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オバくんのブログ一覧

2016年03月05日 イイね!

アナログの良さ(調整編)

前回のブログでパッシブネットワークについて書きました。

今回は調整ってどのようにするのか

書いてみます。

まず最初に言っておきます。

標準のパッシブネットワークで鳴らせない人は、ここから書く内容を実践しても無理です。

調整は、1年や2年で覚えられるものではありません。

コンデンサーやコイルを良いものに変えれば鳴る

ではありません。

取り付けを理解して、調整を理解して、音を理解しないと

無理です。

大人しくコアキシャルを使ってください。

コアキシャルで、とんでもない音

出せます。

まずはコアキシャルで鳴らせるようになること

そこが大、大、大前提です。

なので、そう簡単にパッシブネットワークの改造に手を出さないでください。

音も聴かずに設計してパッシブネットワークを作る人、たまにブログで見ますが

見た目だけです。

現車合わせが基本です。



-6dBスロープのネットワークを例にとって書いてみます。



コンデンサ

4オームのツィーターであれば基本は3.3マイクロファラッド位になると思いますが

数字を増やせばツィーターが下まで出ます。

減らせば逆です。

コンデンサは、3.3を2つ並列に接続すると6.6になります。

直列はその逆

下まで入れすぎると、壊します。

欲張らないこと。



コイル

ミッドレンジによって全く違います。

カーオーディオ用のユニットであれば、ローパスコイル無しで使うこともあります。

コイルは無い方が理想です。

抵抗ですから。

基本は高音がダラダラ出ないことが多いです。

ダラダラ上まで出るユニットなら、コイルを入れます。

そうしないと、音がキツくて耳に刺さります…

0.1から0.3mH位が多いかもしれません。

コイルは、コンデンサに比べて微調整が効きます。

コイルをほどいていくと数字が減ります。

ローパスが緩くなります。



アッテネーター

これは要注意です。

基本的には直列に抵抗を入れただけではダメなんです。

直列にいれたら、4オームのツィーターが6オームとかになりますので

カットオフ周波数が変わります。

それを防ぐためには、直列に入れた後に並列に接続して

合成抵抗を変えないようにします。

こんな感じ



2オームの後に並列に4オームを繋ぐと

-6dBになります。

表のせておきます。



ぴったりの数字の抵抗が売ってないことが多いので

近似値を使います。

アッテネーターが作れるようになれば、4CHアンプ1枚でシステムが組めるようになります。

画像見辛くて申し訳ないです。



全ての調整は、出た音で判断すること。

計算通りには行きませんので

基準の音を持つことが大切です。

その、基準の音に近付いたか、遠くなったか

で判断するといいと思います。

見た目ばかりではなく

こういう見えない所が良い音に関わっています。

ブログに完成図しか載せないお店は危ないと思います。

見た目を装飾する工賃と

音のために費やす工賃とでは

レベルとラベル位の違いがあります。

ユニットを生かす裏方ってとても大事です。



ドレスアップとカーオーディオは

別のものです。

ごちゃ混ぜにしないようにお願いいたします。



間違いだらけのカーオーディオ

あなたのカーオーディオは鳴ってますか?
Posted at 2016/03/05 22:44:09 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2016年03月02日 イイね!

アナログの良さ(パッシブネットワーク編)

パッシブネットワーク



鮮度の良さが最大のメリットなんです。

アナログ信号のままで帯域を分けます。

前回のブログを読んで理解していただけていると嬉しいのですが

A/D変換、D/A変換をしないのでロスが少ないと思いませんか?

音の伸び、スピード感、鳴り

全然違うんです。

主にコンデンサ、コイル、抵抗から成り立ちますが

それらの良し悪しでかなり音が変わります。

細かく煮詰められないのでは?

