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2009年07月21日 イイね!

新型 「スーパーカブ110」 インプレッション

新型 「スーパーカブ110」 インプレッション










我が愛車でもある「スーパーカブ90」が生産中止になったのは、

排ガス規制の影響もあり、2008年の9月の事。


50ccは、一足早くインジェクション化されましたが、

このまま90ccクラスが消えるのかと思いきや、

今年の6月、「スーパーカブ110」として帰ってきました。


これまで、100ccカブや、タイカブと言われる輸入カブが日本に入ってきていた。

最近までの純国産カブは、50と90のみでした。


海外のラインナップは、100~125が主流だったため、

その海外に合わせた形になったようです。


それもあってか、今回の新型カブ110は、純国産という訳ではなく、

6割がタイ製品

タイホンダなどから輸入されたエンジンや車体パーツを、ホンダ熊本製作所で

組み立てて全国へ回っている状態です。


そういう事情もあり、スーパーカブ90がモデルチェンジしたという解釈は、

やめた方が良いのかも知れません。

ベースとなっているのは、タイカブのウェーブ110のため、

このバイクの姉妹バイクが発売されたという感覚の方が良いでしょう。




では、カブ110の長所と短所を見てみましょう。


一応、カブ90と比べての違いは、まずデザイン系。


正直残念なのがこの点なのですが、

カブ90が「鉄ベース」だったとしたら、

カブ110は「プラスチックを多用した事」です。



「プラスチック、多いですねぇ!!」

と感じるでしょう。



サビが発生する鉄ベースのこれまでのカブだったが、

プラスチックが主流になったことで、サビには強いでしょうが、

耐久性の問題が気になるところです・・。



デザイン全体で見れば、丸みを帯びた形になったり、リフレクターのヘッドライトに

なったりしているけれど、

カブ伝統のデザインを残した事は、賞賛に値すると思います。



フロントがテレスコサスになり、エンジンはインジェクションになりという、

未来を見据えた開発になりました。



馬力も、およそ1馬力アップの8.2馬力。  カブ90は7馬力でした。

排気量が、20ccアップし、インジェクション効果もあり燃費はわずかにアップ。




ギアは、3速ミッションから、4速になりました。

個人的には3速で十分と思っていますが、あったらあったで良いでしょう。



というより、このクラッチは、発進用と走行用でギアが分かれているセッティングに

なっていますので、カブ90とはセッティングがガラッと違います。



ガソリンタンクは、4リッターから「4.3リッター」になりました。

しかし・・、ここは出来るなら5とか6リッターとかに出来ないものだったのかと、

少し感じてしまいます。 

このデザインだと、タンク量を増やすことは難しいのでしょうか・・。



ハンドル周りは、わずかに幅が広くなっています。

すり抜けがしにくくなるかも知れないですね。



メーター周りはプラスチック製、ウインカースイッチは伝統の右側から、

左側へ移動されました。



この点は、長所というか、短所というか、賛否両論でしょう。

本田宗一郎氏からの遺伝子を引き継ぐのなら、右側のままの方が良いと感じる人も

少なくはないでしょう。 まぁ・・タイカブベースですしね。



燃料系は、これまでのシート下から、メーター内に移設されています。

これは、助かる移設かと思います。



ブレーキランプのデザインは、カブの遺伝子を拾いながらのデザイン。

しかし、ウインカーの支持部分は、メッキにしてもらいたかったですね。

このあたりは、プラスチックベースになったことでの、高級感の低下と感じられる

所かも知れません。



という事で、カブ90と比べると、色々色々いろいろいろいろ違いがありますが、

タイカブと比べればデザイン等の違いと、他の細かい部分しかありません。




何回も言いますが、タイカブのウェーブ系の派生車種が出たという認識の方が

良いでしょう。

タイカブベースの、日本のスーパーカブのデザインが日本で発売された!

と思いましょう。




では走りはどうかというと、試乗させて頂きました。


メーターは100キロまで振られています。


カブ90と比べてしまうと、「おっと!」と思うのは、

左足のギアチェンジが「ガッチャン!」とチェンジされないということ。



あくまで、キャブ時代のカブ50や90と比べると・・です。  


バイクとしてはフツーの感触です。



カブ系を初めて乗るということなら、違和感はないと思いますが、

やはりカブの醍醐味は「ガッチャンとチェンジする感覚でしょ!」

思っているのなら、裏切られることになるでしょう。


「カチャ」という小さな音で静かにチェンジされます。



発進は、スムーズという言葉しか見あたらないほど。



ビンビンに加速するぜ!という感じではありませんが

ハッキリ分かるのは、低速トルクが厚いということ。


さらに4速ギアもあるために、走りやすいです。



シフトダウンなどが、4速化していることもあり、ショックは少なめになっています。



フロントがテレスコサスになった事で、ハンドルに感じる感覚も含めて「上品」。


これは、乗り心地にもかなり貢献しています。


60キロでカーブを曲がる時など、「不安感」が出るか、出ないかという違いでも、

ハッキリと分かります。  やはりテレスコは良い。



以前から、カブのギアについては説明しているとおり、

左足ギアを、奥まで踏み込み続けていると「ニュートラル」になりますから、

シフトダウンは、奥まで踏み込んで回転を合わせて、シフトダウンしましょう♪




リアサスは、たぶんカブ90と変わりません。

リアサス部品は、カブ90と同じなのではないでしょうか。


ブレーキは、まぁ・・たいして変わらない感じです。


飛ばす攻めるバイクではないですからね・・(^^;)



でもですね、運転してのおもしろさは、現在発売している125ccクラスのバイクでは、

「カブ110」と「カブ110 PRO」は、ナンバーワンと断言して良いでしょう。


乗らず嫌いをしていると、後悔する面白さです♪


ただ、エンジンはスムーズに回るんですが、試乗したのが数100キロの新車だったので

アタリが付いていないのか、「フン詰まり」というか、

高回転域は、私が乗る「カブ90」の方が、明らかに回っている感じです。


最高速は、カブ110の方が出ています。



ノーマルのカブ90は、85キロほどで頭打ちが来ますが、

カブ110は、100キロの手前まで出ます。



もう少し出る気がしますけど、たぶん3ケタは出ない気がします。

試乗での範囲でしたから、正確ではないですけど。


カブ110は低・中速のトルクが厚く、60キロまでの到達速度は、

カブ90と比べても、体感できるほど速いのではないかと思います。 

スムーズに、静かに回ります。




しかし、60キロを超えた後の高回転域になってくると、

伸びがイマイチというか、トルクの山があるというか、

そんな感じがありました。


ただ、これは新車の影響だと思います。


高回転域まではスムーズに回るという訳ではありませんでしたが、

もう少し慣らし運転をすると、もっとスムーズに回ると思います。



カブ110よりも、「カブ90の方が軽い」です。 7キロほど。


しかし馬力の関係で、パワーウエイトレシオは、カブ110の方が良いです。



タコメーターがないので分かりませんけど、

「7500回転で8.2馬力を発生するカブ110」に対して、

「カブ90は、7000回転で7.0馬力」です。





人それぞれの好みがあるので、デザインも走りも、こればかりは好みがありますから、

乗ってみて下さいということですけど、

私は「昭和のイメージを残している」という匂いが好きな人なので、

個人的には、カブ90に軍配が上がります。



ミッションにしても、やかましく回るエンジンも、乗り心地も、好きです。

右ウインカーも、音色も、何もかも。



しかし、カブ110が出たからと言って、市場に不足している

カブ90が、乗り換えで出回るかというと、あまり変わらないと思います。



30代以降に、カブ・ファンが多いですし、新型カブ110買うなら、

中古カブ90の方がいいという方も多いかも知れません。



新しく出た「カブ110」は、良い意味で「上品」です。


昭和のイメージが好きだというのならば、カブ90を、

平成の上質さ、インジェクションも含めて、最新のカブが好きなら、カブ110を、

そんな判断で良いと思います。



両者とも共通しているのは、 

ツボにはいるほど、運転していて楽しいバイクです!!


回転を合わせるなどの、カブの運転テクニックをしっかり身につければ、

あなたもカブの虜です。  ここまで人気が出ていた意味が分かりますから♪


50年を超えているんですから♪




国の方で、これまでの50ccまでの「原付」という枠を、

「125ccまで」という動きが、最近、活発に出ているようです。


そうなってくれたら、保険が上がるかも知れませんけど、

バイクのラインナップも増えるでしょうから、楽しみですね(^_^)v







 
Posted at 2009/07/21 19:15:48 | トラックバック(0) | バイク | 日記

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車とバイクがなかったら、つまらない人生になっていたのでしょう。 でも多趣味、そして感化されやすい性格なので、気に入ればいろいろなものに影響されるわたくしです。
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