3代目オーリスもとい、カローラスポーツ。
(オーリスは初代が150系で2代目は180系。そしてカロスポは210系。30ずつ増えていく規則性から見ても、カロスポは事実上3代目オーリスでいいよねw)
このたび運転する機会に恵まれたのでレポートをしようと思います。
運転したカロスポのグレードはG"X"です。
このカロスポ君を運転して気付いたことなど、つらつらと書いて行きます。
まず運転したのは1200ccターボエンジン(AT)。
トルクは私が乗っている、2代目オーリスの1800cc(非ハイブリッド)以上です。
主にこの2種類のエンジン、そして車種の二点で比較していこうと思います。
・街中での走り
1200ccターボも1800ccも、同等かと。
小排気量の1200ccでも、1800cc並みの走り出しができることを実感しました。
・高速道路での走り
カロスポはノーマル、エコ、スポーツ、この3種類のモードがあります。
スポーツモードで、いわゆる0-100を試してみました。
といっても、サービスエリアから本線に出る際の加速なので、正確には40-100くらいです。
これは1800ccの方が勝つだろうと思っていました。
ところが、これは意外や意外。
1200ccターボの方が楽しい!
加速する時に受けるGの感覚が、1200ccターボの方がより感じました。
そして加速する際、ターボチャージャーのタービンの回転音がちゃんと聞こえてくる!
オーディオをつけると聞こえにくいですが、それでもタービンの回転音が聞こえるだけでも、運転が楽しくなります。
正直、1200ccターボをなめてました。
これは運転して楽しいです!
追越車線で車を追い越す時もターボがしっかり働いているので、もたつき感は皆無でした。
…ハッ!ボンネットのインシュレーターが非採用なのは、タービンの回転音を聞かせて運転を楽しませる演出のためなのか!?
だとしたら、侮れんなトヨタ…!
・操舵性
ジャンクションのカーブを曲がる時などの踏ん張り感はカロスポの方が安定感はありました。
TNGAの技術ということでしょうか。
これでドアスタビライザーを付けると、もっと化けるかも!?
・安全技術
同一車線走行支援機能(LDA)は、オーリスの勝ち。カロスポでLDAを作動すると、走行中の車線の中央を走ろうと、車がある程度半自動でハンドルを切ろうとしてくれます。
この運転感覚は、道路の轍にはまるとハンドルが少し取られますよね。あの感覚に近いです。
ところがこの機能は、なぜか車線の中央を走っていても、車線の右側に寄せようとしてくることが多かったです。
追越車線でこれをされると、中央分離帯に寄せようとしてくるので厄介でした。特にカーブの時。
この支援システムはアラームだけで充分と感じました。
クルコンは一長一短。
オーリスは単純な速度固定ですが、カロスポはレーダークルーズ。いわゆる前車追従機能です。
レーダークルーズは、減速はもちろんでしたが、加速の時はあまり前車に追従する感じはありませんでした。
これは引き分けな印象。
・その他
内装はオーリスの勝ち。
オーリスはソフトレザーが使われている部分がいくつかありますが、カロスポはレザー風のプラスチックが大部分を占めていたかなと。
運転席側の膝当てですら、ソフトレザー非採用。膝が当たるとプラスチックなので、地味に痛いです(笑)
そしてオーディオ系では、オーリスに装備されているAピラーのツィーターが非採用で、オプション品に。
オプションのツィーターを付けても、いかにもな後付け感満載な見た目。
これらの装備はグレードによって違うかもしれませんが、正直、車格が下がった?と感じました。
次に運転席のパワーウィンドウスイッチ。
これもオーリスの勝ち。
スイッチが後ろ寄りに配置しているせいで、肘を後部座席側へ引かないと触れません。
窓開けはかなり不便。
後部座席のスペース。
オーリスの圧勝。
全長はオーリスよりも長いはずなのに、後部座席の足元スペースはかなり狭くなりました。
前席を最大まで後ろに下げると、後部座席に座ることすらできません。
キーレスエントリー
これもオーリスの勝ち。
オーリスのキーレスエントリーは、鍵の開閉に合わせてサイドミラーが格納したり戻ったりしましたが、カロスポはこれを非採用。
なんでこの機能を無くしちゃったのでしょう。
もしかしてこれもグレード違い?
と、長々と書きましたが、どちらの車も良い点、今ひとつな点が見えてきました。
いちばんの収穫は、1200ccターボは楽しい!ということでした。
これで後々出ると噂されている1600ccターボのGR仕様が出たら、これは本当に楽しいかも!
オーリスに乗っていなかったら、カロスポも選択肢に入っていたなー、と感じた乗車記でした。
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2018/10/14 20:04:46