河口湖冬花火
毎年、冬の時期、毎週末の土日に開催される花火大会。
開催時間は20時から20分間。
河口湖に宿泊に来た方向けに開催しているイベント。
今年は1月12日から2月17日までの土日及び2月23日に開催。
ここの花火大会は3箇所から打ち上がるのが特徴
なので、どこで撮影するか。
そもそも行こうと思ったきっかけは、この写真。

金武氏の写真です。
富士山と花火の調和が素晴らしい。
現在は、河口湖冬花火では「水中花火」実施していないので、この写真は撮れません。
とても残念です。
水中花火はありませんが、普通の打上げ花火と富士山のコラボを撮りたいと思います。
まず、1/12(初日)に1回目様子見という事で訪問
週間天気予報では雪マークがついていたので富士山は見えないのだろうと予測はしていました。
現地着いたときは日が出てました。
ここから予報通り雨に。
天候が悪いのでガラ空きです。
打上げ時間30分前くらいに人が集まりだしました。
その頃になると雨も上がりました。
ですが大きく雲が垂れ込めているので、、、。
なんとなく諏訪湖のときの悪夢が過ります。
雪であれば花火は見れるだろうと踏んでいましたが、開始時刻に雨が上がったという事で湿度
マックスです。
一番駄目な環境でした。
打上げ花火は雲の中で見えない。
若干の見えている花火も打上げられた煙で隠れてしまうという状況
富士山入りの写真が撮れないどころか、花火すら撮れないという^^;
全く持ってまともな写真は撮れませんでした(笑)
まあ、下見なので、どこから撮ればよいか、どの画角で撮れば良いか、駐車場の状況、トイレの状況、周りのお店の状況等はわかったので良しとします。
色々調べていてわかったのですが、
どうも花火撮影する方々の中では河口湖は評価低いようで、ほとんどの花火写真撮影の方が見向きもしないようです(笑)
ここで花火撮影する方々は富士山マニアの方で、富士山を撮りに来ていて、そこに花火が上がると言う事のようです^^;
ですので、明るさのあわせ方が花火ではなく富士山中心(花火が白トビしてでも富士山に露出をあわせる)という写真が多く上げられています。
花火に合わせると、富士山はかなり暗くなります。
私は花火がメインになりますので、花火に注目してみて頂ければと思います(笑)
ここでの気象状況ポイント。
1、晴れで湿度が低め → 富士山クッキリ
2、風が追い風でそこそこ吹いている
3、月が大きく出ているタイミング 満月に近い時期、月が良い場所で照らしてくれる時間
この条件が揃うと良い感じになります。
今回は、3が当てはまり、1が若干、2はちょっと駄目ですね。
1月19日(土) 天気予報では晴れ
そして月も満月2日前で、打上時間に良い角度であがっている。
→予報で見る限りでは、良いコンディション。
今回も知り合いはほとんどいない模様(笑)
現地に到着すると、まあまあなコンディション。このまま持って欲しいな!
前回と同じような時間に来ましたが、駐車スペースは満車(^_^;)
撮影場所については、そこそこ思っていた場所がキープできました。
待ち時間で富士山世界遺産センターへ行くことに。
みんトモさんのブログでも上がっていた施設の撮影に。
なんか雰囲気違うなーなどと思いながら行ってみると
あの写真の場所はどこなんだろう? ↓
解らないので受付で聞いてみることに。
!!
なんと、ここではないらしい!!(笑)
富士山世界遺産センターは二つあり、もうひとつのところであるとの事
まあ、こんなこともありますよね(笑)
気を取り直してコンビニによって現場へ。
夕暮れ富士山写真
寒さ対策完全防備で来ましたが、さすがに寒空の下
4時間も待機していると凍えてきます^^;
寒い。
暗くなってから富士山を撮ってみる。
(・_・;)
F4で60秒とか開かないと綺麗に写らない^^;
花火はF11か13くらいで撮る予定なので、120秒とかか。
この瞬間、富士山と花火コラボ写真、失敗決定(笑)
私は、花火写真を教えて頂いた方から「花火写真で合成は邪道」と教え込まれているので比較明合成はしません。
一発撮りで撮れるように工夫します。
という事で、最初の1枚を打上開始2分前からバルブ撮影、最後の1枚を打上終了後2分放置して富士山を写す作戦へ(笑)
間の花火は雰囲気が伝われば良い程度で。
開始30分前の合図花火です。

F11、SS128s
このくらい開ければイイ感じ。
19:58バルブ撮影スタート。

F11、SS201s
ちょっと開幕スターマインが重なりすぎましたが、まあ狙い通りかな。
SS短めだとこんな感じ

F11、SS4s
暗い部分がザラついていて、富士山ぼんやり。

F11、SS34s

F11、SS36s
とりあえずSS30s以上あれば、なんとか富士山の形が見えるかな。
わりかし、花火の明るさが明るすぎないので、バンバン重ねて撮ってSS30s以上になるように(笑)
最後の錦冠菊

F13、SS153s
若干、明るすぎますね。
もう少し風が吹いていて、煙がはければ良いですね。
花火終了後の富士山

F4、SS61s
煙だらけ^^;
SSが半端な数字なのは、自分で数を数えて開放時間を調整したため(笑)
今回の反省点
1、白トビを気にしすぎて絞りすぎた。
花火が結構暗かったのでF8、9くらいが良かったようです。
2、水面に反射する富士山、花火を無視してしまった。
反射を入れると引き画になってしまい、富士山、花火が小さくなるので今回は寄り画で撮る事
にしました。
普段ですと積極的に反射を取り入れるのですが、上手く写せたためしがないので止めました(笑)
ですが、他の方の反射入り写真を見ていると、とても良い感じなので、もっと下を向けて撮る
べきでした。
風が弱かったので、反射写りやすかったと思います。
今回の設定
ISO:100 F:11 焦点距離:38mm
NDフィルター:ND8(フル) シャッタースピード:BULB(8~200秒くらい)
機材
カメラ:α7RⅢ レンズ:SEL24105G
三脚:GT3542 雲台:G2271M クイックシュー:SG80
NDフィルター:ゼータ77mm
その後、月が出ているので、駄目だとわかっているが、折角富士山周辺に来ているので、
星空撮影へ(笑)
fujiwhiteさんに教えて頂いた場所へ。
案の定、月明かりが明るいです(笑)
とりあえず数枚撮影。
まあ、こんなもんでしょう(笑)
以上、河口湖花火撮影の設定&裏話でした。
最後までご覧頂きありがとうございました。
Posted at 2019/01/24 20:48:52 | |
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