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2018年05月03日 イイね!

MC型カートリッジの本来の性能

MC型カートリッジの本来の性能



私がレコードプレーヤーのカートリッジに大きく分けて2種類(MM型カートリッジとMC型カートリッジがあり構造が違う)ある事を知ったのは1年と少し前。そうです、DENON DP-500Mを導入した時でした。つい最近なのです。


そして出力端子からの出力の大きさがLINE出力(CDプレーヤーなどの出力)>PHONO出力で、PHONO出力にも使用するカートリッジで出力の大きさが違いMM型カートリッジ>MC型カートリッジとなるそうです。


要約すると


LINE出力>MM型カートリッジ>MC型カートリッジ


と言うことです。これもこの時初めて知りました。PHONO出力、特にMCカートリッジの出力は凄く小さく繊細なんですね。


※大きく分けるとMM型カートリッジとMC型カートリッジの2つでMM型カートリッジが出力が大きいのですが、MC型カートリッジでも高出力型のカートリッジ(DENON DL-110やortofon MC-3 Turbo・MC-1 Turboなど)やaudio-technicaのVM型カートリッジ、NAGAOKAのMP型カートリッジなどもありそれらはMMポジションで聴けるようです。







家に親父のオーディオ機器があったので小学3、4年生頃から触ってはいました。しかしその頃はネットがありませんので情報を得られるとしたら人から直接聞くか本や雑誌などしかありませんでした。小学生の私にオーディオに詳しい仲間など居るはずも無く本や雑誌など購入出来る訳も無いので目の前にある物だけがオーディオ機器の情報の全てでした。


今もスピーカー以外はありますが、当時使用していたレコードプレーヤーはTechnics SL-1300、カートリッジにTechnics EPC-440C、プリメインアンプにTechnics SU-4600、スピーカーにTechnics SB-660で聴いていました。
EPC-440C がMM型カートリッジだった事、SU-4600がMM型カートリッジにしか対応していないプリメインアンプだった事もDP-500Mを導入する時に初めて知りました。


それまでは全てのカートリッジ(カートリッジと言う名前も知りませんでした。)がMM型カートリッジのように簡単に針交換が出来る物だと思っていましたしPHONO端子にレコードプレーヤーを接続すればどんなカートリッジでも聴ける物だと思っていました。

前にも書きましたが粗大ゴミで拾ってきたオーディオ機器も使用していた事もあり、当然その中にはレコードプレーヤーもありましたが本体は壊れている事が多かったためヘッドシェル付きのカートリッジだけを拾って使用していました。それらも今考えるとたまたまMM型カートリッジばかりだったのでSU-4600で普通に聴けていたんですね。

親父に教わってないのですが何故だかPHONO出力端子を他の入力端子に接続しようと思ったこともなかったですしCDプレーヤーなどの出力端子もPHONO入力端子に接続しようと思ったことがなかったので考えたこともありませんでした。

ただAUX入力端子だけは予備的に装着されている外部入力端子だろうとは思っていましたのでCD入力端子のないSU-4600ではAUX入力端子にCDプレーヤー出力を接続していました。しかしここにも何となくレコードプレーヤーを接続したらダメなんだろうなとは思っていました。





現在の構成



DP-500Mを導入する時にカートリッジに大きく分けて2種類ある事を知りましたがそれと同時に片方のカートリッジ、MC型カートリッジは出力が低くMC昇圧トランスやMCヘッドアンプと言う機器で出力を大きくする事、そして製品によって音質が変わる事も知りました。





基本的には下のような接続になります。


①MC昇圧トランス

MC昇圧トランスはトランス(簡単に言うと変圧器)でMM型カートリッジ並の出力に増幅する装置で電源は使用しません。今でも新製品が販売されています。MC昇圧トランスからの出力はMM型カートリッジ用の入力へ接続します。そしてMC昇圧トランスにはMM・MC切り替えが出来ない物(MC型カートリッジ専用)と出来る物があります。


MM・MC切り替えが出来ないMC昇圧トランスはMC型カートリッジを使用する場合はMC昇圧トランスをレコードプレーヤーとプリメインアンプなどの間に接続します。







MM型カートリッジを使用する場合はMC昇圧トランスを使用しないので通常通りに接続し直す必要があります。







MM・MC切り替えが出来るMC昇圧トランスはMM(PASS・THROUGHなど)を選択するとトランスを通さずスルー出力させます。ですからこの場合、MM型カートリッジを使用するのに接続し直す必要が無く手間が省けます。







