ラジエーター洗浄&クーラント交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
うちのコペンはレーダー探知機で普段から水温などを表示してありますが、先月福井県へツーリングに行った時の事。暑さのせいもありますが登り道で水温が105℃まで上がる事がありました。
毎車検ごとにクーラント交換をしているのですが、新車から初めての車検までの3年間は水温異常無し。
2回目の車検まで残り2ヶ月の真冬に一般道で水温が98℃まで上がり、今回車検まで半年という所でまさかの100℃超え(真夏の山道のせいもあるのでしょうが)。
少しずつラジエーターの性能が落ちて来ているようです。そのため今回初めて自分でのクーラント交換にチャレンジしてみました。
2
まずはクーラントを抜きますが、初めてだけに場所探しに時間がかかりました。
フロントから見て少し助手席側にドレンボルトを発見。プラスドライバーで回せるためジャッキアップ無しで腕を突っ込みます。
3
廃液受けをセットして指で回してドレンボルトを抜いてやりましたが、勢いよく飛び出る事を防ぐためにエンジンルーム内のラジエーターキャップは外していません。
クーラントが出始めてからキャップを外すと薄いピンク色のクーラントがピューッと出てきます。…キャップ着けてても外していても余り勢いに変わりはありませんでした。
4
ドレンボルトを締め、クーラントチャージャーをラジエーターキャップ部にセットして、水道水を入れながらラジエーター洗浄液を半分程添加してやります。
水道水はチャージャー本体の1/3程に貯まるまで入れてやり、このままエンジンをかけて回転数を2000位でキープ。
5
車内のエアコン温度をHiにして風量最大で出してやります。この時冷風しか出ませんが、画像下の黄丸部のホースを手で揉んでやると次第にエアーが抜けます。
具体的には1/3まで水を貯めているチャージャー本体にポコポコと気泡が出て水がラジエーター内に吸い込まれて行きます。
水が思ったより減るため追加しながらホースをひたすら揉み揉みと。エンジン音がうるさいので隣近所のご迷惑にならないように。
エアーが抜けるとエアコンから温風が出て来るようになりますし、揉んでいるホース内にも水が入りホースが少し固くなります。
この時にリザーブタンクを外してやったのですが、ボルトが固着して抜けず苦労しました。外したタンクは気持ちを込めて全体を水洗い。
6
30分程エンジンを回してから再度ドレンボルトを緩めて水道水抜きを。
最初に抜け切れなかったクーラントも混ざって少しピンク色の水が出ますが、今回洗浄液の効果か練乳を混ぜた様な白い液になっていました(洗浄液はほぼ透明)。
…何か効いているみたいで良い感じ。
その後2回水道水を入れてはドレンボルトを緩めて配管内の濯ぎを実施。ホース揉み揉みもしています。最後はほぼ水道水という色になりました。
7
そしてHKS製のクーラント液を投入して再びエンジンをかけてホース揉み揉み。
ちなみに完全に水道水を抜けていないためクーラント液濃度が少し薄まってしまいますが、クーラントがまだ半分位余っているため後日抜き替えだけしようと思っています。
気になる方は希釈用クーラント液で残水量を計算して少し濃いめに入れてやっても良いかも知れません。
また30分程エンジンかけっ放しでエアーを抜いてやり、リザーブタンクにもクーラントを規定量まで注水。
新しく用意していたPIAA製のラジエーターキャップを取り付け近場をドライブ(エンジン回転数3000位で)して最後のエアー抜きを。
8
リザーブタンクの液量が減っていない事を確認して作業完了です。
エンジンを冷やすためのクーラントを交換しただけなのに、何故かエンジンがパワフルに感じるようになりました。
交換後一週間程乗っていますが、水温もピタッと91℃で上げ止まり、走行中は2〜3℃下がる様になりました。とりあえずこれで一安心です。
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