• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

堂山のブログ一覧

2019年07月21日 イイね!

ホンダ N-BOXカスタム

ホンダ N-BOXカスタム







このクラスで圧倒的人気を誇るホンダのN-BOX。

同級生に頼んで乗せてもらった。

グレードはカスタム G Lターボ ホンダセンシング。

登場当初はライバルが旧態化していたので今回乗ったターボモデルとNAモデル共に素直に素晴らしいと思っていたが、他がモデルチェンジしても、やはりライバルよりも優れていた点の方が多かった。





各部のメッキの使い方など、ギラギラしすぎずカスタムという名前でも控えめな印象。ギラギラはかえって安っぽく見えるが、この車はそういった印象はなく逆に質感を高く見せている。

ホンダはこの点を理解したようで先日モデルチェンジしたN-WGNも同テイストのデザインとなっている。

昔からホンダはメッキを多用したデザインは苦手なようでエリシオンや我が愛車であるKB1レジェンドのようにプレーンなデザインが得意。

先の2台は不評に終わりMCでメッキギラギラとなったがN-BOXでは珍しくそれが大成功となった。







高い質感は登録車を凌駕する。







特にシートはライバルの中でも特に優れている。

プレミアムスムース調の表皮は蒸れにくく、滑りにくいのでコーナリング時にも体勢が安定しやすい。

リアシートも後発である新型タントには装備されない後席用アームレストを装備。

たったこれだけでも長距離の安楽さはケタ違いだ。

運転した日とは別に後日、友人の運転で後席に乗車したが街中でも後席が広々としていたのでコンパクトカーよりも快適。長いホイールベースを生かし縦方向の揺れにも強く軽自動車でここまで質感を上げたらルーミーやソリオの立場が無くなってしまうのではないかとさえ思った。



リアドアにもシート表皮と同じプレミアムスムースが奢られ、質感に関してはライバルの追随を許さない。

シートの座り心地に関して言えばフリードと異なり膝が持ち上がることはないのでフリードよりもN-BOXの方が優れる。

走り全体もはっきり言って過去にご紹介したルーミー、先代モデルになったタント等と違い常にゆらゆらとしている感覚はない。

あまり誉めちぎるとホンダの回し者のように思われるが、サイズと排気量以外軽自動車ではない。

先代は売れている割には期待外れだったが現行に関しては良い意味で期待を裏切られた。

脚回りは昔のホンダと比べると柔らかく不要な突き上げ感もなく、15インチ装着車は先代N-BOX,N-WGNでは不快に思うところがあったが現行は見た目とは裏腹に15インチモデルの方が私はしなやかに感じた。

スーパーハイト系はウェイクなどはより顕著だが高い重心の為、コーナーでの旋回性を高める為に足回りを固める傾向があるがこの車は足回りがしなやかであるにもかかわらず腰高感がない。

ただし、あくまでも軽自動車、ハイト系として見た場合である。

この日は山道、市街地を100km程度運転したが疲れ方が軽自動車の疲れ方ではなく、ロードノイズはサイズの影響で多少は目立つがコンフォートタイヤを装着すれば相当化けるだろう。

目立つと言ってもうるさいのではなく、他の音が上手に抑えられているので目立つレベル。

動力性能もダルいところはなく、衝突安全性能は普通車に劣るだろうが高速120㎞巡航も全く問題なく、価格は高いが下手にヴィッツ等1000ccの登録車を購入するくらいならばN-BOXの方が満足度は高いだろう。

ターボ車では普通車と遜色なくNAでもライバル車よりも巡航中の静粛性も高く街乗りのスタートダッシュで苦しそうな印象はない。これには驚いた。

某ライバルではNAとターボ車の差が顕著であったがN-BOXでは街中レベルではゆとりこそターボモデルに軍配だが日常使いであればNAで必要充分であると思う。

このクラスを検討中の方はしっかりとN-BOXも見て欲しい。

ライバルを非難するわけではないがライバルの方が価格は割安に設定されている。

特に標準モデルはその差がわかりやすい。

ホンダの場合はオートエアコンなど、ライバルには上級グレード以外、装着されない、もしくはOP装備の多くが標準装備だ。

是非とも見てくれだけの価格に騙されないでしっかりと装備を比較して検討してもらいたい。

今回紹介したN-BOX含め新型N-WGNは先代N-WGNではターボでも14インチが選択できたが現行は15インチのみ。

オプションでも良いので14インチを設定して欲しいかな。

デザインはNAカスタムのデザインの方が好みなので。

逆を言えばそれくらいしか私は不満がない。

よく、ホンダの軽と他社の軽を比べるときに普通車の技術を軽に生かすか、軽の技術を普通車に生かすかと言われているがN-BOXに乗ればそう言われる意味がよくわかると思う。

安全装備もトヨタのセーフティセンスと同等のものを軽自動車に搭載し、多くのグレードが標準装備。

失礼ながらダイハツ、スズキではそうはいかないだろう。

ホンダが売れ筋のN-BOXに掛ける力のいれようは走り、質感、デザインなど半端でない。

大成功をおさめた先代から見た目はあまり変わったようには見えないが中身はものすごい進化している。

某ライバルが15年もプラットホームを使いまわしていたのとは大違い…

ライバルも生半可な気持ちでは圧倒的な強さを誇るN-BOXの牙城は崩すことはできないだろう。

私は豪華すぎる軽自動車はどちらかというと否定的な方ではあるがN-BOXに関して言えば、軽自動車や普通車というカテゴリーを超えて、もはや「N-BOX」というカテゴリーを作り上げてしまった感さえある。

それだけ、現行モデルは満足度の高い一台となっており、VTECにエンジン屋としてのホンダらしさ、センタータンクレイアウトによるスペース効率の良さなど、N-BOXはホンダの良さがたくさん詰まっている一台だ。

Posted at 2019/07/21 22:35:01 | コメント(3) | トラックバック(0) | 車の感想 ホンダ | 日記
2019年03月27日 イイね!

