マジェスティ125を整備しようとすると、ほぼ床に寝そべっての作業になるか、もしくは頭を地面にこすりつけるくらいにして覗き込むといった格好をしています。
うん。腰が。壊れる。
ということで「バイクリフト」を先に作ることにしました。
一応車用に「クイックジャッキ」があるので、それを利用すれば持ち上げられなくはないのですが、普段は車の横に置いてあるので移動が超面倒><;
片側1つで40kg。それが2個あるので移動も容易ではありません…orz
※クイックジャッキの下にキャスターを付けてはありますが、障害物のある場所を5mも転がしていくのは「面倒!」以外の何物でもありません(^^;;;
(一応頑張って見た時の写真)
(上モノだけ出来た時にやってみました。この状態でもぐらつくことはありません。アングルの脚が片側3箇所、左右で6箇所クイックジャッキの上に乗っています。)
クイックジャッキを使わないのが目標。今はあまり使っていない
「油圧ジャッキ」を利用するという条件で制作を開始しました。
まずは図面。
いつもは3Dモデリングソフトを使って図面を書いているのですが、今回は可動部分が多くてうまく作れませんでした。
ならアナログしかないでしょう!
じゃん!
適当な図面を元に夏休みの工作~(笑)
※図面を作ったのは5月頭くらいです。 ダンボールで機構を再現しました。一応M3ネジで締めてあります。
こんな機構であればバイクを水平に持ち上げることが出来るのではないでしょうか?
というか、クイックジャッキの動きを見て真似たとも言います(笑)
これを「上モノ」と「下モノ」で分けて作り、アームで繋げば完成では?
とその時は軽く考えていました。
はい。問題発生(;_;)
全部をL字のアングルで作ったら、バイクの重みでアングルがよじれて大きく傾きました。(写真はナシ!)
慌てていたので写真が撮れませんでした。だってバイクは傾いてるし!手は離せないし!
なんとか上モノを降ろしてバイクも降ろしました。40mm幅のL字アングルでは重量に負けて歪んでしまうみたいです。
(ボツになった下モノの残骸。いけると思ったのに…。)
(2.5mm厚では強度不足でした。)
しかたないので小さめのアングルを互いに向かい合わせにし、溶接して「角パイプ風」にしました。
(完成した物からの写真)
25mmくらいの角パイプが売っていれば作ることもなかったのですが、近くのホームセンターにはL字のアングルしか売ってなかったので苦肉の策です(苦笑)
でも強度的にはアングルよりも遥かに強くなりました!
(以下完成時の写真より)
下モノも全て角パイプで作り直しました。
でもその御蔭でネジがしっかりとモノを支えるようになり、結果的にはこうするしかなかったんだと思えるほどです。
(40mm幅のL字のアングルは在庫があったので利用したかっただけ。)
持ち上げるには油圧ジャッキを下に差し込みます。
で持ち上げるとこんな感じに♪
持ち上げたらウマを入れます。絶対に必要です!
なお油圧ジャッキの先端は丸くて動いてしまうので、
こんな風にアングルを渡して溶接し、絶対に外れて落ちてこないようにしてあります。
さらに、油圧ジャッキは持ち上げる部分が弧を描いて動くのですが、それに合わせてジャッキの車輪が動いて後ろに出てきます。その部分に鉄板を溶接して下モノをジャッキ自身で押さえつけるようにしています。これで下モノは絶対に動きません。(全部の重量が下モノに掛かる計算。)
(アーム部分の拡大)
左右にある4本のアームはM8のボルト1本で支えています。
ステンレスのボルトですが耐荷重的にどうなんでしょうね。
前から見るとこんな感じです。本当はウマを下モノの外に出したかったのですが、支えるアームが+15cmも左右に飛び出るのは邪魔なので内側に設置できるようにしました。
なおウマが当たる上モノの部分には40mm幅のアングルが溶接してあり、強度を稼いでいます。
(赤丸の部分)
以上になります(^^)
構想から1ヶ月ほどかかってしまいましたが、修理対象の部品もまだ全部は揃っていなかったのでタイミング的にはジャストだったと思います。
これでベルト交換も楽に出来る!(予定)
ラジエターのセンサーも交換しやすい!(予定)
オートチョークも交換しやすい!(予定)
スターターも交換しやすい!(予定)
サーモスタットも…(以下略)
古いバイクなので購入代金と同じくらい補修部品代がかかりそうです…。
でも楽しい♪
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マジェスティ125 | 日記
Posted at
2020/06/05 17:44:04