②MCヘッドアンプ

その名の通り電源を使用してMM型カートリッジ並の出力に増幅する装置です。今は販売されておらず中古品しかありません。こちらはMC昇圧トランスと違ってMM・MC切り替えが出来る物しか見た事がありません。MCヘッドアンプからの出力はこちらもMM型カートリッジ用の入力へ接続します。







先程も書きましたがMC昇圧トランス・MCヘッドアンプを使用した場合はⒶの出力がMM型カートリッジ並の出力になっているのでプリメインアンプなどの入力はMM型カートリッジ入力へ接続します。





※PHONOケーブルとはRCAケーブル+アースケーブル





①・②とは少し違いますがフォノイコライザーアンプを使用する方法もあります。
フォノイコライザーアンプは電源を使用して増幅するのですが出力がPHONO出力ではなくLINE出力並み(簡単に言えばCDプレーヤーなどの出力信号と同じ)になります。ですからPHONO入力ではなくLINE入力に接続します。フォノイコライザーアンプにも少ないですがMM・MC切り替えが出来ない物(MM型カートリッジ専用)と出来る物(MCヘッドアンプ内蔵のフォノイコライザーアンプと言う事です。)があります。


MM型カートリッジにだけ対応している物の場合、MC型カートリッジを使用するにはやはりMC昇圧トランスかMCヘッドアンプも使用する必要があります。







MM型カートリッジを使用する場合はMC昇圧トランスを使用しないのでフォノイコライザーアンプに接続し直す必要があります。







MM・MC切り替えが出来るフォノイコライザーアンプは使用するカートリッジを選択するだけで良いのでどうせ購入するならこちらの方が便利です。MCヘッドアンプ内蔵のフォノイコライザーアンプが多いのですがMC型カートリッジの昇圧にヘッドアンプではなくトランスを使用するMC昇圧トランスを内蔵しているフォノイコライザーアンプもあります。







フォノイコライザーアンプを使用した場合はⒷの出力がLINE出力になっているのでプリメインアンプなどの入力はLINE入力へ接続します。



※LINEケーブルとはRCAケーブル



最近はレコードが流行っているのでPHONO入力が装備されているプリメインアンプなどがまた増えましたが一時はPHONO入力の無い物が多い時代もありました。そのような時にもフォノイコライザーアンプやフォノイコライザーアンプ内蔵のレコードプレーヤーを使用します。PHONO入力が装備されているプリメインアンプなどはフォノイコライザーが内蔵されています。価格にもよりますがフォノイコライザーアンプに特化した製品は内蔵している物より高性能です。


前に使用していたプリメインアンプ、PIONEER A-50DAは考えるとMM型カートリッジにだけ対応しているフォノイコライザーアンプを内蔵、今使用しているプリメインアンプ、LUXMAN L-505uXはMCヘッドアンプを搭載したフォノイコライザーアンプを内蔵していると言う事です。内蔵の物はそれなりの物(聴いて分かるかは別ですが…)だと思います。それに幅広いカートリッジに対応出来るようにしているため所有しているMC型カートリッジ、DENON DL-103・DL-103Rに限れば必ずしも最適な設定となっておらず本来の性能を発揮出来ていないと思います。





今回はそのDENON DL-103・DL-103Rの性能をもっと発揮させようとこれを導入しました。

DENON







AUDIO STEP-UP TRANSFORMER AU-340

1987年頃発売のMCカートリッジ用 昇圧トランスです。古い物です。


一つ下AU-320と言う昇圧トランスがありますがそれは数がそれなりに多くネットオークションやネットショップでよく見かけます。初めはAU-320にしようかと思っていたのですが某ネットオークションでたまたまAU-340を見つけAU-320ほど出回っていないしこのAU-340は元箱はありませんでしたが説明書とAU-340に元々付属していたRCAケーブルが揃っていて大変綺麗な物だったため落札しました。たまにAU-340を見かけますが元々付属していたRCAケーブルまであるのは珍しいです。