ホンダ 5代目 レジェンド KC2

ホンダ 5代目  レジェンド KC2








前回、まとめ記事に書きましたが改めて触れる機会がありましたのでご紹介。

KC2後期型は2018年デビュー



ご存知、SPORT HYBRID SH-AWDと呼ばれる新たなるステージへと進化したSH-AWDを搭載したホンダの技術、志の結晶であるフラッグシップセダン。

価格は7,074,000円~

JC08モードの燃費は16.4km



ボディーサイズは

全長 5,030mm
全幅 1,890mm
全高 1,480mm
WB 2,850mm

と堂々のフルサイズセダン。

ちなみに私のKB1レジェンドの寸法は

全長 4,930mm
全幅 1,845mm
全高 1,455mm
WB 2,800mm

となっておりKB1も決して小柄ではなく、むしろ大柄な方なのですが少しKB1の方が遠近法で小さく見えますが、それでもKC2と並ぶとものすごく小さく見えます。

下の写真は前回の物こちらは、ほぼ同じ位置。





まるで隣のKB1が5ナンバーセダンのように見えるほど大きい。

事実KC2に乗った後はKB1がものすごく小さく感じました。

フロント部がMCで大きく変わり北米ホンダの顔であるダイヤモンドペンタゴングリルのマスクは写真で見るよりも迫力があり、優しい顔つきの前期型に比べて大柄なボディーをより大きく見せます。



私だけかも知れませんが、MC後のボディーカラーがホワイトのマスクは



どうしてもこいつに見えてしまう…



前期のようにデイライトとして青く点灯はしませんがジュエルアイのヘッドライトは他社セダンにはないレジェンドの個性。



リアもMCでよりワイドさを際立たせるデザインに変更。

何度も言いますがこいつは本当にデカい。

隣にLSが並んでも遜色無い存在感。



サイドのデザインはフロントのオーバーハングが長いのは、もはや宿命

KBではサイドウインドウのフラッシュサーフェス化により空力、ボディーの塊感を演出していましたがKC2はされておりません。




装着タイヤは

245/40R19 94Y

ですがこのサイズを感じさせないしなやかな脚回りです。





搭載されるユニットはエンジン自体は基本的にKBのJ型ですので見慣れた形状のエンジンカバー

エンジン最高出力 314ps 37.8kgm/4700rpm
フロントモーター最高出力 48ps/3000rpm
一機あたりのリアモーター最高出力 37ps/4000rpm

システム最高出力:382ps 47.2kgm

となっておりリアモーターだけで軽自動車以上のパワーを持っております…

大柄なボディーを驚異の加速で引っ張る大変力強いユニットでクラウンセダンの2倍以上のトルク、パワーでスポーツモードでの加速は安定してグォォォーと来ますのでベタ踏みはほぼすることは不可能。



インテリアはしっかりと作られており、流行りのツインモニターですがこのクラスでは9インチや10インチなどの大型モニターが主流となった今では少々時代遅れ感のある8インチモニター。

ダッシュボード全体がソフトパッドで覆われ木目パネルを省く全体の質感はKBレジェンドに比べて大幅にアップ。

Powerスイッチが左側の少し分かりにくい位置にあるのはマイナスかな。



ステッチも施され高級感はありますが木目パネルは伝統の天童木工製ではなく私のレジェンドのように木目調。

柄自体は私の車のように太陽光に当たるとゴールドっぽく見える黒木目。

パット見た感じでは高級感はありますが、KBレジェンドの天童木工製本木目の深みのある質感を知ってしまうと少々物足りません。

私の車にも欲しいなー



こういった、ステッチ類は人の手で施された物でダッシュボードとドアトリムの段差は私が半ドアにしていたから、

ホンダも高級車の作り方をしっかりと学んでクラウンよりも高い質感を手に入れました。

ホンダファンとしては嬉しいことです。



また、こちらのグローブボックスの開閉は電磁式。

ロックはディスプレイで暗証番号を用いてロックするといった驚きの装備。



メーターは260㎞までのスピードとマイル表示があります。ハイブリッドですが通常のガソリン車のようにタコメーターを装備。

ホワイトのイルミでスポーツ性能の高いレジェンドですがKBに比べてお上品になりました。

マイル表示はいらないので、もう少しすっきりとしてくれると良いのですがKBのころと異なり造り分けをするのを辞めたのでしょう…

マルチディスプレイは小さいですが、各種情報はヘッドアップディスプレイに表示されますので不満は無し。

一番嬉しいのはSH-AWDの作動状況がヘッドアップディスプレイに表示されますのでKBのようにステアリングを切ると見えなくなるといったことがないのでより楽しい運転をすることができます。





各スイッチ類の多さで相変わらずコックピットのような運転席です。

間接照明は先代のブルーからアンバー色へ

材質もべた付く心配のない物へ



シフトレバーに別れを告げ、シフト操作はエレクトリックギアセレクターと呼ばれるスイッチ式の物に

他社にセダンに比べて走りを売りにしたレジェンド…

パドルシフトは装備しますがシフトレバーは残して欲しかったかな、



フロントシート。

今回、フロントシートを撮り忘れると言う大失態をいたしましたのでカーセンサーから拝借。

シートは大柄な物で新型クラウンのような小ぶりでホールド性の高い物ではなく分厚いクッションで乗員を包み込むタイプのシートで背面も肩までしっかりとホールドしヘッドレストの前後調節も文句無し。

シートのデザインは後期で変更になり前期に比べてステッチも増えより張出し感の強いデザインとなりました



この車は運転席だけでなく4ウェイランバーサポートをはじめ助手席もポジションを細かく設定できますので運転者と助手席の乗員は謳い文句通りどこまでも行けてしまいそうです。








