シリンダーヘッドのオーバーホール（３／７）

取り外したガスケットを観察すると冷却水が通るべき穴が・・・
完全に閉塞しています(^^;

新旧ヘッド締付けボルトの比較です。

ヘッド締付けボルトは、他の弾性変形域で使用するボルトと違い
塑性変形域で使用されるため、取り外しても長さが元にもどりません。
従って、新しいボルトと長さを比較すると数ミリ伸びています。
これが再利用できない理由ですね。

左：これまで使用してきたボルト（水に濡れ錆びています）
右：新しく用意したボルト

パーツ番号：049103384B

取り外したヘッド、エキマニ、インマニ。
エキマニから外していきます。

外したエキマニ。
この後、表面の錆びを除去してシルバーの耐熱塗装を実施。

エキマニ、インマニを外した後です。
この後、インジェクターのコネクタユニットを外し、カムシャフトを外し、バルブの取り外しにかかります。

カムシャフト、ラッシュアジャスター（油圧タペット）を外し、
このようなバルブコンプレッサーを利用してバルブを取り外します。

バルブスプリングを圧縮し、コッターを外します。
コッターを外す際は、画像にあるような磁石を用いて外れたコッターを引き付けると便利です。

バルブが全て外れました。