リヤデフバックラッシュ調整
1
リヤ周りからの唸り音が酷く、リヤデフのバックラッシュが大き過ぎるような気がして調整してみる事にしました。取り敢えずウマに上げてみると・・・。
2
あらら・・・(-_-)
スタビリンクがポッキーしてました。ちょっと前ですが、コーナリング中に「バィーン!!!」とでかい石でも跳ね上げた様な音が響いたんですが、これか・・・。
ショックのバネレートが純正のままスタビを強化してしまったので樹脂のリンクに負担が直撃したようです。
・・・しかし折れるかね?
3
スタビリンクはどうにもならないので、とにかくリヤデフを降ろします。
リヤナックル周りのリンクをナックル側で分離し、ブレーキキャリパーとストラットの締結を解いてやればドラシャは抜けます。あとはプロペラシャフトのフランジのボルトナット、メンバーブラケット周りのボルトナットを外していけばデフケースは降りてきます。R180は結構重いですから、お腹で抱えて降ろす時は気をつけてね。
フランジ側を下に引っ張りながら前に引く感じで揺すれば落ちてきます。急に落ちてくると危険なのでぎりぎりまでナットを残して作業しましょう。
リリーフバルブから随分オイルが噴いてます。オイル入れ過ぎかな・・・。
4
フロントカバーを外しました。液体パッキンなどは使われておらず、金属ガスケットのみで気密を保てるというのは凄いですね。
画像がありませんが(手が汚れてくると写真を撮るのが億劫になります)デフ本体を押さえているベアリングフォルダ(ドラシャの刺さる部分)を両方引っこ抜いて、ハウジングとの間に挟まっているシムの増減でバックラッシュ(ドライブピニオンとリングギヤのガタ)を調整します。
ダイヤルゲージをベ-スにセットして、なるべく回転方向に垂直に当てて測ります。毎回数字が変わると思いますので、5回位測った平均を計測値とします。
今回の様にパーツの変更がない場合は左右の合計厚は変えずに(左を0.25増やしたら、右を0.25減らすと言った要領で)変更します。
ファイナルギヤのバックラッシュの基準値は0.09~0.15㎜の範囲内との事ですが、今回は0.25㎜程あり、少し大きめだったので、何度も調整して0.10㎜程度に収めました。
5
何を考えているのか歯当たり確認のコンパウンドを逆目に付けています・・・(-_-メ)
しかもこの写真しか撮っていません。本当は角度のキツイ方で色の付き方を見ます。偏りなく細長い楕円になっていれば問題ないようです。
ガスケットは再使用出来ませんから新品を用意しましょう。ベアリングフォルダのOリングとシャフトのオイルシールも出来れば交換したい所。(自分はガスケット以外は再使用しましたが・・・)
あと、注意して欲しいのがドライブピニオンギヤ。メカに弱い方は興味本位でバラさないこと。
恐らく元に戻せなくなります。
6
結局唸り音は直らず、後日ハブベアリングであることが判明・・・Σ(゜ロ゜;)
でも、アクセルのオンオフ時のスロットルレスポンスが良くなって。それはそれでいい感じ。
皆さんは思いつきだけで大きな作業をしないように・・・。
(;-_-)=3 フゥ
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