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朝比奈武弘(Pix_eos)のブログ一覧

2022年09月02日 イイね!

特装最前線 Vol.7

特装最前線 Vol.7いわゆる8ナンバー車などの特装車の特集です。8ナンバーではない架装・特装車両もこちらで紹介させていただきます。タイトルは言いたかっただけです。今回は藤沢市消防局高度救助隊救助車、首都高道路管理隊パトロールカー・黄バイ、静岡県消防防災航空隊緊急車特集です。※一部画像は瀬戸陸さんが撮影し、ご提供していただいたものです。当記事及びブログ内全ページにある画像の無断使用は一切お断りします。


まずはこちら。藤沢市消防局に配備されていたⅢ型救助工作車。平成17年度(2005年)12月に藤沢市消防局(配備当時は藤沢市消防本部)南消防署に配備され、平成21年度(2009年)に発足した高度救助隊にて運用されていました。

いすゞ4代目フォワードの7t級・4輪駆動シャーシの「FTS(型式:PJ-FTS34H4)をベースに帝国繊維が艤装したキャブバス型救助工作車です。キャブはキャブバス型及びハイルーフ化する為に、いすゞ自動車の子会社である架装メーカーの「いすゞ車体」が架装しており、一般的に販売されているフォワードの顔つきとは異なっています。

そしてこの4代目フォワードをベースにしたバス型救助工作車は令和2年度に後任車両となる救助工作車へと更新され、退役しました。

退役後はそのまま廃車になってしまったと思われていた救助工作車でしたが、2021年11月に藤沢市からいすゞ自動車の展示施設である、いすゞプラザに寄贈されました。11月10日に寄贈式がいすゞプラザで行われ、その後11月11日から同月27日の間、いすゞプラザ1階にある現行車のいすゞエルフやいすゞD-MAXが展示されている場所にて救助工作車の特別展示が行われました。

その後暫くの間、音沙汰がありませんでしたが、2022年7月21日よりいすゞプラザ館内の展示車両入れ替えという形で、自衛隊「3 1/2tトラック(いすゞSKW)」が展示されていた1階運ぶを支えるいすゞ「命を支える」コーナーにて展示が始まりました。

いすゞ車体ではキャブ部分の架装とユニッククレーン取り付けを行ない、キャブ後ろの救助資機材庫部分は帝国繊維にて架装されました。

救助工作車後部。古河ユニック製の直進式トラック搭載型クレーン(V370)を搭載しております。

SKW同様に運転席が開放されていました。

運転席。運転席廻りの内装はフォワードのものとなっています。

オドメーター(走行距離)は48,434kmでした。この救助車は約17年間使用され、東日本大地震の際には緊急消防援助隊神奈川県隊として仙台市に派遣されました。

サイレンアンプは2005年4月に発売された大阪サイレンMARK-10です。上部には集中操作スイッチSBW-100を装備します。アンプ用のマイクは外され、サイレンアンプ類に触れないようにアクリル製のカバーが取り付けられています。

集中操作スイッチがコンソールボックスに後付けしたような形状です。サイレンアンプと集中操作スイッチの間には本来無線機が取り付けられていたものと思われますが、外されて蓋がされております。コールサインは「藤沢高度救助1」。

助手席には救助服を着たマネキンが乗車しております。助手席の後ろには座席が1席設置されています。

運転席インパネと外側の朱色のパネルの間には白色のフレームが。これが本来のフォワードのフレームです。

救助工作車横で流れているスライドショーに、架装当時の写真がありました。フォワードがベースと言っても、キャビンの殆どは新規で作られていることがわかります。

昨年特別展示された際は閉められていた後部の折戸が今回は開けられていました。

扉は開けられていましたが、車内は立ち入り禁止となっており、後部座席には防火衣を着たマネキンが乗車していました。

後部座席の扉は助手席側にある折戸のみで、助手席側にはメトロ窓が取り付けられています。

車内に2個装備された室内灯は運転の支障にならないように前側にはカバーがつけられ、ヘルメットなどが当たった際に割れないように全体にプロテクターステーを装備します。

車内。助手席上部にはマッピングライトを装備していることが確認できます。

車庫証明のステッカーは助手席側の三角窓に貼られていました。

主警光灯はウィレン製のライトバーとなっており、標識灯には「高度救助」と入っています。

ちなみに藤沢救助は他の車両同様にヘッドライトやテールライト、ウインカー、フォグランプなどが点灯可能となっています。バックランプやホーンなどは作動しませんでした。

ヘッドライトはフォワード用のものではなく、角型の汎用品となっています。ポジションランプ/ウインカーは高床4駆車用のウインカーです。

以前航空自衛隊静浜基地で使用されていた業務トラック(トラック 2 1/2t 4×4 )も救助車と異なり、高床4t車のFRSがベースとなっていますが、救助車同様のヘッドライトとウインカーを採用しています。

助手席側のドアも通常のトラックのものとは異なるドアハンドルとなっています。

現役時代に撮影した際は、ドアハンドル下部に錆が浮いてしまっていましたが、寄贈の際に修理されたようです。

昨年展示された際に2階から撮影した画像。救助工作車の対空表記は藤沢救助となっています。

車体後部に装備されている三連梯子基台。本来は三連梯子を装備していますが、寄贈の際にこういった資機材は外されてしまったようです。

キャブ後ろに装備されている湘南工作所製の昇降式照明装置。

フロントバンパー内にはモーターサイレンが取り付けられています。

救助工作車の資機材庫。この部分に関しては他の救助工作車と大差はないと思われます。
こちらの車両は動画でも紹介しています。


現在、藤沢市消防局南消防署高度救助隊で使用されているⅢ型救助工作車です。

新車両はいすゞ5代目中期型フォワードをベースに帝国繊維が艤装したHX型という救助工作車です。

HX型はニッポンの歴代レスキュー車BEST100(芸文社著)にて第三のバス型として紹介されている救助車の形態で、ワイドシングルハイルーフキャブをベースに、ボデー前に隊員席を設けた新方式のハイルーフキャビン車両です。

