ヘッドホンアンプ LUXMAN P-1u 設置・接続編
設置ですが思っていたよりP-1uがデカい‼横幅と高さは良いのですが奥行きが408mmあります。それとそれなりの重量があります。8.3kgあるらしいです。アナログ回路だけのヘッドホンアンプでこの重量は凄いですね。LUXMANのこだわりを感じます。
設置場所はオーディオラックの天板上、プリメインアンプ LUXMAN L-505uXの1段上に置く事にしました。L-505uXがちょっと熱を持つのですが隙間はかなり空けてあるので問題ないと思います。
今回もQUADRASPIREの棚板にオーディオ機器の足跡が付くのが嫌なので御影石のインシュレーターをP-1uとの間に挟もうと思っていましたがなかなか良い物が見つからないので今回はこれにしてみました。
TAOC
スーパーインシュレーター TITE-35S
効果のほどは分かりませんが足跡は付かないと思います。しかしこんな立派な収納箱いりますかね⁇こんな立派な箱で無くていいから価格をもう少し下げて欲しいです。
そして接続ケーブル
PRO CABLE
BELDEN 88760 RCAケーブル
いつもケーブルではお世話になっているPRO CABLEさんで購入しました。前にも長さ違いで88760 RCAケーブルを購入していて硬く取り回しのしにくいケーブルです。接続するケーブルがありませんので今回はこれを購入しました。
(WATTGATE)シールド電源ケーブル 透明プラグ 1.0m
電源ケーブルも購入しました。後々変えようとは思っていましたが送料がかかるのでついでにRCAケーブルと一緒に購入しました。
接続に関しては、プレーヤー類→P-1u→ヘッドホンと出来るだけ最短になるような接続が本当なら良いのでしょうがスピーカーでも聴きます。ですからL-505uXは外せません。
P-1uの入力はアンバランス 1系統、バランス 1系統でどちらの入力機器を聴くかを正面の入力切替スイッチで選択出来ます。
出力はΦ6.3標準ジャック 2系統、スルー出力 1系統。スルー出力は他の機器の入力端子と接続することが出来てP-1uのボリュームの影響は受けません。P-1uに入力された信号をそのままスルー出力から出力出来ます。
私の場合、これらからどう考えてもこのままではP-1uへの入力はプレーヤー類1台だけの接続になってしまいます。しかも私の所有しているレコードプレーヤー DENON DP-500Mはこのままでは接続出来ません。フォノイコライザーが別途必要になります。P-1uを使用するたびに使用するプレーヤーと接続し直すのも現実的ではありません。
ラインセレクターを購入してP-1uの入力端子を増やしてプレーヤー類を接続しよう(音質的にどうかはわかりません。この方法でもDP-500Mをこのままでは接続出来ないのでフォノイコライザーが別途必要になります。)かなとも考えましたが、それならL-505uXからP-1uへ入力するのと大して変わらない(これも音質的にどうかはわかりませんが)のでL-505uXのプリアウトをP-1uへ入力します。プレーヤー類とP-1uの間にL-505uXが入るのがちょっと気になりますがこれならフォノイコライザーも必要ありません。スピーカーとヘッドホンどちらでも聴きたいとなるとこの接続方法になっても仕方ないですね。
それにこのようなヘッドホンアンプにコントロールアンプ(プリアンプ)内蔵のUSB DACやコントロールアンプ(プリアンプ)を接続してヘッドホンのパワーアンプ(メインアンプ)的な使い方をしていてヘッドホンだけで聴いている人もいるらしいです。それなら私の接続方法もP-1uを使用する時はL-505uXをコントロールアンプ(プリアンプ)として使用しているのですから特に問題は無いですね。
ただこの接続方法だとプレーヤーとP-1uの電源を入れるのはもちろんですが間に接続しているL-505uXの電源も入れないとP-1uへ信号を流す事が出来ないと言うデメリットがあります。電気の使用量が変わります。これも仕方ないですね。
まず同じ条件で聴いてみたいのでネットワークオーディオプレーヤー PIONEER N-50AをL-505uXへ接続しL-505uXでヘッドホン HD 660 Sを、そしてN-50Aを直接P-1uへ接続しヘッドホン HD 660 Sでと試しに聴いてみました。
