
夏の北海道ツーリング用にトップボックスとパニアケースを購入したので、節約の為に自分で取り付ける事にしました。ネット購入なので組付マニュアルが無く、不安なインナーロックシリンダ組み立てから開始します。

6年前の北海道ツーリングでは、タンクバック、シートバック、サイドバックを使用したので合計容量は50Lだった。

購入したのは、NC750純正のトップボックス(35L)とパニアケース(29L×2)。車体のフロントラゲッジスペース(21L)を加えると容量は114Lに倍増です。まぁ、費用は4倍ですけど・・。

注文して3日目、自宅に帰ると部品一式が届いていた。重くはないけど箱が大きいので、玄関に置いたままだった。

先ずは、情報が無くて不安なインナーロックシリンダを組んでみます。

箱に入っていたパーツがこれ。 上:ワンキーインナーロックボディ 下:ワンキーインナーロックシリンダー
純正の『ワン・キー・システム』。メインキーでトップボックスとパニアケースの開閉と、車両への付け外し全てが出来る。その為にメインキーに合わせて、キーシリンダー内の8個の『タンブラ』を、6種類の中から組み上げる必要がある。更に入口側にサブロックタンブラが有り、ここは2種類の中のどちらかを組み付けます。左にある抜け止めプレートとバネは2セット入っています。

先ず、入口側のサブロックタンブラーと4ヶ所のタンブラ位置にバネを挿入。

突起がバネに引っ掛かかる向きに合わせて、サブロックタンブラと4ヶ所のタンブラを挿入。メインキーを差し込んで入るか確認します。

タンブラが違うとキーが入らない。入ってもシリンダからタンブラが飛び出すので、シリンダボディに組むとキーが回せない。写真は組付不良なので、サブロックタンブラが下側に飛び出し、中央のタンブラは上に飛び出しています。2種類のサブロックタンブラと6種類のタンブラの中から、合うタンブラが見つかるまで入れ替えてはメインキーを差して確認します。

やっと片面の組付が完了です。

キーが差し込める状態になったら、シリンダをボディに挿入し、左へ90°回して開錠状態でキーが抜けるか確認をします。キーが抜けない場合は、どこかが飛び出しているので再度修正します。

片面が完了したら裏面を同じ要領で組付します。最後に抜け止め用の少し大きいバネを挿入して、抜け止めストッパープレートを入れます。

キーを回す際に擦れる、ボディとシリンダの接触面に、付属のマルテンプグリスを塗布します。シリンダ先端にかぶせるハットの様な部品のツバ部は、ボディの底面に押し付けて回すので、忘れずに塗りましょう。

シリンダボディに正しく挿入されると、抜け止めプレートがはまり込んでロックされ、シリンダが抜けなくなるとロックボディの完成です。2個目以降は同じ番号のタンブラを組み合わせるだけなので簡単。
トップボックス用と両サイドのパニアケース用の計3個を作りました。

早速、トップボックスへの取付です。トップボックスの固定とフタのロックを行うフックレバー単体の状態で、ロックボディを組付ます。

フックレバーに付属の角形ワッシャー、固定板バネ、錠

ボディのスリットへ固定板バネを差し込んで固定し、錠プレートとワッシャを取付けてEリングで固定します。

続いてパニアケースに取り付けます。パニアケースに付属の大きいワッシャーと錠プレート

大きいワッシャーの上に錠プレート重ねて組み、Eリングで固定します。

取付完了です。

未経験の作業なので丸1日かかってしまった。バネがΦ1.5×6mmと小さいので、磁化したツールでは離れす作業性が悪い。からまない様にケースに並べてから、ピンセットで作業しました。
タンブラの組み換え時、飛び出さない様に反対の手は保持したままなので、片手で必要なタンブラが取りやすくして、番号順に並べておいた。それでも、疲れてくると同じタンブラを入れたり、反対に入れたりでしたが・・・。(泣)
飛び出して紛失しない様、梱包箱を横にした中で作業したので紛失もせず、バネやタンブラは3個以上余った。 車両入れ替え後にも転用出来る様、大切に保管しておきます。
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NC750 DCT | 日記
Posted at
2018/07/03 17:24:32