私は百貨店、デパートが好きで何故か「そごう」が一番好き。
恐らくは小さいとき、競馬大好きな父に連れられ中山競馬場の帰り、ほぼ毎週のようにそごう千葉店に連れていかれていたからだと思う。
私の中で百貨店、デパートといえば「そごう」。
私は他に大丸東京も良く利用し、品ぞろえや店舗の綺麗さなど、そごうよりも優れた店舗が多いが、同じものが「そごう」で手に入るならば私はそごうを使う。
スーツを買ったときのカバーもこのようにSOGOと書いてあると同じ値段をスーツ量販店で買うよりも私は満足度が高い。
お中元やお歳暮も同じ品物でも、そごうの包み紙だとテンションが上がる。
高校の時、ホワイトデーのお返しを同じような理由でそごうで買っていって暫くついたあだ名がミスターそごうw
昨年で無くなってしまった、この有料紙袋にいれて持っていったっけ、
クレジットカードを作れる年齢になって真っ先に作ったのはもちろん、そごうミレニアムカード
高校の時、バスが好きな私は高速バスに乗ってサボる際の目的地も大丸東京か千葉そごう
と言うように、そごうに強い思い入れがある
百貨店の格としては一流とは言えず、二流かもしれないが他百貨店とは違う店舗の造り、はっきり言ってしまえば成金趣味の店内はなぜか心擽る物がある。
そごうは1兆8700億円という、とんでもない負債を抱え、2000年に経営破綻し「西武・そごう」となり、これまでは「千葉そごう」と言うように「○○そごう」と呼ばれていたが、統合により西武百貨店と同じように「そごう千葉店」と言うように店舗名が後にくる呼び名に。
私はあくまでも「そごう千葉店」ではなく「千葉そごう」が好き笑
なので、本記事では「千葉そごう」と呼ばせてもらう。
今回、私個人の為に自分の好きな「千葉そごう」を記録したくなり投稿した次第。
あくまで、私個人の写真集的な投稿なのでスルーしてもらって構いません。
海側より店舗全景。
千葉そごうはそごうの中では古い歴史を持ち、1967年に設立。
現店舗はバブル崩壊後の1993年に完成。
店舗のデザインはシースルーエレベーターが特徴のそごう各店のデザインを踏襲しつつ、外観上はいたってシンプルだが、そごう各店は一目でそごうとわかるものが多い。
外観で私が好きな大丸札幌店。
そごうとは裏腹に百貨店らしい華やかな外観。
反対側には旧札幌そごうのエスタも隣接しており、大学4年の冬休み、北海道へ行って大丸札幌店とそごうの跡地を見たいと言って一緒に行った子に呆れられたのも良い思い出w
手前が本館で奥が別館ジュンヌ館及びオーロラシティーパーキング。
それぞれ旧コリドーモール、コリドーパーキング。
ジュンヌ館。
暫く本館と同じ赤ネオンだったが最近青ネオンに。
2021年ロゴが本館も青へリニューアル
本館、ジュンヌ館共々シースルーのカプセル型エレベーターと
道路を跨ぐ本館、別館連絡通路が印象的。
駅側より全景
私は駅側よりも海側の堂々とした出で立ちが好き。
ご覧のようにモノレール千葉駅と直結しており
4階から直接アクセスできる。
モノレールが頭上を通る時は大迫力。
この通路、柱を見るとそごうへ来たんだなと感じる部分、しかし、小さい頃は電車や高速バスではなく父親の車で訪れていたので、
この駐車場のスロープを見ると、そごうに来たぞという記憶が一番鮮明に残っている。
今はあまり混雑していないが、土日はこのパーキングへ入るためのそごう渋滞が発生しており長い渋滞の先に待ち受けるこのスロープの内部に乗り入れた瞬間はとても快感だった…
特にこういう立体駐車場のぐるぐるスロープが好きな私は5F〜10Fの低層階ではなく11F〜RFの高層階へ案内されたとき、小さい僕はもう興奮!
低層階 満車は高層階へのゲートが開いている証拠。
5Fまでがこの外スロープで登り、そこから先は建物内部のスロープでぐーるぐる。
この内部は非常に複雑で今でも興奮
面白い記事を見つけました。
https://bestcarweb.jp/news/749
今は稼働していませんが、ここで利用階が書かれた券を取るのが好きだった…
駐車場に車を止めたらお買い物スタート。
この金ピカのシースルータイプのエレベーターがお出迎え。
ドアの開閉に合わせてピヨピヨ鳴くのもそごうではお馴染み。
他店舗では更新によりピヨピヨ鳴かなくなったエレベーターも増えてきておりますのでもはや貴重なピヨピヨエレベーター。
いい歳こいても、このカプセル型のエレベーターを見入ってしまう。
高層階に車を止めると低層階は止まらずに通過するので、そごうの各駅亀エレベーターではない。
ジュンヌ館より、このそごうマークが誇らしい動く歩道のある連絡通路を使って、いざ本館へ!