テイセンHX型は殆どが日野自動車製の車両をベースにしたものが多いので、いすゞ車ベースは珍しい気がします。また先代車両同様に運転席側の後部座席用乗降ドアは非装備となっています。

テールランプは小糸製作所製トラック用オールLEDリアコンビネーションランプ3連タイプのクリアVer.を採用しています。ウインチはロッツラー社トライマチックウインチです。

こちらは先代バス型救助工作車同様にいすゞ4代目フォワードの7t級高床四駆車であるFTSをベースにした藤沢市消防局の支援車Ⅰ型。ヨコハマモーターセールスが艤装し、平成16年度に配備された車両です。

先述のバス型救助工作車と異なり、ヘッドライトはフォワードの純正品のヘッドライトですが、ウインカーは先述のものです。

本来ヘッドライトやグリルが取り付けられている部分は埋められ、フロントパネルには「FUJISAWA」という表記が入っています。この表記は右上にある「FORWARD」のロゴフォントに合わせてあるのが面白いです。モーターサイレンはバンパー内に取り付けられています。

主警光灯はウィレン製のライトバーを採用。補助赤色灯も同社製。

この支援車はFRP製のボディでウォークスルー構造になっていますが、キャブチルト可能となっており、整備性が考慮されています。支援車Ⅰ型は拡幅型の車両が多いですが、こちらの車両は拡幅構造にはありません。

後部にはパワーゲートを装備しており、資機材を積んだ籠車の積載を容易にしています。ちなみにこの支援車には10名の乗車が可能となっています。

続いて横浜市西区みなとみらいにある首都高速道路株式会社の広報施設、首都高MMパークです。この展示施設は2021年にオープンした新しい施設で、2台の働く車が展示されています。

展示されている車両1台目は、道路管理隊で使用されていた道路パトロールカーです。

この道路パトカーはトヨタ200系中期型ランドクルーザーをベースにした車両で、落下物や交通事故などの首都高本線上でのあらゆる事態に対応する車両です。

首都高道路管理隊道路パトカーの特徴として、車体後部に牽引フックが取り付けられている車両が存在します。これを使用して故障した4tトラックを道路上から排除することも可能です。

前面赤色灯としてバンパーにパトライト製のバンパー取付けLED補助警告灯LABが2個取り付けられております。

車体後部の屋根には森尾電機製の可倒式誘導標識を装備しています。誘導標識を起立させなくても後続車にメッセージを表示できるよう、LED式の電光掲示板も装備しています。またLED電光掲示板には補助赤色灯としてパトライト製LED補助警告灯(LP3)が取り付けられています。

MMパークは2階からも入れる構造ですので、誘導標識も上から観察可能です。見学した際は誘導標識が格納された状態ですが、パンフレットには起立した状態の写真が掲載されていますので動かすことが可能なのかもしれませんね。

主警光灯はパトライト製エアロソニック(AJS-HMBT)の赤/黄色回転灯。ドライバーユニット(スピーカー)を2個搭載し、回転ユニットが4個あるバー型のランプです。

道路パトカー車内。フロントガラスには助手席隊員用に後付けのルームミラーが取り付けられています。

助手席グローブボックス位置には誘導標識の操作コントローラーが。コントローラーは流線型電光式誘導標識のものと共通だと思われます。

センターコンソールには「側面点滅灯」と書かれた赤色灯用プルスイッチと作動用ランプが取り付けられています。その後ろには1〜10の数字が書かれたスイッチがあります。このスイッチは後部の電光掲示板に表示する定形メッセージ用の物だと思われます。その後ろにある金属の蓋部分には元々無線機が取り付けられていたようです。

サイレンアンプはパトライト製SAP-500。道路パトカー用のR(赤)/Y(黄)の分割回転スイッチを装備しているモデルです。4秒/8秒周期自動サイレンボタンや手動サイレンボタン、サイレン停止ボタンには触らないようにテプラが貼られています。

道路パトカー側面。前後のバンパーは反射式の紅白バンパー、車体ドア部には青色反射文字で首都高速道路PATROLと入っています。

同じく首都高MMパークに展示されている首都高バイク隊のパトロールバイク(通称:黄バイ)。この車両は首都高独自の車両です。長いトンネル区間を有する中央環状線山手トンネルを管轄する基地に配備されている車両で、トンネル内でもいち早く到着が可能です。首都高バイク隊は2007年に発足。

ベースになっている車両はホンダCB400スーパーボルドールです。大阪府警察スカイブルー隊にて同型の緊急走行可能なバイクが使用されています。

基本的な装備はホンダCB1300Pに準じていますが、細部が異なる架装となっています。

車体後部に取り付けられた無線機ボックス。白バイのものより何回りか大きいボックスとなっています。

速度取締は行わないのでメーターは純正のアナログメーターとなっています。

ハンドル右側にあるスイッチ類。赤色灯やサイレンのスイッチは白バイのものと同型ですが、リアパトの切り替えスイッチはCB1300Pの形状と異なり、ハンドルステーに取り付けられています。