元々付属していたRCAケーブルなのでしっかり「DENON」の文字が凸文字と印刷もされています。







こちらで入力切替出来ます。1と2があるのでレコードプレーヤーを2台接続したりツインアームのレコードプレーヤー(トーンアームが2本あるレコードプレーヤー)を接続出来ます。
L-505uXは1台のレコードプレーヤーか1本のトーンアームしか接続出来ませんがこれを使用する事により接続し直さなくても2台のレコードプレーヤーかツインアームのレコードプレーヤーの2本のトーンアームを切り替えて使用出来ます。







こちらがトランスセレクター。
左側の「PASS」はMM型カートリッジなど昇圧させる必要が無いカートリッジの時に選択し入力した信号はトランスを通らずスルーしそのまま出力します。
真ん中の「3Ω」はortofonのSPUなどのローインピーダンスのMC型カートリッジで使用します。
右側の「40Ω」が今回使用するDL-103などのハイインピーダンスのMC型カートリッジで使用します。





DENONではもう販売していませんが今でもMCカートリッジ用 昇圧トランスは新商品で販売されています。今販売されている新商品の昇圧トランスでも良かったのですが、まずは同じDENONでと思いDENONの昇圧トランスしか探していませんでした。他のDENONの昇圧トランスもそうですが時代が被っているDL-103とは特に相性が良いはずです。





そして…

ACROTEC



6N-A2110 RCAケーブル 1m×2本

前オーナーさんがAU-340に元々付属していたRCAケーブルよりこちらがお気に入りだったらしく付いていました。20年ぐらい前の当時2万円ほどしたケーブルのようです。


そのままでも綺麗だったのですが念のため掃除し端子も綺麗にしました。
そしてこの6N-A2110 RCAケーブルも掃除していたのですがRCAコネクターの中はどうなっているかな…と気になり開けてみました。キャップ状になっているので反時計回りに回すとRCAコネクター周りのカバーが外れます。このようなRCAコネクターだと大体同じ構造です。





中身も特に変わった所はありません。





そして元に戻そうと時計回りにカバーを回していると元の位置を超えても回り続けました。







おかしいなと思いながらも回し続けるとここで止まりました。



「これは‼」

試しにAU-340に接続し一杯まで締め込むと抜けませんでした‼一杯までカバーを締めるとRCAコネクターがロックされるコレットチャック式だったんですね‼。







今回はとりあえずDP-500M~AU-340は今使用しているortofon 6NX-TSW-1010Rフォノケーブル、AU-340~L-505uXはせっかくなのでこのACROTEC 6N-A2110 RCAケーブルと前に使用していたBELDEN 8460スピーカーケーブルをアースケーブルとした物を使用し接続しました。


ところが…。




Posted at 2018/05/07 03:51:54 | コメント(1) | トラックバック(0) | オーディオ | 趣味
2018年04月30日 イイね!

悩んだ結果…

悩んだ結果…



先日手に入れたMC型カートリッジ DENON DL-103RとMM型カートリッジ SHURE V15 TYPEⅢのヘッドシェルをどれにしようかと悩んだ挙句、このようになりました。










DENON DL-103Rは…





JELCO HS-25ヘッドシェルと組み合わせました。ヘッドシェル先端からはみ出さないように組みレコードプレーヤー DENON DP-500Mのオーバーハングになるようにコネクター部で調整しています。





SHURE V15 TYPEⅢは…





audio-technica AT-LH15/OCC ヘッドシェルと組み合わせました。



リード線はいつも通りPRO CABLEさんのWestern Electricの24GA(ブラックエナメル、絹巻き)使用のカートリッジ用リード線にしようと予備も含めて3つ購入し使用しました。今回はネット上の画像など参考にしてシェルリード線の取り回しを工夫したので見た目も綺麗だと思います。





DL-103RをHS-25ヘッドシェルに組んで良い感じなので見た目を揃えようと前に購入していたDL-103も同じヘッドシェルにしたくなりました。なのでもう一つHS-25ヘッドシェルを購入しDL-103も組み換えました。こちらもPRO CABLEさんのWestern Electricのシェルリード線です。









そして所有していたSHURE M97xEもV15 TYPEⅢと同じがいいと思ったのでこちらももう一つAT-LH15/OCC ヘッドシェルを購入しこちらは一度仮組みしました。


ヘッドシェル前方のネジ穴にM97xEを固定した場合、結構ヘッドシェル前方へM97xEがはみ出ますがデザインの関係で全く違和感ありません。DENON DP-500Mレコードプレーヤーのオーバーハングになるようにコネクター部で調整しますが全く問題ありません。







