ヒーターコア＆ラジエターASSY交換

1～2年ほど前から、ほんのりLLC臭（冬場のヒーター作動時）、さらに2～3か月前からラジエター本体アッパータンクに冷却水滲みが発生し始めたため、意を決して修理に取り掛かることにしました。

ラジエター交換は大したことないのですが、何しろヒーター交換となるとインパネ（ダッシュ）を下すことになるので大変！
※30年以上に渡って追加した、素人電気配線類が足を引っ張ります（涙）

インパネASSYを下ろした後にエアコンユニット、ブロアユニット固定ネジを緩め、ダクト類を外してようやくヒーターユニットを摘出できました。

※画像は軽く清掃した状態ですが、埃と加水分解によりゴミと化したスポンジ類の山で酷い状態でした。

ヒーターコアの入替作業は特にコツは不要。
生産中止になっている補機類の付替えを粛々と行ないます。

酷い惨状を予想していたヒーターコア本体の漏れは微量でしたが（理由は後述）、生産中止の貴重な真鍮製パイプに怪しい亀裂が発生していたため、しばらく悩んだ挙句、板金用ハンダで補修しておきました。

さて、ヒーターコア表面に目立った漏れが無かったのは、おそらく2～3回添加した漏れ防止剤の効果かと(笑)

コア内部は画像の通り、接着剤で固めたような目詰まりを起こしていました。ヒーターの効きが良くなかったのもこれが原因でしょう。

今回はラジエターASSYも交換しましたが、B6T用は純正が販売終了。（想定内）

社外品も見つからないため、1600NA用をラインナップしている国内メーカーにお願いし、コア増し対応しました。（1層→2層）
※クーリングファン固定ビス位置が合わず、アッパーホース位置もずれますが大した問題ではありません

アッパー：樹脂
コア：銅（2層）

エンジン内部の残留添加剤も綺麗にしかったので、3回ほど真水で冷却水を回してからLLC（トヨタ純正・緑）を補充し今回のミッションは無事終了となりました。