
「イベント:【i-DMs】202606 Be a driver.な最速チャレンジ」についての記事
※この記事は
【i-DMs】202606 Be a driver.な最速チャレンジ の総括について書いています。
i-DMsに所属するbe a driver.な皆さん、こんばんわ。
先週末(2026年6月13日)にキョウセイ交通大学の四輪コースを一日借り切ったイベント(
午前、
午後)の総括ですが、その前に、そもそも
我々(i-DMs)は一体何を目指しているのか?をおさらいしようと思います。
恐らくグループ外の人達から
「あなた方のグループってナニをしているの?」
と聞かれたら
「i-DMとG-Bowlアプリを組み合わせて運転の腕を…」
みたいな回答をするんだろうと思われますが、i-DMやG-Bowlアプリがそもそもそんなにメジャーな代物ではありませんから、それらを使って運転の練習をしたらどんなドライバーが出来上がるのか?なんて話も、上記の答えではサッパリわかりません(苦笑)
この辺りの話は恐らくグループに所属してイベントに積極的に参加している人達で、i-DMとG-Bowlアプリを当たり前に活用していても、それが何を意味し、どこに向かう道程なのか、ちゃんと理解している人はもしかしたら少ないかもしれません(^_^;)。
ですので、ここで一旦立ち止まってw、ハッキリさせておこうと思った次第。
先ず最初に、
2つのツールを使っている理由はそれぞれあって、そこには2つの側面(意味合い)があるのですが、
目指しているゴールは1つです。
順に説明しましょう。
1. G-Bowlアプリを使っている意味
先ず我々のグループが目指しているドライビング(走り)は、原則として
レーシングドライバーの最速の走りを範としています。G-Bowlアプリはそのために活用しています。

ただ、ここで「最速の走りを目指す」ではなく「最速の走りを範とする」と述べている所が重要なポイントです。
我々グループのメンバーは意外にモータースポーツ志向が強くなく、サーキットの走行会に参加している人はほとんど居ません。
「最速の走りを目指す」のであればサーキットで物理限界Gに挑むべきですが、もしそれを公道でやろうとすれば傍目にも暴走行為であり推奨できません。
一方で最速の走りを範とし、物理限界(概ね1G)でなく、0.2Gや0.3Gといった仮想限界Gの範囲内で走れば、公道で暴走することなく常識的な範囲のペースで最速の走り(要はレーシングテクニック)を学ぶことが出来ます。そのためのG-Bowlアプリの活用というワケです。
2. i-DMに拘る理由
次にi-DMですが、これを解説する前に、世にある"運転評価システム"について考察します。
Yahoo!ナビや自動車保険各社、或いはホンダの
RoadPerformanceなど、今では多くの運転評価システムが存在しますが、これらが何を評価しているかご存じでしょうか?ズバリ"
安全運転"です。
安全運転に対する評価ですから、速く走れば減点されます。公道を道交法を守って常識的なペースで走り、急加速や急ブレーキをやらない走り。まぁ保険会社は被保険者が事故を起こして保険金を払うのを避けたいワケですから、当然と言えば当然ですが、ホンダの
RoadPerformanceも同様の評価傾向があるのは意外(というか残念w)ですね。
というワケで、
世の運転評価システムは基本、速く走る(飛ばす)と評価が下がるモノなのですが、では
i-DMはどうでしょう?ちなみにi-DMに対するマツダの謳い文句は「ドライバーが運転を楽しみながら
同乗者にも優しく、燃費にも効果がある」なんて感じでした。
i-DMも飛ばすとスコアがだだ下がる…という動きをするので「ゆっくり走らないとダメなシステム」と理解(誤解)するオーナーは多いですが、ここが
他社の運転評価システムと決定的に違う点です。
他社の運転評価システムは
安全運転が評価基準なので、飛ばすと
危ないから評価が下がります。
i-DMは
評価基準に"同乗者にも優しい"が含まれているため、飛ばすと
同乗者に不快だから評価が下がるんです。
そしてこの「走行ペースが上がると同乗者の不快感が増す」要は
飛ばせば同乗者は車酔いし易くなるというのは、
多くのドライバーの常識でしょうから、或る意味i-DMは真っ当に出来上がっていると言えるかもしれません(苦笑)。
ということで、他社の運転評価システムとi-DM、評価の仕方は違えど「飛ばせばスコアが下がる」という動きをするのは同じ、、、ように見えますが、ここでマツダ技報に
極めて重要な一節があります。
(
マツダ技報2011 P22 4.2「しなやかな運転」の判定)
4.2 「しなやかな運転」の判定
⑴ 「しなやかな運転」の定義
車を運転して楽しむためにはある大きさを持ったGの変化は欠かせない。G変化がある程度大きければダイナミック感があり,特に運転者にとっては気持ちの良い運転となる。当システムでは,運転者が望む車両速度,加速度に制約を与えるのではなく,加速度を大きく変化させるのであれば上手く変化させているかどうかというところに着眼している。大きなGの変化を上手くコントロールしている状態を,イメージと一致するよう「しなやかな運転(Smart)」と呼称する。
これは、、、なんということでしょう!(笑)
マツダは「速度や加速度で運転者を
制約しない」と言っています。加えて「加速度を大きく変化させるのであれば、
上手に変化させたら評価する」とすら言っています。つまり、、、
「飛ばしても、同乗者に優しい運転だったらOKよ♪」
というのがi-DMの運転評価ということになります(^-^)。
このグループがi-DMの活用に拘る理由がココにあります。
3. グループi-DMsが目指すモノ
速度や加速度を制約する他社の運転評価システムとは異なり、マツダのi-DMは
速度や加速度を制約せず加速度を大きく変化させるのであれば
上手く変化させているかどうかというところに着眼しているとするならば、ここで
一点の素朴な疑問が生じます。
加速度を上手に変化させればOKって、じゃぁ
何GまでOKなの?
これは正直なところ、現時点では不明です(苦笑)。
市販車(用のタイヤ)の限界加速度は概ね1.0Gですが、クローズドコースを使ったこのイベントでの昨年までの走行条件は0.5G、今年は0.6Gに挑戦しました。つまり限界の6割までは来たワケです。
これをどこまで上げられるか?限界Gの1.0Gに限りなく近づきつつ、i-DMスコア4点台後半を叩きだせれば、それは「同乗者に優しい運転」と言えるワケですから、
つまり我々グループi-DMsが目指しているのは
同乗者を酔わせない最速の走り
であり、それは
「走行ペースを上げれば同乗者は不快になる(酔う)」という
運転の常識の破壊です(爆)。
余談ですが、2018年12月のイベント翌日のアクシデントwを経て、2019年、2020年あたりに本宮山でやっていたアテンザタクシー。アノ世界ですね(^_^;)。
普通、凄い走りを目の当たりにすれば人間、「おぉー!」「すげぇー!」「流石!!」など、何等か感嘆の声を発してしまうものですが、アレに同乗した人たちって

