
せっかく購入したフロントのサスブロックですが、純正に戻すことにしました。
そもそも、納車状態のサスペンションアライメントが大幅にずれているとは夢にも思わず、一気にアライメント変更へと突っ走ったわけで、一応の成果があったので基本に立ち返ってみたくなりました。
交換は前回はショップに出しましたが、今回は暇に任せて自分でやりました。
何度もタイヤを外してサスを見ていると、17ミリのナットと21ミリのボルト&ナットを外すだけなので、そんなに難しい作業ではないと思えたからです。
実際のところ、道具がそろっていれば困難な作業ではありませんでした。
17ミリと21ミリのナットを回す道具とジャッキが2つあれば可能です。
ただし、17ミリはスパナと首の角度が異なるメガネレンチが最低2種類、さらに17ミリは首が自在に折れるラチェットメガネレンチがあると作業がはかどります。

作業自体は車体をジャッキで上げてホイールを外し、ダンパーのアッパー側のボルトを抜いてフリーにします。ここが21ミリで、普通のボックスレンチにラチェットハンドル、メガネスパナで外せます。
面倒なのがサスブロックの17ミリナットの取り外しです。上下アームの4つの車体側支点は、それぞれが2つのナットでとまっていますが、どれも内側のナットの取り外しが面倒です。
各支点のアームの外側にあるナットは長いボックスレンチでアクセスできるので、電動工具などで簡単に外せます。が、アームの内側はアームやダンパーなどに干渉するため、レンチを差し込むことが難しく、レンチの振り角も小さいので時間がかかります。ここで、自在に首の角度を変えられるラチェットメガネが役立ちます。

サスアームの取り外しは上下のどちらからでも問題ありません。ロア側はナットを取ればそのままアームが引き抜けます。アッパー側はロアアームのナックル側にジャッキをあててかなり持ち上げてやると引き抜きやすくなります。
取り付けも同様で、ロア側は取り付け側との平行を意識して前後をほぼ同時にはめるようにすればすんなりと入ります。アッパー側はやはりジャッキで上げてやると入りやすくなります。
締め付けはロア側からのほうがいいように感じました。アッパー側のアーム内側のナットがスプリングの上側の受け皿の影響で締めにくく、なおかつアッパー側を先に締めてしまうとダンパーのアッパーを所定に位置に戻すことができなくなる可能性があるからです。
これは左右でアームの作動角に違いがあり、私の4Cでは右側は上下すべての取り付けボルトを締めてもサスアームが下がるのでダンパーを所定に位置に戻せましたが、左側はアームが右側ほど下がらなかったので一度締めたアッパー側のボルトを緩めるという2度手間になりました。これはホントに面倒です!
サスブロックの交換作業は段取りがわかってしまえば片側で30分くらいでしょうか。先に記した道具があってやる気になれば、ショップに出して作業依頼する1万5000円が節約できます(名車再生風?)。ですが、私の場合、途中で工具が必要だと感じてなんだかんだアストロで約7000円を散財しました! 時間と出費を考えると・・・。
まあ、自分でやるのも楽しいですし、勉強になりますしね。

とはいえ、アライメントがどうなっているかがわかりません。
キャンバーやキャスターはノーマルに戻ったわけですが、トーは狂っているでしょう。
ざっくりとトーを計測してみたかったのですけど、これまでの作業でl腰が限界を迎えました。
明日にでも様子を見てみて、今週中にも再度アライメントの計測&調整をしたいものです。
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Posted at
2016/07/05 22:36:25