パトライト製の赤色灯及びスピーカーは白バイ用の物と基本的に同じですが、バイクの車体色に合わせて黄色く塗装されています。またスピーカーには首都高パトロール隊のエンブレムステッカーが貼られています。

リアパトも同様に白バイ用を黄色くしたものが取り付けられています。リアパトは伸ばされた状態で展示されていました。

黄バイのサイドボックス(パニアケース)も白バイと同型です。中には発炎筒などの資機材が積まれています。

白バイと異なり、黄バイには左のサイドボックス下にクラリオン製のスピーカーを装備しています。

ちなみに現在の黄バイのマイクはBluetoothによる無線式となっており、広報用スピーカーやバイク間無線、業務用無線、携帯電話の4系統が集約されています。
首都高MMパークは動画でも紹介しております。

静岡県消防防災航空隊の緊急車両。防災ヘリコプターの運用の後方支援を行う車両で、三菱後期型デリカD:5をベースにした車両。ボディカラーは市販車の有料色であるホワイトダイヤモンドです。

車体サイドに静岡県消防防災航空隊の表記が入っています。ルーフには数本のアンテナが確認できます。赤色灯はパトライト製エアロブーメラン(AXSシリーズ)、サイレンアンプは同社製SAP-520シリーズを搭載。

更新前の静岡県消防防災航空隊の水防機関用車両。市販ボディカラーのシルバーマイカメタリックのトヨタ200系前期型レジアスエースバンをベースにしている。

主警光灯は大阪サイレン製スーパーネオフラッシュ(NFシリーズ)をルーフ上に装備しており、緊急走行が可能と思われますがナンバープレートは8ナンバーではなく、1ナンバーで登録されています。フロントパネルとリアドアには「SHIZUOKA AIR RESCUE」の表記が入っていました。

車体サイドには静岡県防災ヘリコプターのオレンジアロー(川崎BK117C-1)の写真がラッピングされています。

とある町で使われている三菱2代目パジェロをベースにした水防車。純正カラーでの採用となっています。

緊急走行が可能となっており、赤色灯はパトライト製エアロソニック(AJS-HM)です。サイドステッカーに「INTERCOOLER TURBO 2800」とあることから2.8L 直列4気筒SOHCICターボディーゼルを搭載していると思われます。

今回は以上です。

【参考文献】
ニッポンの歴代レスキュー車BEST100(芸文社2018年7月1日発行)
藤沢市消防局市内に配置されている消防車の紹介
いすゞプラザ公式HP
帝国繊維 救助工作車(防災事業のご案内)
ヨコハマモーターセールス FRP製 支援車(高床型)※pdfファイル
首都高NEWS乗り物プロファイル パトロールカー / 首都高バイク隊

メニューはこちら
Posted at 2022/09/02 21:07:45 | コメント(0) | トラックバック(0) | 特装最前線 | クルマ
2022年07月08日 イイね!

特装最前線 Vol.6

特装最前線 Vol.6いわゆる8ナンバー車などの特装車の特集です。8ナンバーではない架装・特装車両もこちらで紹介させていただきます。タイトルは言いたかっただけです。

まずはこちらから。航空自衛隊静浜基地航空祭2022の際に撮影した救難車R-2。昨年行われた航空機救難消火訓練の際はランドクルーザーベースの救難車(下記)でしたが、更新されたようです。

いすゞ6代目後期型エルフをベースにした車両で、荷台には消火器や救助資機材などを搭載しているようで、消防で言うところの救助車的な存在だと思われます。ランクルは2ドア車で3人乗りでしたが、エルフではダブルキャブとなっているので5名の乗車が可能と思われます。

前任車両はトヨタ80系ランドクルーザーをベースに改造された車両です。ボンネット周りこそランドクルーザーですが、ボンネットよりも後ろはランドクルーザーとは別物となっています。フロントウインチはトヨタ純正オプションの電動式のものだと思われます。

エルフのフロントウインチ。フロントバンパーを一部カットし、取り付けられています。またフロントグリルにはハロゲン式の前面赤色灯を装備します。

後部には補助赤色灯として大阪サイレン製LFA-300を装備します。

後日浜松基地にて撮影した救難車R-2。こちらもエルフをベースにした車両で静浜基地の車両と連番となっています。

エルフのサイド資機材庫はシャッターとなっていますが、ランクル救難車では跳ね上げ式のドアとなっていました。後部資機材庫はランクルのものと形状は違いますが、どちらも観音扉となっています。

リアナンバー下には牽引フックを装備。

荷台上部にはサーチライトを4基装備。荷台上部は作業スペースとして利用する為でしょうか、サーチライト以外は特に装備しておらず、縞板が施工されています。ランクルにもサーチライトは装備されていましたが、そちらはパトライト製のリモコン式のものでした。

主警光灯はパトライト製エアロウイング(AZシリーズ)を装備。中央に標識灯を装備していますが、特に記載はありません。ランクル時代は単円筒形赤色灯でした。

静浜基地所属の1000G給水車(いすゞTSD)。

この車両はA-MB-1等への給水に使用される車両です。

タンク内に1000G(4,500L)の水を搭載しており、給水車単体でも放水が可能です。基地周辺で火災が発生した際にはこの給水車で出場する事があるようです。

リアのタイヤハウスには東急車輛製造のロゴが。この車両も東急車輛製造が架装している車両です。

赤色灯は小糸製作所製の単円筒形赤色灯(SBR-8CW)です。

静岡市水防演習で撮影したトヨタ6代目前期型ハイラックスベースの水防用自動車(水防車)。画像は静岡市水防団安倍川第4分団の車両。

水防団は河川が氾濫しそうな際に出動し水害を防ぐ防災組織であり、静岡市では1,700人程の水防団員が存在します。市役所などに置かれる水防用自動車は結構ありますが、静岡市のように各水防団が使用する為の車両が多数存在するのは珍しいのではないでしょうか。

