V-max キャブ再組付け

関連情報に以前のキャブ組み付け用ジグの苦労を記載しています。
やっとまともな物を購入する決心、というより現実的な価格で適切な素材の物を加工してくれるところを探しました。

材質はハンド採寸にミスがあっても追加工が容易な素材ということでPOMの板材をチョイスし、穴あけ加工してもらいました。

そもそも加工に踏み切った理由がこれ。
以前きれいに磨いたはずのパーツがさび出しています。

また結構頻繁に同調しないと調子を維持できないのも、おそらく以前キャブのOH時にキャブをばらした後できれいに組み付けができていないことに原因があると推定しているためでもあります。4つのキャブの水平はなるべく出すようにしたのですが、相互の位置関係は目視でなるべく合わせたというレベルだったのです。

エンジン側から見た状態ですが、錆がだいぶ出ています。
クロムメッキされた部分にも錆が出てるって.....　ちゃんと車庫でカバーをかけて保管しているのに変な話です。

前回組んだ状態のチェックです。
エンジン側のジグを標準としてあてがいましたが、全くジグにはまらず4つの位置関係がバラバラなことがわかると思います。

エアクリーナー側も穴が合っていないのがわかるかと

で4つのキャブを締結しているボルトをすべて緩め、締結用の金具を清掃済みの物と交換して、ボルトをゆるーく締めておき各キャブがフリーで動ける状態にしてジグにはめ込みます。

これはエンジン側、二つ上の写真と見比べてください。
各キャブが完全に穴にはまっているのがわかるかと。

エアクリーナボックス側もこの通り。

エンジン側とエアクリーナボックス側の両方のジグを付けた状態で4つのキャブを締結するボルトをまし締めしていきます。

ちなみにこのエアクリーナボックス側の穴が汚いのは自分で追加工したため。
実はネットで依頼した加工屋さんで指定できるのは丸穴が4つ、角穴が4つまでのため、それ以上穴をあけるときには自分で加工が必要なのでした。

でドリルや糸鋸を駆使して汚く仕上げたのがこの穴たちです。
仕上げた汚い穴たちはガソリンパイプの逃げのためやキャブ固定ボルトを締めるためにドライバーを突っ込むための穴なので精度は全く必要ありません。なのでこんな状態でも無問題です。

4つのキャブの再組付け・位置調整は10分もしないうちに終了。

エンジンにのせてこんな感じです。