ヘッドシェル前方から2番目のネジ穴にM97xEを固定した場合、Φマークのある金属部分がヘッドシェル先端とピッタリぐらいになります。コネクター部も先ほどより後退しますが全く問題ありません。







ヘッドシェルのネジ穴のどちらで固定しても問題無いのであとは見た目だけです。で、ヘッドシェル前方のネジ穴に固定しました。









これだとヘッドシェルからカートリッジのはみ出し具合がV15 TYPEⅢと同じぐらいになりました。







全部が近い重量になりました。今回は全部にアルミ製のカートリッジ固定ネジを使用しようと思っていたのですがV15 TYPEⅢだけ丁度良い長さのアルミネジが無くこれだけ前に購入していた山本音響工芸のBT-1 チタン製のネジを使用しています。













DP-500Mのオーバーハングの規定値である15mmになっているか、ヘッドシェルが水平になっているかトーンアームに装着して確認し音出してみました。


するとDL-103Rだけ左側から音が出ない…。新品未使用とは言え2~3年間どのように保管していたか私は分からない物だっただけにカートリッジがダメなのか…と思いました。


とりあえずシェルリード線を調べたら1本のリード線が端子部からプチっと外れました…。熱収縮チューブの中で断線していました…。またイジリすぎたようです…。
断線したシェルリード線を交換しもう一度音出し確認。


すると音が出ない‼
「?????」
今度こそ本当にカートリッジがダメなのかと思いました。もう一度シェルリード線を調べたらさっきのとは違うシェルリード線が端子部からプチっと外れました…。
「こっちも断線かい‼」
このシェルリード線も交換しもう一度音出し確認。今度はちゃんと音が出ました‼


左側両方ともシェルリード線が断線していたんですね(;^ω^)
そら音が出る訳無いわな…(;^ω^)





Phasemation CS-1000 ヘッドシェル・SUMIKO HS-12 ヘッドシェル・DENONのPCL-300ヘッドシェルとMirror Finished Firmness Metalヘッドシェル・V15 TYPEⅢと組んでいた綺麗なPCL-3ヘッドシェルはこの先もカートリッジが増えるでしょうからまたの機会のために保管しておきます。





追記


V15 TYPEⅢだけ丁度良い長さのアルミネジが無くこれだけ前に購入していた山本音響工芸のBT-1 チタン製のネジを使用していました。全てのネジを同じにしたいのでカートリッジ固定ネジを購入しようと思いました。


しかしどれもペアでしかセットされていないんですよね…。
例えば山本音響工芸のBT-1 チタン製のネジセットだとM2.6の6mm×2本、8mm×2本、12mm×2本、15mm×2本と真鍮製ナット2個など。同じ長さのネジが2本ずつしかセットされていません。これだと使用するネジだけ使用して他は余ります。
それに今回のように同じヘッドシェルにDL-103RとDL-103のように寸法の同じカートリッジを取り付ける場合、当然ネジの寸法も同じになる訳で同じ長さのネジが2本ずつしかセットされていないネジセットだともう1セット必要になりまた余りが出ます。使用していないネジの分の価格まで入っているので高くもなります。


そこで必要な長さのネジを必要なだけ購入出来るショップがないか探しました。
するとカートリッジ固定に使用出来そうなネジを2本から購入出来るネットショップを見つけました。



アルミ製



M2.6の長さ4mmと15mmのネジをそれぞれ10本ずつ





チタン製



M2.6の長さ4mmと15mmのネジをそれぞれ10本ずつ


全てプラスネジで頭の外径は4.5mmです。ヘッドシェルに付属のネジと比較すると…



こんな感じです。ほんの少し外径が大きいですがこれぐらいならカートリッジ固定に使用出来ます。


価格の高い方のチタン製15mmだと、

2本~    1本当たり88円
10本~   1本当たり44円
50本~   1本当たり42円
500本~  1本当たり40円
1000本~ 1本当たり33円

と本数で単価が変わります。送料は全国一律 324 円(税込)で2,160 円(税込)以上の購入で送料無料です。今回は10本ずつ、合計40本で送料込み1,814円でした。