この車両はフロントにラムゼイウインチのREP5000Rを装備。静岡市水防団の水防用自動車はダブルキャブのピックアップトラックかダブルキャブのキャブオーバートラックが使用されており、いずれも四輪駆動車となっています。一部車両を除きサーチライトとウインチを装備します。主警光灯はエルフベース車を除き、パトライト製エアロソニック(AJシリーズ)を採用しています。

藁科川分団の水防車(トヨタ6代目前期型ハイラックス)。他の水防車と異なり、車体の色が水色ではなく、紺色に近い色合いとなっています。

他の車両は赤色灯の後ろにサーチライトを設置していますが、この車両は赤色灯の前にサーチライトが取り付けられています。サーチライトはパトライト製のリモコン式サーチライト(HS-A)だと思われます。

水防用自動車の荷台には投光器やスコップなどの資機材を搭載しています。

安倍川第2分団の水防車(三菱ふそう7代目前期型キャンター)。最大積載量が1.5tのキャンターガッツをベースとしており、ダブルキャブ車となっています。

リアタイヤがシングルタイヤとなっています。荷台は平ボデーでハイラックス等と同様に水防用資機材を搭載しております。

丸子川水防団の水防車(いすゞ6代目中期型エルフ)。キャンターガッツ同様にダブルキャブの平ボデー車をベースとしています。

この車両はフロントウインチとルーフのサーチライトが非装備となっています。主警光灯は大阪サイレン製スーパーネオフラッシュ(NFシリーズ)を装備します。

こちらの車両もリアタイヤがシングルタイヤとなっています。

エルフの前任車両は日産D21型ダットサントラックをベースにした水防車でした。平成27年度に更新されたようです。

ダブルキャブの四輪駆動車でディーゼルエンジン車となっています。現在使用されている車両にはフロントウインチは非装備ですが、ダットラには装備されています。

長尾川水防団の水防車(いすゞ6代目中期型エルフ)。丸子川分団の車両同様にエルフをベースにした車両ではありますが、こちらはラムゼイのフロントウインチを装備します。

サーチライトを装備しておらず、主警告灯は丸子川水防団の車両同様に大阪サイレンスーパーネオフラッシュを使用しています。架装はケイショウ車体です。

長尾川水防団の前任車両は三菱初代後期型ストラーダをベースにした車両で平成26年度に更新されたようです。カンガルーバーには大型のフォグランプを装備しており、フロントバンパーにはウインチを装備しています。

安倍川第1分団の水防車(日産D22型ダットサントラック)。現在は市内唯一のダットラベースの水防車です。

この車両にはソレックスの牽引器具を装備する。静岡市水防団の車両は基本的に全てボートトレーラー、または資材用トレーラーを牽引可能となっているようです。

焼津市水防訓練で撮影した機動指揮2(三菱前期型デリカD:5)。これは焼津市地域防災課が所有する車両で市販車ボディカラーのスターリングシルバーメタリック&アイガーグレーメタリックを採用しており、これに「YAIZU」等の表記などが入れられている。

この車両には衛星電話やドローンなどを搭載しており、災害時の情報収集や指揮統制を行います。

前面赤色灯は大阪サイレン製LED警告灯のLF-101を装備しており、フロントバンパーには三菱純正オプションのフロントアンダーガードバーを装備します。

主警光灯は大阪サイレン製LED警告灯のスーパーネオフラッシュ、ルーフには純正オプションのヘビーデューティキャリアを装備しています。キャリアにはLED式の照明装置「ナイトスキャン」を装備する。

ルーフ後部にはNTTドコモの衛星電話用通信アンテナを装備。キャリアサイドには作業灯として大阪サイレン製LEDライトのLI-21を装備。キャリア後部には補助赤色灯として同社製LED警告灯LF-12を装備。

サイレンアンプは大阪サイレン製Mark-10(TSK-510V)。こういった市町村が所有する防災車のサイレンアンプはオーディオスペースに取り付けられていることが多いですが、この車両は消防車両や警察車両の架装を手掛けるケイショウ車体が架装しており、センターコンソールに同社製集中操作スイッチ(SBW-100)及びユニペックス製ワイヤレスマイクシステムケース(NDW-301)、アイコム製モービル無線機と共に取り付けられています。

同じく焼津市防災課の機動指揮1。こちらもケイショウ車体が架装、同時期に配備された車両で、ほぼ同装備の車両となっています。

焼津市地域防災課では機動指揮車の他に防災指令車という車両も保有しています。こちらの車両は平成25年度に配備された車両です。

この車両はトヨタ200系中期型ランドクルーザーのAXをベースにした車両で、主警光灯にパトライト製エアロブーメラン(AXS型)を搭載し、前面赤色灯は同社製LPS-M1-Rを装備する車両です。こちらもケイショウ車体で架装された車両です。

配備当初、この防災指令車は朱色ではなく、市販ボディカラーのシルバーメタリックをベースにした車両でしたが、平成29年度前後に現在の朱色へと変更されました。

ルーフラックを装備しており、ラックには補助赤色灯としてパトライト製LPW-M1-Rを装備。豪雪地帯などへの被災地派遣を考慮してか、メーカーオプションのリヤフォグランプを装備しています。

