注文した物が揃い新しいカートリッジもあるのですが、早く音出ししたいし新しいカートリッジをまだ組み立てていないので純正のカートリッジで聴いてみることにしました。
購入したBELDEN 8412 RCAケーブルでプリメインアンプと接続し、アースケーブルは前に購入したBELDEN 8460 スピーカーケーブルを使用しYラグ端子を取り付けて製作し接続しました。
このレコードプレーヤーの使用時間は30時間ほどだったらしいですが本当にそのようです。針先は新品同様でした。
一応audio-technicaのAT607 スタイラスクリーナーで掃除しときます。
ターンテーブルが水平になるようにaudio-technicaのAT615 水準器を使用しインシュレーターを回して調整、純正のカートリッジをトーンアームに取り付け、トーンアームの水平バランスをとり、針圧を1.4±0.4gで調整、アンチスケーティングを調整して完了です。
針圧調整でとりあえずウエイトだけで1.4g辺りに合わせましたが念のため購入したortofon DS-3針圧計で量ったらちゃんと1.4gになっていました。案外正確ですね。
これでレコードを再生出来るようにはなったのでまずこれを再生したいと思います。
ニニ・ロッソの「マドンナの宝石」と言うレコードです。詳しくは分からないですが私が生まれるより前のレコードです。親父のレコードで私も昔よく聴いていました。
このレコードはCD-4と言う4チャンネルで録音されているらしくて4チャンネル対応の針とカートリッジ、アンプ類、それにスピーカーが4つあれば4チャンネルで再生出来るらしいです。親父のTechnics SL-1300には4チャンネルの針とカートリッジが装着されていてプリメインアンプも4チャンネル対応だったのですがスピーカーは2つしか接続していなかったためあまり意味はありませんでした。CD-4も私がオーディオを始めた頃にはすでに過去の物になっていました。あまり流行らなかったようです。
そして中を見て今思い出したのですが…。
「従来のステレオ用カートリッジは絶対に使わないで下さい。」と注意書きが…。確かそんなことが記載されていたな…。すっかり忘れていました…。しかしCD-4用のカートリッジなんてもう処分してありませんし、あったとしても使えたかどうか…。新品でもあるわけがありませんのでもう普通に再生します…。
レコードを出して見てみると指紋なんかは付いてるけど中々綺麗!レコードクリーナーでホコリだけ落として再生してみました。
懐かしいです…。パチパチと静電気の音は入りますがこれもレコードな感じ!やっぱりいいですね~。思わず1枚全部聴いてしまいました~。
気になった点
・昔使用していたTechnics SL-1300と比べてですがダストカバーがかなり軽いです。薄いのだと思います。レコードプレーヤーを使用する時には取り外すので軽くて良いのですが何か安っぽさが…。
・ダストカバーのヒンジ部分の作りが…。
これがヒンジです。ヒンジだけ外れるのも珍しいと思うのですが…。
本体にホルダー(ヒンジ受け)が装着されていてヒンジの下側を差し込みます。
ダストカバー側はポケット状になっていてそこへヒンジの上側を差し込みます。
この本体側もダストカバー側も差し込み具合がユルユルでダストカバーを取り外す時にダストカバー側にヒンジが引っ付いてきたり、ヒンジが引っ付いてきたかと思えばポロッと途中で落ちたり、本体側に残ったり、左右で違う状況になったり…。ダストカバーの取り外しに少しイラッとします…。本体側かダストカバー側のヒンジ差し込み具合をきつくなるように改良した方がいいかもしれません。
・Technics SL-1300がフルオートのレコードプレーヤーだったので特に思うのですが、何もかもがマニュアル操作ですね。Technics SL-1300やもう1台あったSONYのレコードプレーヤーはトーンアームをターンテーブル側に少し動かしただけで勝手にターンテーブルが回り始め戻したら勝手に止まったのですがそういう機能もない。片面の演奏が終わってもずっと回りっぱなし。昔の機種に慣れてしまっているので少し使いにくいです。
・昔は電源ボタンなど無かったのですがこれはいいですね。コンセントを刺しっぱなしで使えます。昔のアンプは背面にアンプの電源ボタンと連動・連動しない幾つかコンセントがあってそこにレコードプレーヤーのプラグなどを刺して使用していましたが、最近のアンプにはそのような装備が付いていない物が多いのでそのためですかね。
・思っていたよりもずっしり重いです。スペック表の数字だけ見ていても分からないものですね。
やっぱりレコードも良い物ですね‼
古い手持ちのレコードは指紋などの汚れが付いていてaudio-technicaのAT6018 湿式・乾式レコードクリーナーでは落ちませんでした。また違うレコードクリーナーを用意しなければなりませんね。探してみようっと‼
ブログ一覧 |
オーディオ | 趣味
Posted at
2017/01/22 02:41:38