先日、大阪の上新庄にある靴修理専門店の乃屋さんに依頼していたブーツのソールカスタムが仕上がりました!
ホーキンスのリングブーツ、GT-5155の茶です。
1990年代に結構流行ったブーツです。この頃のアメカジは、ウエスタンブーツ系とエンジニアブーツ系に分かれていたような気がします。このリングブーツの背景って謎で、ヒール形状からウエスタンブーツ風の意匠ですがあまりマニア受けせずに金のない大学生が安いホーキンスを履いてる感じでした。
自分をはじめバイクの人たちも割と履いていた気がします。レッドウイングは高嶺の花、チペワも手が届かないガキンチョのブーツです。
サムネイルの写真は依頼前の状態ですが、改めて並べると、
いかにも、ホーキンスという雰囲気です。
昔履いていたやつはヒールも削れて無くなり、いつの間にかどこかで捨てられてしまったので、これは懐かしくて買ったヤフオクの中古です。
流石にアラフィフが履くには見窄らしくて恥ずかしい。ラギッドというよりは貧乏くさい。金持ちじゃないけど貧乏臭くみられる見た目は周りに気を遣わせますので、ある程度年齢なりのものを身につけた方が相手のためです。
でも、革の雰囲気は意外にいいんですよね。少なくともにりんかん等でよく売っている、例えばWILD WINGのようなペラペラの革、見た目無視のぐちゃぐちゃなデザイン性、長持ちに耐えられない設計と品質に比べれば、はるかに良いものではあります。
このブーツにしっかりと金をかけてカスタムをすると、アラフィフでも履けるようになるのか?という試みです。
約2ヶ月の時を経て生まれ変わった安物ホーキンスはどんな感じでしょうか?
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やばいです。
樹脂のソールとヒールブロックを革に替え、丸コバ、切り返し、積み上げテーパードヒールにしたことでガラリと雰囲気が変わりました。
実はホーキンス、安物なのにグッドイヤー・ウェルテッド製法でできていましたので、リウェルトもできます。切り返しのアゴを張り出させるため、ダブルステッチ用の幅広ウェルトに替えましたので、さりげないのに印象的な雰囲気を実現できました。
履いているうちにコバもボロボロになると思いますが、その時はまたオールソールしたいと思います。
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2023/04/01 15:41:25