★ポルシェリモワの改造
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
ぼくが使用するポルシェリモワは旧世代の製品で、すでに廃番であります。
現在はより軽くスタイリッシュな製品に置き換わっていますが、このクラシック感がなんとも好きで、ずっとこのポルシェリモワを使用しています。
すでに地球を何周したか、という距離を旅してきているリモワですが、そのためにけっこうベコベコになり、都度叩いて直していることはアップしてきましたが、今回は、修理というよりは、より使い勝手を向上させるための改造を紹介します。
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このポルシェリモワについて、2つ使い勝手が悪いところがあり、1つ目は、通常のスーツケースのように「立ててからハンドルで引っ張る」ほか、「スーツケースを寝かせて、紐を引っ張りだしてから牽引する」ことができるようになっています。
そのために、スーツケースを寝かせた時に4輪が設置するよう、通常のスーツケースとは異なる位置にキャスターが取り付けられています。
このキャスターについてちょっと問題があり、たとえばセキュリティチェックのときなどは「スーツケースを寝かして」スキャナーを通すことになりますが、ポ ルシェリモワは「寝かせた状態でスーツケースを引っ張れるように」キャスターが付いているので、スーツケースを寝かせたとき、そこが「坂」になっている と、スーツケース自体がコロコロと転がってどこかへ行ってしまうのですね。
なので、ぼくは「スーツケースを立てて使用する」ことだけを考え、スーツケース底面のキャスター以外は取り払って、上記のような状況でもスーツケースが「転がって行かないように」しています。
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そして今回の改造とはいえば、「ハンドル」の増設。
スーツケースを立てた状態において、時々スーツケースを「持ち上げる」必要があるかと思います。
タクシーや列車にスーツケースを乗せるとき、空港やホテルでのチェックインの時などですね。
こういったとき、ハンドルをもって「よいしょ」と持ち上げることになりますが、ぼくのポルシェリモワには、「持ち上げるための」ハンドルがありません。
ポルシェのトランクに出し入れするときのハンドルと、スーツケースを引っ張る(転がす)ときのハンドルはあるのですが、スーツケースを縦に置いた状態で持ち上げるためのハンドルがないのですね。
スーツケースを引っ張るためのキャリーハンドルはスーツケースの端に取り付けられており、ここを持ってスーツケースを持ちあげるのは非常にバランスが悪く困難です。
よって、今回はこの問題を解決するため、「持ち上げやすい」位置にハンドルを取り付ける、という改造であります。
まずはハンドルを取り付ける位置をマーキング。
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入手したのはリモワ純正のハンドルで、これをスーツケースの上面中央位置に取り付け。
画像ではまた「置いた」だけのですが、これからリモワにはドリルで穴を開け、裏面からビス止めします。
これで持ち上げが容易になると思われますが、現在のポルシェリモワには最初からこのハンドルがついていて、ということはポルシェ側もぼくが不便だと感じていた問題を認識していた、と考えることが出来ます。
なお、ひとつめの問題として挙げた「キャスター」も現行の製品では装備されず、ぼくのポルシェリモワは「寝かせて」使用することが前提であるのに対し、現行のポルシェリモワは「立てて」使用することが前提であるようですね。
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ドリルでハンドルを取り付ける穴を開けた後、裏面の生地にもビスを通す穴を開けます。
ここにドリルを使用すると生地を巻き込んでしまい危険ですので、ぼくはこのような化学繊維に穴を開けるとき、いつも半田ごてを使用して生地を溶かします。
こうすれば生地がほつれる心配もありませんし、見た目もまだ奇麗です。
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裏面からビスを出し、バックプレートに通します。
使用状況が過酷なためにビスが緩む可能性があると思われ、ねじゆるみ止め剤も塗布。
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裏面からビスをしっかり締めて完成。
ハンドルの色が真っ黒で目立ちますが、そのうち傷が入ったりしてほかの部分となじんでくると思います。
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なお、ボクスターにはこれだけ純正のバッグが入るようですね。
フロントにはリモワが2個入るようですが、まさに驚きであります。
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