HD 660 Sがまだ新しいので完璧な音が出ていないと思いますが、それでも分かるぐらい全然違います。これほど違うかと言うほど聴こえる音が違います。ベールが1枚剥がれたようです。
そして本来私がする予定だったL-505uXのプリアウトをP-1uへ入力する接続にしましたがこれでも直接P-1uへ接続した場合と違うようには思いませんでした。
人それぞれ音的に好みがあるので詳しくは書きませんが私は購入して良かったと思っています。さすがヘッドホン専用のアンプだけあって価値はあります。
ただ二つ気になった事がありまして…。
それはリモコンがありません…。一つ新しいP-700uも現行モデルであるP-750uにもリモコンはありません…。つまりプレーヤー類を直接P-1uへ接続した場合はヘッドホンアンプを直接操作しなければボリュームすら変えられません…。これは音質的にリモコンが邪魔だから装備しなかったのか、リモコンに慣れてしまっている現在では不便です…。
便利に使用したいならやはりプレーヤー類からリモコン付きのコントロールアンプ(プリアンプ)内蔵のUSB DACやコントロールアンプ(プリアンプ)に接続しP-1uへ入力させた方が良いでしょう。
私がしているL-505uXのプリアウトをP-1uへ入力する方法だとP-1uのボリュームは最大にしてL-505uXのボリュームで調節しています。ですからL-505uXのリモコンが使えて便利です。
もう一つはPHONES端子です。
L-505uXはこのようにPHONES端子の周りが黒いプラスチックで埋められていて見栄えがいいです。
一方、P-1uは
このようにフロントパネルとの間に隙間があります。ここをプラスチックなどで埋めると音質的に影響があるのかもしれませんが見栄えが良くありません。初めはパーツが無くなっているのでは⁈と思いましたが元々このような仕様でした。この隙間が気になりました。
しかし購入してなんですがヘッドホンだけのためのアンプなんて凄く贅沢ですね…。新品時の価格でL-505uXと近いですからね…。これだけの装置をL-505uXの中に収めるのは無理でしょうね…。
一方、P-1uにHD 660 Sは役不足かと思ったりも…。もったいないような気が…。良い機器にし過ぎた感じもします…。
逆にHD 660 Sの性能を100%発揮出来るとも言えますけどね♪それに部屋の都合でスピーカーをあまり大きく変更出来ないので、それであればヘッドホンに少し力を入れても良いかもしれません。
6.35mm標準ヘッドホン端子しか装備していない中古のP-1uを購入するなら、ヘッドホンとバランス接続出来るヘッドホンアンプを他メーカーの現行品で購入することも出来ました。
しかし「LUXMAN」と言うブランドが欲しい事とヘッドホンに関してはバランス接続の種類が乱立していることもあり今回は見送りました。次購入するならリモコンはありませんがP-700uかP-750uと決めています。しばらくはP-1uでヘッドホンを楽しみます♪
やっぱりカッコええわ…♪
追記
このような機器を購入してしまうとL-505uXの他の部分も気になってしまいますね…。
例えばフォノイコライザー。ヘッドホン出力よりはコストがかかっているとは思いますが…。これも単品だと良いのでしょうね…。
気になるのは気になりますが、でもこれはレコードプレーヤーがDP-500Mって事であまり必要性を感じていません。フォノイコライザーを購入するなら先にレコードプレーヤーをグレードアップしたいです。それにまだMC型カートリッジを使用してみると言う方法もありますしね。
それと今までネットワークオーディオプレーヤー PIONEER N-50Aに使用しているUSB HDDをL-505uXの1段上の天板に置いていました。N-50AとUSB HDDは離しておいた方が良いと思ったからです。しかしその天板へP-1uを置くことになりUSB HDDの置き場所が無くなったため仕方なくN-50Aの上へ置くことにしました。
すると今までN-50AとUSB HDDとを接続していたUSB AUDIOケーブル、ELECOM DH-AB10では長いのでPRO CABLEさんお勧めのunibrain USB2.0ケーブル 50cm(20cmの設定もありましたが短すぎるような気がしてある程度USB HDDが動かせるように50cmにしました。)も一緒に購入しました。