ドアトリム。

ご覧のように分厚いドアですがアルミ製になりKBレジェンドに比べて開閉は楽。

もう少しドアポケットを大きくしてくれると書類を入れるのに便利でしたね。



各部の質感もKBレジェンドよりもメッキや照明、材質などが上品になり高級車らしい質感を得ました。

何よりもドアを閉めるときにハンドルが折れるんではないかと心配せずにドアを閉めることができるようになったのは一番進化したところかなw






大柄なボディーを生かしてリアシートは広々。

逆を言えば狭かったら恥ずかしい…

KBレジェンドで感じる頭上空間の狭さを感じることなく、





シートヒーター、リアサンシェードを始めとする各種装備も充実。

リアパワーシートが無いのはバッテリーの関係上仕方ないかな。

空調もトリプルゾーンコントロールに進化。



アームレスト内にボックスもついてますが容量的には小さく、オプションの置くだけ充電専用と割りきった方が良いかもしれません。




運転席、リアシートから助手席を操作できるのはやはり高級セダンには必須な装備。

隣で女の子が寝てしまっても、そっとシートを倒すことが可能で男のさりげない優しさを見せつけるポイント高い装備なのですがKBでは装備されないのが残念な点。




トランクルームはボディーの割にははっきり言って小さいです。

SH-AWDの影響かクラウンのようにバッテリーを床下に格納できないのかもしれませんがやはり大きさからすると小さすぎるかな?

ゴルフバックの積み方がメーカーホームページに書いてあるなど国内セダンとしての基準を守ろうと必死です。



パワートランクは標準装備。



走行性能は使い回しが多いですが、

能ある鷹は爪を隠す的要素は穏やかな顔立ちのMC前の方がありますが車としての質感は私は圧倒的に後期型の方があると思います。

高遮音ガラス、アクティブノイズコントロールで武装された車内は19インチの低扁平タイヤを感じさせない非常に静かな室内を提供。

しかし、ひとたび踏み込むと私のレジェンドと同じように快音を響かせドライバーのやる気を誘います。

各部のデザイン、質感は先代よりもアダリティーで先代のような若さはあまり感じず大人のセダンという印象が強いかな。

進化したSH-AWDはより細かな制御となり街中でも恩恵にあずかれ、KBレジェンドに比べて大幅に拡大したボディーですか、それを感じさせない身のこなし(取り回しが良いという意味ではない)
乗っていて大きさを感じるのは店舗には入る際にあれれ…という感じですかね。

クラウンの足回りも良くできていますが、こちらは重さもありますので重厚そのものでクラウンのような軽さはありませんがしっかりとした剛性感で路面をいなす良くできた脚です。

シートもKBレジェンド同様にホールド感が適度でクッションも厚く良い車に乗っているんだなという事を感じさせます。

KBレジェンドの不満な点である後席の居住性、燃費、プレミアム感などが与えられEセグメントに相応しい質感を手に入れましたが、それと同時にレジェンドの伝統ドライバーズカーとしての楽しさは少なくなってしまったかな。(ハイテクに守られている感じ)天童木工のパネル廃止も惜しい。

しかし、先にも述べたように各部の質感はホンダらしからぬもので素材の統一性、チリの合わせはKBレジェンドではフーガ、クラウンの後塵を拝していましたが、現在はクラウンを越えております。

オーディオはスピーカー数はKB1は足元に及びませんがKREELは音のクリアさで言うと上ですが、BOSEの特性上低音のずっしり感はKB1の方が上で全体的に音のしっとり感はBOSEの方が優れるかな?

国産で大排気量自然吸気エンジンの走りは魅力的でVCM(可変シリンダーシステム)を搭載し、KBレジェンドに比べてボディーのアルミ材の拡大などホンダ技術の集合体であるレジェンド。

パワー面では新型クラウン、フーガハイブリッドなどの同じくV6を搭載した車もレジェンドと遜色ありませんが、純粋に運転していて楽しく、どこまでも運転していたいなという感覚はレジェンドに軍配。新型クラウンのマルチステージハイブリッドはシステムの出来、走行性能はもちろん素晴らしいのですが、ステアリングの感覚や走行フィールに面白味はなく、走行性能に癖が無さすぎで印象に残りにくいんですよね。(一緒にいた友人も同様の意見)
ただ単に良い車という印象が残りやすい。

ハイブリッドになり、KB1に感じた低速の扱い難さはモーターのアシストも入りもはや皆無。

第2ステージのSH-AWDにより全域で安定した走りを提供し全域トルクフル。加速はとても早いのですが静かな車内と相まり恐怖感がないのでついつい速度が乗ってしまいますのでこの車は速度を出したくなる欲望を押し殺す為に己との戦いが必要な車です。
雪の日でも台風でも制限速度40キロのアクアラインでも涼しい顔して加速をしていく走行安定性はKB1で経験済みですが、この車は雪の日にどんな動きを見せてくれるのか…

KBレジェンドでも感じることですが、サイトのうたい文句通り、グランドツーリングの誘惑、もっと遠くへという感覚に間違いない。しかし、純粋に運転を楽しむという点においては、どうしてもKC2の場合はクラウンと比べてしまうとステアリングセンター付近にやや電動パワステの癖がありますので、より機械らしいKBレジェンドの方が私には好みかな。

また、7速DCTは言われなければ気にする人は少ないかもしれませんがクラウンのような滑らかさを必要とする人には低速の減速時に気になるかも知れません。最も私はKB1に慣れてしまっているのでこんなものかといった程度。


最後に

運転の楽しい車とずっと運転していたいと思う車は別。

運転者にとって楽しく良い車であっても同乗者が車に乗るのを躊躇うような車は真の良い車であるとは私は思っていません。

この車は操るといった楽しさは先代であるKBレジェンドの方がハイテクで武装されながらも油圧パワステ、トルコンATなど機械らしさを残しておりましたので上だと思っていますが、大人4人で移動するといった場合はKCレジェンドの方が遥かに上で快適です。

この車は運転者には車を運転する楽しみを与えつつも同乗者も運転手の疲労度に合わせた時間で車を移動できるので、運転していて楽しく、尚且つずっと運転していたいと思わせ、車に求められるFUN TO DRIVEと乗員の快適さをうまく両立させています。 

