何ともお恥ずかしいタイトルの絵は私が幼稚園の頃に描いた絵。
この絵は半年前に亡くなった知人が持っていた絵だ。
大人になった今見ると何とも言えない絵だが、何を書いてるのかは私のページにお越しになる方はお分かりになるだろう。
下手くそな絵だが角ばったボディーにCピラーに描かれたエンブレム、ご丁寧にフェンダーマーカーまで描いている。
そう、私が好きなクラウンだ。
中でも好きな130系のクラウン。
じい様の乗っていたクラウン。
じい様が宝物のようにしていたクラウン。
じい様が死ぬまで乗ると言っていたクラウン。
そんな英才教育を受けていた私は物心ついた時にはクラウン=素晴らしい車と洗脳されていた。
そんな大好きだった、じい様のクラウンの写真ではっきりとした写真はこれ一枚のみ。
クラウンと別れる時フィルムカメラで今の私と同じくらい沢山写真を撮ったのだがどこへいったのやら。
ゴールドエンブレムに電動コーナーポール。
更には今では貴重なフルシートカバーが装備されていた、じい様のクラウン。
懐かしい。
ここまででクラウンという単語は9回。
今回のブログはクラウンという単語が沢山出ます。
私はクラウンが好きで幼稚園の頃から
「何が好き?」
と聞かれると
「クラウン!」「トンネル!」「日東バス!」
と言っていた風変わりな子供だった。
それは小学生、中学生、高校生、大学生になっても変わらず、幼稚園の頃からの友人からは「お前は狂ったようにクラウン、クラウンと言っていたと」言われるくらいにクラウン愛に溢れた子供であった。
中学生の頃の卒業アルバムにも「免許を取ったら自慢のクラウンでドライブしようと」その友人に書かれる始末…
何がどうして、どうやって、そうなったかはわからないが私は本道のクラウンではないクラウンセダンを手にし一応クラウンという名前の車を所有し、そいつとの約束を果たした。
今でも私の部屋や私がよく足を踏み入れるところにはご覧のように
こんな感じでクラウンが飾られている。
私にとってクラウンはまだ20数年程度の人生ではあるがこれまでの生活で一番長く好んできた物。
それがクラウンである。
我が家のコレクションの中にもクラウンが沢山。
「いつかはクラウン」と四半世紀も前の名キャッチコピー。
今でも語り継がれる「いつかはクラウン」
狂ったようにクラウン、クラウンと言っていた少年がクラウンをいつかは新車でと思わない筈はない。
「いつまでもクラウン」
私はホンダも好きで縁あって今はホンダのフラッグシップであるレジェンドにも乗っているが私自身、このコピーの通り「いつまでもクラウン」という心を常に持ち続け、いつかは新車でクラウン。
賛否のあった先代210クラウンの時もその心は変わらず、「いつかはクラウン」「いつまでもクラウン」
パールのクラウンロイヤルサルーンに乗ってやると大変ステレオタイプな考えを持ち続けていた。
「いつかはクラウンに、その想い今こそ、」
私が例え現金一括でなくともクラウンを新車で買えそうになった今、私が憧れていたクラウンは私の手の届かぬところへ行ってしまった。
私が求めていたクラウンがクラウンでなくなってしまった。
それだけ述べると私がクラウンを嫌いになったようにも聞こえるが私は決して今でもクラウンが嫌いなわけではない。
むしろ好きだ。
国内セダンに元気がない今クラウンとてかつて程の勢いがあるわけではない。
そんな中で国内のマーケットを重視し全幅を1800mmに納めるなど日本人の日本人の為の高級車であるというコンセプトをしっかりと守っている。
私のクラウンへの想いはこのブログのみならず、過去のクラウン関連のブログを見ていただければお分かりいただけるだろうが、現在の仕事や友人のおかげで120系から現行220系クラウンまで全てを、まだ20数年の人生であるが古き良きクラウンから現代までのクラウンを実際にハンドルを握り運転できたことは大変貴重な経験をさせてもらえたと思っている。
現行クラウンは先代以上に賛否のある車だが、車として走りの部分においてはとても素晴らしいと思っている。
クラウンらしさを感じないわけでもない。
ただし、私が憧れていたクラウンかと言われると疑問な点が残り、今のクラウンを所有して私のライフスタイルのパートナーにしたいかと言われると答えはNOだ。
好きなものは、たまにつまむから美味しい物である。
私の中で今のクラウンはまさしくそれ。
今でもクラウンは私の中で憧れていた、素晴らしい車。
思い出は美しいままで、
よく言われる言葉だが私はクラウンという思い出を美しいままで取っておきたい。
実際に「いつかはクラウンに」という夢を叶えても何かモヤモヤした気持ちが残るのならば乗らない方がいい。
私は現行クラウンの見積もりを取ってみた。
現在、クラウンのラインナップで唯一の非ハイブリッドモデルである2,0ターボ。
クラウンにアイドリングストップが付くのが難点だが鼻先の軽さから来るフットワークのシャープさが魅力的なターボ搭載車。
2.0ターボのSエレガンススタイルⅡ
ホワイトパールでマットや友人の中で私のアイデンティティーとなっているハーフシートカバーなどのオプション品をつけて
値引き込みで総額530万円也。
やはりクラウン、結構な値段だ。
私がクラウンのカタログを見始めた頃のロイヤルサルーンGやマジェスタのベースグレードが手に届く値段。
私の心は決まった。
やはりクラウンに乗るならば6気筒が良いと
乗れる間は6気筒には拘っていたいと。
マルチシリンダーに乗りなれると、どんなに乗りやすい現行のダウンサイジングターボのクラウンでもかつての精巧に造られた機械として味わい深い趣味性の高いものではなく、どうも面白味に欠ける。友人の言葉を借りると「キレ」ではなく私が求めるのは「コク」。
どんなに技術が進化してもマルチシリンダーの持つ素性の良さから来るフィールは4発には出せない。
内装に関しても私が求めているのはスタイリッシュではなくモダン。
何が
どうして
そうなったのか
私もよく分からない。
7月中旬
私が求める相棒としての素質を備えた一台…
``躍動の中に凛とした大人の品性が薫り立つ´´
Coming Soon…
Posted at 2020/06/23 20:56:21 | |
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