これはカートリッジ固定ネジセットより大幅に安いです。
ナットもあれば良かったのですが流石にカートリッジ固定に使用出来そうなナットは珍しくて扱っていませんでした。ナットの大きさを気にしなければあります。しかしナットは貫通穴タイプのヘッドシェルを購入すれば大体付属しているので問題無いでしょう。


アルミ製とチタン製のネジを購入しましたが今回はとりあえず全てチタン製に取り替えナットを使用するカートリッジにはオヤイデ SCR-Sに付属の真鍮製のナットを使用しました。











最終的に重量はこうなりました。










そのネットショップでは他にも色々な材質のネジがあり一般的には見かけない珍しいネジも扱っていたのでそれも使用してみたいなと思いました。







地味ですが良い感じです♪







こちらも良い感じです♪




Posted at 2018/05/06 05:35:30 | コメント(0) | トラックバック(0) | オーディオ | 趣味
2018年04月29日 イイね!

まだ悩み中…

まだ悩み中…



先日手に入れたDENON MC型カートリッジ DL-103RとSHURE MM型カートリッジ V15 TYPEⅢをヘッドシェルに組もうかと思ったのですがまだ悩み中です…。










ヘッドシェルは少し置いといて、カートリッジ固定用のネジに合うワッシャーを探していたのですが良い物を見付けたので購入しました。



エコーモデル



PW2647-25 M2.6×Φ4.7×t0.25 プラ(ナイロン)ワッシャー

PW2647-50 M2.6×Φ4.7×t0.5 プラ(ナイロン)ワッシャー


PW2647-25はM2.6用の外径4.7mm・厚さ0.25mmのプラワッシャー、PW2647-50はM2.6用の外径4.7mm・厚さ0.5mmのプラ(ナイロン)ワッシャーです。鉄道模型で使用するワッシャーらしくてカートリッジ固定用のネジにちょうど良い大きさです。


カートリッジの固定には一般的にM2.6のネジ(オルトフォンなど一部はM2.5を使用)が使用されていてネジ穴が切られているタイプのヘッドシェルなどもM2.6で切られています。カートリッジ固定用のネジセットを購入しても付属していない物も多いので探していました。M2.6用のワッシャーは外径5mm・6mmが多く4.7mmは探した中では一番小さいです。ネジ穴貫通タイプのヘッドシェルでヘッドシェル側にワッシャーを使用するなら外径はあまり問題になりませんがカートリッジ側にワッシャーを使用するなら外径が5mm・6mmでは大きいです。厚さはネジの長さを調整するのにも使用出来るので2種類購入しました。20個ずつ入っていてとりあえずはこれだけあれば足りるので1セットずつ購入しました。色が黒しかないのが残念です。



それで透明のワッシャーを探しているとネットオークションで見つけました。



一応「West Sound Lab」とは記載されていますが個人の方から落札しました。ナイロンより硬いのでポリカーボネート製かな。


並べてみると…



外径・内径ともにヘッドシェルかカートリッジに付属のワッシャーと同じぐらいです。





厚さは…



一番左が0.25mmで真ん中が0.5mmです。透明のワッシャーも0.5mmぐらいですね。


私はこれらをヘッドシェルに傷が付きにくいように使用します。





カートリッジの見た目で大まかに二種類に分類出来ると思います。

私の中で



このようなタイプを「吊り下げ型」とし







このようなタイプを「箱型」としています。


そして私の好みですがカートリッジとヘッドシェルとの位置関係について









このような見た目が好みです。









逆にこのような見た目はあまり好きではありません。


あとDL-103Rと V15 TYPEⅢはDL-103Rの前後をひっくり返した感じがV15 TYPEⅢの寸法に近くなります。







これらを踏まえて、ヘッドシェルですが…

Phasemation



CS-1000 ヘッドシェル





SUMIKO



HS-12 ヘッドシェル





JELCO



HS-25ヘッドシェル





audio-technica



AT-LH15/OCC ヘッドシェル





DENON



PCL-300 ヘッドシェル





これらのどのヘッドシェルに組もうかDENON DP-500Mレコードプレーヤーのオーバーハング、見た目など考慮しましたが…


ヘッドシェルとカートリッジを組み合わせてみないと分からない事もあるので、指掛け無し・シェルリード線無し・カートリッジ固定ネジは適当で一度仮組みしてみました。コネクター部のゴムワッシャーを私は使わないので外した状態でDP-500Mのオーバーハングに合わせました。