KBもKCも意味もなくドライブに行きたくなる車です。

燃費もKBの比ではありませんのでKBよりもロングドライブ、グランドツーリングが可能な車でしょう。

この車はボディーの大きさ意外は運転するのが好きな私は希少性も相まって、今一番、購買意欲を掻き立てられる一台なのは事実しかし、せめて、アコードくらいのサイズでないと我が家は無理です…

先日、PSFを交換した我が愛機。KCに乗った後にがっかりすることなく、まだこいつは行けるなと思わせる車なので、まだまだ私はKB1を伴侶にしたいと思います。

年間1000台売れないこの車を販売し続けるホンダの姿勢に最敬礼です。




KC2について

https://www.honda.co.jp/factbook/auto/LEGEND/201411/LEGEND_1411.pdf

レジェンドの魅力が詰っています。

zhttps://www.honda.co.jp/LEGEND/sh-awd/


KB1レジェンドについて過去のブログ

https://minkara.carview.co.jp/userid/2594057/blog/42418699/

Posted at 2019/03/27 13:22:07 | コメント(4) | トラックバック(0) | 車の感想 ホンダ | 日記
2019年01月17日 イイね!

4代目 ホンダ レジェンド KB1

4代目 ホンダ レジェンド KB1









私の愛車レジェンドです。

クラウンも細かく紹介している人も少ないですがレジェンドもなかなかいませんのでご紹介。

クラウンの時と同様に一部画像が使いまわしですがご了承ください。

ボディーサイズは

全長4930mm
全幅1845mm
全高1455mm
WB 2800mm

となっており現在のEセグメントでは何て事ないサイズですが当時のクラウン、フーガと比べると全幅は大きく、セルシオよりも大きいにも関わらずあまり大きく見えません。



デザインは全体的に奇抜さなどなく、非常にプレーンで高級車としての押し出しなどはあまり感じず、ボディーサイズの割には小さく見え、500万オーバーの車には見られません。



リアも同様、流行に流されないシンプルなデザイン。


個人的にレジェンドは後ろ姿が大好きで高速などで同型車を真後ろから見ると踏ん張り感のあるデザインと相まって、より安定性があるように見える。






高速ブロー成形で作られたこの微妙な盛り上がりなどリアのデザインが見た目よりも凝っているんですよ。



斜め後から見たデザインは流麗な物で夜、洗車場で洗車するときに惚れ惚れとするデザインです。

超高外観塗装と相まってシルバーでも洗車のし甲斐があります。




私が斜め後からのデザインが好きな理由はもうひとつ。(斜め前も好きかな笑)

KBレジェンドのサイドウィンドウはご覧のようにフラッシュサーフェイス化されており1枚ガラスのようになっているんです。

現行のLSが登場したときに同じようにフラッシュサーフェイスかされて、ある自動車評論家が国産でここまでやったのは初めてだ。と仰っていましたがレジェンドは14年も前にやっていたのに忘れ去られてる笑




しかし全体的なデザインは大好きなのですが、真横から見た場合は…

FFベースの為、フロントのオーバーハングが長いためゼロクラウン等と比べると高級車感が少ないです。

タイヤを隠して見るとトランク部分もしっかりとありなかなか良いんですけれどね…



装着されるタイヤは235/50R17です。

私は現在もう少しマイルドな乗り心地が良いので225/55R17のレグノに変更しています。



搭載されるエンジンはV6 3.5のJ35A

一種のみ。

このエンジンはご存じの通り国産初の300馬力オーバーのエンジン。

低回転では同じく3.5であるトヨタの2GRの方が扱いやすいですが、高回転域ですとGR系が褪せて思えるほど快音なVTECサウンドを奏でながら2トンの巨体を動かすホンダらしいエンジンです。


純正でタワーバーが装着されており、なかなか頼もしいエンジンルームです。

エンジン始動時の排気音もやる気にさせ、発進時のサウンドは我ながら惚れ惚れする音です




続いて内装。

同時期のホンダ上級車であるエリシオン、オデッセイに通ずるデザインでコックピットのようなデザイン。



夜はこんな感じ。

フットライトが青色LEDなので周りからはヤン車と言われております…



ルームランプ部のライトも何とも言えない色でブルーの間接照明も備わっており



コンソール周辺を照らしているので、まさにコックピットのよう。


トリムもこんな感じ。


そんなインパネのデザイン自体は気に入っているんですが








私の車は前オーナーがシャッター付きの風通しの良いガレージに保管してくれていたおかげでまだ大丈夫ですが、こういった内装のスイッチ類が傷みやすいのが悩みどころ。

またナビやエアコンの操作の多くがマルチを介しプログレッシブコマンダーで操作しなくてはならないので操作性はあまりよくありません。

特に風量調節はKB2でマルチを介さず調節できるようになりましたので羨ましい限り。

しかしながら空調は左右独立温度コントロール機能、左右上下独立温度コントロール機能、GPS制御偏日射コントロール機能がついており室温を細かく制御し快適な室内を提供してくれますがエアピュリやプラズマクラスターの類は装備されません。





グローブボックス、センターアームレストもKBレジェンドの鬼門です。

グローブボックスに関しては4万円もするので2度と交換したくありません…







ナビの画質はやはり古さを感じます。

地図更新も終わりもはやお荷物状態。

私が純正マルチを嫌いな理由はそこです。

もしもマルチが壊れたらエアコンなどの操作も困りますしね。

標準装備のBOSEスピーカーはどちらかというと低音重視ですが守備範囲が広く、ライブDVDやクラシックCDを聴くには最高です。

ただし、6連奏CDチェンジャーなのでミュージックサーバーに馴れると少々不便。その為、普段はAUXを介し音楽を聴いておりますので折角のスペックを生かしきれないのが悩みどころ。



メーターは三眼式で、これまた当時のホンダ上級車と同じようにブルーを基調としたものです。

マルチインフォメーションディスプレイに古さを感じますが、平均燃費、瞬間燃費、航続可能距離、SH-AWDの表示などがあり普段使用する分には不足はありません。

KB2の方が分かりにくいですけれど改良されており、シルバーのリングが追加されており高級感という点では上ですね。


個人的にはメーターはフラットな物の方が好み。



ドアロックを解除した際にはウェルカム照明としてメーターが光ります。ちなみにこのウェルカム照明の照度はディーラーで変更可能です。




シフト周りは木目加飾はなく、シンプル。KB2はここが木目になるので不評だったのでしょう。

シフトノブは慣れない人は操作に手こずるレジェンド伝統のガングリップ式

シガーソケットの格納は特徴的



ドアトリムはこんな感じ。

ドアハンドルがこのクラスにしては珍しくメッキでないなど、細かなところにホンダらしさを感じますw

KB1レジェンドはドアのグリップがドア自身が重たいのにグリップが前よりなので閉めるときに力が入れずらく女性には不親切かな。

しかも、このハンドルが折れやすいときた!

