オートドライブ移植にあたり走行速度を制御するスピードコントロールコンピュータが見つからず途方に暮れていましたが皮肉にも先に落札した部品たちが手元に届きました。
この部品たちはこのまま日の目を見ることなくお蔵入りしてしまうのか・・・(T-T)
「 ネットオークションでオートドライブ関連の部品ってほかに出品されてないかな?
もしかしたらその業者さんには部品取りした大元の車体ががまだ残されてるかもかもしれない。」
わずかな望みに全てをかけて早速調べてみた。
すると2件ヒット。

1件目はスピードコントロールスイッチ付コンビネーションスイッチ。

残るもう1件はオートドライブを作動させる為の負圧を作る為のバキュームポンプ。
これはターボ車用の部品です。
まず1件目のコンビスイッチを出品していた業者さんに電話。北海道の業者さんでした。
「すみません出品されている部品が装着されていた車両ってまだありますかねぇ?欲しい部品があるんですが・・・。」
そう伝えると調べて折り返しますとの事。
しばらく待っていると電話があり…
「すでに車体は解体しちゃったみたいなんですよ」との回答。
・・・ 。 _| ̄|○
やはりそう簡単には見つからないか。
半ば諦めモードで残るもう一件の業者さんに電話してみることに。
ターボ車用のバキュームポンプを出品していたのは茨城県の業者さん。
「ネットオークションでGX71のオートドライブの部品を出品されてますよね?オートドライブ関連の部品が欲しいのですがまだ車ってありますか?」
恐る恐る聞いてみると・・・
「ありますよ〜。マークⅡとクレスタがあるけどどっちのが部品がいいんかなぁ?」
えっ!? :(;゙゚'ω゚'):
1台でも貴重なオートドライブ付車がまさか2台も!? まさに楽園です♬♬♬
奇跡としか言いようがありません‼︎
早速スピードコントロールコンピュータが欲しい事をお伝えして部品を確認してもらうことに。
しばらくすると画像が送られてきました。

まさにこれです。
しかしオプションですらオートドライブの設定のないマークⅡワゴン。
配線を新規で造設することが必須という事で計画の事情を説明。
わがままを言って各装置類につながるカプラーと配線も頂くことにしました。

左からスピードコントロールコンピュータ、スピードコントロールアクチュエータのワイヤーハーネス、メインスイッチのワイヤーハーネス、ストップランプスイッチのワイヤーハーネス。
これでやっとオートドライブ計画が実行に移せると思ったのですがここでちょっとした問題が…

カットしてもらったスピードコントロールアクチュエータのカプラーが三角なんです。。。

しかし私が最初にネットオークションで落札したスピードコントロールアクチュエータのカプラーはまん丸。
調べてみると・・・

オートドライブアクチュエータは前期・中期・後期と3種類あるようです。
私がネットオークションで最初に落札した丸型カプラーのやつは…

どうやら初期型モデルのようです。
できればカプラー部は防水性なども考えて無加工でいきたい。
しかも・・・

スピードコントロールリンクに繋がるケーブルも品番変更がなされておりなんらかの改良が施されている可能性が高いです。
ちなみに業者さんが持っているアクチュエータは・・・

中期型のようです。約1ヶ月の期間しか製造されていないこれはこれで怪しい部品。。。
怪しいとは言えマッチング的にもスピードコントロールコンピュータとアクチュエータ、コントロールリンクは同一車両のものを使用した方が良いのではないか?そう考えセットで売ってもらうことにしました💦

とりあえずかき集めた部品。
順に紹介すると…
①スピードコントロールアクチュエーター

運転者がセットした目標速度になるようコンピュータから出される信号を元に アクセルペダルを動かす為のケーブルを引っぱる部品。
動力源はエンジンが回転することで生じる負圧を利用しています。
②正式名称はわかりませんがスピードコントロールリンク&ケーブルとしましょう。

ケーブルの先端をアクチュエータが引っ張ることでリンクが動いて白いロッド部でアクセルペダルのロッドを押します。
アクセルペダルのロッドを押すことでスロットルケーブルが引かれてスロットル開度を調整します。
取り寄せた部品を比較して気付きましたが…

前期型と後期型でリンクの反力、要するにバネ力がまるで違います。
前期型に比べて後期型リンクの方が反力が大きいです。
それもそのはず…

並べて見比べてみるとリンクの反力を生み出すスプリングが格段に大きく、太くなってます。
またそれに伴ってステーの形状も変更されています。
勝手な予想ですがオートドライブキャンセル時のスロットルOFF動作を迅速にする為の変更なのではないかと思います。
③スピードコントロールスイッチ(コンビネーションスイッチに内蔵)

ワイパースイッチの先端がオートドライブのコントロールスイッチになっています。

目で見てオートドライブ搭載車だとわかるのでインパクトは大きいです。
④スピードコントロールコンピュータ(オートドライブコンピュータ)

オートドライブシステムを総合制御するコンピュータ。
年式によってはオレンジ色のものもあるみたい。

(※画像はGX71マークⅡに乗られている★まあくん☆さんの投稿より引用させていただきました‼︎)
ー《補足・訂正》ーーーーーーーーーーーーーー
上記の記載内容で年式によってスピードコントロールコンピュータに種類があるみたいと記載してますが厳密には搭載エンジンによってスピードコントロールコンピュータが異なるようです。
ターボ車用 or 1G-E・1G-GEと言ったNAエンジン用。
オートドライブのアクチュエータを作動させるのに必要な負圧を作るためのバキュームポンプの制御が必要になるためターボ車用とNA車用はコンピュータが別物みたい。
ちなみに私が今回入手した緑のコンピュータはターボ車用ですが支障なく作動していますが逆にターボ車にNA用のコンピュータを使用するのは支障が出るのではないかと予測されます。
ー(R1年8月2日 追記)ーーーーーーーーーーーー
⑤オートドライブメインスイッチ

その名の通りオートドライブシステムの電源スイッチ。
⑥ストップランプスイッチ(オートドライブ専用
)

ブレーキを踏んだことを検知する為のスイッチ。

通常のストップランプスイッチが2極なのに対してオートドライブ搭載車のストップランプスイッチは4極。
ブレーキ操作に連動してオートドライブをキャンセルさせる為の重要な部品です。
以上オートドライブの大まかな構成部品でした♬♬♬
目当ての部品はそろったけどはたして取付できるのか・・・?
非常にワクワクします⤴︎⤴︎(≧∇≦)♬♬♬
第3章につづく☆☆☆