先日手に入れたDENON MC型カートリッジ DL-103RとSHURE MM型カートリッジ V15 TYPEⅢをヘッドシェルに組もうかと思ったのですがまだ悩み中です…。
ヘッドシェルは少し置いといて、カートリッジ固定用のネジに合うワッシャーを探していたのですが良い物を見付けたので購入しました。
エコーモデル
PW2647-25 M2.6×Φ4.7×t0.25 プラ(ナイロン)ワッシャー
PW2647-50 M2.6×Φ4.7×t0.5 プラ(ナイロン)ワッシャー
PW2647-25はM2.6用の外径4.7mm・厚さ0.25mmのプラワッシャー、PW2647-50はM2.6用の外径4.7mm・厚さ0.5mmのプラ(ナイロン)ワッシャーです。鉄道模型で使用するワッシャーらしくてカートリッジ固定用のネジにちょうど良い大きさです。
カートリッジの固定には一般的にM2.6のネジ(オルトフォンなど一部はM2.5を使用)が使用されていてネジ穴が切られているタイプのヘッドシェルなどもM2.6で切られています。カートリッジ固定用のネジセットを購入しても付属していない物も多いので探していました。M2.6用のワッシャーは外径5mm・6mmが多く4.7mmは探した中では一番小さいです。ネジ穴貫通タイプのヘッドシェルでヘッドシェル側にワッシャーを使用するなら外径はあまり問題になりませんがカートリッジ側にワッシャーを使用するなら外径が5mm・6mmでは大きいです。厚さはネジの長さを調整するのにも使用出来るので2種類購入しました。20個ずつ入っていてとりあえずはこれだけあれば足りるので1セットずつ購入しました。色が黒しかないのが残念です。
それで透明のワッシャーを探しているとネットオークションで見つけました。
一応「West Sound Lab」とは記載されていますが個人の方から落札しました。ナイロンより硬いのでポリカーボネート製かな。
並べてみると…
外径・内径ともにヘッドシェルかカートリッジに付属のワッシャーと同じぐらいです。
厚さは…
一番左が0.25mmで真ん中が0.5mmです。透明のワッシャーも0.5mmぐらいですね。
私はこれらをヘッドシェルに傷が付きにくいように使用します。
カートリッジの見た目で大まかに二種類に分類出来ると思います。
私の中で
このようなタイプを「吊り下げ型」とし
このようなタイプを「箱型」としています。
そして私の好みですがカートリッジとヘッドシェルとの位置関係について
このような見た目が好みです。
逆にこのような見た目はあまり好きではありません。
あとDL-103Rと V15 TYPEⅢはDL-103Rの前後をひっくり返した感じがV15 TYPEⅢの寸法に近くなります。
これらを踏まえて、ヘッドシェルですが…
Phasemation
CS-1000 ヘッドシェル
SUMIKO
HS-12 ヘッドシェル
JELCO
HS-25ヘッドシェル
audio-technica
AT-LH15/OCC ヘッドシェル
DENON
PCL-300 ヘッドシェル
これらのどのヘッドシェルに組もうかDENON DP-500Mレコードプレーヤーのオーバーハング、見た目など考慮しましたが…
ヘッドシェルとカートリッジを組み合わせてみないと分からない事もあるので、指掛け無し・シェルリード線無し・カートリッジ固定ネジは適当で一度仮組みしてみました。コネクター部のゴムワッシャーを私は使わないので外した状態でDP-500Mのオーバーハングに合わせました。
CS-1000 ヘッドシェル
DL-103Rの場合、コネクター部の調整無しで先端から2~3mmほど内側へ入った状態で固定出来ます。
V-15 TypeⅢの場合、ヘッドシェル先端にピッタリ合わせコネクター部の調整無しに既定のオーバーハングになります。
HS-12とHS-25は寸法的には同じなのでHS-25で仮組みしてみました。
DL-103Rの場合、コネクター部の調整無しだと先端から1mmほどはみ出します。コネクター部のゴムワッシャーを使用すればヘッドシェル先端とカートリッジがツライチになるぐらいのはみ出しです。