開け閉めの多い運転席は折れてもらっては部品代も高いのでグリップで閉めずパワーウインドウのスイッチ部に指をかけて閉めておりますw

もしも壊れてしまったらドアポケットの追加されたKB2用に交換しようかと考えているほどです。





続いてシート。

私自身このシートに関しては大変気に入っております。

シートの固さは勿論の事、最近のシートのようにホールドし過ぎずゆったりとしているにも関わらず体が揺すられる事なく、ヘッドレストもしっかりと機能してくれるので長距離が大変快適です。

これまで、貧乏性でサポートクッションを使用していましたが、やはり純正の座り心地が恋しく、外してボンフォームの別のカバーにしたくらいです。

初めからこうすればよかった…

またこのヘッドレストが仮眠の時に良い仕事をするんですよね。




こちらがカバーなしの状態。

助手席も運転席同様ランバーサポートが装備されますので長距離も楽々。

KB2ではヘッドレストが普通の形になりましたのでシートに関してはKB1の方が優れているのではないでしょうか?



続いてリアシート。



ヘッドレスト格納状態。

格納は自動でも戻すときは手動という何とも滑稽な装備。

リアシートはクラウン、フーガと比べますとシートがやや立ち気味でシートバックも固くショーファーカーとしては向きません。

クーペルックのデザインの為、頭上空間も狭くEセグメントの中では快適性に乏しいです。





後席の快適装備はリアのエアコンダクトと読書灯のみ。

エクスクルーシブパッケージを選択するとリアの3面サンシェードが装備されます。



最近少なくなった後席用の灰皿も装備。



ちなみにリアの読書灯部のスイッチ部にもフロント同様に間接照明が備わっているので



アームレスト、ドアハンドル、足元を照らしてくれます。




私のドライビングポジションに合わせるとこんな感じ。



ドアの開口部も狭いので大柄なボディーと相まって駐車場での乗り降りに気を使います。

クラウンのようにアシストグリップがあると良いんだけれどな。



トランクルームはこんな感じ。

全体的な広さに大きな不満はありませんが、凹凸が多く床下収納もない為、見た目の割に荷物を積むことはできません。


続いて走行性能

はっきりと言いますと取り回し性能は大柄なボディーですのであまり良いとは言えません。

大柄なボディーでもボンネットが見渡せるのならば良いのですが、



レジェンドの場合ボンネットが見渡せず左側に寄せるのには気を使います。

私も乗り初めのころ青山の路地で左前のホイールを… 以下自粛。

最小半径5.8mとなっており、なんと、この数値はGZG50センチュリーよりも大きいのです。

なのでこの車の後にセンチュリーに乗ると運転のしやすい事w


しかし取り回し性は悪いですが、いざ走らせてしまうととても楽しい車です。



なんといってもこの車の魅力は





はい!こちら、SH-AWDです。



画像はカタログから拝借。






4輪の駆動力を自在に操り、あらゆる条件下において高い走行安定性を誇るレジェンドの肝となるシステムです。

自分の意志にかぎりなく忠実に呼応するという感動、そして安心感。


とカタログの文句通りの走行性能をドライバーに与えてくれます。

しかしながら、このシステムはしっかりとメカニズムを理解した人でないと曲がらない車という印象を持たれるかもしれません。システムを理解し普通の車ではタブーとされるコーナー旋回時にアクセルを踏んでやるとあら不思議、FR,FF、4WDとも違う動きでコーナーを大柄なボディーをもろともせず駆け抜けてゆきます。

首都高などで最新のべ○ツ、B○Wなどの欧州車、ヤンキーのミニバンにちょっかい出されても、すぐにさようならw

能ある鷹は爪を隠すということを忘れないでもらいたいw

高速安定性が高く免許の点数が気になる車です。

KBレジェンドのSH-AWDは機械式の物ですが、現在のKC2レジェンド、NSXに搭載されているSH-AWDは電動式に進化し制御も機械式の物と比べるとさらに細かく制御され、アクセルを踏み増さなくともSH-AWDの恩恵を感じることができます。

SH-AWDについて詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.honda.co.jp/tech/auto/sh-awd-1/







また、昨年の大雪の際も他のセダンが苦戦する中、賞味期限切れのスタッドレスとは思えない走行性能を見せてくれました。

足回りも固くもなく柔らかくもなく、スポーツとラグジュアリーのちょうどいい塩梅です。ステアリングもこの時代にしては珍しく私のベースグレードでは油圧式なので電動パワステの物より自然です。

静粛性はクラウンやフーガなどに比べると煩く感じますが数値上ではあまり変わりはないようです。

しかし私の感覚では高速では空力の影響かレジェンドの方が静かです。

総じて運転した感覚はハイテクでありながら、機械的な部分が多く残っておりますので、昨今のありとあらゆる部分が電動化された車に比べ運転して車を操る感覚が残っております。