って感じか

って具合にシーンって静かになっちゃうじゃないですか(^o^;)
運転の常識を破壊する運転って、まぁそういう世界ですょ(^_^)b
(※
参考)
さて、ここでようやくイベントの総合結果です。
午前と午後の結果を合算した最終結果はこうなりました。

優勝のNavyGhostさん、準優勝のどっぐめいさん、3位のnobu_nobuさん、おめでとうございます。
結果はそういうことですが、今年は昨年とほぼ同じコースながら
①Gリミットを0.5Gから0.6Gに上げたこと
②午前中にi-DMスコアを加味しないタイムアタックをやったこと
という違いと、ここまで述べてきた諸々の事柄を鑑みると、様々なことが解ります。

これは午後の結果をタイムとi-DMスコアに分解して記載した上で、午前のタイムの速い順に並び変えたものですが、今年のi-DMスコアはTOP3は4.5-4.6、大体4.3-4.5あたりが多数をしめました。他方で
昨年は0.5GのGリミットで優勝者が4.9、大体4.5-4.7辺りが上位入賞に必要だったことを踏まえると、
走行ペースを0.5Gから0.6Gに上げたことにより同乗者への優しさ加減は減少。これが我々の現在の実力で、次回これを昨年レベルに戻せるか?がチャレンジのひとつになります。
また、今回は午前3周、午後4周としたためにタイムを単純比較できないのですが、試しに午前のタイムに4/3を乗じて(参考①)、これと午後のタイムを比較したのが一番右の欄(参考②)。
要は「同乗者に優しい運転をするために、午前よりどれだけペースが落ちたか?」がこのパーセンテージで見られます。
同乗者に優しい運転をするために、加速度の変化を滑らかに行う必要があることから、例えば減速では
・ブレーキペダルの踏み込み速度をゆっくりにする
→ブレーキングポイントが手前になる
などといった運転操作の変更に伴う走り方の変化があり、これはタイムが遅くなる要素です。
こういった要素が積み重なって午前中よりタイムが遅くなるのは仕方がないのですが、この遅くなる割合が小さければ小さいほど偉い!…かと言えば、そんな単純な話ではありません(苦笑)。
単純なタイムアタックはグリップ限界、動力性能などが制限要素で自ずと限界(それ以上速く走るのは無理…というタイム)があるワケですが、同乗者に優しい運転も同様に「これ以上速く走ると同乗者が不快」という限界がどこかにある筈です。もしそうならそのタイム以上に速く走るのは無理(i-DMスコアが下がる)で、午後のタイムはそれが上限になるワケだから、午前のタイムが速い人ほどギャップは大きく、遅い人はギャップが少ない、、、なんてことも起こり得ます。
ただ逆に言えば、個々人の数字に着目すると、各々の課題が明らかになります。
十分に速く走れているか?(午前のタイム)、同乗者に優しい運転が出来ているか(午後のi-DM)、同乗者に優しく運転するためにペースを落とし過ぎてないか(午後のタイム)、などなど
これらの結果から参加者各々が各自の課題を認識し、次回のレベルアップに活かして頂ければ、と思います。
今年の12月12日(土曜日)に同じコースで再チャレンジの機会がありますので。