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Lucky 24Zの"Blackey" [ホンダ CR-Z]

整備手帳

作業日:2023年5月6日

ショック・アブソーバーの特性変更

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目的 チューニング・カスタム
作業 ショップ作業
難易度

初級

作業時間 12時間以上
1
現在エナペタルを使用しています。
取り敢えず不満は無いのですが、冬の朝(気温が0度ぐらいの時)の走り出しが、とても「しなやか」で好ましいフィールとなります。
この原因は、ダンパー内のオイルの粘度が上がっているからだと思われます。
と言う事は、減衰力が不足している?!
不満は無いのですが、この「しなやかさ」を体験してしまうと・・・
と言う事で、オーバー・ホールには少し早いですが、特性変更も兼ねてオーバー・ホールに出すことにしました。
今回は減衰比から、減衰力を決めます。
減衰比はダンパーの減衰力を臨界減衰力で割った値です。
まずは、臨界減衰力を求めます。計算式は図の通りです。
車検証に示されている軸重から、タイヤ、ホイール、ブレーキ等々の質量を引き、バネ上質量とします。左右分で前は 80kg 、後は 60kg をマイナスしました。
バネは Showa Tuning の物です。リアはレバー比を補正しています。
単位をニュートンにするため、バネ・レートに9800をバネ上質量には9.8を掛けます。
片側1輪で計算するため、バネ上質量は1/2にします。
2
前項の値を入れて計算していきます。
前輪は 18570N となりました。
これは、ピストン・スピード 1m/sec の値となります。
減衰力の傾向判断はピストン・スピード 0.3m/sec で行うようです。よって、0.3m/sec での値を求めます。臨界減衰力の変異は1次関数的な変化(グラフにすれば直線)となるので、何のことは無い、0.3 を掛ければ求められます。
5571N となりました。
減衰比0.4(40%)が最適と言われています。従って、臨界減衰力を0.4倍すれば必要なダンパーの減衰力が求められます。
2238N(0.3m/sec)となりました。
同様に後輪も計算します。
1630N(0.3m/sec)となりましたが、これは車軸での値です。リア・ダンパーは車軸よりも後方に取り付けられているため、補正します。85%ぐらいで良いと思います。結果1385N(0.3m/sec)となりました。

前:2238N(0.3m/sec)
後:1385N(0.3m/sec)

ですが、切りが悪いので
前:2500N(0.3m/sec)
後:1500N(0.3m/sec)
とします。
当然ドライバーが乗るので、この位で。
3
前輪の減衰特性図を描いてみました。
2500N(0.3m/sec)を起点として、それらしい線を引きました。
伸縮比率は伸7:縮3としました。根拠はありません、何となくです。
内側の細い線が現在のセッティングです。
総減衰力が2倍ぐらいになっているのですが、こんなに上げて大丈夫?なのか・・・
しかし、ピストン・スピード0.3m/secにおける減衰比40%は、この線となります。
やはり、現状の減衰力が低すぎると思われます。ハンドリングに影響するピストン・スピード 0.1m/sec 以下の領域は純正のそれよりも低いです。それでも不満なく走行できるのは、単筒式高容量ダンパーのなせる技(わざ)??・・・
このような点を専門家に相談したいのですが、エナペタルの担当者でさえ「ショックアブソーバーはユーザー様によって感じ方の異なる機能パーツです。同一仕様が全ての方にマッチングするものではありません。」的な回答で、実際に装着、走行して貰わないと解らない・・・と言う事です。
4
後輪は、こんな感じです。
5
外しました。
予約を取って、搬入します。

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