防災指令車の運転席。サイレンアンプや無線機は機動指揮同様にセンターコンソールに装備しており、サイレンアンプはパトライト製SAP-510FBを搭載。

この防災指令車の前任車両は日産Y60型サファリバンをベースにした車両でした。白色のボディに水色のラインが入った車両で、機動隊車両のようなデザインでした。

焼津市地域防災課では防災輸送車というトラックも保有しています。こちらの車両はいすゞ6代目前期型エルフをベースにしたトラックで、災害時は救援物資などを積み、被災地へ赴きます。

主警光灯はパトライト製エアロブーメラン(AWEシリーズ)、前面赤色灯として同社製LED式補助警告灯のLPD-M1-Rを装備。荷台側にも補助赤色灯としてLPR-M1-Rを装備します。サイレンアンプは恐らくSAP-510FB。

荷台は日本フルハーフ製のアオリ2方開ウイングと同社製パワーゲート(フルゲートマスター)となっています。また跳ね上げドア部には前側同様に補助赤色灯としてLPR-M1-Rを装備しています。

水防訓練の際は、荷台にドローンやドローン用のヘリポートを搭載していました。

こちらの前任車両は三菱ふそう6代目前期型キャンターの平ボデートラック(幌車)をベースにした防災運搬車でした。こちらも防災指令車同様に平成25年度に更新されました。新潟県中越沖地震の際は防災指令車と共に被災地へ向かった車両でもあります。

警務隊で使用されている業務車3号(トヨタ2代目中期型プレミオ)。

屋根上には反転式赤色灯を装備します。この蓋は交通取締用覆面に使用されているクラウンの物と同じトヨタブランドのものだと思われます。

助手席側ドアミラーにはナビミラーが取り付けられています。

グリル内にはパトライト製LED式補助赤色灯のLP3-M1-RZ(透明グローブ)を装備します。


今回は以上です。
※2022年7月14日 サファリ防災指令車の画像を差し替えました。

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Posted at 2022/07/08 19:58:52 | コメント(0) | トラックバック(0) | 特装最前線 | 日記
2022年05月08日 イイね!

特装最前線 Vol.5

特装最前線 Vol.5いわゆる8ナンバー車などの特装車の特集です。8ナンバーではない架装・特装車両もこちらで紹介させていただきます。タイトルは言いたかっただけです。


静岡市にある静岡葵住宅公園で梯子車の体験搭乗イベントが2022年3月29日に開催されました。開催場所の管轄である静岡市消防局の車両ではなく、東京都内で劇用車レンタルや貸切バス事業を行うフィールドサービスさんが所有する梯子車が使用されています。

日野4代目レンジャー(ライジングレンジャー)をベースにした車両でモリタ架装の車両となっています。

艤装はモリタです。梯子は15m級となっており、オーバーホールを2009年12月と2016年6月に実施しています。

元々は平成10年度12月に豊岡市消防本部城崎分署に配備されていた車両で、後任車両はモリタMVFとなっているようです。サイレンアンプは不明ですが、赤色灯類は売却前に全て外されており、この車両は新たにLED式赤色灯を装備しています。

ダブルキャブ車がベースとなっており、資機材庫はシャッター式となっています。

車体上部に取り付けられた主警告灯は元々は大阪サイレン製AD-X型でしたが、現在はパトライト製AZFに付け替えられています。

前面赤色灯も元々はハロゲン式のものを装備していましたが、大阪サイレン製LF-101-Rを装備。

標識灯は「新木場L1」表記となっています。新木場はフィールドサービスさんの所在する場所、L1は「はしご1」という意味だと思われます。後述しますがフィールドサービスさんでは15m級梯子車を2台所有しており、こちらの車両は後から入った車両で鍵には「はしご②」と記載がありました。

梯子操作部。インターホンはユニペックス製のスピーカーを使用しています。

バスケットには屋内進入用コードリールが装備されていました。動画も撮影しております。


同年5月1日に先述の3月29日開催のイベント同様に静岡葵住宅公園で梯子車体験搭乗イベントが開催されました。

こちらの車両もフィールドサービスさんが所有する梯子車になります。先程の車両よりも早くからフィールドサービスさんで活躍している車両です。

こちらも日野ライジングレンジャーをベースにしたモリタ艤装の15m級梯子車ですが、先程の車両と異なり吸管がむき出しのシャッター式資機材庫非装備となっています。元々は大島地区消防組合瀬戸内消防分署で平成7年度12月から平成23年度9月の間使用されていた梯子消防車のようです。

梯子展開・赤色灯点灯状態。

主警告灯はパトライト製エアロダイナミックシリーズ(HZTシリーズ)。回転ユニットの横にLED式の補助点滅灯(パトライト製LPW-M1-R?)が取り付けられています。

前面赤色灯は本来バンパー内にハロゲン式のものが取り付けられていたと思われますが、LED式のものに変更されています。株式会社ホルムスというシールが上部に貼られていることからウィレン製の製品と思われます。

オーバーホールは2004年7月に実施されていました。梯子左側にはかぎ付き梯子が取り付けられています。

車体後部には補助赤色灯としてパトライト製LASが取り付けられています。イベント中は光っていませんでした。

梯子操作部。先程の車両と異なり、現場での落下物などから操作者を守る屋根が非装備となっています。

標識灯は救助L1表記となっています。

ドア横の東消風表記はPからはじまる表記です。

また車体には白いラインに「機動救助隊」表記があります。機動救助隊といえば警視庁機動隊の救助部隊や東京消防庁消防救助機動部隊(ハイパーレスキュー)が思いつきますが、車体のデザイン的には名古屋市消防局特別消防隊(ハイパーレスキューNAGOYA)の旧デザインに似ていると思います。

