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朝比奈武弘(Pix_eos)のブログ一覧

2025年02月14日 イイね!

令和7年愛知県警察視閲式

令和7年愛知県警察視閲式2025年1月8日(水曜日)に、愛知県名古屋市東区のナゴヤドーム北側駐車場にて愛知県警察視閲式が執り行われました。武漢肺炎の影響等で6年ぶりの開催となり、新潟県警察から三菱GTOのパトカーがゲスト参加しました。国内に現存する2台のGTOパトカーが並び、今後見る機会があるかわからない並びとなりました。

知人と合流しナゴヤドームに向かうと丁度、日産E26中期型キャラバンの小型輸送車がフラットビームを光らせながら入場してきました。

その後入場する警察車両を撮影していると、トヨタ210系クラウンアスリートの交通取締用覆面パトカーが反転式赤色灯を起立させながら入場してきました。

しばらくすると愛知県警察広報課が2台の三菱GTOと、三菱ギャランのパトカーに乗って入場してきました。3台とも高速Ⅱ型として国費で配備された車両で、現在は主に広報用に使用されているようです。

会場内では視閲式の予行が行われ、その中には第一交通機動隊自転車対策小隊「B-Force」の姿も。以前仕事で名古屋市内を走行していた際に何度か目撃はしていましたが、撮影する機会は初めてでした。

高速道路交通警察隊トヨタ150系ランドクルーザープラド誘導標識車。

機動捜査隊日産V37後期型スカイライン機動捜査用覆面パトカー。

同隊トヨタ130系後期型マークX捜査覆面パトカー。

同隊トヨタ130系中期型マークX捜査覆面パトカー。

機動隊日産T33型エクストレイル災害活動車。

同隊いすゞ6代目中期型エルフ特型遊撃車。

同隊いすゞ6代目中期型エルフNBCテロ対策車。

行進には参加しなかたトヨタ210系クラウンアスリート警護覆面パトカー、後ほど紹介する警護訓練に参加する為に待機していたようです。

会場を隔てる人員輸送車の前に停車されている、機動隊トヨタ200系前期型ランドクルーザー現場指揮官車。櫓の上にはカメラが設置されており、指揮官車の前には機通隊の隊員が。

視閲車両を先導したトヨタ220系クラウン交通取締用パトカー。

同じく先導を担当したトヨタ200系後期型ランドクルーザー現場指揮官車。

視閲終了後は警護覆面パトカーと特別警護車の3台による警護訓練が行われ、警備犬なども参加しました。残念ながら警護車両に対する、突入車両阻止等の訓練は行われませんでした。

警護訓練が終わると県警交通機動隊白バイ隊員によるドリル走行が行われました。

白バイドリル走行が終わると各部隊の部隊行進が行われました。

警護訓練にも参加したトヨタ220系クラウン警護覆面パトカー。

視閲式は第一部の式典と第二部のふれあい広場という構成になっており、特型遊撃車やNBCテロ対策車、覆面パトカー等は式典終了後すぐに会場を出ていってしまいました。

裏方の駐車場にはスバルBM型レガシィB4の警護覆面パトカーの姿も。

会場を後にする機動隊いすゞ初代エルガミオ大型人員輸送車。前面赤色灯がパトライトLASを装備する2007年度と2009年度に配備された大型人員輸送車で、最近では2代目の配備で姿を消しつつある車両ですね。

この輸送車は管区機動隊ではなく直轄機動隊の車両で、金網部には「愛機5」のプレートを装備しています。輸送車には広域緊急援助隊の制服を着た隊員らが乗車していたようです。

トヨタ200系交通取締用覆面パトカー。

黒色のアルミホイールを装着する自動車警ら隊のトヨタ220系クラウン警ら用パトカー。

今回の式典に参加した自動車警ら隊の警ら用パトカーは220系クラウンで統一されており、連番車も数台参加していました。

高速隊車両の先頭を走るトヨタ150系ランドクルーザープラド誘導標識車。

高速隊の車両はスバルレガシィB4の交通用パトカーを除いて帰ってしまいました。

分列行進や警護訓練にも参加した日産Y51中期型フーガ特別警護車。

行進や訓練には参加しなかったスズキ3代目エスクードの遊撃警護車。

広報課の方がマイクで移動の仕方を説明した後に、ふれあい広場に移動する今回の目玉パトカー4台。

偶然なのか狙ってなのか、三菱車パトカー3台の背景には三菱重工の建屋が。

愛知県警察のGTOと新潟県警察のGTOが並んで展示され、後期型と中期型での架装の違いなどを見ることができました。

新潟県警察交通機動隊の三菱GTOパトカー。そういえば昨年末に刈谷で行われたイベントで広報課の方が「視閲式も楽しみにしていてください」と笑顔で言っていたが、その笑顔にはこのGTOの事も含まれていたのでしょうね。

新潟県警察のGTOは中期型ベースとなっており、ルーフ部の赤色灯はパトライトエアロソニックとなっています。

愛知県警察広報課の三菱GTOパトカーは後期型で、赤色灯はパトライトエアロブーメランとなっています。

愛知県警察所轄警察署交通課の三菱ギャランVR-4タイプVパトカー。

愛知県警察高速隊スバルBL型レガシィB4パトカー。

途中でトランクを開き、リアパトを光らせながらの展示となりました。

高速Ⅱ型パトカー軍団の横には自動車警ら隊のトヨタ220系クラウン警ら用パトカーも展示されました。

こちらは職務質問指導班のトヨタ220系クラウン警ら用パトカー。

中部管区警察局愛知県情報通信部機動通信隊のトヨタ200系中期型ランドクルーザー非常用電源車もカメラ等と共に展示されました。

自動車警ら隊のパトカーの横にはホンダCB1300P白バイの展示も。行進にはヤマハ製の赤色灯スピーカーを装備した車両もいましたが、展示車両はパトライト製のもの。

子供用に(有)伊藤電気工作所のホンダモンキーをベースにした白バイも展示されていました。

以前豊川のイベントでも撮影した日野2代目デュトロをベースにした、交通安全教育車「セーフティ愛知あゆみ号」。

ふれあい広場も終了となり、撤収する機動隊の日産T33型エクストレイル災害活動車。

続くメルセデス・ベンツウニモグU4023高性能機動救助車。

日野6代目レンジャーレスキュー車。

ふれあい広場の目玉となった高速Ⅱ型のパトカーたちを先導する広報課三菱GTOパトカー。

続く新潟県警察の三菱GTOパトカー。

所轄警察署交通課三菱ギャランパトカー。

大トリは高速隊のスバルレガシィB4パトカー。

高速Ⅱ型のパトカーが3台並ぶだけでも凄いことですが、新潟県警察から年式違いの同車種を借りてきて並べるという偉業です。撤収時もゆっくり走行しマニアの方々が撮影しやすいようにしてくださいました。

視閲式の様子は動画でも撮影しています。

今回は以上です。

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Posted at 2025/02/14 18:54:30 | コメント(1) | トラックバック(0) | イベント | クルマ
2024年12月27日 イイね!