という心配されるかたがいると思いますが

安心してください。

鮮度の良い-6dBスロープのカットオフを基本とします。

コンデンサ1発、コイル1発のネットワークです。

ただし、ツィーターが飛びやすい場合や、不安な場合は-12dBスロープにしたりします。

保護の意味で、です。

それ以上の複雑なネットワークもありますが

作ってみるとわかりますが、-12dBスロープまでで足りるはずです。

足りないなら、よっぽど特性の悪いユニットか

取り付けが悪い可能性があります。

自分の経験からだと、-18dBや-24dBスロープの見た目がゴージャスなパッシブネットワークは

見た目ばかりで音は?な場合が多かったです。

ユニットが良くても、付属のパッシブネットワークが見た目ばかりで粗悪な場合は

自分は、パッシブネットワークを作ります。

余計なものを挟まないのが基本です。

パッシブネットワークも無いフルレンジで全ての帯域を出せるのが理想ですが

今の技術では無理なために、マルチスピーカーにして幅広い帯域を出すのです。

その為に、パッシブネットワークは必要となります。

ロスを最小限にするため、デジタルプロセッサーによるネットワークではなく、パッシブネットワークを使うのです。

ここまで来ても、まだデジタルの方が~

という意見が多そうですが…

音を聴くとわかると思うんですが…



セッティングが出せてないのでは?

という意見もありますが、決してそんなこと無いんですよ。

デジタルのメリットは、便利さ。

パッシブネットワークは不便ですが

ちゃんと調整されたパッシブネットワークは

とても鮮度の良い魅力的な音がしますよ(^^)

基準の音があれば、デジタルでもアナログでも調整できます。

アナログでの調整が出来る人は、デジタルの調整は短時間で決めれるはずです。

だって、楽だもん!(笑)

でも、物足りないんだよなぁ…

次回は、パッシブネットワークを生かす取り付けと調整編です。



間違いだらけのカーオーディオ

あなたのカーオーディオは鳴ってますか?













Posted at 2016/03/02 20:28:55 | コメント(3) | トラックバック(0)
2016年03月01日 イイね!

アナログの良さ(クロスオーバー編)

アナログでしょ?

古臭くない?

って思ってる方、まだ多いのではないでしょうか。

まず、アナログの良さシリーズを見てみて下さいね(^^)



帯域を分けるクロスオーバーには

チャンネルディバイダー

略してチャンデバと呼ばれますね。

デジタル方式とアナログ方式があります。

その他に、機械的にコンデンサやコイルを通すことによって帯域を分けるパッシブネットワークがあります。



今主流のデジタルプロセッサー



ボタンひとつで楽にクロス周波数を変えれるメリットはありますが

音の劣化が酷いというデメリットは無視できません。

D/A変換とか

A/D変換っていう話を聞いたことありますか?

それぞれ、デジタルとアナログの略でDとAなのですが

デジタルをアナログに変換したりその逆をすることを言います。

音源はCDやUSBの場合デジタル信号です。

デジタル信号のままじゃないと、デジタルプロセッサーは信号をいじれないんです。

ちなみに、スピーカーを動かすのはアナログ信号です。



外付けプロセッサーの場合



デッキから出たアナログ信号を、またデジタル信号に変えて

デジタル処理をして

またデジタル信号をアナログ信号に変えます。

ロスだらけなんです!

鮮度が凄く落ちます…

デッキからデジタル信号のままプロセッサーに繋げる商品もあり、DA変換等のロスが少なくなるはずですが

音がカチカチになります。

劣化を凄く感じます。

理路的に劣化しないと言われ、思い込んでしまえば

デジタルプロセッサーをなんのためらいもなく使うでしょう。

自分は、デジタルでカーオーディオを覚え、アナログの良さと奥深さに衝撃を受け、

今に至ります。

どちらも体験しています。

ホームオーディオのマルチスピーカーはパッシブネットワークにて帯域を分けてますね。

デジタルプロセッサーを使った方が音が良いなら、こぞって採用されるはずなんです。

してませんよね。

今流行りのタイムアライメントや左右独立イコライザーは、基本的にデジタルプロセッサーを使って調整しますが

理論はわかるんですが、音の劣化が特に酷いんです。

メリット以上にデメリットが強いのが現状です。

今後、パッシブネットワークを凌ぐ素晴らしい商品が出てくる可能性があるかもしれませんが…



PAの世界では、音の良さはアナログ式のチャンデバ

便利さはデジタルのチャンデバ

というように理解されているようです。

多用途に素早く対応するには、フレキシブルさがあるデジタルに軍配が上がりますが

アナログで突き詰めたシステムには負けてしまうでしょう。

余談ですが、音にこだわるDJはアナログレコードをプレイしますが

沢山のレコードを持ち歩かなくてよい便利さから、今はPCDJやCDJが多くなっています。

最初からデジタル音源しかない曲なんかも多くなっています。

デジタルは便利で音はアナログっていうのが

DJの世界でも理解されているようです。

日本のカーオーディオ市場だけが特殊なんです。

デジタルシステムにすると、アンプのチャンネル数が増え

ケーブルも売れ

商売になるからです。

メーカーがちょっと商売に走りすぎたように感じます。



今回はパッシブネットワークの説明に行く前に、種類や傾向について書いてみました。

次回は、いよいよパッシブネットワークについて書いてみます。



間違いだらけのカーオーディオ

あなたのカーオーディオは鳴ってますか?、



Posted at 2016/03/01 21:11:23 | コメント(0) | トラックバック(0)
2016年02月29日 イイね!