運転席。こちらは鍵に「はしご①」と記載されていました。サイレンアンプは大阪サイレンMARK-9を搭載しています。

モーターサイレンと車載用スピーカー(ドライバユニット)。車載用スピーカーはパトライト製SPU-30-Rなのでサイレンアンプも元々はパトライト製だったのかもしれません。

イベントでは実際に15m延ばし、バスケットに搭乗することが可能でした。

15mの高さから見た梯子車のキャビン。

15mの高さから見た自家用エブリイ。こちらの梯子車も動画で撮影しております。

浜松市消防局天竜消防署にも日野ライジングレンジャーをベースにモリタが艤装した15m級梯子車が配備されていました。

架装はフィールドサービスさんのはしご①に近い形状となっています。こちらの車両も更新され、モリタMVFとなりました。

そして同年4月10日に藤枝市にある藤枝住宅公園に展示されたパトカー。

スバル5代目レガシィB4(BM型)の後期型をベースにした車両で、こちらもフィールドサービスさんの劇用車となっています。

回送時はこのように赤色灯や警視庁の表記などを外し、実際の警察車両と間違えられない状態にしていました。

消防車などと異なり、パトカーは民間に払い下げられることは基本的にないのでこの車両は市販車をベースに白黒塗装を施し、赤色灯などの装備を取り付けられています。またナンバープレートも8ナンバーではなく、3ナンバーとなっています。

トランクリッドの警視庁表記などはスタッフの手によって一文字一文字貼られていきます。

スタッフの手によって赤色灯が取り付けられ、警視庁とPOLICEの表記などが取り付けられました。

リアガラス左下にあったコールサイン表記は品川3となっています。対空表記やフロントガラスには表記なし。

赤色灯は実際の車両と同じパトライト製エアロブーメラン(AXS-L)を搭載しています。

赤色灯は会場内では作動させていませんでしたが昇降式となっており、フィールドサービスさんの劇用車紹介ページでは昇ばした状態の画像が掲載されています。

前面赤色灯も2013年度以降配備の実車に合わせてLED式(パトライト製LP3)を装備しています。スバルエンブレムが外されており、旭日章を装備しています。

かなり完成度が高く、詳しい人が見なければ実際の警察車両だと勘違いしてしまうでしょう。

こちらは以前撮影した警視庁で実際に使用されている車両です。

内装もかなりこだわって製作されています。メーターを見る限り、廉価グレードの2.5iをベースにしていると思われます。実際の警察車両はパトカー専用グレードとなっており、エンジンはターボ搭載の2.5 DOHC DUAL AVCS TURBO(FB25型)を装備しますが、メーターは液晶非装備の2.5iに準じたものとなっています。

サイレンアンプは実車と同じパトライト製SAP500です。オーディオも実車のようにケンウッド製のものを装備。ストップメーターも装備されています。

ルームミラーはダブルミラーとなっています。ちなみに運転支援システムのEyeSight(アイサイト)は非装備ですが、内装は2.5i EyeSight S Packageのようなカーボン調のパネルを装備しています。

無線機はグローブボックスに取り付けられています。

運転席には防犯板が取り付けられています。

ドアミラーの上には補助ミラーが取り付けられています。ドアミラーが白色なので国費配備車同様に市販車のサテンホワイト・パールがベースと思われます。

また藤枝住宅公園の同イベントでは消防ポンプ車も展示されました。こちらもフィールドサービスさんの劇用車となっています。

日野初代デュトロの前期型をベースにしたCD-Ⅰ型ポンプ車です。これも元々は伊丹市消防局西消防署荒牧出張所で使用されていたポンプ車だったようです。

吸管は剥き出しのタイプですが、シャッター式の資機材庫を装備しています。

吸管の上にはフォグガンを積載しています。

主警告灯はパトライト製エアロダイナミックシリーズ(HZD-HC)。元々は大阪サイレン製のウイングフラッシュシリーズを使用していたようです。

後部補助赤色灯は大阪サイレン製の赤色灯。こちらも元々は別のものが取り付けられていたようです。

艤装はGMいちはら工業。1999年に製造された消防車のようです。

標識灯は新木場となっています。先述の通り会社の所在地となっています。

ドアに書かれた記号は東京消防庁風のものとなっております。ポンプ車なのでPから始まっています。

サイレンアンプは大阪サイレン製MARK-9となっています。フィールドサービスではこのデュトロ消防車の他に日野スペースレンジャーベースの水槽付きポンプ車も所有しています。こちらも動画を撮影しております。

そしてこちらは何の変哲もない県警管区機動隊のいすゞ初代エルガミオ(PDG-LR系)をベースにした大型人員輸送車です。2002年度から調達が始まり、2018年度に2代目エルガミオが配備されるまで配備されていました。初代エルガミオの大型人輸送車の主警告灯は全てスピーカー分離装備のパトライト製エアロダイナミック(RAW-24SQ)となっています。

その中でも2007年度配備車と2009年度配備車は前面赤色灯としてパトライト製LAS型LED式補助赤色灯を装備しています。パトライトLAS型は透明レンズで6個の超高輝度赤色LEDを内蔵しております(他色も設定あり)。LAS型は10パターンの点滅パターンが設定可能となっていました。しかしその後2012年度以降に配備されたエルガミオ初代人員輸送車の前面赤色灯は同社製LP3型LED式補助赤色灯に変更となっています。

そしてこちらは上記の車両と同時期に配備されたほぼ連番車。前面赤色灯がパトライトLAS型から別のものに変更となっています。この前面赤色灯は小糸製作所のLEDシグナルランプのSLEK24RT1型(定格電圧24V赤色LED点滅発光仕様)と思われます。この車両はなんらかの理由で交換されたものと思われます。

そして2021年度に配備が始まったトヨタ220系クラウンをベースにした交通取締用パトカー、我が地元の県でも配備が確認されました。なんと歩道上で日産C27型セレナとお互いのボンネットを開いてミーティングを開催していました。無線機電源の消し忘れかストップメーター電源の消し忘れかはわかりませんが、指差し確認ヨシ!


