サイドターン映像　ナビ画面が、、、LED化の影響？

先日の富士ジムカーナ場の練習会への往路で、クルマに異常が発生していました。

自宅を出発する際に、あれ？ヘンだな？と思ったのですが、ちょっと操作してみると普通の状態に戻ったのでそのまま気にせず出発しました。

が、東名の横浜町田IC付近、自宅を出てから40kmほど走ったあたりでおかしな事が発生し、その状態のまま元に戻りませんでした。

そのおかしな状態を動画でみるとこんな状態です。


これ、何がおかしいかと言うと、サイドターンのキレが悪いとかでは決して無く、画面中央にあるナビ画面に、バックカメラの映像が常に映し出されるようになってしまっているのです。
使用している純正ナビには画面を消すための物理スイッチもありますが、元々のあるべき動作として、バック映像を写している際にはそのスイッチは効かないため、走行中（正確にはエンジンスイッチがONの時）は常にナビ画面に後方の映像が映し出されるという状態です、、、。

その日は、朝、1速に入れて自宅を出発しようとした際、ナビ画面にバックカメラ映像が写っていたために、あれ？と思い再度バックに入れてからニュートラルに戻したところ、ナビ画面には正常に地図が表示されたのでそのまま出発しました。
しかし、横浜町田IC近辺を走行中に、それまでは地図を表示していたナビ画面の映像がザザッと乱れた後に突然バックカメラの映像に切り替わり、その後は何をやってもバックカメラの映像しか映らなくなりました、、。

つい先日、約6年ぶりにカーナビの地図を更新したばかりなのに、よりによってナビ本体が壊れたか、、、と、ガックリきました。
しかしながら、でも普通こんなふうに壊れるかな？と思い、あれこれと原因を想像してみました・・・。

まず、そもそもナビ画面にバックカメラの映像が映される「条件」はバックギアに入っている事に違い無い、つまり「バックギアを選択＞ナビ画面にバックカメラ映像を表示」という順序（判断）だろうから、通常走行中（前進中）にバックカメラ映像が映されるという事は、つまり、ギアポジションのセンサーのようなものが壊れたんだろうな、と。

あれ？　でもその「条件」って、ホントにそうなのかな？
この件に関係ありそうな変更としては、最近、後退灯をLED化したよなぁ。。。

モヤモヤ・・・もやもや・・・

という事で、今回、入れ替えたLED後退灯が悪さをしているのかもしれないと思い、確認をしてみる事にしました。

そのためにはまずトランクの内張を全部剥がして、、これがかなり面倒、、。


確認としては、純正球とLED（2個セットの商品）で、LEDの個体差や極性、その他諸々を踏まえた組み合わせの状態で、シフト位置を変更して（ニュートラル、リバース、その他のギア）ナビ画面の動作確認を行ない、その結果、こんなヘンな感じとなりました。

（１）左右共に純正球：ナビ画面は常に正常に動作する。

（２）左右共にLED：
　エンジンスイッチがONの時はエンジンの始動停止によらず、またシフト位置に関係なくナビ画面には常にバックカメラの映像が表示されてしまう（異常動作）。
　エンジンスイッチがACC（エンジンはもちろん停止）の時はナビ画面は正常に動作する。

（３）左LED＆右純正球：2個のLEDのどちらをどの向きで（極性を考慮）使用してもナビ画面は常に正常に動作する。

（４）左純正球＆右LED：2個のLEDのどちらをどの向きで（極性を考慮）使用してもナビ画面は常に正常に動作する。

更に、いずれの組み合わせでも、後退灯はシフト位置がリバースにある場合のみ点灯し、つまりシフト位置に応じて常に正常に動作しました。

これらの結果から分かる事（合っていそうな事）は、まず、カーナビ本体やギアポジションのセンサー等が物理的に壊れている訳では無さそうだという事。
そして、ナビ画面にバックカメラの映像が表示される条件は、実はギアポジションそれ自体では無さそうだという事。
これはつまり、「バックギアを選択＞ナビ画面にバックカメラ映像を表示」という順序（判断）では無く、「バックギアを選択＞後退灯を点灯＞ナビ画面にバックカメラ映像を表示」というような順序のようです。実際にはもっと複雑なのかもしれませんが、、、。

今回、左右共にLEDに変更した場合にのみ常に異常動作になるという事は、つまりその場合には「後退灯が点灯しているかのような電気の流れ」が発生してしまっており、その事がナビ画面にバックカメラ映像を表示させるスイッチになっているのでは無いかな、と。

これってつまり、純正球とLEDとの抵抗値の差、とかなんだろうか？
そんな気がしなくも無いけど、そういう方面はからっきしなので、、、残念。。。

ただ、左右共にLED化した後の最初の走行だった先日の富士への往路では、当初40km程、約30-40分の間は正常動作していた訳なので、それはどう考えれば良いのだろうか？
それに、今回の実験で正常動作となった「純正球＋LED」の組み合わせでも、実はこの後ずうっと正しく動作する訳では無く、数十km、数十分の走行で異常動作になりはしないか？
など、気になる点はたくさんあります。。。

あと、購入したLEDで気になったその他の点は、取説には「極性ありなので点灯しない際には向きを逆にして取り付けてください」という注意書きがありましたが、実際にはどちらの向きで取り付けても点灯します。これ、どういう事だろう？

更にはパッケージに誤字（スペル間違い）が2箇所もある事、、。

カタカナ英語で発音しているものを英語で表記しようとしてこうなっちゃったんでしょうけど、こういうダサさは品質への不安を感じさせますよね。
パッケージだけでなく、製品自体も十分な設計やテスト、確認を行なっていないのでは？とか、、。

という事で、結論は「クルマはノーマルで乗るに限る」って事なのかもしれません、、。