タンク燃料コックのOH 部品交換

パーツリスト分解図
交換部品はパッキン類のみで、負圧ダイヤフラムのゴム膜は交換部品で用意がありません。
ダイヤフラム膜が損傷しているなら、燃料コック丸ごと交換です。

パーツ番号
各社各車と共通の部品なので、当分は部品欠品にはならないでしょう

燃料タンク内の清掃と、燃料コックフィルターの確認は、以前に実施済みなので、今回は、コックをタンクから取り外す事なくOHを実施です。
以前のタンクと燃料フィルターの記事はこちら
https://minkara.carview.co.jp/userid/2541861/car/3400213/7306408/note.aspx

ネジを外してゆきます。
そんなにトルクかかってません。

外してゆきます。

レバー裏面には、スプリングワッシャが入ってますので

笑い顔のパッキン登場。

レバー裏のスプリングワッシャはこちら

笑い顔を外して、清掃

裏面のダイヤフラムをバラします

ネジはやはりトルク弱めです

中からダイヤフラムの膜が出てきます、

破かないようにゆっくり引き剥がします

交換する小さいOリングは、こちら。負圧で中央のピストンが動いて、燃料コックのON.OFFをしているこれが劣化すると、どのレバー位置でも燃料がぽたぽた出てくるようになる

汚れは特になし

白い樹脂ベースとゴム膜との接合部を剥がしてゆく。中を観察するも特に問題なし

では、Oリングを交換

今回交換する部品たち。
計3つ

アルミ部品が、腐食して粉を拭き始めてきていたので、ブラシで清掃

ダイヤフラムのアルミ部品部分も清掃します

ダイヤフラムの負圧エア側には、エンジン吸気ポート側から吹き返してきた汚れが少し堆積してます。綺麗にしましょう。
ここだけでなく、負圧ホースも外して洗うのが良いかと

コック裏面のアルミもワイヤーブラシで清掃。粉吹き状態から、ツヤツヤになるので、楽しい

ダイヤフラムの気密性が求められる箇所には、薄くシリコングリスをぬります。

組み戻します。トルク弱めです、締めすぎ注意。

裏面のダイヤフラムのネジが1Nm
表面のコックレバーのネジが0.8Nmとかなり弱トルク設定です。
組み上げたら、プライマリ以外では、燃料が漏れてこない事を確認して、タンクを組み戻します。
　あと、燃料ホースを取り付ける金色の真鍮パイプは、差し込まれているだけなので、ペンチで挟んでこじりながら引っ張ると、抜けてきてしまいます。
　真鍮パイプが抜けてしまったら、プラハンマー等で優しく叩き込んで戻してください。