2024年後半 遠征訪問まとめ

2024年後半 遠征訪問まとめ2024年も最後となったので草ヒロでもなんでもないイベントや遠征の撮影分を紹介していきたいと思います。













7月

11日にアルペン静岡石田店駐車場にて、静岡南警察署令和6年夏の全国交通安全運動出発式が行われました。日産セドリックパトカー以外にも白バイや交通パトカーが出発式に参加しました。

出発式の様子は動画でも撮影しています。

同日県警の出発式も駿府城公園内にて執り行われる予定でしたが、天候の関係で予定が変更され免許センターの駐車場で行われました。県警のSNSでの予告通り日産K12型マーチとスバルBE型レガシィB4パトカーが出発式に参加しました。

出発式には県警交通機動隊所属のトヨタ260系中期型アリオンをベースにした、レーザーパトカーも参加しました。配備から結構な年数が経ちましたが、撮影機会に恵まれず今回が初撮影となりました。

春の出発式同様に日産Y31セドリックの覆面パトカーも出発式に参加し、他にも交通機動隊や高速隊の交通覆面パトカーも参加しました。天候の関係で白バイ等の二輪車は不参加で、出発式自体も簡易的なものとなりました。

こちらも動画を撮影しています。

14日に大井川港で第23回踊夏祭が開催され、ネクスコ中日本のリフト車や空自静浜基地の4×4トラックといった色々な働く車が展示されました。画像はマイクで一般市民を蹴散らしながら会場に入ってくる所轄警察署のトヨタ200系クラウン交通用パトカー。

会場内には焼津市防災部のブルーコマンドワンも拡幅した姿で展示され、ブルーコマンドワンは元々は国土交通省浜松国道維持出張所で使用されていた対策本部車を改造した車両となっています。

8月

4日に静岡市清水区の日の出埠頭で開催された清水マリンフェスタ2024にて護衛艦や陸上自衛隊の車両が展示され、今年は陸上自衛隊富士教導団特科教導隊第6射撃中隊の12式地対艦誘導弾が展示されました。

今回展示された護衛艦は海上自衛隊横須賀基地所属のたかなみ型護衛艦1番艦たかなみで、艦橋は特別公開となっていました。格納庫から艦首までの公開なので、艦内の見学は数十分程度で終えました。

上旬にトヨタ博物館で開催されていた企画展へ、こちらは新館1階に展示されたトヨタ200系ランドクルーザー。こちらの車両は2014年からトヨタ5大陸走破プロジェクトとして5大陸を走破した車両で、シュノーケルやカンガルーバーを装備しています。

その横には1992年パリ-モスクワ-北京ラリー参戦マシン、チームNSP DIA EARTH号のトヨタ60系ランドクルーザーが展示。車内には「おやじ頑張れ、北京で待つ」というメッセージが書かれていました。

トヨタ博物館に行った翌日には山梨県警察北杜警察署の日産Y31セドリックパトカーを撮影、このセドリックパトカーは1998年8月に交通機動隊配備されたようです。残念ながら同月26日に署員に見送られ、廃車となりました。

17日にはJR東海ツアーズの企画で夏休みの見学ツアーが行われ、その一つとして富士山静岡空港で消防庁舎の見学と空港用化学消防車の放水展示が行われました。今回は1号車のモリタMAF-125Aが放水展示を行いました。こちらの様子は動画でも撮影しています。

9月

半ばに航空自衛隊静浜基地に行くと、上空を航空自衛隊航空支援集団飛行点検隊の飛行点検機U-680Aが飛行。以前はYS-11FCが使用されていたが、セスナ社が製造する中型ビジネスジェット機の680Aをベースに2020年3月に納入されたようです。

19日には夏同様にアルペン静岡石田店駐車場にて、静岡南警察署令和6年秋の全国交通安全運動出発式が行われました。この日もセドリックパトカーを目当てに行きましたが、日の位置的に車両が日陰になってしまいました。

今回も動画で撮影しています。

同日駿府城公園富士見芝生広場にて、秋の全国交通安全運動が執り行われました。先述の夏の出発式でも天気が良ければこの場所で開催予定だったようですが、この日は気温が高いですが晴天に恵まれました。

この日も往年の名車が登場ということで、県東部の所轄警察署交通課のトヨタ170系クラウンパトカーが式に参加しました。こちらの車両は2006年に国費で配備された車両で、ホイールは日発販売のSTYLE PRASINOです。

この日は白バイの他に、高速隊のスズキバーグマン200と交通指導課(推測)のスズキスカイウェイブ250も参加しました。前者は片側1車線区間が多い中部横断自動車道での事故処理用に配備されており、後者は集団暴走車両の採証活動用に配備された車両です。

出発式終了後には富士見芝生広場にて、スバルインプレッサアネシスパトカーとスバル3代目(BE型)レガシィB4パトカーが並んで撮影会が行われました。どちらも県費で導入された交通用パトカーで、スバル車のパトカーとなっています。

こちらも動画を撮影しています。

10月

半ばに富山県富山市の方へ、富山駅前にゆるゆりのマンホールが設置されていることで見に行きましたが見当たらず…。この日は翌週に開催されるマンホールサミットに合わせて駅ビルに全て並べられていたようで、偶然とはいえ全ての絵柄を見る事ができました。

13日には愛知県岡崎市の三菱自動車工業岡崎製作所でにて三菱自動車感謝祭が開催され、工場内に愛知県警察の三菱ギャランVR-4パトカーや白バイが展示されました。午前中には同県警のGTOも展示されていたようですが、別イベントに転戦してしまったようです。

26日は航空自衛隊浜松基地航空祭の予行を見学へ行きました。ブルーインパルスが飛来し、展示飛行が披露されました。今年の静浜基地にも来ていたようですが、自分は4年前の浜松基地立ち寄り以来の撮影となりました。ブルー支援機として飛来したC-130H輸送機は動画でも撮影しています。