今回は以上です。

【参考文献】
豊岡市消防本部 消防本部のあゆみ
平成30年大島地区消防組合消防年報


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Posted at 2022/05/08 15:59:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | 特装最前線 | クルマ
2022年03月18日 イイね!

特装最前線 Vol.4

特装最前線 Vol.4いわゆる8ナンバー車などの特装車の特集です。8ナンバーではない架装・特装車両もこちらで紹介させていただきます。タイトルは言いたかっただけです。

まずはこちら、静岡市消防局駿河消防署鎌田出張所の水槽付きポンプ車。いすゞ5代目中期型フォワードをベースにしており、フロントパネルにはV字状に大阪サイレン製のLED式赤色灯(LFA-50)が4個取り付けられています。

艤装は畠山ポンプで1,500Lの水槽を装備しております。この車両特有の装備という訳ではありませんが、後部座席側にも補助ミラーを装備しています。テールランプは小糸製作所製のLEDリアコンビネーションランプ3連タイプを装備。

静岡市消防局葵消防署南田町出張所救助工作車(Ⅱ型)。日野6代目レンジャーがベースとなっており、モリタ製ハイルーフキャブのレッドアーマーを装備します。

テールランプは小糸製作所製のものですが、こちらはトラック用リアコンビネーションランプ(バックランプ付き)です。こちらの車両にも形状は異なりますが、先述の後部座席用補助ミラーが取り付けられています。クレーンは直進式。

救助車に追随する資機材搬送車(いすゞ6代目前期型エルフベース)。救助工作車に搭載しきれない資機材を搭載しているようです。

艤装はケイショウ車体。主警告灯は大阪サイレン製のスーパーネオフラッシュNF-AK型、前部と後部には同社製補助赤色灯のLF-21Cが取り付けられています。車体後部には極東開発工業製のパワーゲートを装備しています。

同じく静岡市消防局千代田消防署の資機材搬送車(いすゞ6代目中期型エルフベース)。元々は航空隊の指揮連絡車(資機材搬送車)として配備されましたが、撮影時は葵資機搬同様に救助工作車に搭載しきれない資機材を搭載していたようです。現在どうなっているかは不明。

こちらの車両も車体後部に極東開発工業製のパワーゲートを装備。主警告灯には大阪サイレン製スーパーネオフラッシュ、前面赤色灯に同社製LF-21Cを装備していますが、こちらの車両は前面補助赤色灯にプロテクターを装備しています。また、航空隊運用時に燃料等を輸送する関係から車体前後に危険物標識が。

いすゞ4代目前期型エルフベースのタンクローリー。この車両は前期型にも関わらず、中期型以降に設定された助手席セーフティウインドウ「OKウインドー」を装備しています。なんらかの理由で助手席側のドアだけ交換したのかもしれません。

三菱5代目前期型キャンター20のタンクローリー。

その横には三菱5代目後期型キャンター30のタンクローリーが。どちらもタンクとキャブの間に給油ホースを装備しています。

静岡市消防局島田消防署六合出張所の水槽付きポンプ車(いすゞ6代目中期型エルフベース)。1200L水槽を装備する水槽付きポンプ車でキャビンは長野ポンプ製ハイルーフ(但し艤装は日本機械工業)。

同所の指揮連絡車(トヨタ6代目前期型ハイラックス)。高橋機工(現:ケイショウ車体)が艤装した車両でカンガルーバーの外側にハロゲン式前面赤色灯を装備しています。

静岡市消防局島田消防署指揮連絡2号車。主警告灯は大阪サイレン製スーパーネオフラッシュ(NF-K)、前面赤色灯には同社製LFAシリーズ。ルーフにはルーフキャエリアを装備します。

富士宮市の水防車として使われているトヨタ7代目後期型ダイナ。市販のダブルキャブ車(ボディカラーはブルー)に大阪サイレン製ウイングフラッシュ(WF-M-CKJ2)を装備した車両。グリルの一部をカットしパトライト社製LP3前面赤色灯が装備されています。

中日本ハイウェイ・メンテナンス東名(株)の多目的トイレカー(いすゞ6代目中期型エルフベース)。キャブ後ろの網部分にエアコン室外機を装備しており、車内は家庭用エアコンを装備。この車両は高速道路上作業時のトイレとして使用されます。

中日本ハイウェイ・エンジニアリング(株)のトヨタ3代目後期型ノアベースの道路維持作業車。車体後部には名古屋電機製誘導標識(及び同社製LED式黄色警告灯フリックス)を装備しています。

日産T31後期型エクストレイルベースの中日本高速道路(株)の道路パトカー。

新富士インターチェンジ横に所在する、コミニケーション・プラザ富士に展示されていました。

誘導標識は森尾電機製、主警告灯はパトライト社製NZDシリーズ。赤色灯は非装備で、同社製サーチライトを装備しています。

おまけです。とある場所に置かれていた自走標識車の後部に取り付けられる追突衝撃緩和装置。横には東名全線開通50周年のステッカーが貼られています。

今回は以上です。

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Posted at 2022/03/18 19:00:47 | コメント(0) | トラックバック(0) | 特装最前線 | クルマ
2022年02月26日 イイね!

