DENON MC型 カートリッジ DL-103は購入したヘッドシェルDENON PCL-300に何とか収まってくれました。
DL-103購入ついでに以前から考えていたレコードプレーヤー DENON DP-500M導入時から気になっていた部分も変更しました。
ortofon
6NX-TSW-1010R PHONOケーブル
ヘッドシェルと同じネット店舗で見つけた中古品です。
DP-500Mを購入して当初はBELDEN 8412 RCAケーブルとBELDEN 8460 スピーカーケーブルをアース線として、今はBELDEN 88760 RCAケーブルとBELDEN 8460 スピーカーケーブルをアース線として使用しプリメインアンプ LUXMAN L-505uXに接続しています。これで特に何の問題も無いのですが当初から気分的に少しモヤモヤっとしていた事がありまして…。
それはBELDEN 8412 RCAケーブルやBELDEN 88760 RCAケーブルとBELDEN 8460 スピーカーケーブルをアース線として組み合わせてPHONOケーブルとして使用して良いのか?と言う事です…。
レコードプレーヤーから出力している信号は特殊なうえに微々たる信号です。その特殊な信号をL-505uXに内蔵のフォノイコライザーでフラットに戻しラインレベルまで増幅。それをパワーアンプ(メインアンプ)部でスピーカーを鳴らせるほどに増幅します。
BELDEN 8412 RCAケーブルやBELDEN 88760 RCAケーブルはオーディオ機器の接続に使用するケーブルとしてはよく知られているケーブルです。ただレコードプレーヤーの出力に使用していると言う事を聞いた事も見た事もありません。ネット上でもです。ほとんどの人がレコードプレーヤーに付属のPHONOケーブルかPHONOケーブルとして販売されている専用のケーブルを使用されているのだと思います。
DP-500Mに付属のPHONOケーブルは、見た目はどこでも売っているような普通のRCAケーブルとアースに使用するためのこれもまたどこでも売っているような普通のケーブルが組み合わさっているような物です。それよりはBELDEN 8412 RCAケーブルやBELDEN 88760 RCAケーブルとBELDEN 8460 スピーカーケーブルをアース線として組み合わせてPHONOケーブルとして使用した方が良いように思います。実際、特に何の問題も無く使用出来ているのですから。ただBELDEN 8412 RCAケーブルやBELDEN 88760 RCAケーブルをPHONOケーブルとして使用するのは…。何か違うような…。このモヤモヤっとした気持ち分かりますかね…?
このモヤモヤっとしていた気持ちを解消するためにortofonのケーブルを購入しました。
ortofonはオーディオ関係、特にレコードプレーヤー関係で有名です。レコードプレーヤー関係で有名な会社が作ったPHONOケーブルなのですからDP-500Mに使用してモヤモヤする訳がありません。
実は、6NX-TSW-1010R はPHONOケーブルとしては安い方なのでDP-500M購入時も考えていました。しかしPHONOケーブルとしては安い方ですがDP-500Mに使用するためなのでDP-500Mとも価格で比較してしまいます。私のDP-500Mは某ネットオークションで落札して安かったので6NX-TSW-1010Rが特に高く感じてしまいます。それでその時は候補から外しました。
しかしモヤモヤがあるのは気分的によくありません。DL-103カートリッジを購入したこの機会にレコードプレーヤー専用のケーブルに変更しようと思いました。これでモヤモヤは解消されるはずです。気持ちの問題ですけどね。
まだ導入時から気になっていた部分があります。
これです。
DP-500Mのインシュレーターです。プラスチック製の土台にアルミを被せて見た目は良い感じにはなっています。それに振動を吸収するためのラバーを介して取り付けネジが刺さっています。これがもの凄くチープなインシュレーターだな…と思っていました。
とりあえずはそのまま使用していましたがこの機会に変えてみることにしました。