1mmほどならコネクター部の調整が出来るので先端はピッタリ合わせコネクター部で調整。ヘッドシェル側に3分の2ほど残った状態で固定出来ます。
V15 TYPEⅢの場合、コネクター部の調整無しだと先端から2~3mmほどはみ出します。
先端をピッタリ合わせコネクター部で調整するとヘッドシェル側で半分ほど残った状態で固定出来ます。
AT-LH15/OCC ヘッドシェル
DL-103Rを先端側のネジ穴に固定した場合、ヘッドシェル先端の形状が丸いため一番はみ出している部分で2mmほど、コネクター部の調整は問題ありません。
先端から2番目のネジ穴に固定した場合、一番多い部分で3mmほど先端から内側になる。しかしコネクター部の調整が限界を超えてもう一つのコネクター部を固定するネジ穴が見えています。
V-15 TypeⅢの場合、先端側のネジ穴に固定すると大幅に先端からはみ出てしまうため無し。
先端から2番目のネジ穴に固定した場合、先端から1mmほどはみ出します。これぐらいならはみ出していてもV15 TYPEⅢとヘッドシェルのデザインからかあまり違和感を感じません。コネクター部の調整は問題ありません。
PCL-300 ヘッドシェル
DL-103Rの場合はDL-103と同じです。
V15 TYPEⅢの場合、先端側のネジ穴に固定すると大幅に先端からはみ出てしまう事とコネクター部の調整無しでDP-500Mの規定値のオーバーハングを超えてしまうため無し。
先端から2番目のネジ穴に固定した場合、先端から2mmほどはみ出します。コネクター部でオーバーハングを調整するとヘッドシェル側で半分ほど残った状態で固定出来ます。
先端から3番目のネジ穴に固定した場合、ヘッドシェル先端とV15 TYPEⅢがピッタリぐらい。しかしコネクター部でオーバーハングを調整するとヘッドシェル側の残りがわずか。
DENON Mirror Finished Firmness Metalのヘッドシェルでも試してみました。
DL-103Rの場合はDL-103と同じなので割愛します。
V15 TYPEⅢの場合、先端側のネジ穴に固定すると大幅に先端からはみ出てしまう事とコネクター部の調整無しでDP-500Mの規定値のオーバーハングを超えてしまうため無し。
先端から3番目のネジ穴に固定した場合、先端から2mmほどはみ出します。しかしコネクター部でオーバーハングを調整出来ないので無し。
先端から2番目のネジ穴に固定した場合、先端から5mmほどはみ出します。コネクター部でオーバーハングを調整するとヘッドシェル側に3分の2ほど残った状態で固定出来ます。
この中ではAT-LH15/OCC ヘッドシェルとMirror Finished Firmness Metalのヘッドシェルが私の見た目の好みを優先させると一番使いにくいですね…。
CS-1000 ヘッドシェルもカートリッジと組み合わせると見た目のバランスがもう一つ…。高いヘッドシェルだからと言って私の要求に応えてくれる訳ではないようですね。
一度ちゃんと組んでみて気に入らなければ他のヘッドシェルで組み直せば良いのですが、特に細いシェルリード線を接続したり外したり何度もしたくないんですよね…。
どれも一長一短あって凄く悩みます…。
JELCO HS-25とaudio-technica AT-LH15/OCCを足したようなヘッドシェルがあれば一番いいんですけどね…。
追記
DP-500Mのオーバーハングの規定値になるように今までTechnics SL-1200用のオーバーハングゲージを使用していましたがこのゲージだとダブルロックピンタイプのヘッドシェルでは使用出来なかったですね。あまり何も考えていなかったです。まあ物差しなどで測れば良いだけですけどね…。
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Posted at
2018/04/30 02:47:08