ドライサンプ自作ワンオフ 其の二
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
ドライサンプ用オイルタンクはすーさんに依頼して、イギリスから取り寄せました。ドライサンプはオイルとブローバイが混じった状態でタンクに戻されドライサンプ専用の分離タンクにより気泡を分離します。
太さはギリギリぴったんこですが、クラッチレリーズシリンダーが当たってしまい、高さで干渉します。
そこで、シリンダーの取付け位置を前方に移動させ、レリーズロットを長いボルトで製作し帳尻をあわせました。
2
クラッチレリーズシリンダーを前方に35mm程移設する事で、タンクの装着スペースは格段に楽になりましたが、フレーム直付けはできません。25mm程の下駄が必要です。
アルミ角パイプとジュラ板を組み合わせて台座を作りました。
それでも、クラッチホースが干渉するので、取付け部が90度曲がったキノクニのクラッチホースを注文しました。
注文する時、接続の形状がいろいろあり躊躇していましたが、kousakuinさんに見ていただき特定する事ができました。
3
いよいよ、オイルパンを装着し配管です。
ホースサイズは一体どれ位必要なのか・・・?
ワークスセリカさんのアドバイスで、プレッシャーポンプインテークのみAN12で、あとはAN10にしました。
レースなどでは少しでも圧力上昇による損失を抑える為に、めっぽう太いものを使用していますが、通常は必要ないようです。それに太いと重いし取り回しも難しくなります。そして何より高い!AN10でも結構大変でした。
ステンメッシュホースは硬くて接触した相手にダメージをあたえてしまうので、スパイラルチューブやサーモバンテージでガードしました。
4
オイルエレメントはポンプの後ろ側に移設です。
エンジンにオイルを供給するのはオイルフィルターの取付け部からです。
トラストのエレメント移設用部品を流用しました。
一つ塞がなければならないオイルラインのメクラ蓋は、93~96年式3SGのノーマルのリリーフバルブの蓋が丁度良かったです。
5
オイルキャッチタンクは飯ごうを加工して作成しました。
飯ごうは中蓋があります。
ここを使用して二槽化します。
入り口は下槽上部に、オイルの戻りは下槽下部に、出口は下層から煙突状に上槽につながります。
上層にはステンレスのたわしをいれてみました。
ドライサンプにしている車はオイルキャッチタンクもでかいのが付いていますが、これで足りるのかな~??
6
ブローバイの配管はこんな感じです。
キャッチタンクの戻りはオイルステッキに、アルミパイプで繋ぎました。
走ってみると、クランクケースが負圧にならないので、オイルの戻りホースに2mm径のオリフィスを設けました。
オイルパンはガゼット一体ではないので、ベルハウジングの蓋が必要です。ステンレスの薄板で製作しました。
7
完成です。
ドライサンプ化したとはいえ、目立つところはオイルタンク程度です。
ステンメッシュホースが無秩序に這い回っていないのがシンプルで良い感じです。
8
下から見るとこんな感じです。
こちらの方が派手ですね♪
いかにもドライサンプ~という感じです。
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