しかし変えるにしても水平を調整出来ないといけない事と、DP-500Mの裏面の形状などからなかなか良い物を見つけられず、様々なパーツを組み合わせてインシュレーターにしようかなど色々考えていました。
赤丸部分がインシュレーター取り付け部です。少し窪んでいます。
黄矢印は電源トランスのカバー。10mmほど飛び出しています。
この窪みと逆の出っ張りがある事で適当な物をなかなか見付けられませんでした。
そんな中、探し回っているうちにこれならと言う物を見つける事が出来ました。
Technics/Panasonic
RKA0352-K 4個
レコードプレーヤー Technics SL-1200G 純正のインシュレーターです。裏面はフェルト貼りです。
ネジ部分から土台に向かう途中の形もDP-500Mに良い感じでインシュレーターのネジがM6なのですがこれも同じです。何の加工も無くそのまま取り付け出来ます。SL-1200Gは重量が約18kg、DP-500Mは10.1kgなのでインシュレーターの耐荷重も問題ありません。土台が亜鉛ダイカスト製なので重いです。1個285gあるらしいです。
ちなみにDP-500M純正のインシュレーターは…
66gほどでした…。ショボい…。
Technicsによると
「SL-1200Gでは、高い振動減衰特性と長期の信頼性を兼ね備えた特殊シリコンラバーを採用。マイクロセルポリマーによる円筒形のチューブで補強することで横方向の振動を吸収します。これらのパーツが高比重の亜鉛ダイカスト製のハウジングに収められた構造となる、専用のインシュレーターを新開発しました。また、インシュレーターの取り付け部分にはネジ式の水平調整機構を備えます。ターンテーブルをラックなどへ設置したときに生じるガタつきをなくし、不要な振動の発生を防ぎます。さらに、水平調整機構によってプラッターや盤面の水平度を厳密に調整することで、傾きによる回転ムラの発生をなくし、より安定したレコード再生が可能になります。」
とのことです。
ただこのインシュレーターはあくまでSL-1200Gに合わせて作られたインシュレーターなのでDP-500Mに装着してインシュレーターとしての機能的に問題ないかなどは厳密には分かりません。細かく調べれば問題あるかもしれませんが私の耳では分かりません♪
もしかしたら約11.5kgと重量の近いSL-1200GRのインシュレーターの方がまだDP-500Mに合うかもしれません。両方購入して聴き比べしてみるのも面白いですね。
取り付けは純正を外してこれと付け替えるだけですがDP-500Mのインシュレーター取り付け部の形状上、一杯まで締め込むと赤矢印の面がかすかに当たります。ですから当たらない程度にねじ込んでおいて(DP-500Mをひっくり返して当たらない程度にねじ込んでおいても設置するとDP-500M本体の荷重がかかりインシュレーターのシリコンラバーが縮み当たります。当たるとハウリングなどの不具合が起きる原因にもなるのでそれも考慮して当たらない程度にねじ込んでおきます。)そこから水平の調整をします。
DP-500Mに装着してみました。見た目の派手さは無くなりましたが凄く良い感じです♪
他にも…
少ないですがEP盤も所有しています。しかしDP-500M付属のEPアダプターではきつくてセットするのも取り外しも大変でした。
そこで
オヤイデ
多機能EPアダプター STB-EP
これを購入しました。レコードスタビライザーとしても使用出来ますが別で所有しているのでEPアダプターとしてだけ使用します。水準器が付いているのも便利ですね。
今回はカートリッジとヘッドシェルの組み合わせにつまずきましたがレコードプレーヤー周りをグレードアップしました。ヘッドシェル・カートリッジ・PHONOケーブル・その他小物は後々も使用出来るから良いとして、DP-500Mだと出来る事はこれぐらいですかね。元が元だけにこれ以上しても無意味だと思います。これ以上の事をするなら後々使用出来る物ならともかく、レコードプレーヤーをグレードアップした方が良いですね。
CDプレーヤーだとケーブルを変更したりインシュレーターを使用したり…それぐらいしか私には思いつきません。
しかしレコードプレーヤーとなると触る事の出来る場所がたくさんあります。スタビライザーなどの小物類を集めたりも。こう言う事もレコードプレーヤーを扱う上で大変楽しいですね。