翌27日は知人に誘われて、山梨県富士吉田市の富士山パーキングで開催された「第三回富士山自動車博覧会」へ。イベントでは大都会PARTⅢ 西部警察愛好会による場内パレードが行われ、奪われた現金輸送車とそれを追う大門軍団の寸劇が行われました。

パレードには日産C210型スカイラインをベースにしたマシンXのレプリカも参加しており、劇中でマシンXが使用していたサイレンを鳴らしながら緊急走行をしていました。このレプリカはかなり再現度が高く、カメラの付け外しの際にできたストライプの傷も再現されています。パレードの様子は動画でも撮影しています。

11月

月初めに岐阜県の方へ遠征に、道中偶然通った場所に鉄道車両が保存されていました。この車両は紀州鉄道で使用されていたキハ605で、岐阜県羽島市にある「かみなり村」にて置かれており、岐阜羽島ボランティア協会がキハ605修復プロジェクトとして活動しているようです。

9日に神奈川県藤沢市の市民会館周辺にて行われた、消防・救急フェア2024へ。しかし他の用事で神奈川県内に行っていたので、14時頃に到着。しかしイベントは14時に終了だったので、撤収しか撮影できませんでした。

同日神奈川県横浜市中区の産業貿易センター1階にて行われた、「鳥フェス横浜2024」へ。今まで何気に行けていなかったイベントではありますが、無事にキンカちゃんを見ることもできました。

その後市内にある日産本社ギャラリーに展示されたダットサントラックとサクラパトカーを撮影へ、どちら今年放映の「室井慎次 敗れざる者」、「室井慎次 生き続ける者」の撮影に使用された車両のようですが、せっかくなら日産で保存されているリーフのパトカーも展示して欲しいですね。

翌10日は東京都江東区有明にある東京臨海広域防災公園にて行われた、ぼうさいモーターショー2024へ。警察機動隊の車両や国土交通省関東地方整備局の車両が展示され、東京消防庁第二方面消防救助機動部隊の日野2代目プロフィアベースの屈折放水塔車も展示されました。

このイベントではNTT東日本の車両も展示され、こちらの車両はトヨタ8代目ダイナをベースにした衛星通信移動無線車です。こちらの車両は消防車で採用例のあるハイルーフが採用されており、通信用のアンテナは車内のエアー式ジャッキで上昇させているようです。

この日は江東区豊洲の豊洲PITにて、声優富田美憂さんの「3rdライブ〜Violet Bullet〜」が開催されました。会場には富田さんが関係した作品のフラワースタンドが置かれており、君のことが大大大大大好きな彼女製作委員会や音泉の「富田美憂・前田佳織里の調査のご依頼、お待ちしてます!」スタッフからも送られていました。

30日に静岡市内では第25回しずおか市町対抗駅伝が開催され、今年は昨年同様にアイセル21前と上土交番前で撮影後に総合運動場へ転戦しました。昨年は200系クラウンパトカーが最後尾車を務めていましたが、今年は日産アトラスのサインカーと白バイ2台が務めました。

12月

1日に藤枝市岡部中学校にて令和6年度藤枝市地域防災訓練が行われ、陸上自衛隊第34普通科連隊第1普通科中隊が訓練に参加しました。自衛隊は物資輸送訓練と、野外炊具によるカレーライスの炊き出し訓練が行われました。

校内には藤枝市に令和4年に導入された多目的支援車が置かれており、この車両は坪井特殊車体が架装したいすゞ5代目後期型フォワードをベースにしています。荷台には可動式パーティション式のシャワールームを搭載しており、訓練当日はテレビ画面の輸送に使用されていたようです。

6日に愛知県刈谷市にあるハイウェイオアシス刈谷にて愛知県警察年末の交通安全キャンペーンが行われ、愛知県警察の三菱GTOパトカーとスバルレガシィB4パトカー、ホンダCB1300P白バイ、ネクスコ中日本のマツダCX-60道路パトカーが展示されました。

刈谷PA内には展示されていたわけではありませんが、愛知県警察高速道路交通警察隊のトヨタ150系前期型ランドクルーザープラド誘導標識車が。同隊には100系ランドクルーザーをベースにした誘導標識車も配備されていましたが、現役かどうかは不明です。

イベントの様子は動画でも撮影しています。

13日にはアルペン静岡石田店駐車場にて、静岡県警察静岡南警察署令和6年年末の交通安全県民運動出発式・年末特別警戒一斉街頭広報出発式が行われ、今回は年末特別警戒出発式も兼ねているので防犯パトカーも出発式に参加しました。

こちらも動画で撮影しています。

同日の16時から駿府城公園富士見芝生広場にて年末の交通安全県民運動出発式が行われ、赤色灯が映える時間帯の出発となりました。先頭は県警交通機動隊フジウイングのホンダCB1300P白バイで、白バイ部隊に続いて自転車部隊が続きました。

自転車部隊に続いて日産Y31型セドリック覆面パトカーを先頭にした4輪部隊で、春同様にSNS上で予告されていたT支隊のセドリックレーダーパトカーが参加しました。こちらも年末特別警戒出発式を兼ねているので、自動車警ら隊のトヨタ220系クラウンパトカーも参加しました。

今回の出発式には交通部交通指導課に暴走族取締用車として配備されている、日産E52型エルグランド覆面パトカーも参加しました。こちらの車両は秋の出発式に参加したスズキスカイウェイブ250をベースにした採証用スクーターと共に、集団危険行為を行う車両を追跡するものと思われます。

こちらも動画で撮影しています。

同日17時30分からは静岡中央警察署の年末特別警戒出発式が行われ、パトカー数台と防犯パトカーによる警ら活動が行われました。こちらは呉服町通りを警らするトヨタ260系アリオンパトカー。

今回は以上です。

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Posted at 2024/12/27 22:53:01 | コメント(0) | トラックバック(0) | 遠征・訪問記 | クルマ
2024年11月24日 イイね!