最後に

国産初の300馬力オーバー、世界初の4輪駆動システムであるSH-AWD、日本カーオブザイヤー、RJCカー・オブ・ザ・イヤーなど車として輝かしい経歴を持つ一台。




アルミをボンネット、フロントフェンダー、トランクリッド、前後サスペンション・アーム(ちなみに前は鍛造)、前後バンパービーム、前後サブフレーム、前後ブレーキキャリパー、スペアタイヤなどを用いて、ホンダがライバルであるクラウン、フーガに勝負と力を込めた一台で室内に関してもBOSEのスピーカー、OPで天童木工製の本木目パネルなど贅を凝らしたもので当時のプレスリリースを見てもホンダの自信を感じることができますが結果はご存知の通り。

525万スタートという当時ではライバルと比べ高価格でしたが現在の同クラスの車と比較してみると初物装備のSH-AWDを搭載したことを踏まえるとバーゲンプライスだったんだなという印象です。

以前インスパイアのときにも述べましたが当時は下のクラスであるインスパオアが一時はレジェンドをも凌ぐボディーサイズとなり、高価格化したレジェンドと従来のKA9のキャラクターに近いインスパイアとFFと4WDという違いはあるにせよキャラが被ったのはレジェンドにとってもインスパイアにもお互いを食い合うことになってしまったのも売れ行きに影響したと考えております。

しかし、いざオーナーとなってしまえば、SH-AWDがもたらすオンザレールな乗り味は癖になり特に用がなくてもドライブにいきたくなります。

燃費は現在の高級車には及びませんが、高い維持費、燃料費を払ってでも満足できる走行性能をこの車は持っています。新型シビックもそうですが、ホンダは良い車を作ってもマーケティングが下手過ぎです。KA9、KC2等ではリアパワーシートなど比較的後席装備も充実していますがKBレジェンドではそういった装備は一切なくオーナードリブンとしての性格が強く、高級車としてのアプローチがトヨタ、日産のそれとは異なり、良くも悪くも走りのホンダらしい一台です。

この車はクラウンのように誰にでも扱いやすい万人受けする高級車ではありませんが、私は自分が所有する車は多少癖のある車の方が乗っていて飽きないんですよね。

そういう私も子供の頃、前オーナーが17クラウンロイヤルから乗り換えたときがっかりしたのも事実。

しかし、いざ乗るとこの車の虜になってました。

周りからもクラウンじゃなくてなんでこれなの?

レジェンド、なにそれ?

アコード?

と素晴らしい評価で、女の子受けもあまりよろしくありませんけれど、SH-AWDの車に乗ってしまうとこれの次に何に乗ろうかが悩ましい問題。

恋というものは長所が好き、愛というものは短所を含めて好きと言われるように私はこの車をもはや愛しております。

クラウンセダン共々、部品と私の資金が続く限りは乗り続けていきたい。そう思わせる車です。



KB1レジェンドについて

https://www.honda.co.jp/factbook/auto/LEGEND/200410/



KC2のお気に入りのページ

欲しくなるなw
https://www.honda.co.jp/LEGEND/sh-awd/

Posted at 2019/01/17 22:36:41 | コメント(7) | トラックバック(0) | 車の感想 ホンダ | 日記
2018年12月20日 イイね!

