2021年05月01日
昔のロードレース観戦の思い出です。
加藤大治郎選手は、小さい頃からポケバイやミニバイクレースで活躍し、有名だったようです。自分は大治郎選手がロードレースデビューをした時に、初めて存在を知りました。
大治郎選手は、宇川、柳川の名コンビを輩出した名門、テクニカルスポーツ九州(現在のTeam高武RSC)から、ロードレースにデビューしました。
九州選手権ノービスのGP250とSP250にダブルエントリーし、両方とも予選はPP、決勝は優勝。NBGP250のPPタイムはNAGP250より速いタイムでした。
ノービス時代の加藤大治郎選手のレースを見たのは、93年の鈴鹿サーキット、全日本ロードレースの前座レース、ノービスGP250クラスです。
全日本の前座レースでしたが、最終レースだったように思います。
エントリーは、大治郎選手の他に、テクニカルスポーツ佐々木孝太選手、Jhaの及川玲選手(だったと思います)など、勢いのある強豪ぞろいのメンバーで好レースを期待しました。ストレートエンドの攻防と2輪の醍醐味であるコーナリングが楽しめるS字に陣取りました。
レースは、スタートで飛び出した大治郎選手を先頭に、4台ほどがテールツーノーズのトップ集団になる展開で進みました。
大治郎選手は、バンクしたマシンのセンターにヘルメットが来る綺麗なライディングフォームが印象的。佐々木選手は、バンクした時にヘルメットが傾いたままの特徴的なフォーム。ヘルメットのデザインはお父さんのマムシの秀六と同じ。
レースは、大治郎選手が逃げ切って接戦を制しました。順位の変動は少なかったですが、レベルの高さを感じるレースでした。
余談ですが、佐々木選手のテクニカルスポーツチューン・ホンダRS250は、ノービス最速のマシンと言われていました。それに大治郎選手は勝ったのです。
大治郎選手は凄い、只物ではない、期待できる、と思わせる結果でした。
Posted at 2021/05/01 19:17:01 | |
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