令和6年度緊急消防援助隊関東ブロック合同訓練

令和6年度緊急消防援助隊関東ブロック合同訓練2024年11月13日と翌14日に静岡県東部エリアにて緊急消防援助隊関東ブロック訓練が行われ、13日は救助訓練の他に御殿場アウトレット駐車場や日蓮正宗総本山大石寺駐車場にて野営訓練が行われました。御殿場アウトレット駐車場では埼玉県、茨城県隊の野営が行われ、それに向かう東名御殿場I.C.より流出する車両を撮影しました。御殿場インターチェンジは第一出口と第二出口があるのでどちらから流出するかは不明でしたが、予想通り殆どの車両は第二出口から流出しました。

第二出口付近で撮影待機していると御殿場市・小山町広域行政事務組合消防本部御殿場消防署のトヨタ200系後期型ハイエースが。おそらく伊豆エリアで行われる救助訓練か何かに向かう途中と思われます。

同本部御殿場消防署日野6代目レンジャー水槽付きポンプ車。

同本部小山消防署日野レンジャープロ救助車。

さいたま市消防局警防課の人員輸送車を先頭に埼玉県隊が午前10時40分頃御殿場インター到着。こちらは人員輸送車に続く同局警防課日野6代目レンジャー資機材搬送車。

同局警防課日野6代目レンジャー支援車。

同局見沼消防署トヨタ3代目後期型ハイメディック指揮車。

同消防署日野6代目レンジャー救助車。

同消防署日野6代目レンジャー資機材搬送車。荷台コンテナ部には小型救助車を積載しています。

同局大宮消防署日野2代目デュトロ救助車。

デュトロをベースにしたテイセンHX型の救助車Ⅳ型です。

西入間広域消防組合越生分署トヨタ3代目後期型ハイメディック救急車。

さいたま市消防局見沼消防署日野レンジャープロ重機搬送車。

戸田市消防本部戸田消防署トヨタ3代目後期型ハイメディック救急車。

さいたま市消防局北消防署日野レンジャープロ水槽付きポンプ車。

比企広域消防本部小川消防署東秩父分署トヨタ3代目ハイメディック救急車。

さいたま市消防局北消防署三菱ふそう2代目後期型ファイター資機材搬送車。

坂戸・鶴ヶ島消防組合坂戸消防署日野2代目デュトロ水槽付きポンプ車。

蕨市消防本部日野レンジャープロ水槽付きポンプ車。

さいたま市消防局大宮消防署日野レンジャープロ資機材搬送車。

水戸市消防局消防救助課トヨタ200系後期型ハイエース機動指揮車。

日立市消防本部南部消防署日野レンジャープロ津波・大規模風水害対策車。

那珂市消防本部東消防署日野6代目レンジャー水槽付きポンプ車。

つくば市消防本部中央消防署日野レンジャープロ重機搬送車。

稲敷広域消防本部牛久消防署トヨタ3代目後期型ハイメディック。

つくば市消防本部中央消防署トヨタ200系中期型ハイエース指揮車。

日立市消防本部日立消防署日野レンジャープロ救助車。

さいたま市消防局大宮消防署トヨタ3代目後期型ハイメディック指揮車。

埼玉東部消防組合消防局加須消防署いすゞ5代目増トンフォワード津波・大規模風水害対策車。

行田市消防本部行田消防署日野2代目デュトロ積載車。

上尾市消防本部東消防署日野レンジャープロ重機搬送車。

埼玉県南西部消防局新座消防署日野6代目レンジャー支援車。

上尾市消防本部東消防署日野6代目レンジャー救助車。

埼玉東部消防組合消防局久喜消防署日野レンジャープロ支援車。

三郷市消防本部三郷消防署日野レンジャープロ水槽付きポンプ車。

川越地区消防局川越西消防署名細分署いすゞ4代目フォワード支援車。

秩父消防本部秩父消防署南分署日野2代目デュトロポンプ車。

熊谷市消防本部熊谷消防署日野2代目プロフィア支援車。

埼玉県央広域消防本部警防課トヨタ3代目コースター人員輸送車。

羽生市消防本部羽生消防署西分署日産E26中期型キャラバン救急車。

越谷市消防局越谷消防署谷中分署いすゞ6代目前期型エルフ搬送1号車。

入間東部地区事務組合消防本部西消防署日野レンジャープロ支援車。

埼玉西部消防組合飯能日高消防署いすゞ2代目ギガ拠点機能形成車。

川口市消防局南消防署南平分署日野3代目プロフィア支援車。

深谷市消防本部深谷消防署日野レンジャープロ重機搬送車。

高崎市等広域消防局高崎北消防署いすゞ5代目増トンフォワード津波・大規模風水害対策車。

伊勢崎市消防本部三菱4代目パジェロ指令車。

前橋市消防局総務課日産W41後期型シビリアン人員輸送車。

前橋市消防局警防課いすゞ2代目ギガ拠点機能形成車。

同課日野レンジャープロ支援車Ⅱ型。こちらも荷台部に小型救助車を積載しています。

同局西消防署日産E26前期型キャラバン人員資材輸送車。

同局中央消防署日産W41後期型シビリアン指揮車。

太田市消防本部日野2代目プロフィア支援車。

同本部三菱ふそう8代目キャンター燃料補給車。

伊勢崎市消防本部日野レンジャープロ支援車Ⅱ型。

館林地区消防組合消防本部板倉消防署日野レンジャープロ重機搬送車。

桐生市消防本部桐生消防署いすゞ5代目最終型エルフ資機材搬送車。

館林地区消防組合消防本部日野2代目デュトロ資材輸送車。

桐生市消防本部桐生消防署日野レンジャープロ救助車。

桐生市消防本部トヨタ3代目コースター人員輸送車。

インター出口を離れ、一度群馬県隊が野営する御殿場アウトレットの駐車場へ。高崎市等広域消防局北消防署日野2代目デュトロ資材搬送車。

同局日野6代目レンジャー支援車。

茨城県西南地方広域消防本部日野2代目リエッセⅡ支援車。

ひたちなか・東海広域事務組合消防本部東海消防署トヨタ8代目ダイナ搬送車。

大子町消防本部大子町消防署トヨタ3代目ハイメディック救急2号車。

茨城県西南地方広域消防本部いすゞ2代目ギガ拠点機能形成車。

北茨城市消防本部北茨城消防署日産3代目後期型パラメディック救急1号車。

水戸市消防局消防救助課日野2代目デュトロ資機材搬送車。

稲敷広域消防本部龍ヶ崎消防署日野2代目デュトロ資機材搬送車。

水戸市消防局消防救助課トヨタ3代目コースター人員輸送車。

土浦市消防本部三菱ふそう4代目ローザ人員輸送車。

ひたちなか・東海広域事務組合消防本部笹野消防署日野レンジャープロ救助車。

土浦市消防本部土浦消防署日野初代デュトロ資機材搬送車。

筑西広域市町村圏事務組合消防本部筑西消防署日野レンジャープロ救助車。

常総地方広域市町村圏事務組合消防本部守谷消防署日産W41後期型シビリアン災害支援車。

常総地方広域市町村圏事務組合消防本部水海道消防署トヨタ8代目ダイナ資機材搬送車。

日立市消防本部南部消防署三菱ふそう2代目中期型ファイター資機材搬送車。普段は荷台部に救助艇を積載している車両です。

車両があらかたきたので埼玉県隊の野営場所へ、画像はさいたま市消防局警防課の人員輸送車。

