
結局、降り続く雨。
時折小降りになるがどう見ても止みそうにはない。
ウェット確定。これは正直マイッタ。
岡山はウェットの経験が1度だけあるけれど、鈴鹿は全くの未経験。しかも予選、決勝でのウェット経験は無い。
「どこまでイッテ良いの?何に気をつければ良いの?」少々パニクる。
色んな人に聞いてみるが「分からない」「無理をしない」・・・うーむ。
とりあえずコース上、川の出来る場所をチームメイトに確認。
しまいには、今回何とエントリーが50台を越えていたために予選が2組に分かれ一緒に走る台数がいつもより若干少ないこと。あとの組なのでタイムが参考になるかな。と救いなのか何なのか分からんことを「救い」と考える始末・・・。
そこへ先の組で走る
田ヶ原章蔵さん登場。わらをもすがる思いで走り方を聞いてみる。
一言
「ドライと一緒やで。」
ええええええええええええーーーーーーーーーーーーーーー。
開いた口がふさがらない・・・。
その章蔵さんは、なんとぶっちぎりでトップタイム。
やっぱりあなたはスゴすぎです。
ってそれで食べてる人か。
さあ、先の組が終わり自分の組の番。何の因果か雨脚が強まってきた。
「何すんねん!!」なんて言っても時間は過ぎる。
予選B組開始。
「怖!!」
インラップ、S字の切り返しで既にちょっとした車のブレでビビる。
ヘアピンを立ち上がる、前の車に付いていく。うお、水煙で前見えねェ!
とりあえず何としても次の1周をクリアしてタイムを作りに行く。
各所、コース上でスピンしている車両が。避ける方も必死。
よし、タイムは付いた。次の周、ちょっと頑張ってみる。
案の定、デグナー2個目でラフなブレーキングにより
スピン。後ろを向く。
幸いコース上。だけどコース上って事は・・・。
「みんな~!避けてェェ~!」
復帰するも完全ビビりモードに入ってしまった。アクセルが踏めない。もちろんタイムも芳しくない。
「ドライと一緒」て、章蔵さーん。
常にビビりながらもほんの少し余裕が出来た(と思う)1周でちょっと思いついた。
「ドライと一緒」は「いつもの自分と一緒」って事ではなく、もしかして「ドライでの注意点と一緒」ってことちゃう?
何か章蔵さんの言うてはることがちょっと分かった気がした。(未確認w)
時間的にラスト1周。
恐怖と勇気がせめぎ合う。
「こわっ、こわっ・・・」「うおおーー!!!」とリアルに叫んでた。
・・・
予選終了。
「ああ、帰って来れた。」
パドックに戻って、一息ついた。
ん?血の味がする!?なんで??
「口から血、にじんでるで」周りの人が言う。まぢ?
・・・走ってる時は全く気付かなかったけど、怖さからか口の中を噛み切ったらしい。
「だ、だって怖かったんやモン!」
とんだウェット初体験。
予選B組10番手。20番グリッドからのスタートと確定した。
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レース活動 | 日記
Posted at
2008/09/02 12:24:46