新型 ホンダ インサイト

新型 ホンダ インサイト









タイヤのローテーション時に新型インサイトに試乗してきました。







デザインは最近のホンダ顔ですが派手さはなくむしろ上品な顔立ち。

グレードはEX

お値段は約350万円

真ん中のグレードですがベースのLXでも装備は充実しています。

本革シートがいらないのならEXで十分です。

カラーはオプションのプレミアムクリスタルレッドメタリック。

ボディーは

全長4675mm
全幅1820mm
全高1410mm
WB 2700mm

となっています。

幅以外はアリオンを転がすのと変わりませんね。



リアもフロント同様に派手なデザインではなくプレーンなデザイン。



サイドもシビックセダンに似たクーペルックなもの。




ミラーはベースのシビックと同様の物でスタイリッシュなデザインですが個人的には鏡面がもう少し縦にあると見やすくていいです。

しかし、日常では不満はありません。



装着されるタイヤは215/50R17インチを装着。



1.5リッター直列4気筒+電気モーター2基

それぞれ

エンジン出力:109ps

モーター出力:131ps

システム総合の最高出力は151hp

となっており組み合わされるミッションはCVT。

ボンネットダンパーじゃないのは価格からすると…




デザインはシビックに通じたもので質感も悪くないです。

ボンネットも見渡せ視界も悪くなく決してコンパクトとは言えない大きさですが取り回しはしやすいです。

モニターはCR-Vの反省からか8インチ

スピーカーも8スピーカーで音質も良いです。




インテリアの照明はトヨタと異なりホワイト系。




ミラーは自動防呟でグラスホルダーもあります。

マップランプはLED




タッチパネル式のエアコンパネルなどではなく物理スイッチが多く使い勝手は上々。

プラズマクラスターも装備されます。



メーターは左半分が液晶でいたってシンプル。



モニターの画質は荒くはありませんがカメラの特性かサイドが魚眼レンズのように見えたのは不満な点。




ソフトパッドが多用されステッチも一体成形ではないので上品な印象。



H31 3.27追記
後日、見た EX・BLACK STYLE の内装

スエード調がいい感じ

価格差は約13万



センターアームレストも同様。



容量は不満はありませんが、ドリンクホルダーがドアポケットにありますがアームレストを使用すると一つしかないのは不満な点。



ドアトリムもしっかりと作られてます。

レジェンドと同じくドアハンドルがメッキでないところはホンダだなと感じる部分。

しかし、私はドアを開けるときは中指で開けるのですがこのドアハンドルは良い感じにフィットします。



H31 3.27 追記

EX・BLACK STYLE のトリム



シフトレバーは流行りにのってありませんがシビック同様スポーティーな走りなのでパドルシフトが装備されますがシフトレバーの方が個人的には好み。

大型のトレイが装備されますがここはドリンクホルダーの方が良かったかな。



シートはホールド性が良く、パワーシートなのでポジションが取りやすいですが、ベースのシビック同様に着座位置が低いので高齢のか方は乗り降りが大変かもしれません。

また、シートの横幅はプリウスと異なり、あまりありませんので大柄な人には窮屈かも。

ホンダの最近の車はCR-Vも同様にシートがややタイト。





リアシートもフロントのようにホールド性が良いものです。

アームレストにはドリンクホルダーも装備され快適な移動を提供してくれます。

もう少しアームレストの高さがあると更に良し。



足元も広々。

スマートフォン用のポケットも装備されます。



ただし、シビック同様にトランクスルーの影響かシート脇のこの部分がプラスチックで肘が当たる部分が固いのは不満です。




トランクはカムリよりもボディーは小さいですがカムリに負けないくらい大容量。

トランクスルーも装備されますので使い勝手はいいと思います。




車としては全体的にシビックセダンの上級グレードと考える方がわかりやすいです。

見比べてみるとほぼシビックセダンですので。

走行性能はスポーツとラグジュアリーが上手く共存していますがどちらかというとスポーツよりかな。
走行中はモーターで走行する率が多く燃費は約20キロ。


シビックと似た乗り味ですがこちらの方がより重厚感があり、ステアリングの制御も滑らかでありながら適度な重さもありGOOD。

静粛性は先日乗ったプリウスPHVと同様遮音ガラスが装着されますが比べるとエンジンの音がやや気になります。

ロードノイズもプリウスよりも気になりますがこれは装着タイヤの影響が大きいかと。

この車はプリウスと比べられるかもしれませんが車自体はプリウスよりも上です。

奇抜ではないオーソドックスなデザイン使い勝手の良さなど我が家がネックとなるのはボディーサイズだけ。

キャラクターと価格帯としてはプリウスよりもカムリに近いですが走りの質感はやはりクラスが上のカムリに軍配。

インサイトではリアに乗ったときにカムリよりもカーブなどで体が流されます。

コーナーでの挙動もカムリの方がぶれません。

総じてプリウス以上カムリ未満です。


インサイト一番の魅力はハイブリッドでありながら使い勝手などは普通の車であるという事。

この車はプリウスと比較すると割高な印象が否めませんがこちらはベースグレードでもナビが標準装備な他、各部の設えがプリウスよりも上質ですのでボディーサイズに制限がなく、メーカーにこだわりがない方はこちらのインサイトがオススメかな。

排気量も1.5で維持費も安く、それでいてプリウスよりも立派に見える。

デザイン的にも良くも悪くもホンダに感じないもので、普通のデザインでハイブリッドセダンを望んでいた方には最高の車ではないでしょうか。

マークX、インスパイアなどに乗られていた方も事実上の後継車が大型化、高価格化になった今、新型インサイトはホンダの努力次第では新たな顧客層の獲得ができる可能性をもった車でした。

しかし、この車の登場でますますホンダのこれまでのセダンの序列が上がり、アコードとシビックの立ち位置がより曖昧になってしまいましたね。

現在のセダンラインナップはレジェンド、アコード、インサイト、シビック、グレイス、クラリティPHEVの6車種。

シビックセダンなんかキャラが思いっきり被るし…

インスパイアの時も述べましたがホンダのセダンなんて…というイメージを持たれている方もインサイトという名前にとらわれないで是非乗ってみてください。




https://www.honda.co.jp/factbook/auto/INSIGHT/201812/













Posted at 2018/12/20 16:01:34 | コメント(0) | トラックバック(0) | 車の感想 ホンダ | 日記
2018年07月13日 イイね!

ホンダ CP3 インスパイア

ホンダ CP3 インスパイア








23年式のCP3 インスパイアです。

この個体は私の知人が新車から乗っている個体です。

そもそもクラスが違いますが同じホンダのラージセダン乗りとしての感想を述べていきたいと思います。

ボディーカラーは黒に見えますが、イメージカラーであるプレミアムブラッキッシュパール。

簡単に言えば紫色です。

グレードはACC等が付かないベースグレードであるインスパイア。

後期型になってこれまでのTL、ILではなくレジェンドのようなパッケージオプションになりました。




しかしベースグレードといえども368万円もするので、リアサンシェード、木目調コンビハンドルなどが装備されており、本皮シートやACCが必要なければお買い得感があるグレードだと思います。

また、サイドカーテンエアバッグは全車標準。


しかし今のセダンの価格を見るとこのサイズのセダンでこのプライスは破格かもしれない。




ボディーサイズは大柄で

全長4960mm
全幅1845mm
全高1475mm

と全長に関しては私のKB1よりも長いです。

全長4930mm
全幅1845mm
全高1455mm

ちなみにこちらがレジェンドのボディーサイズ。



こうして並べてみるとボディーサイズは殆ど同じなのにやはりレジェンドは小さく見える。



レジェンドよりも尻下がりなデザインなので実際の差よりも長く見えます。



ちなみにミラーの形状はレジェンドと同じ。

塗装が弱いイメージのホンダ車ですがこのクラスになると簡単に磨くだけでこの艶です。





装着されるタイヤは225/50R17



インテリアは当時のホンダの上級車であるレジェンド、エリシオン等と同じようなテイストのインパネ。

レジェンドと比べるとスイッチ類が多いですが、こちらはエアコンの操作にマルチを用いらないので、エアコンの操作に関してはこちらのインスパイアの方が楽です。

これは前期型ではベースグレードでナビが装着されない名残。

しかもこのクラスでレジェンドと同じGPS制御のデュアルエアコンが装備されております。

シートに関してはレジェンドよりもややタイト。

スピーカーの音質は比べるまでもなくレジェンドの圧勝。

かつてはインスパイアにもBOSEが装備されていましたがここはレジェンドとの棲み分けをしたのかな。

しかし全体的な質感はそう悪くありませんが、



こういう段差の処理にホンダらしさを感じます。



メーターは4連メーター。
私は3連メーターがあまり好きではないのでレジェンドのメーターよりも好みです。

ちなみにレジェンドはバックギアの時のチャイムが今現在のホンダ車と同じ航空機のようなポーン、ポーンという音ですが、インスパイアの場合ホンダ車お馴染みのキンコンです。