その後転戦し富士宮市大石寺駐車場へ、丁度千葉県隊の車両が訓練会場に移動するところでした。画像の車両は佐倉八街市酒々井町消防組合警防課いすゞ5代目増トンフォワード津波・大規模風水害対策車。

夷隅郡市広域市町村圏事務組合消防本部勝浦消防署大多喜分署日野6代目レンジャー水槽付きポンプ車。

上田地域広域連合消防本部上田中央消防署トヨタ200系後期型ハイエース指令車。

佐久広域消防本部UD5代目コンドル資機材搬送車。

県東部の本部が誘導などをする中にいた、浜松市消防局西消防署日産E26後期型キャラバンの広報車。

遊歩道より撮影した木更津市消防本部木更津消防署日野6代目レンジャー災害用多目的支援車。

市川市消防局北消防署いすゞ6代目フォワード支援車Ⅲ型。

山武郡市広域行政組合消防本部中央消防署日野レンジャープロ支援車。

匝瑳市横芝光町消防組合匝瑳消防署日野6代目レンジャー支援車。

今回は以上です。

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Posted at 2024/11/24 18:03:29 | コメント(0) | トラックバック(0) | イベント | クルマ
2024年10月30日 イイね!

タクシー借りてみた!Y31セドリックタクシー撮影会

タクシー借りてみた!Y31セドリックタクシー撮影会2024年10月17日に東京新木場のフィールドサービス第二車庫で開催された日産Y31型セドリックタクシー劇用車撮影会の様子です。今回の撮影会で使用している行燈や撮影用ナンバープレート(ダミーナンバープレート)は参加者の方が用意したもので、撮影会終了後は全て取り外しております。

今回は昨年にもレガシィB4パトカー撮影会でお世話になったフィールドサービス様に、2024年夏に入ったばかりの日産セドリックタクシーの劇用車をお借りし、フィールドサービス第二車庫で撮影会を開催しました。

まずはY31セドリックタクシーの単体撮影を行い、スーパーサイン(LED表示器)を回送や空車、迎車、支払等と表示した状態で撮影しました。ナンバープレートは撮影用に用意したもので、本来のナンバープレートのひらがなをわざと「ん」にした営業用風のダミーナンバーを装着しています。

単体撮影終了後は参加者の所有する車両を並べて撮影しました。こちらの車両はハイヤーサンバさんが所有する日産Y31セドリックで、法人タクシーとして実際に使用されていた車両です。

続いて参加者の方が所有するトヨタ80系マークⅡHTを並べて撮影。こちらのマークⅡはタクシーとして使用されていた車両ではない自家用車ですが、今回はハイヤーという設定で行燈等を載せました。

続いてRiki205氏の所有する日産Y31セドリックを並べて撮影。こちらの車両は元々秋田県内で個人タクシーとして使用されていた車両で、ナンバープレートはダミーのものを装着しています。

その後セドリックタクシーの向きを変え、リアの撮影を行いました。画像撮影時はブレーキを踏んで、テールランプを光らせている状態で撮影しました。こちらのタクシーは東京4社カラー風の塗装となっており、東京都市交通という架空の会社名となっています。

Y31セドリックタクシーの運転席、ハザードランプはウインカーレバー先端にあります。座席はセパレートタイプのものとなっており、助手席は撮影の為に外すことも可能となっているようです。

トランスミッションはコラム式4速ATとなっており、総走行距離は撮影時点で351,778kmとなっていました。詳しい年式は不明ですが、最終型でヘッドレストが大型化されていることから2012年6月から販売終了の2014年12月末までの車両じゃないかと思われます。

スーパーサイン後ろ側の乗務員証はフィールドサービスの表記と、実際のナンバープレートが記載されています。ダッシュボードにはタクシー車載領収書発行機が取り付けられており、画像には写っていませんがグローブボックスには三菱電気製のモービル無線機が取り付けられています。

実際にタクシーとして使用された車両なので後部左側のドアは自動ドアとなっており、機械式の自動ドアとなっています。撮影会では実際に参加者の方が運転席に乗り、開閉を楽しんでいました。

助手席の後ろには乗り降りを容易に行えるようアシストグリップを装備しており、後部左側ドアガラス部には禁煙ステッカーやシートベルト全席着用促進ステッカーが貼られています。

運転席と助手席の間には支払いを行う際に使用するトレーが取り付けられており、廃車以前の情勢を踏まえて感染防止対策の協力ステッカーが貼られています。トレーの下にはUSBポートが設置されており、スマートフォン等の充電に利用できます。

こちらのタクシーのエンジンは1,998ccのSOHCエンジン(NA20PE)で、LPG仕様となっています。ボディカラーは先述の通り4社カラーですが、エンジンルーム内はオレンジ色となっています。これは元事業所がチェッカーキャブ無線グループでしたが、途中で東京四社グループに移籍した関係で塗り替えられたようです。

どういう訳か撮影会の途中で元個人タクシーのセドリックのルーフには、パトライトマグネット式流線型赤色灯が設置されました。ナンバープレートはドラマでありがちな、地域名だけ別のものに変更されています。

その後撮影会参加者の一部の方は運転手のコスプレをし、記念撮影を行いました。実際のタクシーではなかなかこういった撮影もできませんが、劇用車なので自由に撮影することが可能となっています。

その後乗務員と乗客という設定で記念撮影を行い、その後なぜか乗客が警察官役の参加者に連れて行かれるという場面も。撮影会開催時点でまだメディアでの撮影実績は無いと思われますが、今後はCMやドラマ等でこの劇用車がこうして活躍することでしょう。

撮影会の最後にはアメリカニューヨーク州のNYPD(ニューヨーク市警察)で導入されている「タクシースクワッド(タクシー偽装型覆面パトカー)」が日本国内で運用された世界線をイメージして、助手側ルーフ部にパトライトマグネット式流線型赤色灯を設置した姿を撮影しました。

イベントの様子は動画でも撮影しています。


2023年まではトヨタクラウンコンフォートをベースにしたタクシーの劇用車が「タクシー(黄色)」として存在しましたが、日産セドリックをベースにした車両に更新されたようです。

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Posted at 2024/10/30 00:54:58 | コメント(0) | トラックバック(0) | イベント | クルマ
2024年09月16日 イイね!

