
ネットワークオーディオプレーヤー PIONEER N-50Aは便利です。
前に購入したMARSHALのHDDケースに入れた外付けHDDを N-50Aに使用していました。この外付けHDDは3TBの容量を持つHDDを入れています。しかしN-50Aで使用するにはMBRかつFAT32でフォーマット(N-50Aの説明書にはFAT32でフォーマットされているHDDとだけで細かく記載されていないため後日分かりました。)されていなければ使用出来ないため3TBのうち2TB分だけ使用、1TB分は未割り当てで使用していました。この1TBがもったいないのでどうにかしたいと考えていました。
ネットワークオーディオプレーヤーと言うものはNAS(ネットワーク上に接続したHDD)の楽曲を再生出来るオーディオ機器で、このPIONEERのネットワークオーディオプレーヤー N-50Aはその機能+USB接続の外付けHDDの音源も聴くことが出来るオーディオ機器です。
なのでネットワーク内にある他の機器(Blu-ray/HDDレコーダーなど)も考えて容量を気にしなくていいNASにしようとも思いました。
・ネットワーク上に接続されたあらゆる機器から使用出来る。
・ネットワーク上にHDDを接続するのでもちろんスマホからも使用出来る。
・ネットワークオーディオプレーヤー N-50Aに限って言えばPCを使用して楽曲をHDDへ移動・コピーするのにいちいちネットワークオーディオプレーヤー N-50AからHDDを取り外さなくて良い。
これらがNASを使用する一番良い所ではないでしょうか。しかし
・色々な規格があってどの規格がどれに関係あるかが分かりにくい。
・それらの規格に適合していてもこちらの考えていたことが出来ない。
なども調べたら出てきて
・ネットワーク上に接続されたあらゆる機器・スマホから使用するため電源は基本的に入れっぱなし。
・NASはちょっとしたPCなので電源OFFの状態から電源をONにしてもすぐには使用出来ないし電源OFFにするにも手順があります。
・NASはUSB接続のHDDより高価。
そもそもNASを設置しても私しか使用しない・出来ないだろうしOneDriveを使用しているので機能的にも被る部分があります。Blu-ray/HDDレコーダーなどからNASを利用できますが内臓HDDだけで十分足りています。それにネットワークオーディオプレーヤー N-50Aは私しか使用しない。NASを設置する意味があまりないのです。
と言う事でUSB接続の外付けHDDを N-50Aに接続して楽曲を聴く方法に決定しました。
しかし今のままでは1TB分がもったいないのでHDDの容量だけの問題になりました。それなら入っているHDDだけ3TBから2TBへ交換しても良いのですがそうすると3TBのHDDが余りそれももったいない。それにMARSHALのHDDケースの冷却ファンの音がPCを使用していればあまり気にならないのですが N-50Aに接続しオーディオ機器だけで楽曲を聴くと気になるほど大きいのです。
なので今回もHDDケース+HDDを購入することにしました。
購入したHDDケースは
LogitecのLHR-EJU3Fです。これも冷却ファン装備です。MARSHALのファンより小さいので効果は分かりませんが静音性は期待出来ます。
それと
いつものWestern DigitalのRed 2TB HDDです。
それに
iBUFFALOのUSB3.0ケーブルです。LogitecのLHR-EJU3Fに同梱されているUSB3.0ケーブルがあまり信用出来ないおまけ程度のものと思っているので今までのHDDケースでも同梱されているUSB3.0ケーブルは使用せず別に準備していました。PCとLogitecのHDDケースを接続する時だけ使用(ネットワークオーディオプレーヤー N-50Aに接続する時はオーディオ用のUSB2.0ケーブルで接続)します。
それでは組み立てます。LogitecのLHR-EJU3Fの全パーツです。
HDDケースの後ろ側のネジを外します。
するとHDDケースの上側をスライドさせることが出来るようになるのでスライドさせ上側を取り外します。
HDDを置いて右側にスライドしコネクターをHDDケース側のコネクターにはめ込みます。
ちゃんとはめ込めればHDD後ろ側のネジ穴、こっちと向こう側の2カ所がHDDケースのネジ穴と合いますのでネジでHDDをHDDケースに固定します。
後は逆の手順でHDDケースの上側を戻してネジで固定します。
ゴム足を取り付けます。HDDケースの下にある部品がゴム足です。私は縦置きで使用するので今回は横置き用のゴム足は装着していません。
出来上がりです。
MARSHALのHDDケースと
MARSHALのHDDケースの方が一回り大きいです。
気付いた点
・電源スイッチがありません。
このHDDケースはPCとBlu-ray/HDDレコーダーやテレビにUSB接続しても使用出来ます。そして一定時間アクセスがないとHDDの回転を止めて省電力モードになると言う機能があります。PCで使用する時は省電力モードON(後ろのスイッチをPCに)、Blu-ray/HDDレコーダーやテレビで使用する時は録画の失敗を予防するため省電力モードOFF(後ろのスイッチをTVに)します。このように省電力モードを使用するかしないかの選択が出来ます。
つまり接続した機器に電源のON・OFFが依存すると言う事です。コンセントに挿しただけではHDDは作動しているようですが接続していません。接続している機器の電源がONになってやっとHDDケースもONになり機器に認識され使用出来ます。
先にこのHDDケースへ電気を流す。そして機器の電源をONにしないと認識されません。この辺が何に使用するかによっては使いにくいかも…。
私はネットワークオーディオプレーヤーで使用しているためあまりスイッチの在り・無しは不便ではありません。
・ゴム足
前面下側(画像では見えにくいですが6カ所)と片方の横面下側45度ぐらいの角度(縦置きにした場合はこの横面下側が下側になります)に吸気のスリットがありファンから熱気を排出します。この横面下側45度ぐらいの角度にあるスリットが付属のゴム足の高さでは少し不安になります。もう少し高い方がフレッシュエアをより取り込めるような気がします。
とは言えHDDもケースにしっかり固定出来るしスイッチの在り・無しどちらでもいいないなら良いHDDケースだと思います。しかしPCを使用して楽曲をHDDへ移動・コピーするのにいちいちネットワークオーディオプレーヤー N-50AからHDDを取り外すことになりますので少し手間はかかります。1TBほど楽曲があるのでこれにコピーして使用します。
LHR-EJU3Fを接続したN-50A 追加の感想
・プリメインアンプ PIONEER A-50DAは電源OFF/STANDBY状態からONにすると使えるようになる(音が出せる状態になる)まで8秒ほどです。
しかしこのネットワークオーディオプレーヤー PIONEER N-50AはちょっとしたPCのようで電源OFF/STANDBY状態からONにすると使えるようになるまで27秒ほどかかります。この後NASだと分かりませんが1TBほど楽曲が入ったこの外付けHDDを読み込み認識するまで11秒ほどかかります。
つまり私の状態、N-50AでUSB接続の外付けHDD内の1TBほどの楽曲を聴こうとしたら電源OFF/STANDBY状態から40秒ほどかかります。この使えるようになる(音が出せる状態になる)までの時間が長いか短いかは人によるでしょうね。私はレコードプレーヤー・CDプレーヤー・カセットデッキなどでこんなに時間のかかる経験が無かったので長いと感じましたがN-50Aで聴くなら仕方のないことなのでこれは諦めています。