シンプルな外観とは裏腹に店内は金ピカで大理石だらけ…
そごうと言えば金の扉にダリアが描かれたエレベーター扉と大理石の壁が特徴のこのエレベーターホール。
内部も金ピカ
天井の電球、昔はこんなに切れていなく、それこそダリアのような模様だったのに…
2021.6.13 綺麗に光っておりました。
そごう黄金期、そごうの基幹店として当時世界最大規模を誇った館内はとにかく豪華。
人目があり、あまり画像は無いが多店舗と比べても金が掛かっている。
化粧室もこの通り
個性的な小便器は北欧スウェーデンのメーカーifo製
この時計がそごうのアイデンティティ。
文字盤右下の色が変わっている部分は以前、東京ディズニーリゾートのロゴがあり2008年まで、そごうがスポンサーを務めていたイッツスモールワールド「小さな世界」の音楽に合わせて人形が踊っていた、世界に人形時計。
千葉そごうの時計は他店舗よりも大型で人形の数が多い。
現在の時報は鐘のみとなり、文字盤も汚れてきており小さいころ楽しみに見ていた身からすると、とても寂しい。
細かいところだとこの時計の金の音も千葉と横浜で違うのも面白い。
現役時代の世界の人形時計。
この時計のおかげで今でもイッツ・ア・スモールワールドが好き。
https://www.youtube.com/watch?v=tMg5x8tpJ0s
https://www.youtube.com/watch?time_continue=3&v=VWp-EmHK-gM&feature=emb_logo
台湾などの海外の店舗では香港ディズニーリゾートとのスポンサー契約を現在もむすんでおり、今現在も稼働しているという人形時計。
この時計を見るためだけに台湾へ行きたいなと思う今日この頃…
国内のそごうを衰退ぶりからすると、恐るべし。
時計も修理してピカピカになりました。
今まで気がつかなかったが、駅前の地図には2017年に閉店した千葉三越の他に何と旧千葉そごう店舗を利用したBee-oneの文字が!
しかも千葉そごうとコリドー館とも書いてある…
Bee-oneは現在、ヨドバシカメラなどが入居したビルになって久しいのでこの看板は恐らく20年近く前のものだったんだ…
当時、本館、コリドー館、Bee-oneを合わせた店舗面積は世界最大級と呼ばれていた。
嘗ての千葉そごうだった塚本ビルをオーロラシティーパーキングから望む。隣の塚本第二ビルは2017年に閉店した千葉三越が入居していた。
こうやって、自分の車でそごうに乗り入れたとき、自分も大人になったなと思ったっけ。
ライトも替わり塗装もまだ行けそう、あと5年位は頑張りますかね。
人目が恥ずかしいのでこれ以上は写真はありませんが、何故私が今回「千葉そごう」を取り上げたかというと千葉県内にはかつて、千葉そごうの他に柏そごう、船橋そごう、木更津そごう、茂原そごうと5店舗も存在していたのである。
更に成田、八千代、幕張、千葉ニュータウンにも出店しようとしていたという狂気ぶり…
2000年の経営破綻時に茂原、木更津、船橋を始めとする店舗は閉店となった。
2016年に閉店した柏そごう。
展望回転レストランが印象的。
閉店後、訪れていないので近々時間があるときに再び訪問したい。
今回、旧木更津、茂原そごうを急に見たくなり、13日に見てきた。
両店舗とも完璧に閉鎖されておらず、それぞれ新たに商業ビルとして生き残っている。
それではまずは旧木更津そごう。
現在はスパークルシティー木更津となっている。
ガラス戸のダリアがそごう時代の名残。
木更津はこの程度しか名残は無い。
そんな店舗は
となっておりますが一般人が足を踏み入れやすい1Fと2Fは
ほぼ廃墟…
いや、悲しくなりますよ…
光熱費の方が高くついてしまう…
茂原そごう。
外観は木更津よりもそごうらしい。
こちらは学習塾やオフィス、茂原市立図書館などが入居しており木更津よりは有効活用されている印象。
特徴であるシースルーエレベーターもご覧の通り。
更にエレベーターホールもこの通り!
これはそごうです!
図書館のエレベーターホールがそごうのエレベーターなんて羨ましいW
ダリアも、
針は撤去されていますが時計もディズニーのロゴも残っとる…
かつて国内に30店舗近く存在していたそごうも川口、西神、徳島店が閉店を発表しているので、なんと残りは大宮、千葉、横浜、広島の4店舗のみ…
まさに百貨店界の平家物語…
私の好きな千葉そごうは横浜と並び基幹店となっており売り場面積もそれぞれ横浜が日本5位と千葉10位。撤退することは暫くは無いだろうが百貨店苦境時代の為、いつ、どうなるかわからないので今回記録として投稿させてもらった。
私にとって夢のようなサイトを見つけてしまった…
http://isisis.cocolog-nifty.com/i/2005/11/post-9bb6.html