特装最前線 Vol.17

特装最前線 Vol.17いわゆる8ナンバー車などの特装車の特集です。8ナンバーではない架装・特装車両もこちらで紹介させていただきます。タイトルは言いたかっただけです。今回は消防で使用されている救助工作車特集です。

救助工作車は火災現場や事故現場などに出場し、人命救助を行う消防の特別救助隊や高度救助隊、特別高度救助隊等で運用されている消防自動車で、レスキュー車という名称でも知られています。

まずは静岡県中部に位置する藤枝市消防本部(当時)本署に配備されていた、日野ライジングレンジャー(4代目レンジャー)をベースにしたポンプ付き救助工作車Ⅱ型です。この車両は1998年(平成10年)3月に配備されており、当時は藤枝消防署2号車として運用されていました。平成18年(2006年)4月に消防本部の機構改革が行われ、本署は中央消防署に改称されました。

藤枝市消防本部はその後2013年(平成25年)3月31日に隣接する焼津市を管轄する焼津市消防本部と広域化(統合)し、志太広域事務組合志太消防本部が発足。広域化により中央消防署は藤枝消防署となりました。

このポンプ付き救助工作車はモリタが艤装しており、A-2級ポンプを車体中央部に装備しています。昭和59年2月から平成10年3月まで藤枝消防署で運用されていた日野3代目レンジャーをベースにした救助工作車(旧藤枝2号車)でもポンプを搭載していました。

三連梯子は電動式の昇降装置となっており、ルーフ部にはメタルハライドランプ式の照明装置を装備しています。先代同様にクレーン装置は非装備となっており、市内の消防署にはクレーンを装備した車両が存在しなかった為、交通事故の現場等で活動する際は民間レッカー会社の大型クレーン等を活用していたようです。

フロントバンパーが張り出しており、フロントバンパーにはドラム式の油圧ウインチを装備しています。救助工作車では後部にも電動式のウインチを装備していることが多いですが、藤枝消防署の救助工作車では非装備で、フロントウインチの両脇には前面赤色灯(補助赤色灯)を装備しています。

救助資機材の多くは車体左側のシャッター部に装備しており、メインシャッターは左右共に電動式となっています。救助資機材庫撮影は2012年なので廃車前とは配置等が異なっている可能性があり、メインシャッター右下部にはエアー式ジャッキを搭載しています。

車体右側には照明装置の操作部や発電装置を装備しており、後部には小型のホースカーを装備しています。ポンプ上部にはホースや菅そう(筒先)を積載しており、照明装置操作部上部の鍵付き資機材庫には救命索発射銃を収納しています。

廃車前の2015年2月に撮影した際には車体の表記等が変更されており、広域化前の側面表記は特別救助隊という表記でしたが、広域化後は「FUJIEDA FIRE RESCUE TEAM」となっています。

左側資機材庫はロープなどを積載する関係で吸管が外されており、カラビナや滑車等も救助資機材庫の部品を流用して取り付けられています。庫内には消火器が設置されていますが、2013年頃までは車体外側後部左側に設置されていました。

車体後部のシャッター内にも救助資機材を搭載しており、元々はホースを搭載していたことが窺えます。ブレーキランプや補助赤色灯部にはプロテクターステーを装備しており、車体後部にはモリタと日消機械のプレートが装着されています。

車体左側の側面下側資機材庫にはルーカス社(LUKAS)製のエンジンユニットが収納されており、油圧スプレッダーや油圧カッター(切断機)を使用する為の機材になります。

車体左側上部にはバックボードや担架を装備しており(画像左上)、フロントバンパー下部にはウィレン製の補助赤色灯を装備していました(画像左下)。側面のシャッターデザインは「FUJIEDA RESCUEFUJIEDA RESCUE」のRが強調されたもので、R以外の文字色は藤色となっています(画像右上)。車体後部のシャッターには藤枝市の花である藤の花が描かれており、藤枝消防署特別救助隊の文字は広域化後に入れられたと思われます(画像右下)。

藤枝市消防本部時代(2010年)に撮影した際はフロントパネル部に藤枝消防2号車を意味するF-02という表記が書かれており、左右後部座席ドアには金文字で藤枝消防署という表記と白文字でF-02の表記、藤枝消防特別救助隊ワッペン(画像右下)のイラストが入っています。標識灯も単に消防署というもので、特別救助隊という表記は2012年頃に入れられました。

運転席周辺はこのようになっており、オートマチックトランスミッション車となっています。総走行距離は廃車の約1ヶ月前である2015年2月時点で、101,292キロとなっていました(画像左下)。

インパネ中央部には車両動態表示装置(AVM)機器が追加で設置されており、助手席側には消防無線用の受話器型マイクが設置されています。運転席と助手席の間には管轄エリアの地図や、隊長が現場にて使用するメガホンが置かれています。

助手席上部にはサイレンアンプと無線機が設置されており、無線機はNEC製のものとなっています。藤枝市管内では2012年(平成24年)4月より新東名高速道路の藤枝岡部インターチェンジが供用開始となっており、その関係で新東名本線上やトンネル内での無線使用に関するテプラが貼られています。

運転席上部にはモーターサイレンや梯子昇降装置、電動シャッター等のメインスイッチが設置されており、その横には藤枝市消防本部時代に貼られたと思われる車体寸法表が貼られています。

主警光灯はパトライトエアロダイナミックシリーズ(HZD)ですが、サイレンアンプは大阪サイレンのMARK-9となっています。サイレンは100W仕様となっており、国内で主流の消防車のサイレン(50W)よりも高音となっています。またホーン連動型のイェルプ(Yelp)が吹鳴可能で、その様子は動画でも収録しています。