CS-1000 ヘッドシェル

DL-103Rの場合、コネクター部の調整無しで先端から2~3mmほど内側へ入った状態で固定出来ます。







V-15 TypeⅢの場合、ヘッドシェル先端にピッタリ合わせコネクター部の調整無しに既定のオーバーハングになります。







HS-12とHS-25は寸法的には同じなのでHS-25で仮組みしてみました。

DL-103Rの場合、コネクター部の調整無しだと先端から1mmほどはみ出します。コネクター部のゴムワッシャーを使用すればヘッドシェル先端とカートリッジがツライチになるぐらいのはみ出しです。







1mmほどならコネクター部の調整が出来るので先端はピッタリ合わせコネクター部で調整。ヘッドシェル側に3分の2ほど残った状態で固定出来ます。







V15 TYPEⅢの場合、コネクター部の調整無しだと先端から2~3mmほどはみ出します。







先端をピッタリ合わせコネクター部で調整するとヘッドシェル側で半分ほど残った状態で固定出来ます。







AT-LH15/OCC ヘッドシェル

DL-103Rを先端側のネジ穴に固定した場合、ヘッドシェル先端の形状が丸いため一番はみ出している部分で2mmほど、コネクター部の調整は問題ありません。







先端から2番目のネジ穴に固定した場合、一番多い部分で3mmほど先端から内側になる。しかしコネクター部の調整が限界を超えてもう一つのコネクター部を固定するネジ穴が見えています。







V-15 TypeⅢの場合、先端側のネジ穴に固定すると大幅に先端からはみ出てしまうため無し。
先端から2番目のネジ穴に固定した場合、先端から1mmほどはみ出します。これぐらいならはみ出していてもV15 TYPEⅢとヘッドシェルのデザインからかあまり違和感を感じません。コネクター部の調整は問題ありません。









PCL-300 ヘッドシェル

DL-103Rの場合はDL-103と同じです。






V15 TYPEⅢの場合、先端側のネジ穴に固定すると大幅に先端からはみ出てしまう事とコネクター部の調整無しでDP-500Mの規定値のオーバーハングを超えてしまうため無し。
先端から2番目のネジ穴に固定した場合、先端から2mmほどはみ出します。コネクター部でオーバーハングを調整するとヘッドシェル側で半分ほど残った状態で固定出来ます。







先端から3番目のネジ穴に固定した場合、ヘッドシェル先端とV15 TYPEⅢがピッタリぐらい。しかしコネクター部でオーバーハングを調整するとヘッドシェル側の残りがわずか。







DENON Mirror Finished Firmness Metalのヘッドシェルでも試してみました。



DL-103Rの場合はDL-103と同じなので割愛します。


V15 TYPEⅢの場合、先端側のネジ穴に固定すると大幅に先端からはみ出てしまう事とコネクター部の調整無しでDP-500Mの規定値のオーバーハングを超えてしまうため無し。
先端から3番目のネジ穴に固定した場合、先端から2mmほどはみ出します。しかしコネクター部でオーバーハングを調整出来ないので無し。


先端から2番目のネジ穴に固定した場合、先端から5mmほどはみ出します。コネクター部でオーバーハングを調整するとヘッドシェル側に3分の2ほど残った状態で固定出来ます。







この中ではAT-LH15/OCC ヘッドシェルとMirror Finished Firmness Metalのヘッドシェルが私の見た目の好みを優先させると一番使いにくいですね…。
CS-1000 ヘッドシェルもカートリッジと組み合わせると見た目のバランスがもう一つ…。高いヘッドシェルだからと言って私の要求に応えてくれる訳ではないようですね。


一度ちゃんと組んでみて気に入らなければ他のヘッドシェルで組み直せば良いのですが、特に細いシェルリード線を接続したり外したり何度もしたくないんですよね…。


どれも一長一短あって凄く悩みます…。


JELCO HS-25とaudio-technica AT-LH15/OCCを足したようなヘッドシェルがあれば一番いいんですけどね…。







追記

DP-500Mのオーバーハングの規定値になるように今までTechnics SL-1200用のオーバーハングゲージを使用していましたがこのゲージだとダブルロックピンタイプのヘッドシェルでは使用出来なかったですね。あまり何も考えていなかったです。まあ物差しなどで測れば良いだけですけどね…。














Posted at 2018/04/30 02:47:08 | コメント(0) | トラックバック(0) | 趣味
2018年04月22日 イイね!

