穴があり、そこにハメ込んで接着剤で付けてある。
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スイッチを入れたまま忘れれば終わりだが、
画面の角度を調節したい場合は、
液晶画面上の3つのボタンの右端のボタンを長押しして、
「角度調整モード」に入ってから、このスイッチをONにし、角度調整が終わったらすぐにOFFにするという使い方をする。
もちろん、「オートフラップ」の設定は「マニュアル」にしておく。

また上の赤い矢印部分の金具が飛び出るので、内に折り曲げてある。
その隙間は紫外線LEDで固まるレジンで埋めた。
この部分に合成皮革でカバーを付けるつもりで。
黄色の丸印には穴を開けてあり、ダッシュボードへネジ留めするため。

反対側も金具が飛び出すので、内に折り曲げて、黒く塗ってある。なるべく突起を無くして、包みやすい直方体にしたかった。
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↑また黄色の丸印部分がねじ穴。元々開いていた穴を拡張したのだったか?

そして全体を合成レザーで包んだ。
この合成レザーシートの商品は何回か購入して重宝してたのに、無くなってる。
裏面に粘着剤が塗られた、貼るだけの合成レザーシートを捜してもらうしかない。
これは厚みもあっていい感じだった。ここまで来るとオンダッシュ化が見えてくる。
ただこの合成レザーの断面が白色なので、折り目が目立つから、そこは黒く塗ってある。
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↑右のほうに丸めてあるのが、
銅箔テープの上からエーモンのクッションテープ1750を貼ったFFC

裏から見ると以下のように。
愛車の取り付け位置のダッシュボードが手前にかけて少し下がるようになってるので、それを補正するつもりで、設置面の手前の方にのみ厚手の透明両面テープを取り付けてる。
その商品はこちら。後方はネジ留めするつもりで。
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↑液晶画面からの出口で車のパネルの隙間に通す部分のFFCは布テープ(テサテープ)のみを貼ってる。

AVIC-VH0999のオンダッシュ化計画は続く

Posted at 2021/03/05 11:15:27 | コメント(0) | トラックバック(0) | 愛車 | クルマ
2020年01月14日 イイね!

AVIC-VH0999のオンダッシュ化計画その3

AVIC-VH0999のオンダッシュ化計画その3オンダッシュ化の為の液晶部のダッシュボードへの設置は、このように下のパネルとツライチが体裁がいいと思ったし、これ以上、前へ出す事も、上げる事も出来なかった。

ダッシュボードが前方へ行くほど傾斜してるので、これ以上前へ出すと、下面の前方が宙に浮いて来て不安定になるのだ。

しかし、この設置位置が問題を起こす事になる。

まず、FFC(フレキシブル・フラット・ケーブル)のモニター部本体からの出口はどうするのか。
これは意外と簡単だった。背面から無加工でFFCを2本並べて出す事が出来た。
そんな隙間が最初からあったのだ。
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↑オレンジ色の元からあるFFCの先の四角いのが延長接続のコネクタ。裏返ってる。
赤色丸が上側の11ピンのFFCの終端に付けた延長コネクタで、
その11ピンのFFCは短くて、ギリギリ出てる状態。
緑色丸は前回出てきた、50ピンのFFCの液晶画面裏にあった固定用の薄いプラパーツで、剥がせないので、この後、両端を切除しておいた。

そして、FFCの上から銅箔テープを上下に貼る。つまりサンドイッチする。
これは引き回したFFCが、外部からのノイズの影響を受けないようにという、私のこだわり。
さらに銅箔テープの上から、
エーモンの2mm厚のクッションテープ1750を上下から貼ってる。

FFCの延長(接続)コネクタの部分は、両側からFFCを接続したら、その上からテープで留めるようにしておくほうがいい。
私はFFCのコネクタもエーモンの2mm厚のクッションテープ1750で巻くようにしてある。
FFCが引っ張られた時に、接続コネクタから抜ける可能性もあるから。