平成10年から藤枝市内の災害現場で活躍してきたこの救助工作車ですが、平成27年(2015年)3月の高度救助隊発足に伴いⅢ型の救助工作車へと更新されました。旧型の車両は4月1日の車両点検を最後に、引退となりました。

新型の車両は平成27年2月に配備された救助工作車で、日野レンジャープロ(5代目レンジャー)をベースにしています。高度救助隊で運用する為にクレーンを搭載した救助工作車Ⅲ型で、帝国繊維(テイセン)が艤装しています。

この車両はテイセン救助工作車の標準形式であるLS型という車両形式で、ハイルーフとビルトイン型赤色回転灯を装備しています。スピーカーはウィレン製のものを採用しており、三連梯子昇降装置やシャッターは手動式のものとなっています。

シャッターデザインは稲妻をモチーフにしたもので、「Shida Advanced Rescue」とその略称のSARの表記が入っています。左右の後部座席側ドア部にはSARのワッペン(画像左上)のイラストが入っており、標識灯には藤枝署と入っています。

車体後部にはウィレン製のLED式補助赤色灯と作業灯を装備しており、テールランプは市光工業株式会社製のLEDリアコンビネーションランプ(クリスタルシルバー/2連タイプ)を使用しています。

フロント部には志太高度の表記が入っており、ルーフ部にはFIRE RESCUEと入っています。フロントグリル部には前面赤色灯としてウィレン製の補助赤色灯WIONシリーズを装備しており、フロントバンパー部には同じくウィレン製のM4シリーズを装備しています。

フロント部の表記は配備当初は藤枝高度でしたが、平成30年に焼津消防署の救助工作車更新に合わせて表記が志太高度に変更されました。当初は藤枝消防署のみに高度救助隊を配備していましたが、焼津消防署にも高度救助隊を配備し、志太消防では2署共に高度救助隊を運用している為です。

先代車両ではオートマチック車でしたが、長距離走行も視野に入れてマニュアル6速トランスミッション車となっています。インパネ部にはパナソニック製のカーナビゲーションを装備しており、バックミラー代わりにバックモニターを装備しています。

サイレンアンプや無線機は運転席と助手席の間の棚に設置されており、AVMモニターが設置されています。サイレンアンプは大阪サイレン製MARK-10を採用しており、合成音声やモーターサイレンの動作を行う集中操作スイッチ(SBW-100)も装備しています。

車体前後のウインチはロッツラー社製のものを採用しており、従来のドラム式のものよりすっきりとしたフロント周りとなっています。ウインチはリモコンで作動させることが可能で、ウインチ周辺にはロープやワイヤーを掛けるためのフックが複数設置されています。

先代の救助工作車では非装備だったクレーンも、救助工作車Ⅲ型運用の為に装備しています。搭載している直進式クレーンは古河ユニック製のトラック搭載型クレーンのU-CAN superを採用しており、藤枝市内の消防署では初となるクレーン搭載車両となった。

照明装置は湘南工作所製の超高輝度LED照明装置のUCLシリーズを採用しており、昇降装置もケーブルレス式油圧伸縮装置を採用しています。ハイパワーLED式を光源に採用したことで、メタルハライドランプ式のものよりも明るく照らすことが可能です。

資機材庫は左右ともに展開式のものを採用しており、資機材収容量を拡大しています。車体右側の資機材庫にはチェーンソーやバッテリーカットオフソー(エンジンカッター)、発電機を積載しており、左上の鍵付き収納庫には空気式の救命索発射銃が収納されています。

車体左側の資機材庫にはLUKAS製のバッテリー式スプレッダーやカッターを積載しており、前方側にはエアー式ジャッキのマットを積載しています。車体後部にはバスケットストレッチャー(担架)を積載しており、左右どちらからも取り出すことが可能です。

車内には倒壊した瓦礫の下にいる要救助者の音を拾う地中音響探査装置(左上)や真っ暗な場所で活動する為の夜間暗視装置(右上)、瓦礫の隙間の要救助者を探索する画像探査機(左下)、地震発生時の初期微動を計測し隊員たちを二次災害から守る為の地震警報器(右下)等の高度救助資機材を搭載しています。

キャビン上部も活動スペースとなっており、三連梯子等を車上伸梯する為の石突確保リングを装備しています。確保リング中央部には対空表記として静岡県の表記が入っており、ロープを引っ掛ける為のフックも4ヶ所設置されています。

藤枝市に隣接する焼津市に存在する焼津市消防防災局(当時)には平成15年(2003年)2月に日野スペースレンジャー(4代目レンジャー)をベースにした救助工作車Ⅱ型が配備されており、こちらは平成30年(2018年)3月まで運用されていました。

藤枝消防署の車両よりも少し新しいこともあり、主警光灯はパトライト製のワイドビームシリーズ(NZ)を採用しています。標識灯の表記は消防署となっており、広域化後標識灯の表記が焼津署とはなりませんでした。

フロントバンパーは張り出しており、藤枝消防署の車両同様にドラム式の油圧ウインチを装備しています。ナンバープレート横には補助赤色灯を装備しており、バンパー下には大阪サイレン製のモーターサイレンを装備しています。

シャッターデザインは焼津消防署特別救助隊のワッペンが描かれており、救助隊のワッペンは焼津市の鳥であるユリカモメをモチーフにしています。法律で消防車の色は朱色と決まっている関係でシャッター部も朱色にしている消防本部もあるが、静岡県内ではシャッター地のままの車両も多い。

艤装は藤枝消防署の車両同様にモリタが行なっており、車体後部にはモリタと日消機械のプレートが装着されています。車体後部にはウィレン製の補助赤色灯を装備しており、湘南工作所製の作業灯も装備しています。

資機材庫右側には使用頻度の高い救助資機材を積載しており、エンジンカッターやチェーンソー、可搬式ウインチ、油圧スプレッダーやカッターを積載しています。救助資機材が取り出しやすいように、資機材庫は引き出し式となっています。

実際に引き出した状態はこのようになっており、ロープラックも引き出し式となっています。ロープは長さ別に収納されており、引き出しの袋にもロープやハーネスが収納されています。

右側の資機材庫にはエアー式ジャッキや水難救助用の水中検索装置を積載しており、照明装置の操作盤も右側に設置されています。M-63と書かれた場所には救命索発射銃が収納されていると思われ、商品名のM-63型ミロクラインシューターから記載されていると思われます。

