改良後のクラウンを見てきました。
やっぱりクラウンマニアとして見過ごすわけにはいけません。
改良前はこちら
https://minkara.carview.co.jp/smart/userid/2594057/blog/41654398/
外観の変更は最小限で気がつかないレベルの改良。
スモーク調のライト類は改良前のスポーツスタイルで見慣れているので特に目新しい印象はない。
カラーは新色プレシャスホワイトパール。
クラウン、トヨタの上級車から062ホワイトパールクリスタルシャインが無くなり、名前もホワイトパールクリスタルシャインでなくなるとは思わなかった。
従来よりもクリアで青みがかった白でこれは世界的な流行りなのかな。
内装は今回の改良の目玉である使いにくかったツインモニターに別れを告げオーソドックスなレイアウトに変更。
物理スイッチはやはり使いやすい。
しかし使いにくいツインモニターに余程未練があるのか、ディスプレイ内にも操作パネルがあり、これがまた消せるのかもしれませんが左右どちらかに表示されるので邪魔くさい。
実質地図は9インチと変わらず。
バックモニターの見やすさはさすがトヨタ。
モニターをフルに生かして使いやすい。
最初は気に入らなかったデジタルミラーも使いようによっては大変便利な物だと思うようになった。
個人的に結構気に入っていたカップホルダーもオーソドックスなものに変更されクラウンのカップホルダー=蓋付き、格納式の考えが擦り込まれている人間からすると少し寂しい。
シールのようだったエンブレムも見てくださいと言わんばかりに大きなものに変更。
わかりにくい改良でメーターも文字盤が浮いたギミックはそのままに若干の配色変更。
ちなみにこちらが改良前。
個人的に気になっていたこの部分のピアノ調のプラスチックはガンメタに変更。
ピアノブラックという都合のいい言葉だと思っていた私はこのさりげない改良は地味ながらよい変更だと素直に思う。
今回の改良では従来はGとエグゼクティブグレードにしか装着されなかったリアの快適装備の類いがRS系にも設定されるようになったこと。
改良前Gコントロールパネル。
後席用にスマートフォンの充電に便利なUSBポートも新たに装備。
従来のGグレードでは標準だったリアのコントロールパネル及びリアパワーシートが、改良後はオプションとなったが、コントロールパネルを見てわかる通り機能が増えエグゼクティブグレードと遜色ないものとなる。
その変わりに改良後はGにもシーケンシャルウインカーとAVS、レザーシート、18インチアルミが標準となった。
改良前のファブリックシートに価格なりの質感を感じることのできなかった私はこの改良は評価する点が多いがリアパワーシートが歴代Gのつくグレードには標準装備だったことを考えるとさみしいものもある。
リアのアームレスト内にもしっかりと起毛処理が施された収納があり、アシストグリップと共にクラウンはこうでなくてはと思わせる。
些細なことかもしれないがこの様にドアのアームレストに自然と肘をかけることができて、
シートアシストグリップがあり乗り降りに配慮した後席のおもてなしはクラウンとしては無くしてはならない世界観であると考えている。
リアコンフォートパッケージを選択しなければシートアシストグリップは装着されないがリアパワーシート無しでも是非とも装備して欲しい物。
走行系に変更はなく感じたことは改良前と変わらず、現行の走りは好き。
誰にでも扱いやすく運転していて楽な車というクラウンの良さを残しつつ柔々な乗り味でない走りは余程のアンチでない限り満足できるものであると思う。
私の好みの乗り味はサスはノーマルでステアリング制御はスポーツ+。
日頃よりレジェンドやフーガに乗っていると標準仕様では少し物足りなく感じてしまい自分の車の基準が大きく変わっていることを痛感した。
静粛性に関しても心地よいかと言われるとまた違うがフーガと比べても機関系やロードノイズはよく抑えられ静かでリアシートもパワーシートやシートヒーター等で非常に快適に過ごすことができた。
賛否もある現行クラウン、セダンがなくなるかもしれないクラウン。
フーガを所有してもクラウンはやはり、まだまだ好きな車。
今回私はフーガを購入するときに10年乗れる相棒をと車選びをした。
私の中で好きと嫌いを行き来している現行クラウン。
改良前は走りは好きだが所有欲を掻き立てられず、購入まではいかなかったが今回の改良が私が車を買おうかと思っていた5月に登場していたならば私のカーライフもまた、違っていたかもしれない。
カタログの文句からも改良前と後ではアプローチが違う。
まだ早いかな、そんなあなたに触れてほしい。
世間一般的には私はまだまだ早い人間だが、車自体が改良前と物凄く変わっている訳ではないが今回のクラウン、なぜか心くすぐるものがある。
車を買うとき、カタログも隅々まで見る私はこのようなカタログからの雰囲気、文句も気がつかないうちに影響されているんだなと思った。
進化し続けるフラックシップ
この進化が誤った方向へいかないことを願っている。
賛否はあってもクラウンは無くしてはならない車、トヨタのアイデンティティー。
65年の伝統は簡単に捨てるものではない。
私はトヨタ=クラウン。
クラウンが無くなるときはトヨタが無くなる時だと思っていた程、クラウンは私には特別な車で現行で走りにおいては大変良くできていたので次期型に期待していた人間からすると昨今の報道は真意は今だ不明だが残念なニュースである。
色々とマイナーなトラブルが続くフーガ、クラウンに乗ってからフーガに乗り換えるとやはり脚回りに古さを感じさせるがV6のフィールや車自体の重厚さなど軽快なクラウンとはまた違う魅力がある。
購入時、クラウンは暫くは安泰だと思い、いつ無くなるかもわからないフーガを選んだが私の好きなクラウンが無くなるならば色々と考えるものがある。
今回は言葉が纏まりませんがこのあたりで👋