
4Cで今年3回目のFSWを走行してきました。前回はダンロップのディレッツァβ02(前215/45R17、後265/35R18)で走行。グリップはとても高いのですが、この前後サイズだと100Rなど高速コーナーでフロントのグリップが負けてしまってアクセルを踏んでいけずにタイムロスしてました。

そこで今回は手持ちの225/45R17を装着。といっても銘柄はブリヂストンのRE71R。このタイヤはβ02と比べるともっちりとした粘り感があり、グリップのピークが穏やかというか懐の深い特性です。対してβ02はハイグリップタイヤとしてはレスポンスがよくカチッとしたフィーリングです。

71Rはコースイン時から接地感が高くすぐにペースを上げていける頼もしさがあります。タイヤのたわみ感があるのでグリップがわかりやすいとも言えます。とはいえ、実際にグリップが得られるのも早く、コースインした後半のセクタ3に行くころには十分で、次の周にはタイムアタックに入ることが出来る感じです。今回は幅が1サイズ太くなってタイヤハイトが高くなったことも早くグリップ感が得られた要因でしょう。
ペースを上げていくと、前回より明らかに100Rが曲がりやすくなりました。タイヤがたわみながらべったりと路面をとらえてフロントがグイグイとインに入っていく感じです。ただ、β02と比べると操舵レスポンスが鈍く、特に私の苦手なコカ・コーラの進入ではより早めに予備操舵を入れる意識が必要でした。
それとこの組み合わせだとABSが早期に介入してしまいます。そもそも4Cは1コーナーやダンロップコーナー前でABSが入りやすく、そーっとペダルを踏んでいるのですが、普段以上に神経を使いました。ABSが入ってしまうと大幅に制動距離が伸びてしまい、復帰させるために踏力を抜いてもまずオーバーランしてしまいます。今回の走行では減速でタイムロスしてました。なかなかうまくいかないものです・・・。
今回のケースはグリップが低いのではなく、前後輪の外径差の影響でしょう。フロントの215/45R17でもやや大きいのに、225/45R17だとさらに約10mmも外径が大きくなります。β02でリヤに265を履くのならフロントは235/40R17がいいような気がします。まあ、私はそこまではしませんが、ラジアルタイヤ縛りなら、です。そうした縛りがなくサーキットを走るならSタイヤのほうが総じてライフが長くてグリップが安定していて安心でコストパフォーマンスが高いです。車重が軽くてさしてパワーのない4Cだと、各社のSタイヤのソフト目のコンパウンドを使っても最新のハイグリップラジアルよりも耐摩耗性は高いです。
ひとつSタイヤで私が不満を覚えるのはサイズ展開が少ないこと。235/40R17と275/35R18が欲しい~!どこかのメーカーにないですかね?ご存知でしたら教えてください!
ブログ一覧 | クルマ
Posted at
2019/01/21 18:47:06