90年代〜00年代前半には需要もあったフォードジャパンですが、車種整理もあって売り上げも落ち、とうとう日本撤退となってしまいました
トーラス
91年
白ベースで紙質もやや柔らかめではありますが、痛みは少ないです
カタログはセダン、ワゴン共通カタログです
初代の最終モデルになります
85〜91年までオートラマ店で販売されました
大柄ではあったけど、リーガルワゴンよりはカジュアルな雰囲気でした
リアのカーゴ部分がかなり広くて荷物はめちゃくちゃ積めたでしょうね
広い理由は7人乗りだから
乗れると言っても逆向きのこのスペースでは、酔いそうだし、本当にエマージェンシーな使い方だったと思われます
珍しいセダンモデル
あまり見た記憶が無いほど
色使いのせいか、ベンツSクラス(W126)のようにみえます
内装
デジタルメーターに、フルオートエアコン
装備は充分
次はトーラスでは一番売れた二代目
…なのですが、二代目カタログは持っておりません…
画像のみ
※画像はwikiから
三代目トーラスワゴン
96.3月
こちらもセダン・ワゴン共通カタログ
どちらかと言えば、直線基調から一転、楕円を多用したデザインに大変更
フォードは「オーバルデザイン」とよんでいました
ボディはかなり大きくなりました
96年頃には日本の各社にも色々なサイズ、性能のステーションワゴンが登場し、全盛期でしたから苦戦したと思います
見事に楕円な室内ですよね
日本ではこの型以降は輸入されず、絶版になって20年以上経ちます
本国では2019年まで販売され、今は中国専用車がトーラス名で売られているとのこと
ギャラクシー
98.5月
表紙は艶消しのようなサラッとした手触りのもので、少しだけ反りがありますが問題無いレベルです
ギャラクシーの前期型になります
フォードギャラクシーとは、元々はV8エンジンもある、フルサイズのハードトップやセダンでした
1959〜74年までの生産だったようですが、生産中止後24年経ってVWとの共同開発という事で、昔とは全然違うミニバンで登場しました
フォルクスワーゲンでいう、「シャラン」です
シャランはモデルチェンジしながら日本で販売されていますが、フォードの方は98年に販売され、99年には販売をやめてしまいました
全体的なフォルムはエスティマを目指したのでしょうか?
回転式のシートと背もたれが水平になるまで倒れる二列目
インパネ
フロアシフトです
フォードが単独で作った車ならコラムシフトにしたかもしれませんが、VWとの共同開発なので、ここは意見が通らなかったのかも
そもそもギャラクシーはアメリカでは販売しなかったのであまり「フォード!」って主張がないように思えます
モンデオ
99.3月
90年代のフォード共通のカタログデザイン
モノクロ画像で、上に青いラインが入ります
60億ドルの費用をかけて開発されたとのこと
セダン、ワゴン、ハッチバックが用意されましたが、日本ではハッチバックは販売されていません
覚えているのは「日本のフォルクスワーゲン・ゴルフはなぜ高いか」というキャッチフレーズ
モンデオの廉価版は200万を切ってました
ステーションワゴン
カタログは後期型になります
エンジンのバリエーションも多くて、正直分かりにくい構成でした
セダン
デビュー当時の94年では、国産車がエアバッグやABSをオプション扱いにしていたのに対し、モンデオには標準装備でした
モンデオGT
98.2月
見開き2ページのGT専用カタログ
表紙のBTCCの出場車両はかっこいいと思います
市販車はこれ
セダンとワゴンでサスペンションの性格を変えています
エンジンは2.5ℓのV6
5MTもありました
しかしながら、納得いかないのは排気量
2.5とあるものの、2543cc
たったの43ccで3ℓ車と同じ税金
完全に日本をリサーチ不足です
いい車だと思うけど、あえてモンデオが欲しいという気にはならなかったです
二代目モンデオ
01.4月
この頃からカタログデザインは車の画像はなくなり、車名のみになります
二代目もセダンとワゴンの構成
初代よりも洗練された感じです
ジャガーXタイプの姉妹車とのこと
画像はRSエアロパッケージ
アウディやパサートのようにも見えます
シフトノブやエアバッグのパッドがデカい!
2.5ℓエンジンはようやく2494ccになり、税負担は多少軽減されたのかも
ただ、日本での販売はこの型で終了
中国、韓国、ヨーロッパでは四代目が現役です
ジャガーxeみたいでかっこいいです
フォードは以上です
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2021/12/09 09:27:10