物色… その4

物色… その4


今回は先日手に入れたDENON MC型カートリッジ DL-103RとSHURE MM型カートリッジ V15 TYPEⅢに組み合わせるヘッドシェルについてです。







どのヘッドシェルに組むか、DENON DP-500Mレコードプレーヤーのオーバーハングの規定値に調整出来るか・見た目など考慮して所有している中で悩みましたが…


所有しているヘッドシェル以外に某ネットオークションで安く落札出来そうな物やネットショップの中古品などのヘッドシェルも2つ手に入れてみました。





Phasemation









CS-1000 ヘッドシェル


某ネットオークションで新品同様品を安く落札出来ました。貫通タイプの長穴のネジ穴でオーバーハングを無段階に調整出来ます。画像では分かりにくいですがブラッククローム調でカッコイイです。









Aのネジでトーンアーム差し込み部(コネクター部)を調整出来ます。水平を調整したり少し後方に調整出来そうです。







トーンアーム差し込み部は上下にピンがあるダブルロックタイプです。







指掛けは別体式です。











SUMIKO









HS-12 ヘッドシェル


これはネットショップで中古品として販売されていました。箱はありませんでしたが袋の封も切られていない未使用品です。これも貫通タイプの長穴のネジ穴でオーバーハングを無段階に調整出来ます。もう生産完了していて流通在庫のみしか無いようです。







Bのネジでコネクター部を調整出来ます。水平を調整したり多少なら後方に調整出来そうです。







こちらもCS-1000 ヘッドシェルと同じでダブルロックタイプです。







こちらも指掛けは別体式です。











ここからは所有していたが全く使用していないヘッドシェルです。





JELCO







HS-25ヘッドシェル







Cのネジでコネクター部を調整出来ます。水平を調整したりこれも多少なら後方に調整出来そうです。







こちらもCS-1000 ヘッドシェルと同じでダブルロックタイプです。











audio-technica







AT-LH15/OCC ヘッドシェル
(所有していませんがAT-LH18/OCCも寸法は同じです。コネクター部の材質の違いがありAT-LH15/OCCはアルミ、AT-LH18/OCCはステンレスで重量が違います。)

こちらは四角で囲んだネジ穴のどちらかでカートリッジを固定しなければなりません。







Dのネジでコネクター部を調整出来ます。水平を調整したりかなり前後に調整出来ます。







こちらはロックピンが1つの普通のタイプです。











CS-1000とHS-12、HS-25は主にヘッドシェル前方の長穴でオーバーハングを調整、AT-LH18/OCC ・AT-LH15/OCCはヘッドシェル前方のネジ穴のどちらかにカートリッジを固定しオーバーハングの調整はコネクター部でする感じです。





重量は

AT-LH18/OCC(約18g) >AT-LH15/OCC(約15g)>CS-1000(約14g)>HS-12≒HS-25(約13g)



価格は新品なら

CS-1000>HS-12>AT-LH18/OCC >AT-LH15/OCC>HS-25


SUMIKO HS-12 ヘッドシェルとJELCO HS-25ヘッドシェルは指掛けの違い・多少の塗装の違いはありますが見た目もシェルリード線・重量などもよく似ています。日本では販売されていないJELCO HS-20と言う指掛けが別体式のヘッドシェルがありますがそれとほぼ同じようです。





CS-1000は価格が高いので別として、これらからあまり人気は無いようですがJELCO HS-25ヘッドシェルって凄くいいんじゃないの⁈と思いました。私にとっては凄く良い万能のヘッドシェルに感じます。


私はデザインによってはヘッドシェルの前方へはみ出して欲しくないカートリッジがあるのでヘッドシェルの長さが短くカートリッジを固定する場所は2カ所、少し価格が高めのAT-LH18/OCC やAT-LH15/OCCはカートリッジを選んでしまいます。



ちなみに使用していた・使用中のヘッドシェルは…

DENON DP-500Mレコードプレーヤーに付属のDENON純正ヘッドシェル







SHURE HS01ヘッドシェル







DENON Mirror Finished Firmness Metalヘッドシェル







DENON PCL-300 ヘッドシェル







ヘッドシェルって重量の記載はあっても寸法の記載が無い物も多いんですよね。寸法の記載があったとしても実際にカートリッジと合わせてみないと分からない事もあります。


HS-25より少し重くなりますがOrtofon LH-4000ヘッドシェルも形状や調節可能部分が似ていて価格も近いしいいかも。ヘッドシェルも集めてみると面白いですね♪