特装最前線 Vol.3

特装最前線 Vol.3いわゆる8ナンバー車などの特装車の特集です。8ナンバーではない架装・特装車両もこちらで紹介させていただきます。タイトルは言いたかっただけです。

まずは藤枝市の道路パトロールカーとして採用されているスズキ6代目エブリイバン(DA17V型)。

前後共に紅白バンパーとなっており、リアバンパーには後退時ブレーキサポート(超音波センサー)を装備しています。

フロントバンパー内にはエアフィルターを装備。その横にはインタークーラーが装備されています。これはNA車は装備されていない装備です。

主警告灯はパトライト製AJS-12HMS(エアロソニック)で黄色回転灯と赤色回転灯を装備している。車内にはデュアルカメラサポートが確認できます。これらのことからこの車はDA17V最上級グレードの「JOINターボ」4速AT車(スズキセーフティーサポート標準装備)のホワイトをベースに公団カラーを纏っているようです。

この道路パトカーのベース車はうちのDA17Vとほぼ同じですが、うちのは5速MT(セーフティサポート設定なし)です。4WD/2WDの設定もありますが、外観で判断できるポイントは不明。昨年9月にJOINターボからMTの設定がなくなりましたが、現在は上級グレードのJOIN、JOINターボ、そしてPCもグレード廃止になったようです。

DA17Vの前任車は三菱リベロカーゴをベースとした道路パトカーでした。赤色灯非装備の黄色回転灯をルーフキャリア上に装備し、車体は公団カラーとなっていました。

磐田市消防本部流洋分遣所水槽付きポンプ車(磐田84)。日野レンジャープロをベースに日本機械工業が艤装し、平成29年度に配備された車両です。

以前配備されていた水槽付きポンプ車と異なり、シャッターが素材地ではなく、赤い物となっています。

また本部内他署の車両が吸管剥き出しタイプの車両が多い中、オールシャッターとなっています。これは竜洋分遣所が海に近いのが関係しているのかもしれません。また、グリル部のガーニッシュが黒く塗装されているのが珍しいと思います。

磐田市消防本部豊田分遣所資機材搬送車(磐田95)。平成21年度に配備された日産ディーゼル3代目コンドルをべースの車両で、車載型クレーンを装備しています。クレーンブーム部と荷台アオリ部に資機材搬送車の表記が入っています。同本部の配備車両は日野が最も多く、いすゞ、三菱ふそう車が配備されていましたが、日産ディーゼル車ベースはこの車両だけです。撮影時は豊田分遣所に配備されていましたが、後に福田分遣所に配置転換されたようです。

磐田市消防本部竜洋分遣所連絡車(磐田64)。スズキJB23(1-3)型ジムニーをベースにした車両で平成12年度に磐田信用金庫(現:浜松磐田信用金庫)から寄贈され配備されました。

赤色灯は単円筒形で緊急走行装備はあります。竜洋分遣所以外にも他分遣所に数台ジムニーの連絡車が配備されているようです。

牧之原市消防団の過般ポンプ積載車。ダイハツ9代目ハイゼットデッキバンがベースとなっています。

赤色灯はパトライト社製HWシリーズを採用しております。荷台部分には過般ポンプを積載し、屋根には脚立を装備します。

牧之原市の消防団指揮車。三菱前期型デリカD:5をベースとしており、日本消防協会が寄贈した車両です。

ほぼ同型の藤枝市消防団指揮車。こちらも三菱前期型デリカD:5がベースで日本消防協会が寄贈した車両です。

納入時期や細部の違いはあると思われますが、全国に多数配備されています。赤色灯はパトライト製エアロブーメラン(AXS型)を装備しています。

消防団章はステッカータイプのものをボンネットに装備されており、前バンパーとバックドア部にはLED式補助赤色灯としてパトライト製LP3が装備されています。

川根本町が所有する日産T31後期型エクストレイルベースの災害対策車。純正のブリリアントホワイトパール(特別塗装色)に純正オプション品のハイパールーフレールを装備しています。赤色灯は大阪サイレン製のウイングフラッシュ。

静岡県警察管内の交番に国費配備されているスズキ3代目後期型ソリオベースのパトカー。撮影時期の関係かスタッドレスタイヤを履いており、社外品のアルミホイールを装着しています。

そして最後となる特装車はこちら。いすゞ4代目フォワードベースの謎の特装車…。ぱっと見ではなんだかよくわからない車両ですが、恐らく元車はこれじゃないでしょうか?

画像はKC庁で現在使われているいすゞ5代目前期型フォワードベースの車両です。

元はバータイプの赤色灯が設置されていたであろう基台にはライトバーが設置されています。

車体後部に設置されていた電光掲示板は撤去されており、テールランプ類も別のものに変更されています。ルーフトップエアコンは恐らく現役時代から装備されていた物ですが、当時と異なる塗装がされています。この車両は恐らく車内でモニターなどを見ることができる車両で後部は荷台になっているものと思われます。

今回は以上です。

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Posted at 2022/02/26 19:04:59 | コメント(0) | トラックバック(0) | 特装最前線 | 日記

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