モニター部裏からのFFCの出口部分はそのまま無加工でもよさそうだったが、金属と直接FFCが接触するのは、車の振動等で経時的に問題がありそうなので、
ヤスリで隙間を拡張してから、クッションテープで金属部分を覆っておいた。
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↑画像では下側だけだが、実際は上下ともに布テープ(テサテープ)を2重に貼ってある。

後はモニター部本体の液晶部分が無くなった穴をどうするか。
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本当にはここにブルーレイドライブでも入れたかった。
けど、そんな薄型のドライブは皆、PCに内臓してデコード処理をそのCPUで行うものばかり。
単独で映像をHDMIに出力するものはもう、ブルーレイプレーヤーになってしまう。
その薄型タイプの中古を購入して、バラしてみたけど、とても収まりそうに無かった。

だから、見栄えだけを考えて、穴埋めするしかない。
それだけなら、他機種のパネルでもいいと思うのだが。

実は、「AVIC-VH0999のオンダッシュ化 その1」で書いた、基盤を感電死させてしまって、修理に出した後、
もう一度、修理に出して、前面の化粧パネルと冷却ファンを交換してもらったのだ。
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それはモニター部のファンが回ってなかったから。
ついでに化粧パネルも交換。中古品で拭き傷がついてたから、それを綺麗なものにするのと、穴埋めパネルとして使う目的があったので、取り外した旧パネルも返送してもらった。

本体側の大きなファンは500円と安いのに、
モニター側の小さなファンは2800円と高かった。
そして、液晶部の化粧パネルは2100円。
その下のボリュームのある部分は基盤とユニットになっていて7100円!
これに技術料が11800円。

その取り外した旧パネルと、ヤフオクで安く買ったジャンク品のAVIC-VH009(だったと思う)の液晶部分のフレームを組み合わせて、穴埋めのパネルを作るつもりだった。
ところが、操作ボタン部分が無く、穴になってた。
それは化粧パネルの裏から貼り付けてあるだけ。
↓これが無いのだ。
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このボタンだけ売ってもらえないか、部品センターには当然パーツとしては無くて、修理のほうに聞いたら、「それだけを売る事は出来ない。修理という名目ならば、交換は出来る」という返事。
部品としては安いものでも、修理となるとその技術料もかかってくる。
最初から化粧パネルを交換してもらう時に、「ボタンも一緒に」と頼めばよかったのだろうけど、まさか別になるとは。

それで仕方なく、そのボタンを「型取りくん」と「リペアプラ」で作る事に。
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↑これらを組み合わせるだけでは、まだ上部に大きな隙間が出来るので、amazonで買った2mm厚の黒いアクリル板を切って貼った。
そのアクリル板はこちら

穴埋め用の化粧パネルが出来上がった。
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側面は少し加工したけど、撮影してなかった。
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この後、モニター部側にセットしてみて、隙間をエプトシーラーの5mm厚で埋めると、出来上がり。
化粧パネルの4つのネジも無いので、ヤフオクでのAVIC-VH009などのジャンク品を流用。ネジ穴は下のフレームに無い(合わない)ので、ネジの頭だけを切り取って、接着剤で貼り付けてある。
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↑上に乗ってるのは、旧パネルの傷を取るためのコンパウンド「サンエーパール」
ボタン部分は光らないが、手でスムーズに出し入れ出来る。適度な抵抗感で、セットしたら引っ張らないと出てこない。

次は車のダッシュボードへの取り付けになるのだが、
その位置の選定には以下の注意が必要となる。
以下の画像はAVIC-VH0999では無くて、VH099Gなのだが、
画面が起きた状態で、既に以下のように液晶の下端が下に出てしまう。
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画面が水平になると、
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↑これはまだ下にプラ製のFFCの抑えパーツが付いていて、少し浮いてる。
本当はこうして液晶が水平になっても大丈夫な取り付け状態が理想なのだが。

私の愛車の場合は、最初の画像のように、下のパネルとツライチのような状態にならざるを得なかった。ダッシュボードの先が直角ではないし、なだらかに下がった先に下のバネルが出てるから、前の方に迫り出して取り付けると不格好で不安定になる。

