HA11S　アルトワークス　新規格ブレーキ流用

兎に角止まらない旧規格のアルトのブレーキを今更ながら強化します。
必要なものは旧規格でNAのナックルアームと新規格キャリパー＆ローター。
ブレーキホースも捻じ込みからバンジョーに変わっているのでキャリパーに合わせたものが必要です。

揃えたNAナックルはOHし、現在使用中のハブ（ロングハブボルトに換えてある）を移植して使います。

ハブをプレスで打ち抜いたら、ベアリングとオイルシールを打ち換えます。

内側と外側とに二つのベアリングが入っていますが、内外それぞれの側からの挿入なのでプレスで一気に押し出せません。

真ん中に挟まっているだけのカラーをずらしてピンポンチなどで奥のベアリングをそれぞれ打ち抜きます。

グリスを充填しながら新しいベアリングを挿入します。

ベアリングは内外同規格ですが、片面シールの物を選び、シールを外側にして使いましょう。
両面シールだとベアリングハウジングに充填したグリスが循環しません。

インナー側は新しいオイルシールを打ってナックル完成。

中古で揃えたナックルは遮熱板などの錆が酷かったので、極力錆落としをして耐熱塗料を塗ってあります。

今回は揃えた部品代が大きかったので、ローターやパッドも中古品続投。

なので、サンダーで簡易研磨ののち、耐熱塗料を塗付。
ほぼほぼ新品の雰囲気ｗ

これは新たに準備したMH22SワゴンRのブレーキキャリパー。
これもOHして使います。

旧規格でもNA用のナックルだと新規格キャリパーが付くんだって。
キャリパー取り付けの穴間のピッチが新規格のサイズになってるんだとか。
HA系でも、ワークスは9センチで、NAアルトは12センチくらいと言った具合に何故かNA用の方が穴間ピッチが大きい。

これを熱湯に漬けてごしごし洗って、塗装してきれいにします。