車検整備1 前後ブレーキキャリパー整備
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
ユーザー車検に備え、フロントキャリパーから清掃・点検・給油します。ホースクランプM6ボルトを外しブレーキホースをフリーにして、パッドピンを緩めます。
(使用工具)
8mmソケット (ホースクランプM6)
12mmソケット (サポート固定M8)
5mm六角レンチ (パッドピンM10)
トルクレンチ大30N・m(サポート固定M8)
トルクレンチ小17N・m(パッドピンM10)
(使用ケミカル)
シリコングリス(ピストンシール、ラバーブーツ)
モリブデングリス(パッド裏、リテーナ、パッドピン)
ねじロック中強度(ホースクランプM6、サポート固定M8)
2
固定ボルトM8(2本)を外し、キャリパーをトレー(40cmかさ上げ)に載せて清掃します。先回の清掃から2年、5,500km走行してまあまあ汚れ、清掃する頃合いです。
3
水アカクリーナーとブラシでダスト汚れや古いグリスを落としました。ピストンは少し押出して清掃、パッドシムやラバーブーツ内もきれいにしました。パッド点検結果は、ひび割れなど無く、残量は外側3.4mm内側4.0mmで2年前からどちらも0.4mmの摩耗。このペースなら後10年位持ちそうです。(笑)
4
ピストン、スライドピン、ラバーブーツ内にシリコングリスを塗布し、パッドスプリングやリテーナーにモリブデングリスを塗布。パッド側もピストン、スプリング、リテーナーとの接触面にモリブデングリスを塗布し仮組して戻します。
5
固定ボルトM8にねじロックを塗布し30N・mで締付け後、パッドピンM10を17N・mで締付け。ホースクランプM6ボルトにねじロックを塗布して締付。最後にブレーキレバーを止まるまで数回握って終了です。
6
ブレーキレバーもピポットボルトを抜いて点検。2年前に塗布したシリコングリスが固着せず機能している状態ですが、清掃してグリスアップしました。マスターシリンダー側も清掃・グリスアップして元に戻しました。
7
リアキャリパーは、1年前にパッド剥離で交換したばかり。シリコングリスも残っていますが、一旦清掃しパッド面を点検します。
(使用工具)
5mm六角レンチ (ホースクランプボルトM5)
8mmソケット (パッドピンM10)
12mmソケット (キャリパーボルトM8)
トルクレンチ 23N・m(キャリパーボルトM8)
トルクレンチ 17N・m(パッドピンM10)
(使用ケミカル)
ねじロック(キャリパーボルトM8)
シリコングリス(ピストンシール、ラバーブーツ)
モリブデングリス(パッド裏、リテーナ、パッドピン)
8
パッド面にひび割れなどの異常は無く、残量は外側6.4mm内側6.3mm。交換から1年・1,640km走行して、0.1~0.2mmの摩耗量。お値打ちなTOKUTOYOですが、問題ないようです。
9
キャリパーブラケット前側のリテーナーやラバーブーツも外し、しっかり清掃してグリスアップしました。
10
ピストン、スライドピンにシリコングリスを塗布。ラバーブーツ内にもシリコングリスを塗布し、リップを傷めない様慎重にスリーブを挿入。パッドスプリングの接触面にモリブデングリスを塗って戻します。
11
パッドのピストンやリテーナーとの接触面にモリブデングリスを塗布し、リテーナーにはめ込みパッドピンを仮締め。キャリパーボルトM8にねじロックを塗布し23N・mで締付け後、パッドピンM10を17N・mで締付け。スイングアーム上面のホースクランプとABSセンサーを戻して終了です。
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