改めて感心する。

我が家にe-powerが来て、そろそろ半年が過ぎようとしているが、相変わらず運転が楽しいし、よくできているなぁ～と感心してしまう。

今までハイブリット・EV等も含め、試乗だけは色々してきた。

でも、どれも然程惹かれる物も無く、なるほどね～って程度にしか感じられなかった。
アイサイトも、運転支援と安全性がいいと思ったが、心を奪われる迄にはいかなかった。

そんな中、昨年末に見た、全く新しい充電のいらない電気自動車って言うCM。
｢これって発明なんじやぁない｣って言葉がちょっと気になり、どんな車かと思い冷やかし半分で試乗に出向いたのだが・・・

目にしたのは、4年前の2012年に発売された、ノートのマイナーチェンジ型。
車両モデルとしては、少々新しさに欠ける気がした。

ステアリングは、Dシェイプとなり感じは良くなっているのだが、基本的内装のデザインは、やはり古さを感じてしまう。

シフトレバー・モーターは、リーフからの流用。
見た感じでの印象では、余り期待していなかった。

ところが、ステアリングを握り、アクセルを踏み込むと、物凄い加速と静粛性。
（NA3ℓV6も乗っていたが、それに匹敵する位の加速感。それでいて静か。）

1.2ℓとは思えない。

走りのコントロールも楽しい。

アップダウンのあるワインディングロードも、ワンペダルで小気味良く走り抜けてゆく。

運転が上手くなった様な気がしてしまう。
ペダルの踏みかえが減るので、運転が楽だ。

よくこの限られたスペースに、モーター・インバータ・エンジンを詰め込んだものだと感心する。

また、然程燃費を気にしなくても、そこそこ、いい燃費を打ち出す。
（プリウスを乗っている人から、話し掛けられ聞いたのだが、かなり燃費を意識して走っても、実燃費は17km/ℓとのことだった。ストレスが溜まる走りとも言っていた。）

バッテリーも、小容量に割り切り座席の下に収容してあるので、車内スペースもとても広い、大柄な自分が運転席を目一杯下げていても、その後部座席に自分が座っても、膝が運転席に当たらない。（まだ拳一つ余裕がある。）

有り合わせの素材を組み合わせ、これだけの車に纏め上げたのは、本当に驚きだ。
そして、今までに無い新しい運転感覚を、比較的手が届き易い価格帯で発売されたのは、非常に嬉しかった。
（有り合わせのの素材を組み合わせたからこそ、価格が抑えられたのだと思う。）

あと感じた事。
・回生ブレーキでの停止が多いので、ブレーキパッドの減りや、ブレーキダストが少なくなるのではないかと思った。（ホイールの汚れが少ない。）
・エアコン使用時、動力におけるパワーロスが、少ないと思う。
・エンジンが一定の回転数で、制御されえいるので、エンジンのストレスも軽減されていると思う。
・回生ブレーキが完全停止迄働くし、停止後はブレーキを踏んだのち解除すると、自然な感じでクリープが発生する。細かな事ではあるが、ストップ＆ゴーが多い市街地や、渋滞の時など大変運転が楽でいい。

内外装の古さはあるが、そんな事は吹き飛ばしてしまう位、走りの面で楽しみがあるので、購入してしまった。