この中からDL-103RとV15 TYPEⅢに組み合わせるヘッドシェルを選びたいと思います。





追記

このブログを書いた数日後にネットショップでまた見つけました。





DENON





PCL-300 ヘッドシェル


中古品で見つけましたがこれも外箱を含めて全て揃っています。全てが揃っている物なんてなかなか見かけないPCL-300が2つも手に入るとは…。


これも含めてDL-103RとV15 TYPEⅢに組み合わせるヘッドシェルを検討します。




Posted at 2018/04/23 19:09:13 | コメント(1) | トラックバック(0) | オーディオ | 趣味
2018年04月15日 イイね!

物色… その3

物色… その3


MC型カートリッジは針交換が自分では出来ないのでメーカーにて有料でしてもらいます。それなりの価格がしますので少し足せば新品の物が購入出来る事もあります。それに古いMC型カートリッジだともう針交換が出来なくて現行品との交換になる事もあります。





逆にMM型カートリッジの場合は針交換が自分で出来ます。ですから古いMM型カートリッジでも新品の交換針が手に入ればカートリッジ本体がダメにならない限り使い続ける事が出来ます。


と言う事で、今回はSHURE MM型カートリッジ M97xEを購入した時から気になっていた新品の交換針が手に入る古いMM型カートリッジがあったので落札しました。





SHURE









MM型カートリッジ V15 TYPEⅢ


SHUREカートリッジの中でも有名で1973年頃発売の今でも大変人気のある物です。M97xEのレビューなどでV15 TYPEⅢと比較している人も多く前から欲しいなとは思っていました。常に幾つかのV15 TYPEⅢが出品されているのですが綺麗な物を某ネットオークションで落札しました。DENONの古いヘッドシェル(1970年代に発売されていたPCL-3かな?)に装着されていました。


針は「SUPER TRACK"PLUS"」と記載されているオリジナル針のVN-35Eです。針の状態も良いようです。







PCL-3ヘッドシェルはカートリッジを囲むような形をしていてV15 TYPEⅢとの組み合わせでは赤矢印の部分で当たってこれ以上V15 TYPEⅢを前方には出せず私のDENON DP-500Mレコードプレーヤーの規定のオーバーハング、15mmに調整出来ないためヘッドシェルは変更します。









それと…





SHURE











VN-35E(純正交換針)













VN35MR(純正交換針)


V15 TYPEⅢのSHURE純正交換針です。VN-35Eが販売終了になってVN35MRになったようです。しかしこの純正交換針両方とももう販売終了しています。当時の物なので箱は傷んでいますが未使用品との事です。





JICO



VN-35E 楕円針(互換交換針)


落札したV15 TYPEⅢの針の程度が実物を見るまでははっきりと分かりませんでした。もし傷んでいたらレコードまで傷めてしまいます。互換性のある新品の交換針でも良いのですが、手に入るなら純正の方が良いのであちこち探し回ってとりあえずSHUREオリジナルの交換針を2種類確保しました。

しかしこれらの針の程度も実物を見るまでははっきりと分からなかったのでとりあえず新品で手に入るJICO製の互換針も購入しました。JICO製の互換針でも幾つか種類があるのですが今回はとりあえず一番安い針です。





そして…





audio-technica



AT-SC カートリッジカプセル(新品未使用品)


カートリッジが増えてきたのでカートリッジキーパーを探していたのですが昔ほど種類がある訳でもなく高めの物ばかりでした。そんな時にこれを見つけました。


ヘッドシェル付きカートリッジを入れるとこんな感じ





これを10個購入しました。そのネットショップでは5個セットと10個セットで販売されていたのですが5個セットではすぐ空きが無くなるしカートリッジもまだ増えるでしょう。中古品のヘッドシェルで収納ケースなど無いヘッドシェルも収納出来ます。そして10個セットの方が1個当たりの価格が安かったので10個セットにしました。







Posted at 2018/04/15 20:07:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | オーディオ | 趣味

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何シテル?   05/10 17:29
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