前にも書いた通り、
画面が水平になるとFFCを引っ張り、画面が起き上がるとFFCが余って折られてしまう。
だから、取り付けたら、画面が水平になる事は避けたいのだが。

取り付け位置の確認作業(やっとオンダッシュ化が具現化)
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↑上から垂らしたFFCの行く先は、下の方の奥まったところにある1DINスペース。
ここにモニター部を置く。
FFCは2mm厚のクッションテープ、エーモン1750で挟んである。

エアコン吹き出しパネルを外して、この位置からFFCを下ろして、エアコンダクトの上を這わして下へ行く。その為に、右寄りとなり、左側に5インチモニターを設置する事になった。
前方(手前)は前にも書いた厚手の両面テープで、ダッシュの手前への下がりを補正し、後方はネジ留めする。
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ダッシュボードの柔らかい素材の下の硬いプラも少し削り、クッションテープでFFCの通り道を保護する。
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エアコンパネルも削って、FFCを通す余裕を作る。
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なお、「純正ナビの取り外し方」は後から整備手帳に上げたので、参照して戴きたい。

取り付けてから問題が発生した。
「常時電源」が切れると、一旦、画面を水平に戻してからでないと、
液晶画面が動いてくれない。角度調整が出来ない状態になってしまうのだ。

スイッチで画面を駆動するモーターをON/OFFしてるが、「角度調整モード」に入ってから、スイッチをONにしても、画面は動いてくれない。
画面が出たままの状態にする「オートフラップ」を「マニュアル」にする設定も解除されてしまう。

画面が起きてるか、水平に寝てるかを検出するスイッチなどをON/OFFしてみたがダメ。
おそらく、常時電源が切れた後は、一旦、画面を格納して、そこから起き上がるようにプログラムされてるのだろう。
何か、回避する方法があればいいんだけど。
(一瞬だけなら、常時電源が切れても大丈夫。多分、コンデンサー等に蓄えられた電気でメモリーが保持されるのだろう)

私の愛車の場合は、その下にある純正パネルを外してからでないと、液晶画面が水平になるとぶつかってしまうのだ。
下のパネルを外すには、そこにある純正ナビも外さないといけない。かなり厄介な事になる。
だから、取り付け後は、絶対に常時電源を切らないようにしなければならない。

バッテリー交換時も。それで、バッテリー側にSAE端子が付いたケーブルを取り付けてる。
alt
この商品はこちら
これに対応するSAE端子を接続して、電源を供給する事で、バッテリー端子を外しても大丈夫なように。
ただ、このSAE端子、どの商品も穴の方がプラスになってる。穴と飛び出た方を接続するので、プラスとマイナスをつなぐ事になってしまう。
だから、接続する側のケーブルはプラス・マイナスが逆になるように、改造してる。

が、それでも電源の配線のやり直しなどで、取り付けてから、
画面を倒さなければならない状況を何度か経験してる。
画面が水平に倒れると、FFCを引き込んでしまう。
そして今度、画面が起き上がった時、引っ張り出したFFCを挟み込んだり、折り曲げたりしてしまうので、
画面が起き上がる過程で、指でFFCを引き出すようにして、挟み込まないようにして、元に戻す(下に下げる)ようにしてやらなければならない。

ともかく、常時電源が切れると、凄く厄介な事になってしまう。
→ メモリー保護用のキャパシタを大容量に交換して、
常時電源が切れても、1時間は大丈夫なように改造した。

その記事はこちらから。

AVIC-VH0999のオンダッシュ化計画はまだ続く。

Posted at 2021/03/07 16:14:34 | コメント(0) | トラックバック(0) | 愛車 | クルマ

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「[整備] #シビック 完全なバッテリーあがり https://minkara.carview.co.jp/userid/253927/car/906723/8326945/note.aspx
何シテル?   08/10 17:24
1995年に新車で買ったシビックEK3(VTi)のHMMに乗り続けてます。 購入時よりも奇麗な状態を維持するべく、結構、お金かけて来ました。 単に多くの手間...
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