Simca1200S の前身であるSimca1000coupe。
1962年にジュネーヴモーターショーで発表されたこのクーペ…
イタリアのベルトーネに在籍していた若きジウジアーロがデザインした、シンプルでスタイリッシュなクーペ。
シムカというかなりマイナーなメーカーの車ですから日本ではなかなかお目にかかれないですが、奈良のショップにあることは知ってましてその車が走り出したそうです🎶
1000クーペが無ければ1200Sは存在しないので、私的にはとても大切な車でして…
いつかオーナー様共々お逢いしたいですね(^^)
たまたまみんカラで、お兄様がこの1000クーペに乗り始めたと言う事を知りまして、その方に画像等の了解も快く頂きましたので記録しようと思います♪
まずボディから。
最大の違いは、やはりフロント部分。
ラジエターが無い1000coupeは、グリルも無くて非常にシンプル。真ん中に横長のエンブレムがありますね。
ヘッドライトやウィンカー、バンパーは同じパーツのようです。
1200Sはラジエターをフロントに持って来たのですが、ただ穴を開ける感じではなく、ドライビングランプを入れたりトランクスペースの関係上ラジエターに入った空気を逃すために、ボンネットに穴を開けて上に流す手法を取り入れた結果、ボンネットにエアアウトレットを設けなければならなかったようです。
トランク内。
このように後方に斜めに入ったスペアタイヤの前に、F1みたいにラジエターに入った空気を漏れなく排出するようになっていて、冬場はオーバークールになるくらい高効率^_^
ちなみに1000coupeのトランク内は、ラジエターが無いのでスペアタイヤが前方に斜めに入っていてトランク容量を稼いでいます。
フェンダーは同形状、ベルトーネのエンブレムも同じ位置、唯一の違いは1200Sにはフェンダー下部にクライスラーの星型エンブレムがあることくらいです。
リヤは…
ルーフからトランクまでのラインも全く一緒。
違いは1000coupeはブレーキ+ウィンカーランプのみでバックランプ無し、車名エンブレムの位置が左側になります。
1200Sはバックランプがあるので、車名エンブレムがトランク右側になります。
デザイン上、1000coupeはフロント1灯、リヤ1灯で、1200Sはフロント2灯、リヤ2灯なんでしょうね^_^
室内は…
シートは同じ形状、ドアの内張りはステッチの違いとドアノブの形状がやや違う感じ。
ダッシュボードの形状は同じですが、メーターがかなり違うのと灰皿が違いますね。
1000coupeはパネルはメタルかしら?クールな感じ、1200Sはウッド調シートが貼られていてちょっと温かみがあるかな。
メーター。
そのメーターですが、1000coupeは5連メーターで左から水温計、タコメーター、油圧計、スピードメーター、燃料計となっていてカッコいい🎶
1200Sは3連メーターで、左は水温、燃料、油圧のコンビメーター、真ん中がタコメーター、右がスピードメーターとなっています。
ステアリングは同じように大径でたぶんエボナイトで1000coupeはオールドアルファみたいで美しいです。
最大の違いであるエンジンは…
1000coupeはラジエターがエンジンルームにあり、フィアット系が色濃く残っています。さらにバッテリーもリヤにありますね。1200Sはバッテリーはフロントにあります。
この個体は電動ファンに変えてあるみたいです。リヤにラジエターがあるので、そこにフレッシュエアを取り込むために、エンジンルーム左側奥に導入ボックスの口がありますが大きいですね。
さらに、トランク内側にあるボックスにプレートが貼られているのが見えます。
1200Sはこの名残り?の導入ボックスはありますが薄型になっていて、プレートはエンジンルーム左側の平部分に貼られています。
キャブは1000coupeは1基のダンドラタイプ、1200Sは2基のサイドで巨大なエアクリーナーボックスが目立ちます。
画像だけですから詳細までは分かりませんが、日本にあるのでいつかじっくり拝見させて頂きたいと思います🎶
同じように数少ないメーカーの車ですが、クーペ好きとして長く楽しんでいければいいなぁと思いますね。
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simca | クルマ
Posted at
2018/02/15 23:04:21