久し振りの更新です(苦笑。
オーナーとなり早4年、2度目の車検時期を迎えましたが、今回は『ユーザー車検』に挑戦することにしました。
<みんカラ>ユーザーの皆様には「何を今更・・・」という話題とは思いますが、なにぶんにも人生“初”の試みであり、且つクルマはアルナージ・・・「不安」は拭えません。
そこで『ユーザー車検』に慣れている友人に相談したところ「アルナージなんて経験無いから手伝うよ~。ど~なるか楽しみ~」などとアッサリ助っ人も見つかりまして、本日行って参りました。
前回車検時から殆んど距離は伸びておりませんが、バッテリーは定期的に充電し、タイヤが潰れないようエアチェックはしておりましたので、少々ホコリを被っている以外は始動性も良好で、車検時にチェックされる項目も問題なく作動していることは確認を済ませておいたのですが、「イッパツ合格のためにも・・・」と友人が取引のあるテスター屋さんで当日【予備検査】を受けてから本番に臨むことにしました・・・いやはや、兎に角、心強い。
友人の到着を待ってから陸運局へ向かったのですが、市街地レベルでも明らかにリヤが跳ねるような挙動が強くなっておりました・・・前回車検時に指摘されていたリヤ・ガススプリングの劣化が進行したようです。停車時の車体姿勢は問題ないようですので乗り心地の件は一先ず置いておくとして、「光軸」への影響が心配でした。が取り敢えずは陸運局へ向かい税金などの支払と検査の予約を済ませてからテスター屋さんへ向かうことにしました。
11:10分頃に到着すると「ライン待ち」はそれ程混んではおりません。ただ友人が慣れている埼玉県に比べ「必要書類や支払の場所が分散している」と少々手間取ってしまいました。が、各受付係の対応も宜しく、記入はテキパキと友人が行ない15分程で無事完了。
早々に陸運局から程近いテスター屋さんへ。【フット&サイド・ブレーキテスト】から開始⇒問題なし。次いで【スピードメーター・テスト】のため後輪をローラーに乗せ合図で加速して40km/hをキープ・・・するはずが一向に速度が上がらず。ここで「トラ・コン切ってますか?」と指摘されたので『ESC』をOFFにして再トライ。今度は問題なく加速したのでメーター誤差を確認。次はLow側のレンズをマスクして不安を抱える【光軸テスト】・・・結果は左右とも「ズレ有り」。ボンネットを開けて、それだけではライトユニットが見えないため片側3本のクイックファスナータイプのボルトで固定されている巨大なエンジンカバーを外して・・・が直ぐには軸調整ネジの在り処が判らず時間を費やしてしまいました。この間友人は「この(エンジン)カバーだけで幾らするのかな~?」と関心は別のところにあったようです。
何とか調整を終え再び陸運局へ。12時に届こうかというのにライン上には10台以上が並んでおりました。“お役所仕事”ですから午後に回されるかと思いましたが、ライン上に並んでいる車は終わらせるようでした。10分程待ち私たちの番に・・・友人には降車して頂き、検査開始。
①【同一性】と【灯火類】のチェック
検査官がクルマの周囲を1週し【同一性】をチェック。次いで【灯火類】のチェック。スモールライト点灯⇒OK、Low点灯⇒OK、High点灯⇒OK、ウィンカー左右⇒OK、ハザード点灯⇒OK、フォグランプ点灯⇒「・・・!?」、スイッチONしても点灯を示すLEDが点きません。車外も友人から「点いてませんよ~」と少々心配そうな表情に。「おかしい、テスター屋では問題無かったのに・・・」とこの場に至り、初めて焦りが。 この間検査官はというと暫く静観しておりましたが、「一度ライトを消してください。ブレーキランプとリヤウィンカー、バックライトなど見ますから」と声をかけ後方へ。
ブレーキランプ点灯⇒OK、バックギヤに入れてバックライト点灯⇒OK、ウィンカー左右⇒OK、 ハザード点灯⇒OK。ここで再び前方へ回り「ヘッドライトとフォグライトを点けてください」の指示。
「!!」このときライト切り替え位置が“Highビーム”になっていることに気付きました。そう、このクルマのフォグライト、Highでは消灯するようになっているんです。そこでLowへ戻してフォグスイッチをONにすると・・・LEDも点灯し、車外の友人からも「点きましたよ~」と安堵の表情が見られました。
これでやっと、ラインに入っての検査の開始となります。ここで検査官から「ユーザー車検は初めてですか?」の質問がありましたが、賺さず友人が「そ~なんですよ~、でも私が誘導しますから~」と答えたところ「解りました」と、友人がラインに入ることにお咎めもありませんでした(驚。
ここで辺りを見回すと、いつの間にやら検査ライン上には私たちだけ。昼もまわっており早いところ片付けてしましたいようです。
②【光軸検査】、【排ガス検査】
既に先刻確認&調整にて、あっさりOK。
③ 【サイドスリップ検査】、【ブレーキ検査】、【スピードメーター検査】
【サイドスリップ検査】は「兎に角ハンドル操作をせず、出来るだけゆっくり」と傍らからの友人のアドバイスに従いOK。【ブレーキ検査】も一発OK。先刻テスター屋の経験から【スピードメーター検査】に入る前に『ESC』をOFF。50km/hくらいまで上げてから僅かにアクセルを緩め、メーター上の40km/hに合わせてパッシング⇒OK。
④【下回り検査】
ピット下に検査官が入ってからクルマを移動。エンジンを切って待っていると、ハンドルが揺すられたり、カンカンと叩く音が聞こえてたり・・・。するといつの間にやら他のラインにいたと思われる検査官も数人やって来ておりました。始めの検査官から「エンジンNoの場所は何処でしょう?」との質問がありましたが、私にも分かりませんのでマニュアルで確認してみたところ「図表」で示してありました。が口頭では伝えられないためマニュアルを手渡しました。待つこと数分、やっとみつけてられたようで「ご苦労様でした。終了です。」の嬉しいお言葉を頂きラインを後にしました。
あとは新たな車検証とシールを貰って全て完了。随分と時間がかかったと思いましたが、実際ライン上にいた時間は約20分程でした。友人はというと「ライトはど~なるかと思った・・・でもこんなクルマの車検は見られないから楽しかった」と喜んで頂けたようでした。まさに『喉元過ぎれば・・・』といったところです。
費用のほうは、①自賠責保険:27.840円 ②自動車重量税:49.200円 ③自動車審査証紙代:1.400円 ④自動車検査登録印紙代:400円 ⑤テスター屋費用:6.000円
・・・以上、計84.840円也。(プラス、友人への労い)
前回の《コーンズ》では今回の費用以外に【車検代行手数料:26.250円】、【車検検査ライン:14.700円】が加わります。これに【車検整備:117.600円】を加えると差額は158.550円となりますが、これには油脂類等の消耗品は含まれてておりません。ですので一般的な消耗品の交換を含めると、1回の車検で最低40~50万円前後の出費となる訳です。
《P.S.》
後で友人と話しながら「ワイパー&ウォッシャー、ホーンのチェック、無かったね~」と気付きました。
理由は定かではありませんが、何はともあれ“新たな”車検証&シールは発行されたのですから、
私的には大満足な『ユーザー車検』初トライでした。
Posted at 2013/09/20 00:43:18 | |
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