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2023年01月13日

新しい時代のクラウンですPart2

新しい時代のクラウンですPart2


去る昨年の11月下旬、話題のクラウンクロスオーバーRSadvanceを研修でじっくり触れる機会がありましたのでさらりとご紹介。

https://minkara.carview.co.jp/smart/userid/2594057/blog/46427507/

登場時、クロスオーバーGレザーパッケージに触れた際に私がこの車に抱いた感想。

コメントの方も私の愛するクラウンでしたのでコメントを下さったお二人には長文失礼しました。



今回、撮影した時間が夕暮れ時でしたのでリアもイルミ点灯時が撮影できました。

ブレーキランプは寂しい感じですが、高速でぶち抜かれたとき、この強烈なリアビューに思わずに呆気に取られたのと同時に色気を感じてしまいました。

批判的な意見の方が多いリアビューですが私は気に入ってきました。





21インチホイールは相変わらず強烈。
ツライチに拘ったというだけあってRSに関してはコンセプトカーをそのまま市販したような風貌。



今回の個体はRSadvanceでしたので内装はイエローの差し色が入った物。



イエローと言われたので派手すぎないかと不安に思っていたのですが、それは見事に裏切られました。

テイストとしては先代に設定されていたコガネと大差ありません。

むしろこちらの方が加飾パネルが無いのとシート自体はブラックなので地味。







本個体はオプションでリアサポートパッケージが追加されており、内装だけ見てしまえば伝統的なクラウン。



ヘッドスペースは先代に引き続き決してゆとりがあるわけでは無いが、助手席蔑ろモードにすると、先代よりもホールドしないシートの恩恵をフルに生かし非常にゆったりとしている。

それは走行中も同じで肩周りがゆとりあるタイプへと変わったシートと相まってゆったりとしたクラウン風味を味わうことが出来る。

故に静粛性をもう少し頑張って欲しい。

しかし、かつてのクラウンに乗せて貰ったときの感覚を研ぎ澄ませていると後席の居住性はゆとりはあるものの歴代主査が拘り続け開発陣の努力の賜物だと思っていた1800mmの壁を破り+4㎝全幅を広げたことによるメリットは実際に座ってみると、果たしてデザイン以外でこの4㎝はメリットはあるのかと考えてしまった。

最もかつてのハードトップのように居住性よりもデザイン優先の思想は先祖返りしたと思えば納得は出来るのだが、1800mmの良さを知っているからこそ寂しいといえば寂しい。

セダンモデルは130系から140系へフルモデルチェンジしなかったように先代220系を残してくれても良かったのになと、リアシートに揺られながら思った。







続いて運転してみた感想は一言。


この車、イイです!


静粛性に関しては前回と同様感動するレベルではないが、2.4デュアルブーストハイブリッドシステムは2.5に感じたネガというネガを全く感じず、エンジン音自体もターボで無理をさせない為か、2.5よりも音質も不快ではなく静かでエンジンが空回りしている印象を受けにくい。
通常モデルの駆動配分100:0~80:20に対し100:0~20:80へと変更されている駆動配分は加速時の挙動に如実に表れFRのそれに大変近い。加速時も通常2.5に感じたGの抜け感も感じにくく、ATによってトントントンと気持ちよく変速、加速していく様は下手に多段化することなく6ATだからこそ出せた、昔ながらの高級車に似た懐かしくも自然なフィールなのかもしれない。

通常の2.5は良くも悪くも新鮮味の少ないトヨタのハイブリッドだがこれは違う。

200や先代3.5にサウンドや旨味に欠けるが楽しさは上でトヨタのハイブリッド技術に拍手です。

脚周りの方もしっかりと21インチを履きこなし、スポーツ+にするとRSに恥じない走りを提供してくれるが、驚いたことにコンフォートモードでは牙を抜かれたように穏やかな性格となり、通常のGよりもソフトに段差という段差をいなす。

私は最初、なぜ通常モデルにリアサポートパッケージが設定されていないのか疑問に思っていたが、乗ってみて納得。

先日現行型LS500hエグゼクティブに市街地、高速と運転する機会を与えて貰ったが、ランフラットのLSよりも大径ホイールを履きこなしているのではないかと思ってしまった。


この車は初めにRSに乗るか標準に乗るかで評価が変わる。

私は初め通常モデルに試乗したが、このRSに乗らなければ評価は前回の感想文のまま、肯定と否定50:50。しかしこのRSに関しては7:3で肯定へと車の評価を改めさせていただきたい。



先代の鋭さから包容力溢れる車へと変貌したクラウンクロスオーバーは140系では失敗に終わったシンプル路線。

同じように高級とは何かを再定義した点は現行も140系と同じだが、時代は変わり、全く新しいクラウンは多くの日本人に受け入れられたと感じる。

販売からまだ半年たたずして、早くもフーガよりも街中ですれ違う点はクラウンブランド恐るべし、、

トヨタが思い切って変貌させたニッポンを代表する乗用車クラウン。



クラウン=王冠には

「国産車を常にリードし続ける王座のしるし」という意味が込められいる。


豊田社長の「乗ってみて、クラウンだね」、「ニッポンのクラウンここにあり」

トヨタのフラッグシップとしての存在をクラウンの美点とするか、

革新と挑戦をクラウンの美点とするか、

静かで滑らかな走りをクラウンの美点とするか、

運転のしやすさをクラウンの美点とするか、

室内の設えをクラウンの美点とするか、

運転する人にも乗せて貰う人にも感じられる優しさをクラウン美点とするか、

クラウンの持つ伝統、信頼を美徳とするか、

豊田社長の言葉は正解があるような、無いような奥深い物。

初代から16代、70年近く日本を代表する乗用車であり続けたクラウンにとってクラウンらしさや美点は決して一言では表せない。

私は120系から現行までしか運転したことはないが、どのモデルもクラウンらしさを感じ、決して二度と乗りたくない、ヒドい車だった等、思ったことは一度も無い。

クラウンというブランドが好きで、ロイヤルサルーンのキャラが好きだった私が全くキャラの異なるクラウンクロスオーバー、RSと標準系を乗り比べて感じたことは、

豊田社長と同じ、「これ、クラウンだね。」

新しい時代のクラウンは歴代モデルと同じように、日本の景色の一部として街中で元気に走っていって欲しいなと。

私はデザインが流失した際に否定的な意見を述べていた事を素直に謝りたい。

この車はそう思える1台になっている。










ブログ一覧 | 車の感想 トヨタ | クルマ
Posted at 2023/01/13 08:55:46

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