細かいことのように感じるかもしれませんがトヨタのキーリマインダー音と共に、ホンダのバックブザーのキンコンはホンダ車に乗っているという事を感じることができるアイテムですのでレジェンドがキンコンではないと知ったときはショックでした( ノД`)…

現在は先代フリードを最後に廃止されてしまったのが残念です。




後席はレジェンドと違いFFなのでリアの居住性はレジェンドよりも良いです。

また、レジェンドにもトランクスルーが装備されますが、こちらはアームレスト部のみならずシートごと倒れますのでより大きい荷物が詰めます。



身長173cmの私のドライビングポジションで合わせてもご覧のとおりまだ余裕があります。




また、私の車には装備されていないサンシェードも装着されているのでリア席は快適です。

ただし静粛性はアクティブノイズコントロールが装備されてはおりますが、他社の同クラスセダンに比べるとやや劣ります。


続いて走行性能



エンジンの写真を撮り忘れたのでカタログから失礼します。

エンジン自体はレジェンドと同じJ35Aですが、こちらはレギュラー仕様で馬力も280PSとなっておりますが、このインスパイアの特徴は何と言っても先代に引き続きVCM バリアブル・シリンダー・マネジメントと呼ばれる気筒休止システムです。




状況に応じて6気筒、4気筒、3気筒となり燃費とパワーを両立したエンジンとなっております。

事実、低燃費走行を心がけないにも関わらず



この値です。

カタログ燃費が9.9㎞でV6 3.5という事を考えると優秀です。

ちなみに平均車速は34㎞となっており、四駆と気筒休止システムの有無はありますが同じように走行した燃費はレジェンドを遥かに上回る値となり驚きました。

また、こちらはレギュラー仕様ですのでお財布にも優しい仕様となっております。

しかも、この気筒休止システムは切り替えもわからず、振動と騒音の面で不利になる3気筒時等でもアクティブノイズコントロールと相まって非常に滑らかな走りを提供してくれます。

この技術を10年以上前に作っていたのは大したもんです。

高級セダンにアイドリングストップは似合いませんのでアイドリングストップせず黒子のようにドライバーに感じさせずにエコと低燃費を両立させるこの技術は今現在でも十分使える技術だと思います。

乗り味はトヨタ系のセダンに乗り慣れていると固く感じるかもしれませんが、今回の車両がREGNOを履いているせいもあるからかもしれませんが、不快ではなく、よく言えばフラットです。

しかし、やはりフロントヘビーなFF車の為、レジェンドの感覚で走るとFF車であることを感じさせる場面がありました。

しかし、それはあくまでもレジェンドと比べた時の話で、通常時は私個人の感覚としましては小径なステアリングと3.5L V6エンジンと相まって快適に山道を走ることができますがここで残念なのがパドルシフトやマニュアルモードがないのが残念。

また、レジェンドと同じようになかなか5速に入らないのは不満な点です。これは先に述べたようにシーケンシャルがないので余計にそう感じます。



最後に

アコード インスパイアとしてホンダのミドルクラスを支えたインスパイアの最後のモデルがこのCP3型。

レジェンドと同じように多くのハイテクが装備され、エンジンや足回りなどにホンダらしさを感じさせる車でしたが、販売面ではご存知の通り。

アコードとレジェンドの間としてのモデルでしたが一時はレジェンドをも凌ぐボディーサイズになりFFと4WDという違いはあるにせよキャラが被ったのはレジェンドにとってもインスパイアにもお互いを食い合うことになってしまったのも事実。

そこにはレジェンドがKA9に比べて高くなり、これまでのレジェンドオーナーがインスパイアに流れ、これまでのインスパイアオーナーがアコードに流れていって結局はホンダのセダンは自らの首を絞めてしまったのであると私は思います。

また、レジェンド以外の原因で少なからず関係しているのが私はフィットの登場であると考えます。

これまでシビックが担っていた層がフィットに行き、同時期のEUシビックの立場を曖昧にし、国内向けシビック最後のFD型で3ナンバーサイズとなったことでホンダのセダンラインナップがそれぞれ1ランクアップしてしまったのが原因だと思います。

事実、現行型シビックはもはやアコードといった方がなじみやすい車になってます。

話をインスパイアに戻すとホンダはやはりマーケティングが下手です…

インスパイア然りレジェンドもそうですが他社と比べても素晴らしい技術があるにも関わらずそれをあまりアピールすることなく簡単に言えば宝の持ち腐れに自らしています。

ホンダの上級セダンは乗ってみないと凄さがわからない車なので是非とも食わず嫌いせずに乗ってみていただきたいです。







https://www.honda.co.jp/factbook/auto/INSPIRE/200712/




Posted at 2018/07/13 22:33:53 | コメント(5) | トラックバック(0) | 車の感想 ホンダ | 日記

プロフィール

2020年式Y51フーガと2007年式KB1レジェンドに乗っています。 車は一台を永く乗りたいタイプの人間ですので過走行にならない程度に気兼ねなく乗って、...

ハイタッチ!drive

みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

リンク・クリップ

レクサス(純正)フロアマット用エンブレム 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2022/08/01 12:11:00
劇的改善。だが尚残る不安も・・・ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2022/04/28 23:50:45
通好みのスポーティセダン 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/03/19 07:28:08

愛車一覧

日産 フーガ 日産 フーガ
主に週末の伴侶となっております。 ラストフーガであると同時に伝統あるセドリック、グロリ ...
ホンダ レジェンド ホンダ レジェンド
2007年4月登録のKB1-120型です。 2017年身内が乗り換えるので譲ってもらい ...
トヨタ クラウンセダン トヨタ クラウンセダン
知っている方のほうが多いであろう1台。 私が引き継ぐことになりました。 こんどのクラ ...
ホンダ アクティトラック ホンダ アクティトラック
同級生のHonda Carsより譲っていただきました。 整備の度に乗っていた愛着のある個 ...

過去のブログ

2025年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2024年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2023年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2022年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation