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田んぼESの"青ポール号" [日産 スカイライン]

整備手帳

作業日:2023年2月26日

ルームミラーの補修

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

初級

作業時間 1時間以内
1
純正のルームミラーって大概がこうなりますよねー(困)これは鏡面の裏側に施された銀メッキが縁から剥がれて素のガラスになってしまっているのが原因ですが、ここは特にストレスが掛かる場所でもないのに困ったもんです。また、筐体も日光の紫外線によってザラザラに風化します。これを解決するには部品交換しかありませんがお決まりの製廃です。専門ショップでは同形状の純正部品を流用する裏技があるようですね。
2
調べてみたところ、日産車のルームミラーには「ICHIKOH」と「IKI」が存在するようです。更に調べると、これは両方とも同じ市光工業製の物なんですね。年式の違いによるものなのでしょうか?試しに家族車であるC24セレナのミラーを見てみると、IKI 8108との刻印がありました。ミラーの形状がR30の物とソックリに思えたので、大きさを計測してみたところ見事にドンピシャじゃないですか!R30のミラーにはNISSANの文字のみで品番の類がありませんのでこれは有り難い発見でした。しかもこのIKI 8108というミラーはありとあらゆる車種に使われており、メーカーを超えた共通性があるようなんです。意外にも使い回しなんですね。
しかし、他社用を入手してボールジョイントの径が違ったりすると厄介なので日産車用のIKI 8108を探す事にします。また、青ポール号のミラーは筐体が黒なので黒内装用の物を検索したところS15シルビアの物が流用可能との結論に達しました。ここでタイミング良く未使用の中古品が出品されていたので早速入手してみました。
3
これは鏡面を破損させてしまった物の残骸ですが、R30のアームにS15用のミラーを取り付ける為には双方のミラーを分解する必要があります。このリスキーな作業をするにあたって、あらゆるケースを想定しておかなければなりません。何せ、相手はガラスですからねー。

①両方とも成功
→理想ですね。これを目指して作業に当たる所存です。

②青ポール号のミラーが割れてS15のミラーは分解成功
→うーん、仕方ありませんが新しいミラーになるのでヨシとします。

③青ポール号のミラーは分解成功してS15のミラーが割れる
→これは避けたところです。鏡はボロのままでも筐体のみ新品になるだけマシでしょうか。

④両方とも割れる
→ホント最低です。発案した事を恨みます。いったい何をしたかったのか分かったもんじゃありません。そして青ポール号からルームミラーが消え去ります。しかも4月の車検はどーすんだって話しです。


④だけは何としても避けなければなりません!
4
意を決して分解作業に入ります。鏡面自体は結構な厚みがあり、上側が厚くて下側が薄いという断面が楔状の形をしています。固定は筐体に彫られた浅い溝に嵌まっているだけですが、無理にコジると簡単に割れます(経験済み)
同じ失敗を繰り返す訳にはいかないので、今回は温熱作戦でチャレンジする事にしました。ヒートガンで筐体を温めて、柔らかくなった所で周囲の引っ掛かりを鏡面の裏側へ捲るように外していきます。製氷皿から氷を取り出すような感じです(?)
5
無事、両方とも割らずに分解できました。ボールジョイントの構造上、このように分解しないとアームが取り外せないんですよねー。組み付け状態でテンション調整用のネジを外してしまった場合、鏡の裏でこの三角形の金具が脱落して元に戻せなくなります。運良く金具が定位置に戻ったとしても、ネジが短いのでテンションが掛かっている金具に締め込む事が出来ません。そうなると、アームがすっぽ抜けたままどうしようも無くなるという状態に陥ります。じゃあ長いネジを使えばいいじゃないかって事になるんですが、今度はネジの先端が鏡の裏面に当たって鏡を破損します。恐ろしいトラップですよね(経験済み)
6
アームを入れ替えたら逆の手順で組み立てます。ジョイント部分のプラスチックの色が白に変更されていますが形状は同じようですね。また、アームのボール部分の直径も同一でした。ネジを締め込んでテンションを調整します。
7
再び筐体を温めてから慎重に鏡面を取り付けます。組み付け時の破損までは考えていなかったので成功してラッキーでしたね。これでR30のアームにS15のミラーが移植できました。
8
ここで洒落っ気を出してC24セレナ用の木目調カバーを取り付けてみました。流石は色違いの同形状、IKI 8108同士なのでピッタリですね。黒と木目の組み合わせがハード&リッチな世界を演出してくれるので気に入っています。カバーを付けた事で筐体を紫外線からも守ってくれる事でしょう。

最近の車種はフロントガラスからアームが出ているのでボールジョイントがミラーの真裏に位置し、純粋にミラーだけの機能を有しているシンプルな物も少ないのが実情です。この為、R30に流用できるミラー自体が殆ど存在せず、既に絶滅危惧種となっている事に驚かされました。

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