アナログの良さ(相性編)

文章で伝えるのって、難しいですね。

解釈の仕方でどうにでも受け止められますから。

勢いで書いて突っ走ってしまう癖があるので

より分かりやすく、考えながら書いてみようと思います。



アナログ



古臭いとか言わないで下さいね~

はなっから否定したら、成長できませんよ~

まずは、自分のブログを読んでみて実践して見てくださいね~♪

誤魔化しが効かない難しさがありますが

取り付けという調整をより理解する最大の勉強道具だと思います。

何も考えずに取り付けられた車を調整する時

どうしようもなく作り替えるしか方法がない

ってことがよくあります。

取り付けは凄く大切な調整です。



良いところ



余計な誤魔化しをしないから鮮度は抜群です。

デジタルは楽に調整出来る良さがありますが

デジタルが劣化しないなんてのは間違いですよ~

詳しい説明はしませんが

音聴けばわかると思うんだけどなぁ~

文章読んで理論で固められた意見じゃなくて、音聴いて判断して欲しいです。

うんちくでカチカチに凝り固まった頭で

ちゃんとした判断ができますかね?

イコライザーやタイムアライメント等に頼ってしまうと

取り付けの大切さが後回しにされてしまい

見た目を重視する取り付けやLEDなんかの装飾等が優先されがちです。

ドレスアップと音質は別のものです。

分けて考えないと。



じゃあ、アナログの調整って何?

毎度テーマを変えて

一つずつ分けて書いていこうと思います。



1つ目♪

相性の良いユニットを選ぶ!

音色、スピード感を揃える

能率を揃える

ってことです。

よくありがちな悪い例と理由を書いてみますよ~

カー用のミッドレンジにホーム用のホーンツィーター(ツィーターの能率が高すぎてレベルを相当落とす必要がある。ホーンツィーターは、能率の高いミッドレンジと組み合わせるためのもので、車室内には向かない)

安くて音が良いだろうと、ホーム用のQtsの低いミッドレンジをドアにインストール(Qtsの低いユニットは適する箱に入れてQtsを0.7から1.0にして鳴る設計)

PA用のQtsが低いユニットも同じ

基本的に

ホームはホーム用

PAはPA用

カーはカー用ですよ(^^)

それぞれを理解していれば、車にも応用出来るということです。



あとは

低音の出ないアンプと低音の出ないミッドレンジ

低音の出るアンプとダラダラと低音が膨らむミッドレンジ

低音の出ないRCAケーブルと低音の出ないミッドレンジ

など、ケーブルのイコライザー効果も案外バカにできません。

最後までクセが抜けないことがあります。

ちなみに、自分は癖がないRCAケーブルが好きですね。



周りにピラーやキックパネルにホーンツィーター付けてる車いませんか?

-10dB以上レベル下げないと繋がりませんよ~

ホーム用のミッドレンジ付いてませんか~

低音スカスカになってない?

音作りに困ったときは、1度ノーマルのカーオーディオを聴いてごらんなさい。

次回はアナログの良さ、パッシブネットワーク編です。

間違いだらけのカーオーディオ

あなたのカーオーディオは鳴ってますか?


















Posted at 2016/02/29 21:54:53 | コメント(2) | トラックバック(0)
2016年02月28日 イイね!

裏技♪

室内にてナビや用品を取り付けするとき、ゴミが沢山出たりすると思うんですが

自分は、養生テープを丸めてインパネに貼り付けておき

そこにゴミをペタペタと貼っていきます♪



フィルムアンテナの残骸は静電気でアッチコッチ行ってしまうので、とても重宝してます。

作業が終わったら丸めてポイ!



お試しあれ♪
Posted at 2016/02/28 20:39:34 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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間違いだらけのカーオーディオ 流行りの音、撲滅運動中 造形技術ばかりを磨き、音で分からない事を分からないままにしないでほしい。 内装の鈑金屋さ...
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