ブレーキキャリパーオーバーホール(リア編)-1
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長らく部品購入したまま放置していたリアブレーキ関連のオーバーホールに着手します。コレ、結構たいへんなんですよ。
では早速部品の確認です。
購入はいつものパーツのパルカさんに直接連絡して依頼してしまいました。
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まずはピストンオイルシールです。
TRW製なので信頼は十分です!
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次にブレーキホースです。
うーん、マイレ製ですね。純正部品は出ませんでした。仕方ないか…
このホース、金属管がカシメで一体化されており、なかなかの金額でした。1本、1万円近くかかったと思います。左右で別物です。
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その他の部品です。
ブレーキホースを止める白いプラ製のハトメ、ブレーキホースの中継用のゴムホースです。
ハトメは破壊しないと絶対取れないので必須です。
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部品の仮合わせです。
ブレーキホースは合っていそうな、ズレていそうな…微妙。
多少金属管を曲げて調整しないと取り付け出来ませんでした。絶対に折れないように優しく、少しずつ様子見しながらです。
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中継用ホースはピッタリの様です。
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では早速外して行きます。
外す順番は、
①中継ホースの車体側を外し、ブレーキフルードが漏れて来るのでラップ+輪ゴムなどで止めます。(私は専用の栓を使いました)
②中継ホースを外す
③ブレーキホースを外す
が良かったです。大元を止めてしまえばフルードが漏れてもリザーブタンクが空になる心配がないのでGOODです。
当然、手がフルードまみれになり写真が撮れませんでした⤵
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取り外しに利用するフレアナットレンチですが、11mmです。
また、この首振り+12角タイプを使うとトーションバーなど全く外すことなく作業ができました!
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ココは最大の難所の右側の中継ホースの車体側です。
ストレスなく作業できました!やっぱり道具ですね~
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外したブレーキホースの比較です。
やはり旧品はゴムホース部分がカチカチでした。亀裂などはまだ大丈夫でした。良かった。
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キャリパー取付部のバンジョーボルトです。
なんか純正品と違う…
結果はキチンと取り付けできました。
ガスケットのワッシャーですがマイレ製は同梱されており、付替え可能な状態でした。
しかし、純正品はなんと!ガスケットがはめ込まれていて取れません。
コレ脱着することを想定していないのかな??
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今回はオーバーホールですので、サイドブレーキ機構も解体します。
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ピストンの取り外しは、ツールを使って反時計回りに回すと外せます。
途中オイルシールが引っかかるので、ピックツールなどで外し更に回します。
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外れる直前はツールが入らないので、ウォーターポンププライヤーや、ラジオペンチなど適時利用します。
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次はサイドブレーキ機構の解体です。
左が解体後
右が解体前
です。
13mmのナットを外すし、圧入されているプレートを取るのですがとても硬いです。
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トルクスで止まっているプレートを外して、写真の様にこじって外すことができました。
なかなか苦労しました。
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ゴムのシールがついていますが、こじるときに少し切れてしまいました⤵
コレはオーバーホールキットには入っていないのでそのまま使います。
皆さんはご注意ください!
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次にキャリパー内部の機構を外します。
写真では分かりにくいですが、スナップリングがあります。これを後の写真にあるスナップリングプライヤで外します。
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外した写真です。
右にあるのがスナップリングです。形状をみていただき、外すときの参考にしてください。
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これがスナップリングプライヤーです。
Amazonで2000円しませんでした。
購入したほうが絶対作業は楽です!
工具にイトメはつけません。
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軸を傷つけない様にウォーターポンププライヤーで摘んで引き抜くと機構が外せます。
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Oリングがついています。
割れ、硬化など無かったので再利用しました。これもオーバーホールキットには含まれません。
汎用のOリングセットにピッタリのものがあったのですが、大陸産なので古くても純正品質を優先しました。
機構はパーツクリーナーで清掃しました。
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キャリパー内部側です。
下側にピンが出ており、機構を入れるときにしっかり合わせるようにしましょう。
つづく
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