照明装置は湘南工作所製のメタルハライドランプ式となっており、車体右側ルーフ部に装備しています。照明装置上部には青色警光灯を装備しており、周囲照射灯も装備しています。

照明装置の操作はタッチパネルとなっており、有線リモコンからも操作可能となっています。照明装置稼働用の発電機も搭載しており、100VのAC電源も供給可能となっています。

三連梯子は電動式の佐藤工業所製の梯子昇降装置SSA-IIで、クレーンを搭載しているのでオプションの伸縮式アームを装着しています。補助赤色灯横には資機材庫内に搭載された単梯子を取り出す為の扉が設置されています。

この救助工作車はⅡ型ですが、車体後部に直進式のクレーンを装備しています。これは管内の東名高速道路のような交通要所での交通救助事案や海といった水難救助事案に対応する為と思われ、クレーン装置は株式会社タダノ製となっています。

焼津消防署の救助工作車も平成30年(2018年)3月に、日野6代目レンジャーをベースにした救助工作車に更新となりました。先代車両はⅡ型の救助工作車でしたが、更新後の車両は藤枝消防署同様に高度救助隊が運用するのでⅢ型の救助工作車となりました。

先代車両同様にモリタが艤装した車両で、モリタのハイルーフキャブであるレッドアーマーを採用しています。志太消防本部では初となるレッドアーマー採用車両で、防衛施設周辺消防施設設置助成事業補助金による補助を受けて配備されました。

藤枝消防署の車両と異なりシャッターデザインはシンプルなもので、赤地のシャッター部に白文字で志太消防本部 SHIDA FIRE DEPT.と入っており、シャッターは手動式で大阪サイレン製の33B型アルミシャッターを採用しています。

車体後部には大阪サイレン製の広角高輝度LED警光灯LF-31と同社製強力LEDライト(作業灯)LI-31を装着しています。車体後部にはクレーンやウインチ、照明装置の作動灯を装備しており、その上には志太消防本部高度救助隊の表記が入れられています。

車体後部には直進式のクレーンを装備しており、タダノ製のカーゴクレーンを採用しています。クレーン操作部やアウトリガーはパネルで覆われており、デザイン性にも優れています。

張り出したフロントバンパーにはドラム式の油圧ウインチを装備しており、車体後部にもウインチを装備しています。標識灯は焼津署となっており、ナンバープレートは希望ナンバーで119を取得しています。

救助資機材庫は展開式のものを採用しており、展開パネル奥側にも救助資機材を積載可能となっています。画像は車体左側の救助資機材庫で、ロープやスプレッダー等の救助資機材を積載しています。

実際に救助訓練で救助資機材(スプレッダー)を、事故想定車両に使用している様子です。藤枝消防署の救助工作車にはルーカス製の電動スプレッダーやカッターを採用していましたが、焼津消防署の救助工作車ではウェーバー社(WEBER社)製の電動スプレッダーやカッターを採用しています。

最後に同じく藤枝市に隣接する島田市消防本部の歴代救助工作車です。島田市消防本部は島田市と川根本町を管轄する消防本部で、平成28年(2016年)4月に静岡市消防局に消防業務を委託(広域化)し、現在は解散しています。

こちらの救助工作車は日本機械工業が艤装した日野クルージングレンジャーをベースにしたⅡ型救助工作車で、島田市・金谷町衛生消防組合時代の平成7年(1995年)2月に島田市消防署へ配備されました。フロントパネル部には白色の鏡文字でRESCUEと入っており、消防章はフロントウインチカバー部に装備しています。

藤枝消防署の救助工作車同様にA-2級ポンプを搭載する救助工作車Ⅱ型で、車体後部にポンプ操作盤が配置されています。950ℓの水槽を搭載しており、吸管は車体後方左側にのみ配置されています。

左右側面スカートボックスのパネルには油圧スプレッダーのイラストが入っており、右側のスカートボックスには油圧ホースリール、左側のスカートボックスには発電機等が収納されています。平成22年(2010年)に後述する救助工作車が島田市消防署に配備されたことで金谷消防署に配置換えされましたが、詳しい時期は不明ですが平成25年(2013年)までに廃車となっています。

金谷消防署には元々、いすゞ2代目中期型フォワードをベースにした救助工作車Ⅱ型が配備されていました。三推社/講談社発行の消防マニア!(109p)によると昭和58年に損害保険協会から寄贈された救助工作車のようで、こちらも元々は島田市消防署に配備されていたと思われます。

クレーンやウインチは非装備となっており、車体後部側面左右にはラダーを装備しています。この年式の救助工作車の資機材庫は観音式扉を採用していることが多いですが、この車両は建物用のスチールシャッターを採用しています。

左右ドア部には金文字で金谷消防署救助工作車と入っており、内装の一部はベース車となったフォワードの塗装色(水色)のままとなっていました。平成22年に先述の救助工作車が金谷署に配置換えされたことで廃車となってしまいました。

こちらが平成22年10月に島田消防署へ配備された救助工作車Ⅱ型で、いすゞ5代目前期型フォワードをベースにしています。先代車両同様に日本機械工業が艤装した車両で、A-2級ポンプを搭載します。

島田市消防本部ではこれまで救助隊のみでしたが、平成22年4月に特別救助隊が島田消防署に発足。救助資機材庫左側にはエンジンカッター等の救助資機材や管そう等の消火用資機材が積載されています。

先代車両同様に車体後部にポンプと操作盤を装備しており、吸管も後部資機材庫に収納されています。先代車両では950ℓの水槽を積載していましたが、こちらの車両は水槽は非装備となっています。

シャッター部にはRESCUE SHIMADA CITYの頭文字を取ってSRという纏を模ったロゴマークが入れられていましたが、先述の広域化に伴ってこれらの表記は消されてしまいました。

広域化後は静岡市消防局島田特別救助隊として運用されており、車体にも静岡市消防局の表記やカワセミーズのステッカーが追加されました。標識灯の表記も島田特救から島田に変更され、SR-1の表記は残りました。

ウインチはフロントのみで、クレーンは非装備となっています。主警光灯は大阪サイレンスーパーネオフラッシュ(NF-X-LFシリーズ)を採用しており、サイレンアンプは同社製MARK-10を採用しています。

今回は以上です。

参考文献 三推社/講談社 2007年8月29日第1刷発行 別冊ベストカー 消防マニア!
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Posted at 2024/09/16 20:48:17 | コメント(0) | トラックバック(0) | 特装最前線 | クルマ

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