神威(カムイ)とはアイヌ語で「神」を意味しているそうで。古くは御冠岬・オカムイ岬(ともに「おかむいみさき」と読む)とも呼ばれていました。
積丹半島の南側にある岬で 岬の付け根にある駐車場から 尾根沿いの遊歩道をすすむと 起伏に富む神威岬の景観を展望できます。先端部は 海に落ち込む断崖絶壁となり、沖には神威岩と呼ばれる岩礁を見ることができます。
江崎追分 の6番 7番 8番の歌詞に 小樽に関する 地名 忍路(オショロ)高島(高島岬)が登場しますが
6番
前唄
大島小島の 間(あい)通る船は 江差通いか 懐かしや
北山おろしで 行く先曇る 面舵頼むよ 船頭さん
本唄
忍路高島 及びもないが せめて波風 おだやかに
後唄
主は奥場所 わしゃ中場所で 別れ別れの 風が吹く
7番
前唄
松前江差の 津花の浜で 好いた同志の 泣き別れ
連れて行く気は 山々なれど 女通さぬ 場所がある
本唄
忍路高島 及びもないが せめて歌棄(うたすつ) 磯谷まで
後唄
蝦夷は雪国 さぞ寒かろよ 早くご無事で 帰りゃんせ
8番
前唄
松前江差の 津花の浜で 好いた同志の 泣き別れ
連れて行く気は 山々なれど 女通さぬ 場所がある
本唄
忍路高島 及びもないが せめて歌棄 磯谷まで
後唄
蝦夷地海路の お神威様(おかもいさま)は なぜに女の 足止める
8番、後唄に出てくる「お神威様」は積丹半島の神威岬のことです。 この女人禁制の神威岬に灯台ができたのは1888年8月25日、初点灯。現存する北海道の灯台では5番目に古い灯台です。その後、1920年6月10日に最初の改築、1960年4月28日に鉄筋コンクリート造りに改築、再点灯したのが、現在の灯台です。
昨年に引き続き、今年も一般公開されました。
女人禁制の門。 風が強い時 およに 熊出没時 この門以降 立ち入り規制になる倍も。
尾根道から 岩内方面を見た景色です。
手彫りのトンネル 念仏トンネルが見えています。
アップ ダウンが続く尾根道のすぐ脇には 可憐な花がさいています。
ハマフウロ
ツリガネニンジン
エゾカワラナデシコ
灯台 脇のタワーは レーダー(波高観測)および風向風速計です。
インターネットや テレホンサービスなどで、神威岬の気象や 波高などの海象を提供しています。
燈室内の光源装置です。灯台レンズは、海抜82mのところにあります。
燈台上部から見た神威岬先端です。
たどって来た道をふりかえってみると。
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Posted at
2017/11/05 09:17:39